2016/12/26 - 2017/01/04
232位(同エリア460件中)
くろへいさん
以前から行きたかったグジャラート州
この州を訪れる外国人旅行者は、インドで一番少ないそうだ。
州都のアーメダバードへの国際線は無く、ムンバイからも列車で一晩かかる。
イスラム教徒と菜食主義者多く住み、飲酒は州法で禁止されている。
パキスタンまで続く広大な砂漠に暮らす少数民族の村々。
乾季になると突如姿を現す、塩で覆われた広大な塩砂漠。
精密な彫刻で彩られた井戸…と見どころも多い。
特に、グジャラートからラジャスタンに至るインド西部一帯は、古くから欧州やペルシアまで交易が盛んであり、多種多様な人やモノが交差しながら独自の文化が形成されてきた。
思えば自らの初海外旅行が数か月に及ぶインド放浪だっただけに、インドへの旅は自分の旅の原点なのかもしれない。
そして、はじめてのインドから20年以上、7回目のインドへの旅はグジャラート周遊。
今回は母と妻の3人旅行という事で、陸路での移動はツーリストカーを現地で手配。
地獄の3等列車で移動をしていたパッカー時代と比べると随分出世したもんだが、短期間で効率よく旅をするには仕方が無い選択と自分を納得させて大枚ルピーをはたいてしまった(泣)
Day1◇バンコク→ムンバイ→アーメダバード アーメダバード泊
Day2◇アーメダバード→モデラ村の太陽神殿→バタンの女王の階段井戸→ブージ ブージ泊
Day3◇ブージ近郊少数民族の村々を周遊→白砂漠 ブージ泊
Day4◆ブージ→マンドラ市付近観光ブージ市内観光 ブージ泊
Day5◆ブージ→アーメダバード アーメダバード泊
Day6◇アーメダバード→デリー→アグラ アグラ泊
Day7◇アグラー→デリー→ デリー泊
Day8◇デリー→バンコク
前の旅行記
グジャラート州カッチ地方&デリー、アグラ 家族旅行2017 2/4
http://4travel.jp/travelogue/11212068
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
この日は、ブジの旅行案内所のおねえさんお勧めの観光地(ブジから南下したカッチ湾沿岸)をルイ君の車で廻りました。
最初は、Daksheswara Mahadevというヒンズー寺院。
この光景は何かというと、遠足で来ていた小学生の集団。
カメラを向けた瞬間、揉みくちゃにされてしまいました。 -
寺院は新しく、かなりの御利益があるそうですが、観光価値は殆どなし。
安っぽいヒンズーテーマパークというのか、気持ち悪く不格好な人形がジオラマ風に並べてあり、脱力感満載のお寺です。
まあ、くろへいの住んでいるタイでも同じですが、タイ人によるタイ人の為の旅行先というのは、我々ガイジンにとってみると???の場所が多く、タイ文化の宗主国みたいなインドでも同じようです。
寺院を訪れる価値はハナクソほどもありませんが、可愛らしい女の子達の写真が撮れて個人的には満足! -
みんなはしゃぎ過ぎて引率の先生からカミナリが落ちました。
「日本人の方にきちんと挨拶しなさい!」
と言われた瞬間、生徒皆さんが手を合わせて
「ナマシカール アパカ サワガットヘ(ようこそ ご機嫌いかがですか ?)」
おおっいきなりワイ(合掌)までされて… -
メチャ可愛い!
-
一瞬お行儀良くなりましたが、カシャッとシャッターを切ると瞬時にこの調子です。
このまま4-5年すれば、GJR48(グジャラート48)でそのままデビューできそう。 -
一眼レフカメラを持ったガイジンのオヤジが女の子達の写真を撮っていたら、日本じゃ完全に″ロリコン変態野郎”ですが、どうやらプロカメラマンと誤解されてしまったようです。
ひそかにカメラ目線でポーズをとっています。 -
こちらも、プロらしくわざとポートレート用のレンズに交換したりして…
-
これ以上長くいると、ロリコンだとバレそうなのでバイバイします。
結局、下品な寺院では1枚も撮らず、上品な美少女の写真ばかり撮ってしまいました。
バイバイ! -
その後、カッチ地方で一番人気のマンドビビーチへ来ました。
やはりビーチといえば焼きモロコシでしょうか… -
ビーチ入口の駐車場で客待ちしているオートリキシャのおっさん
-
カッチ地方では有名なビーチらしく、ビーチにはココナッツ売りや駱駝やホースライディングが楽しめます。
それにしても、タイ在住で、自宅近くのサンゴ礁で通年シュノーケルができる環境に住んでいるくろへいとすれば、このビーチはあまりにも汚い。
水も砂も汚いが、そこらじゅう足の踏み場も無いくらいウンコだらけ。
ウンコだらけのビーチでハイテンションの地元の若者たち…
何かの罰ゲームか? -
想像したくは無いが、トイレの少ないインドでは、朝になると線路やビーチで現地の人達が並んで野グソをしている光景をよく見ます。
ビーチ一面に散乱している藁は、馬や駱駝の糞で消化されなかったモノでしょう。ご本体は、波に溶けてしまい、おそらくは人糞も波に流された筈。
それでも、ホヤホヤの糞がいたる所で散乱しています。
恐怖のウンコ海岸ですが、やる事が無いので妻と姑は1時間50ルピーで駱駝に乗ります。 -
駱駝に乗ってダニに咬まれたく無いので、仕方ないのでウンコだらけのビーチを散歩します。
それにしても、なんて汚いビーチなんだ。
乾燥した糞はそのまま風にのり空中分解
波の近くの糞はそのまま海に溶けて浮いたり沈んだり
そもそも車から降りた瞬間、アスファルトの固い感触を靴底が捉えるものと思っていたのに、何か不確定で軟体的な異物を踏んだ感触に不吉な予感を覚えて恐る恐る瞼を開けると…
嗚呼、やっぱり!
