2016/10/30 - 2016/11/08
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Timho36さん
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久しぶりの投稿です。
滞ってしまい申し訳ありません。
中国、タイ鉄道旅パート2です。
今回は広州駅~昆明駅までの寝台列車の旅です。
途中客扱い無しの直逹特快(Z列車)を利用しました。しかし、一番等級の低い硬臥車(客車3段式寝台)での旅でした。
それではどうぞ。
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高速鉄道の発着する広州南駅からメチャクチャ混んでいた地下鉄で広州火車駅まで移動。(約45分)
着いた先の広州駅も駅舎の中に入るのにものすごい行列に並ばなければならないので、少なくとも出発時刻の2時間前には着いていた方が良いでしょう。 -
駅舎入口に入るための切符チェックの表示。外国人旅行者は切符とパスポートが必要です。
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行列に並び中です。
とにかく人が多い、多すぎます。 -
何とか駅舎内へ入れました。
駅に着いてから約30分かかりました。
中国随一の大ターミナル駅だけあり各地への列車が沢山出ています。 -
発車案内版を拡大してみました。
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硬臥車以下のクラスを利用する場合は、改札前にあるカオスな待合室で列車を待たなければ行けません。
しかし、今回は出発時刻までかなり余裕がありました。そして、その待合室は人民だらけで立粋の余地もありませんでしたので、駅の職員が売り付けてくる軟臥利用者が無料で利用できる候車待合室の利用券を購入しました。(確か20元でした。) -
その軟臥車利用者ようの候車待合室の入口です。
一応、入口で1本ミネラルウォーターの無料サービスがあります。 -
待合室の中です。
ここでも大量の人民が。
簡単な店があり、車内で食べれるカップラーメンも買えます。 -
いよいよ改札がはじまり、地下道を通って該当のホームへ移動します。
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編成数が長ーいです。
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ホームに上がりました。
中国の客車を象徴する新型緑皮車がお出迎え。
各車両の乗降口には、その車両を担当する服務員が立ち、切符のチェックをします。女性服務員が多いですね。 -
客車に乗り込む人民旅行者。
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客車を拡大して撮ってみました。
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今回の表紙にも使わせて頂きました。
Z211列車(直逹特快)、広州➡昆明、通称王漠号。途中客扱いなし。所要時間16時間22分。途中の南寧までは高速鉄道の線路を走行するため、所要時間を短縮することができます。(通常便は24時間以上かかります。)
軟臥車1両、食堂車1両、残りは硬臥車16両の全18両プラス荷物車、電源車で運行。硬座車はありません。 -
それでは、今回乗車した硬臥車の車内を見てみましょう。
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硬臥車は3段式寝台です。
レイアウトは日本の初期のブルートレインと同じで、列車の進行方向に対して横向きにベッドが設置され、通路には折り畳み式の簡易椅子が設置されています。 -
折り畳み椅子。
寝台1ブロック(定員6名)に対して、椅子1つとなっています。 -
自分の寝台から見た画です。
今回は運良く下段寝台を確保できました。 -
寝台側の各ブロックの窓に面して、写真のようなお湯を入れてお茶を作れるポットが置いてあります。
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各車両のデッキ付近には写真の通りの給湯器があり、お茶を作ったり、カップラーメンを作ったりできます。
食堂車や車内販売を使わず節約したい方には非常に嬉しい設備かと思います。 -
いよいよ出発しました。(ほぼ定刻でした。)
出発時刻が夕方時間帯にかかっていたので、早速すぐに食堂車へ。(日本では既に絶滅) -
食堂車の各テーブルにあるメニューです。種類は少ないですが、品目を絞る事で品切れというリスクを少しでもなくそうという努力が見て取れます。
各担当の客段(日本でいう車掌区)によって食堂車のメニューや力の入れ具合いが全然違います。
今回の列車の担当は終着駅昆明に所属する昆明客運段でした。 -
食堂車で頼んだ夕食です。
牛肉の煮込んだもので、結構美味しかったです。量も手頃でした。値段はやっぱり、食堂車という事で少し高かったです。 -
食事も済み、もうお休みモードに突入ですが、その前にトイレと洗面所の写真を。
そんなもん、要らんわ。
という方。ご勘弁下さい。
あまりにしっかりとマメに掃除されていて綺麗だったので。 -
トイレ内部の周りです。
新型客車で運行している為、沿線への垂れ流し式ではなく、タンク式でした。その為、途中で施錠はありませんでした。(途中客扱い無しというのもあるんでしょうね。) -
洗面所です。
夜は利用者が少ないですが、朝はトイレ同様に行列ができますので、ご利用はお早めに。
しっかりとした量の水が出ましたよ。 -
硬臥車は夜10時を過ぎると強制的に消灯されてしまいます。
翌朝は6:30~7時の間にどでかい中国音楽が流れ、嫌でもメガ覚めてしまいます。 -
この列車は終点昆明まで一切客扱いはありませんが、機関車交換とそれに伴う乗務員交代はありますので、ところどころで運転停車がありました。
夜間の人気のないどっかの駅に運転停車中です。 -
ベッドメーキングは自分自身でします。お休みなさい。ZOOZOOZOO!!
