2015/02/11 - 2015/02/11
153位(同エリア518件中)
あおしさん
引き続きエジプト日記です。
昨日は体調を崩してさんざんでしたが、夜8時から朝6時まで10時間寝て、完全ではないが、かなり体力は回復。
今日はピラミッドを見る日。
結構歩くので体力が回復して一安心。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
カイロ・ギザのホテルはおんぼろのホテルだったが(それでも★★★★、1泊1万円!)、ただ窓からギザのピラミッドが見えるのが売り。
天気は晴れみたいだけど、風が強く、砂塵が舞ってるようだ。
あと窓ガラスが汚い! -
8時半にホテルからピラミッドへガイドさんと一緒ミニバスに乗って出発。
ホテルから約3キロでピラミッドの入り口へ。
入場料は80ポンド(日本円で1200円)。
車でそのまま入れます。
まずは一番大きいクフ王のピラミッドへ。
クフ王は第3王朝の王(在位紀元前2600年ごろ、つまり今から4600年前ごろ)。
クフ王のピラミッドは一番大きいピラミッド。 -
ピラミッドの積み上げられた1つ1つの石は1mから2mの大きさがあります。
-
クフ王のピラミッドの中に入るために並んでる人たち。
本来の入り口は左上で、今の入場口は盗賊が作った入口だそうです。
クフ王のピラミッドの入場料は200ポンド(3000円)もします。
ちなみにあと2つのピラミッドは40ポンドなので5倍!
どうせ入るなら一番大きいとされるクフ王のピラミッドに入りたい人が多いからででしょうが(まあ、私もですが)、まったくエジプトは官民一体で観光客にぼったくりしていますね。
クフ王のピラミッドの中は撮影禁止。
長い階段を上り下りして、中の部屋は何もありません。
それでもピラミッドパワーに憧れる人たちなのか、中で座って呪文を唱えている人がたくさんいました。
幸い体力が回復して、長い階段を昇ったけど、昨日みたいに気分は悪くはなりませんでした。
一安心。 -
クフ王のピラミッドを見た後は、車に乗ってピラミッド・パノラマ・ポイントへ。
3つのピラミッドが一緒に見れる場所とのことでしたが、砂塵のおかげであまりきれいではありませんでした。
残念! -
再度ピラミッドのある場所に戻ります。
クフ王と並ぶもう1つ大きなピラミッドがカフラー王のピラミッド。 -
カフラー王はクフ王の息子で、このピラミッドはクフ王に比べ3mだけ低い。
父クフに敬意を表して少しだけ低くしたそうです。 -
カフラー王のピラミッドを近くから見たところ。
-
そしてもう1つのピラミッドがメンカウラー王のピラミッド。
メンカウラーはカフラー王の息子、つまりクフ王の孫になります。
このピラミッドは2つのピラミッドの半分くらいの大きさしかありません。
なぜ小さくなった理由は不明ですが、国力が低下して、大きなピラミッドを作る余裕がなくなったのだろうと言われているそうです。 -
メンカウラー王のピラミッドを近く見たところ。
他の2つのピラミッドに比べて小さいですが、きれいに形ができているように思えました。 -
その後車に乗ってスフィンクスの近くへ。
ピラミッドと並ぶエジプトのシンボル。
-
ピラミッドと並ぶと小さく見えるスフィンクスですが、近くから見るとやっぱり大きいです。
奈良の大仏よりもはるかに大きいかな。 -
一通り回って、郊外のピラミッドを見に向かいます。
ギザから南に20キロほど離れた一帯にも多くのピラミッドがあります。
このあたりはメンフィスと呼ばれた古代エジプトの前期の首都の周辺で、ピラミッドが作られたのでしょう。
ちょうど日本でも最初の都の奈良周辺に古墳がたくさんあるようなものです。
まずはジュセル王のピラミッド。
ジュセル王は第3王朝の王(在位紀元前2700年ごろ~)で、クフ王より100年近く前の王になります。
この王が初めてピラミッドを作った王とされていて、その形から「階段ピラミッド」と言われます。 -
初めて作られたピラミッドなので、大きさはさほどでもなく、どことなくちゃちな感じなのは仕方がないところ。
そしてこのピラミッド建設の指揮を執ったのがイムヘテプという重臣。
イムヘテプと言えば、「ハムナプトラ」で悪役の名前になってしまいましたが、もともとは王ではないにも関わらず後世王並みに神格化され尊敬された人です。
日本でいえば天皇にはなれませんでしたが、天皇並みに神格化され尊敬された聖徳太子のような人です。 -
近くには崩れてしまったピラミッドもありました。
このあたりのピラミッドはまだ試行錯誤の時代のようで、使った石が悪かったり、技術もまだまだ稚拙だったのでしょう。
ここで1人の日本人に会いました(彼もガイド付きでしたが)。
なんでも旅行会社の人で、この付近のピラミッドめぐりのオプショナル・ツアーを検討するために視察に来ているとのことでした。 -
さらに車で10キロほど移動して、やってきたのがクフ王の父親であるジュセル王のピラミッド。
彼はさらに巨大かつ完全なピラミッドを作るために試行錯誤した王です。
まずは「屈折ピラミッド」
途中まで60℃の角度で作られましたが、そのままだと崩れてしまうということだったのか、途中で角度が変わっているのでこう呼ばれています。 -
風がすごく強くなり、まともに歩けなくなってきました。
風速10m以上、15m近くありそう。
砂石も顔にあたり痛いし。砂塵で遠くは見えなくなります。
砂嵐というのはこういうのを言うのか、と実感しました。
強風の中をなんとか屈折ピラミッドの近くまでたどり着いたところです。 -
「屈折ピラミッド」の次に作られたのが通称「赤ピラミッド」です。
赤い石で作られているので、赤く見えるそうですが、この砂塵ではとてもとても。
この「赤ピラミッド」に至って角度はやや緩やかながらようやく形が整いました。
ジュセル王の試行錯誤が、息子のクフ王の巨大ピラミッドにつながったわけです。 -
赤ピラミッドの中。
ものすごい急な階段、狭い通路を下って行きます。
ちょうど一番下の場所から出口を見たところです。
下りも上りも一苦労。 -
赤ピラミッドの怪談を下ってきた部屋。
何もありませんでした。 -
ピラミッドめぐりを終わらせて、近くのレストランへ。
田舎のレストランで最初は廃屋と思えるようなぼろいところです。
さっき会った日本人の人とガイドさんもいました。
ギザの3大ピラミッドと違って、観光客もまばらなこの一帯では、観光客が来れるようなレストランはこの廃屋のようなレストランしか無いようです。 -
建物は廃屋のようなおんぼろレストランでしたが、出てきたエジプト料理はなかなか豪勢で、食べごたえがありました。
ピラミッドの中で階段を上り下りしたり、ピラミッドの間を歩いたりしましたが、幸い体力が回復し支障は無かったのは良かった。
とはいうものの、あまり無理せず、今日の予定はこれで終わりにして、4時過ぎにホテルに戻り、あとはホテルで休養に。
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