2015あこがれのオーストリア・ドイツ一人旅ーその8 ハルシュタットとザルツカンマーグート

2015/04/23 - 2015/05/02

本日は午前中ハルシュタットを観光、お天気が少し回復してきたので、朝早くから展望台へハイキング（ロープ―ウェーはまだ動いていない…）。もう少し、もう少し…と登っていたら上まで着いちゃった。
せかくだからと雲の隙間から太陽が差し込むのをを30分待って、やっと光る湖を見ることができました。

朝食後は昨日雨で断念したザンクト・ヴォルフガングに移動して、サウンドオブミュージックに登場する登山鉄道に乗り山頂まで。
山頂は昨夜雪が降ったそうですっかり雪景色。
バスの後ろに座っていたらしい日本人のご夫婦と写真を撮りあいっこ。後日ザルツブルグの街でばったり出会うというおまけつき。
そこからバスとフェリーを使ってザルツブルグへ戻ります。

ザンクト・ヴォルフガングからどうやって帰るかをあまりじっくり考えていなくて、微妙な待ち時間が出来てしまいましたが、わりと順調に予定をこなすことができました！

エリア ハルシュタット(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルはアジアンなお客様が多く、傾向として朝食会場は早い時間に混雑するという情報があり、朝食を後回しでまずは散歩に出かけることに。

雲は多くてまだどんよりしているけど雨は上がり、午前中の方が街に日が差すという情報もあるので昨日よりは良い景色が見られるといいのですが、今のところいまいち…。

ふわふわのにゃんこ。

この猫のいたお家は各窓への猫用通路が設置されています。すごーい、便利。

まずは定番の絶景ポイントへ。朝早いのにすでに数人の観光客が写真を撮りに来ています。1人旅らしき韓国から来た女の子と写真を撮りっこしました。

少し高台にある教会へ。

お花が沢山、きれいな墓地です。

もう一つの教会ものぞいてみると、

こちらは扉が開いていました。
シンプルで清楚な内装。

どの家もかわいい。本物の木が張り付いています。

おもしろい壁画が描かれた家。

階段があったので、せっかくだから少し高台に行ってみようと思い立ち…

ずんずん登ってみます。

誰もいない早朝の山道。ちょっと危険か？

実際にいまも使っているのかしら、塩坑の入り口がありました。

途中山から下りてくる観光客らしい男性1名とリス1匹に遭遇。

その他は人の気配はなく、朝のハルシュタットを独り占め。
下をのぞくと登ってきた道が見えます。だいぶ上まで来たぞ。フリースにダウンまでがっちり着込んでいたけれど、次々脱いですでにシャツ一枚。
汗だくです。ぜーぜー。

雲が少し切れてきたような気がするので、眺望を期待して頑張りました。

やったー！自力で展望台までたどり着きました。

で、一瞬湖の景色が見えたと思ったら…

少し気温が上がったからか、ふもとからにわかにモクモク霧が発生。

あっという間に真っ白け…なんもみえ～ん。

山のほうは青空が見えてきたのに。

それでも雲は切れそうな気配なので、せっかくここまで登ったんだし、もう少し待ってみます。

30分ほど待ってみたらだんだん霧が消えてきました。

晴れはしないものの上空には少し青空が見え始め、雲の切れ間から太陽の光線が…
鳥の声しか聞こえない…

いつまでも見ていたい景色ですが、そろそろ戻らなければ。
再び徒歩で誰もいない山道をジグザグ降りて行きます。
帰りはばっちりウォーキングスタイルの女性１名とすれ違いました。

家のあるあたりまで降りてきたら、朝の支度が始まる気配。煙突からは煙がゆらゆら、コーヒーのいい匂いも漂ってきた。

街にも少し日が差してきたかな。

風がなくなり湖が鏡のよう。

山と空がきれいにうつっていました。

明るくなってきたのでもう一度あの場所へ。

やっと青空。

ホテルに戻ると朝食会場はクチコミの通りアジアな人々で満員状態。
さっきまでの静けさとは裏腹に大騒ぎ。うーん、この中には入りたくないな…。

先に荷物をまとめて少し様子を見てから降りて行ったら、ガラガラになっていました。

ちょうどお姉さんが荒れた会場を片付けて、次々と新しいハムやチーズのお皿を並べているところで。作戦成功。
おかげで窓際の席を独占してゆっくり朝食。

出発は10時台のフェリー。
早起きしたこともあり朝食含めだいぶゆっくりハルシュタットの朝を楽しみました。

ホテルからフェリー乗り場までは1.2分。
余裕だったのに乗る寸前になって昨日購入した往復チケットをどこにしまったか忘れてちょっとあわあわ。
そしてあっという間に船の上。