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タイの寝台車のように各ベッドを仕切るカーテンはありません。
しかし、消灯後でも本を読んだりするために必要な小さな読書灯みたいなものがあります。 -
翌朝をむかえました。
いきなり結構な景色に出会いました。
しかし、残念ながら外は雨模様。しかも寒そうです。 -
朝食も食堂車にて。
中国式朝食らしく、お粥と饅頭で決めました。
車内販売ではお粥ではなく、雲南麺と饅頭のセットで売られていました。 -
再び途中駅での運転停車の画です。
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大きなマンション群が見えてきました。終着昆明に近づいています。
でも、外はやっぱり雨。 -
留置されている客車を数多く確認出来るようになってきました。
間もなく昆明に到着です。 -
先程と同じく、客車区の画です。
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昆明駅のホームに滑り込み中です。
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昆明駅の駅名表示が車内のから確認できました。
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列車は無事に昆明駅に到着しました。
しかし、今回は約30分遅れでした。
途中での大雨の影響も少しありました。 -
列車から降りるお客さん達。
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"王漠号"と書いてある表示を明るい場所で、パチリ!
広州出発時は暗かったのでイマイチでしたが、今回はバッチリでした。 -
食堂車を狙って撮ってみましたが、あんまりうまく写っていませんね。(暗い!)
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写真を撮っているうちに人がまばらになってしまいました。
さあ、出口に向かいます。 -
出口改札です。
ここ昆明駅では切符の回収はされません。
前回の記事でも書いたように、中国の鉄道駅は入口と出口は保安上の理由から全くの別ルートになっています。
そこが、日本の駅とは大きな違いとなっております。 -
出口改札を出ると、まずはラオス行き国際バスの客引きの攻撃、それを振り切るも、今度は白タクの客引き。と2段構えでしたが、"不要"と一言言えば簡単に引き下がります。
ようやくと駅の正面に出れました。
約3年前に駅敷地内でテロみたいな事件があったため、警備がとても厳重になっていました。
これで、今回の旅の中国鉄道編は終了です。
中国でも、高速鉄道が幅をきかせつつありますが、寝ているうちに移動できる夜行列車はまだまだ手頃な運賃ということもあって人民に限らず外国人旅行者にも人気がありますので、日程が決まったらオンラインで予約をしてしまった方が良いかと思います。
特に硬臥車で移動したい場合は尚更です。
今回はCTripの中国切符手配サービス(オンライン)を利用して、珠海駅でこの区間の切符を発券しました。(広州駅で発券した訳ではないので、5元の手数料がかかりました。)
中国鉄道旅においては是非、硬臥車か硬座車で長距離を移動してみて下さい。人民との熱のこもった交流ができるかもしれません。
乗車データ
2016年11月1日 広州➡昆明
19:42発➡翌12:04着(実際は30分遅延) Z211次列車 硬臥車下段 298元プラス発券手数料。
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