2017/04/02 - 2017/04/02
315位(同エリア1495件中)
風 魔さん
静岡の街は毎年4月初旬に「静岡廿日会祭」(はつかえさい)が開催され、市内の大通りには家康公の大御所に扮した俳優が行列で練り歩き、咲き始めた桜の花とともに春の風物詩が見られました。
本日は、城北公園~静岡浅間神社~浅間通り~駿府城公園と街歩きして途中でランチを楽しみました。
城北公園は、旧制静岡高校(現静岡大学)の広大な敷地跡を利用して造園され、市民憩いの場として多くの人が訪れます。
また駿府城は、家康公が大御所として晩年を居住してこの地で死去されました。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
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駿府城の北西にある「城北公園」を訪ねる。
出入り口が、8カ所もある広大な公園です。 -
城北公園は、旧制静岡高校(現静岡大学)の敷地跡に造園された「市民憩いの場」です。
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城北公園の池の水面に映る枝垂桜の花。
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桜の下では、新郎新婦が記念撮影をしてました。
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以前ここに建っていた「旧制静岡高校の寮」の歌碑。
学校生活は全寮制で、寄宿舎として秀峰富士を仰ぐという意の「仰秀寮」が設置されました。 -
旧制静岡高校の卒業生には、政治家、財界人、作家など多くの著名人を輩出しています。
主な卒業生 =中曽根康弘氏(元首相)・小山五郎氏(元三井銀行会長)・竹内弘氏(エコノミスト)・吉行淳之介氏(作家)など
東京帝国大学への進学率は、一高・浦和高に次いで三番目でした。 -
池の周辺を散策する。
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池の対面から枝垂桜を眺める。
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東屋から。
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今日は曇り空のため、桜花の色合いがいまひとつ鮮やかに写りません!
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池の背景には、高さ20m以上の「メタセコイアの木」が整然と立っていました。
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水面には、カモが遊泳する。
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歌人・俵万智さんの短歌。
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城北公園は広大ですが、面積的には「駿府城公園」のおよそ1/3です。
城北公園は旧制静岡高校(現静岡大学の前身)があった場所で、敷地面積61,317㎡と東京ドームのおよそ1.3倍あります。 -
池の周辺をひたすら歩く。
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お花見の見どころはいっぱいです。
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花時計は、11時15分を指していました。
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先ほどの新郎新婦が、芝生の上で記念撮影。
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二人のお雛様。
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「なんじゃもんじゃの木」(モクセイ科・ヒトツバタゴ)の説明板。
水戸光圀公(黄門様)が、参勤交代の途上に下総之国(今の千葉県)・神崎神社へ参拝した際に「この木はなんじゃ?」と聞いたところ、地元民が聞きとれず「なんじゃもんじゃ」と問い返したことが、この名の由来です。 -
「なんじゃもんじゃの木」には、5月初めに雪のように清楚な白い花が咲き誇ります。
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公園内にある「静岡市立中央図書館」。
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満開の桜の時季がおわると、天井の高い図書館からはガラス窓越しに「なんじゃもんじゃの木」の白い花が眺められます。
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「畄魂記」は、旧制静高の同窓会による城北公園の歴史由来記。
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静岡市立中央図書館の正面入り口。
城北公園のある一帯は、市内で有数の静岡の歴史、文化、文教地区ならびに閑静な住宅地として知られています。 -
この地区は、お寺の多いところです。
ここから右手方面へ5分ほど行くと、家康公が幼少期(幼名:竹千代)に今川家の人質として預けられていた「臨済寺」があります。 -
民家の庭先には、季節の花がいっぱいです。
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道端のアスファルトを突き破る、「ど根性タンポポ」の花。
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店頭に展示された、廿日会祭の開催(4/1 ~ 5)のお知しらせポスター。
「大御所花見行列」は、駿府城で晩年を過ごした家康公が家臣を連れて、花見を楽しんだといわれる故事に由来します。
メインイベントである今年の「大御所花見行列」には、4月1日に俳優の田村亮さん、2日に国広富之さんがそれぞれ大御所役を務めます。 -
賎機山の麓を歩く。
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静岡浅間神社の山門が見えました。
戦国時代には、徳川軍が背後の賎機山に布陣する武田軍と対峙した際に、戦略上の理由から「静岡浅間神社」を焼失させましたが、その後家康公により再建されたものです。 -
歴史ある山門より境内へ入場する。