すてきな散歩だったけど、ああ、今頃晴れてきたなぁ。

お客さんは10人ほど。
小さな駅舎の中に1台だけ券売機があるので、電車を待つ間にそこで
バードイシュルまでのチケットを購入しました。

10分ほど待って電車も時間通りに到着。

さて、お天気が回復してきたのでバードイシュルからバスでザンクトヴォルフガングに向かい、シャーフベルク山の登山列車に乗ることにします！

バードイシュルで乗換。この町も見たかったけど今回は断念。

バスの切符は運転手さんから購入できますが、おつりがない場合があるのでお金は崩しておくこと！
QBBの検索では乗り場も出てくるので便利。今日のバスはD乗り場から出発。

席はゆったりしていて快適です。

ずっとこんな感じののどかな景色。

ザンクトヴォルフガングSt.Wolfgangに到着！

シャーフベルクバーン駅前船着場 Schafbergbahnのバス停を降りたらすぐ斜め右が登山鉄道の駅。標高1783メートルの山頂まで40分かけて登ります。
窓口で往復チケットを買いゲート前で電車を待ちます。
日本だったらきっと早く来た人から2列ぐらいにラインを作ってきっちり並ぶところだけど、誰もそんな考えはないらしく、
わらわらとなんとなくゲートに集い、ゲートが開いたら一斉に突入スタイルなので、負けずに突入して下さい。ぼーっとしてたら最後になっちゃいます。

まだシーズン初めで電車もそれほど混んでおらず。
でも夏のピーク時は乗れないこともあるくらい人気らしい。

車窓からの眺めも素晴らしい。

みんな写真撮影に夢中。空いているから移動できるので、右に左に一斉に移動してシャッターを切ってます。

山頂に到着！

さてこの登山鉄道のことを調べると必ず書いてあるのが、頂上駅で下車した時
駅舎二階の窓口で必ず帰りの電車の整理券をもらえ！というもの。
そこで数人のお客さんと共にわらわらと窓口に上がって行ったけど、誰もいない。
皆でもめていると係員のおじさんがやってきて「客が少ないから整理券はいらん」
と。まあ、そうだよね。どう見ても。

この山頂ホテルにも泊まってみたかったけど、営業開始時期はもう少し暖かくなってから。

頂上は雪が積もっています。寒いはずだね。
幸い晴れ間が出てきて眺めは良好。

多分バスの中から一緒だった日本人のご夫婦と写真を撮りあいっこ。

久しぶりの日本語となかなか写真を撮ってもらうチャンスがないのでうれしい限り。
このご夫婦とはここでお別れしたのですが、後日ザルツブルグの町中でもう一度ばったり。
おんなじルートで行動していたんですね～。

崖の端っこに木の十字架が。

ちいさいおばけみたいな樹氷ができていました。

赤い車体がかわいい。

途中駅でおりてハイキングをする人たちも。

目標だった登山鉄道にいいタイミングで乗ることができて一安心。

次はここからザルツブルグまでどうやって帰るか…。

バスとフェリーの時間を調査した結果、あと10分ほどでザンクトギルゲン行の
フェリーが来るので、せっかくだからフェリーに乗ることにしました。
そしてザンクトギルゲンからはバスで。

登山鉄道乗り場の前がフェリー乗り場です。

船がいくつかやってきます。行き先を間違えないように。

切符は船内で購入。船員さんに行きたい場所を告げます。

広い後部デッキはすでに人でいっぱいだったので、先端のテーブル席を陣取り、
ついでに持っていたパンでお昼ご飯。

みんなビールを飲みながらくつろいでいます。
飲みたいところだけど、飲んだら寝ちゃいそうだから、水で我慢。

太陽が出て気温もだいぶ上がってきました。

船の中。

ザンクト・ギルゲンに到着です。

この街もかわいらしくて少し見たかったのですが、バス停の場所がわからないのでとりあえずバス停さがし。

さっき登ってきたシャーフベルク山かな。

地図でおおよその方向は把握していたので、記憶を頼りに大通りに出て無事発見。
ちょっとしたロータリーになっていて、待合室もあります。

日本人の男性が二人、同じくバスを待っていました。旅慣れたご様子。
幸いあと20分くらいでザルツブルグ行のバスが来ます。
しかしうろうろするにはちょっと微妙…

ふと気づくとハルシュタットからずっと一緒のアジア系の男の子。
日本人ではなさそう。思い返すとバスにも登山鉄道にもフェリーにもこのバス停にもいて、今日一日同じルートを歩いています。
ザルツブルグでバスを降りるまで一緒でした。一人で観光？かなり身軽な感じだったので、ザルツブルグの学生さん？音楽の勉強をしてるのかな～？なんて勝手に色々想像。

バス停の裏にはきれいなお庭が。

少し遅れてバスが到着。ここも運転手さんから直接チケットを購入。
おつりがない場合もあるようだから小銭を準備。
バスに乗ったら一路ザルツブルグへ、うっかり途中寝てしまいましたが1時間ほどで見覚えのあるミラベル広場前に到着。

うろうろしたいところだけど、荷物もあるので一旦宿にチェックイン。
Hotel Rosenvilla, Salzburg
http://www.rosenvilla.com/en/
今日も先日荷物を預かってくれた美人のステファニーさんがお出迎え。
お部屋は3階のツインルームで、すでにスーツケースを運んでおいてくれました、が、この宿エレベーターはないので、最後はこれを自力で下すんだね…。

ホテル ローゼンヴィラ ホテル

うわーーーホームページの写真と一緒だ。かわいいセッティング。

お部屋は清潔でおしゃれだけど、洗面・お風呂スペースにはドア・カーテン無し。
トイレのドアもふんわりしか閉まらないで、下に少し隙間がある感じ。
私はシングルユースなので関係ないけど、日本人にはちと厳しい内装かなぁ。

たとえ夫婦でも、ワンフロアで風呂にドアがない、トイレのドアがぴっちりしまらない…は抵抗ある～。

クローゼットはしっかりあるけど、テーブルはちょっと狭め。
あとセキュリティーボックスが、仕組みが良くわからないけど閉めたはずなのに閉まって無い時があって要確認です。

バスタブにあひるが一匹。

飲み物などは1Fに自己申告制有料のホット＆コールドドリンク、スナックコーナーあり。

ホテルの資料を見たところ、お部屋によって内装が違うので希望を伝えればいいのかも。
ちなみにこのホテルはスタッフの評価と朝食の評価がすごく良かったので選びました。
が、立地はイマイチ。駅からだとバスを乗り継いで行くことになります。
その分お値段は控えめ。住宅街なのでちょっと住人気分？が味わえるかな。

さて、荷物を置いて一息ついたら観光へ。ぶらぶら歩いて町まで20分くらい。

さて、どこに行こう？
メンヒスベルク山の現代美術館は行ってみなくちゃ。

その前に、アイス休憩。

ぶらぶらと美術館へ向かいます。

うーん、いつ着るんだろう？お祭りとか？

ゲイトライデガッセのかわいい看板を眺めながら。

お、馬洗い池Pferdeschwemme (Horse Well)発見。
ここも映画に出てくるスポット。

pferdesschwemme ( horse well ) 史跡・遺跡

現代美術館のエレベーターは入口からして現代的にシンプル。
水曜日は夜まで営業しているので、ちょうどよかった。
しかし現代美術ってシュールで良くわからん…

表に出てしばらく遊歩道をぶらぶら。

2日前に登ったヘッドウエアバスタイ展望台は正面の小山のあたり。

こちらからの景色もなかなか。

中心部は塔がいっぱい。

もう少し日が暮れて街の明かりが灯る頃まで粘りたかったんだけど、人もいないし、さびしい感じになってきたのでこのくらいにして引き揚げます。
ゆっくり来られることがあったら、丘をめぐる遊歩道をぐるっと散歩してみたい。

帰りもゲイトライデガッセを通って。

何度もお世話になったシーフードサンドのレストラン、ノルトゼーで夕食を買込み。

こんな路地を進むとかわいいお店があったりして楽しい。

モーツァルトの家。こちらはまた改めて。

モーツァルトズラのアヒルが大量に！

すっかりおなじみのバス亭モーツアルトからバスに乗って、ホテルに帰ります。

買込んだ食料とビールで夕食。サーモンサンド激ウマ。

明日は残念ながら雨の予報。どんなスケジュールにしようか悩みながら、部屋中眺められる開放的なバスに入って、寝ましょ～。
今日も充実の一日でした。