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徳川家康公ゆかりの静岡浅間神社は、境内の「神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社」からなり、「静岡浅間神社」と総称します。
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楼門上に金文字で描かれた、「當国総社・富士新宮」の表示看板。
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格式ある重厚な本殿に参拝する。
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家康公が祀られている、「日光東照宮」の寺社建築造りと同じ様式で建造されています。
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浅間神社の境内には、重要文化財の社殿が多くあります。
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静岡華道連盟主催の生け花の展示。
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華道各流派の生け花。
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華やかな生け花。
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極彩色の本殿。
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本殿を守護する右近の桜。
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左近の橘。 ⇒ タチバナは、日本に古くから野生していた日本固有のカンキツ類です。
桃の節句の雛壇の左右には、この「橘と桜の花」が飾られています。 -
赤ちゃんを連れたお宮参りの家族。
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この後、家族の記念撮影のためカメラ撮影を頼まれました。
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少女バンドによるロック音楽の演奏。
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八千戈神社(やちほこじんじゃ)。
ご神徳の祈願事は ⇒
☆ 武運長久
☆ 必 勝
☆ 開 運 -
境内には、いくつかの小さな社殿(14所の重文財)があります。
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地元の静岡高校(甲子園へ出場の常連校)の野球部のクラブ活動で、上り下りのトレーニングに利用される「百段の階段」。
熱心なファンは、平日の午後の学校グランドでの練習、試合を観戦するほどアツい気持ちを持っています。 -
築山と池。
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池の中央に噴水。
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駿府(静岡)の歴史に関する「文化財資料館」。
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小さな博物館である「文化財資料館」。
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徳川幕府「第15代将軍・慶喜公」と静岡の関わりについての解説展示。
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池には、大きなコイが遊泳していました。
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大きな楠の木。
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お祭りの定番の射的場には多くの見物人。
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正面入り口の赤い大鳥居。
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浅間通りを直進すると、大鳥居に到ります。
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お祭りの歩行者天国の屋台。
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園芸まつりの花々。
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園芸まつりの花々。
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歴史ある老舗のそば屋・「河内庵」。
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静岡の出身(ここ宮ケ崎町)でタイへ渡り、アユタヤ王朝時代に活躍した「山田長政の像」(生家の跡地)。
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よくわからない、ヘンな大道芸的パフォーマンス。
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安倍街道へ到る。
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街中を回遊して、馬場町にある日本料理の「宇雄兼」にてランチ。
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当店の特別メニュー・「久能山祝膳」。
徳川家康公の遺品が所蔵されている久能山・東照宮博物館には、江戸時代に千葉県沖で座礁遭難したスペインの軍艦乗組み員を救助した謝礼として、1611年にスペイン国王フェリペ3世より贈呈された日本最古の洋時計が所蔵されています。
4月7日には来日中のスペイン国王フェリペ6世が、天皇陛下とともに静岡市を訪問され、「浮月楼」にて久能山東照宮・落合宮司から洋時計の歴史的な経緯の説明を受けました。その後浅間神社を訪問され、戦国時代から数百年つづく稚児舞楽を鑑賞されました。 -
すき焼き風味の「牛めし丼」。
本日はお祭りの来店者が混んでいたので、ランチ・メニューは3品目でした。 -
今が旬の「桜エビのかき揚げ丼」は、サクッとして美味しかった。
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つぎに駿府城を訪ねる。
三重の堀に囲まれています。
⇒ 本丸堀(内堀) 二之丸堀(中堀) 三之丸堀(外堀) -
内堀の風景。
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干支の未申にちなみ、2014年に再建された「未申櫓」 (ひつじさるやぐら)。
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日本の城郭の風景には、桜花が似合います。
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戦国時代も終わり、平和な社会を推し進めた家康公は「平城」を建造して、駿府城から江戸幕府の御意見番である「大御所」として余生を送りました。
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内堀にある二之丸橋を渡り、駿府城の本丸大手門へ入城する。
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迫力ある太鼓の演技。
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静岡県庁舎の高い建物。
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内側から見た「未申櫓」。
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内堀の上の小高い遊歩道を歩く。
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お祭りの人出の賑わい。
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駿府城跡天守台の発掘調査。
駿府城は三重の堀を持つ「輪郭式平城」として築城され、天守台は石垣天端で約55m×48m(五層七階)あり、日本城郭史上では最大の天守閣でした。
しかし、1607年(慶長12年)に完成直後の天守閣や本丸御殿などが、城内からの失火により焼失したまま現在に至ります。 -
かって、内堀の中に建造されていた日本一の五層天守閣。
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「江戸城の天守台」を凌ぐ大きさの跡地の発掘調査現場。
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家康公が駿府城を修復した折の、遺構である天守台西辺の石垣68メートルが姿を現した。(江戸城・天守台=石垣の一辺45メートル)
石垣には、「天下普請」に動員された各藩の大名の家紋が刻印されています。 -
土台部分の発掘調査は、4ヵ年事業計画で市民のボランティア活動により推し進められており、これまでに1万立方メートルの土砂を掘り起こしました。
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かって実在した巨大な天守台の発掘情報館・「きゃっしる」。
☆ 城の英訳 = Castle ⇒ 城を知る =「きゃっしる」(造語)。 -
発掘された城郭の一部資料の展示。
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城内から発掘された出土品。
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天守閣に取り付けられた鯱の一部。
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平瓦と丸瓦。
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公園内を周遊して、中堀にある「北御門橋」を渡り外堀へ歩いて行く。
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外堀を抜けると、「葵生涯学習センター・アイセル21」の建物が見える。
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帰り道に訪ねた、「静岡縣護国神社」。
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広い境内。
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狛犬像と桜の花。
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境内にある「陽光桜」の花は、七分咲きでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- あーななちゃんさん 2017/05/13 21:52:59
- 静岡大学
- 風魔さん こんばんは♪
静岡大学は大学験の年、センター試験開場でした。なんだか懐かしくなりました(*^^*)
駿府城のひつじさる櫓は再建されてから見たことがないので、行ってみたいです。
桜もキレイで、やっぱり静岡はいいところですね。帰りたくなってしまいます(*´∀`)♪
故郷があるって幸せなことですね。
今回も素敵な旅行記を、ありがとうございます!
あーなな。
- 風 魔さん からの返信 2017/05/14 11:08:00
- RE: 静岡大学
- > 風魔さん こんばんは♪
> 静岡大学は大学験の年、センター試験開場でした。なんだか懐かしくなりました(*^^*)
> 駿府城のひつじさる櫓は再建されてから見たことがないので、行ってみたいです。
> 桜もキレイで、やっぱり静岡はいいところですね。帰りたくなってしまいます(*´∀`)♪
> 故郷があるって幸せなことですね。
> 今回も素敵な旅行記を、ありがとうございます!
あーななさん
おはよう〜
連休中は帰省されたと、旅行記でわかりました。
帰る故郷があるとは、都会の喧騒を離れ気分転換できる幸せなことです。
ちょうど旅行記写真の田子の浦港北側の国道一号バイパスを通り、沼津御用邸へ
行きましたが、田子の浦に素晴らしい富士山の景観がある公園があるとは、知り
ませんでした。( 不覚!)
青い海上越しの富士山の姿と道端の花々が印象に残りました。
自宅から40分ほどのドライブで行けるので、今度一度訪ねてみます!
風 魔
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