買ったばかりのグロクスの靴が、これまた草履大ほどの黒褐色の軟体の中心を踏んでいました(泣) -
妻と母が駱駝に乗っている間、ビールでも飲んで待っていようと思いましたが…そうグジャラート県は法で禁酒となっており、ビールもカクテルもありません。
仕方なく、その辺を歩いて写真を撮らせてもらいます。
もう、糞だらけの靴の事は忘れて、少しでもポジティブ思考に切り替えます。 -
駱駝使いのオッサン。
それにしても、グジャラートでは殆どぼったくる事は無く1h50ルピーというのも安過ぎる。
ガイジンがひとりもいないので、ぼったくりという概念が無いのでしょうか?
インドとは思えません。 -
ナマステ!
-
シークのトウモロコシ売り
素敵な顔をしている -
モテない5人組
…と写真を撮っている内に、周囲には大勢の観客が…
(一眼レフカメラ=プロカメラマン)という公式になるのか、写真を撮っているくろへいを何十人もの現地人がセルフィーするという図。
その内
「私を撮ってくれ」と言い出して大騒ぎになってくると、運転手のルイ君が交通整理に来てくれました。
そして、野次馬連中はルイ君に対しオイラの事を諸々質問。
まるで気分は芸能人 -
周りの人垣が大きくなり、仕方なくその中からひとり選んで撮りました。
「ああ、君たち、バックにいるとダメだよ」
と露払いまでするルイ君。 -
素敵な刺繍の服を着た少女
「素敵な服だね」と英語で褒めると、ルイ君が通訳して少し微笑んだ瞬間を撮りました。 -
黄色い歓声に踵を返して振り向くとこんな感じです。
此処はなんて素晴らしいビーチなんでしょうかマンドビ ビーチ ビーチ
-
マンドビビーチでスターの気分に浸り、次の場所に移動です。
何処に行くのか分かりませんが、今日は全てルイ君に任せています。
ビーチから町の中を抜けていきます。 -
路上の床屋さん
-
「ハロー フォットミー」
と突然言われて撮ります。
金持ちそうな子供です。 -
彼も突然「ハロー フォットミー」
彼もお金持ちそうです。 -
フォットミー攻撃
-
路上で小物を売る少女
素敵な瞳をしていたので此方から「フォットユー」
しかし、周囲に20名以上集まっている野次馬のお蔭で、女の子が緊張してしまい、なかなか笑顔になりません。 -
此方の女の子も表情が硬く、笑顔が撮れるまで10枚以上費やしました。
-
彼らがギャラリーです。
撮影終了!
車に乗り込むと何故か全員でバイバイ
なんだか、撮影キャラバンみたいだな -
ここは、ビジェイ.ヴィラス.パレス
だそうです。 -
最初のヒンズー寺院ですっかり脱力しましたが、此処は凄い!
世界遺産ではありませんが、かなりレベル高。 -
-
展示物も見応え十分で、此処はおすすめです。
-
周囲一帯は自然が豊かで、50年前はインドライオンのハンティングも行われていたそうです。
-
此処でも僕らガイジンは珍しく、やたらと写真を撮られます。
これがおっさんだったら、自分の事を棚に上げて
「おいおい、見世物じゃねえぞ!」
と言うところですが… -
美人!
-
攻守交代
モデル撮影会開始!
フルサイズ一眼レフの威力は絶大です。 -
ブラケット撮影で何枚も撮ります。
その間、膨大に増え続ける野次馬。
「嗚呼、無理して高いカメラ買って良かった」 -
この日は、ビジェイ.ヴィラス.パレスを最後にそのままブジに戻ります。
ヤギの群れが行く手を阻みます。 -
日が暮れた頃に無事にブジ到着。
この後、ルイ君と一緒に酒を買いに行きます。
禁酒州のグジャラートで酒を飲む際には飲酒許可書を取得します。
くろへいの場合は、ガイジンなのでパスポートがあれば簡単に許可書が発行されます。
レストラン近くの政府直営の酒屋で許可書を発行してもらいました。
キングフィッシャービールを8本買い込み、レストランに持ち込んで宴会。
勿論、大っぴらには飲めないので、チャイを煎れるヤカンにビールを移し、
プラスチックのコップで飲みます。 -
翌朝 二日酔いで起床
-
とりあえず、市内の安食堂で朝飯を食べます。
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不思議な食べ物
チリは見た目ほど辛くありません。 -
この日は、ブジからアーメダバードへ移動します。
さらばブジよ! -
そのままアーメダバードに直帰してもつまらないので、途中で適当に停まりながら景色を楽しみます。
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-
移動の途中、運転手のルイ君が気を利かせてphotogenicな場所を見つけては停車してくれます。
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お花を栽培している畑です。
彼らは近くを歩いていた兄弟。
ルイ君を介して撮影してくれとの事。
まあ良いけど、インド人の不思議な事は、撮って貰ったらそれで満足しちゃう事。 -
アーメダバードまであと2時間くらいの村。
運転手のルイ君曰く
「僕が産まれ育った村」との事
家族親戚で煉瓦作りを生業にしているそうです。 -
はじめまして
ナマステー
右側がルイ君のお姉さん -
インドのレンガ工場は一度見学したかったので、これはラッキー
-
ルイ君のお兄さんと奥さん
-
毎日重い煉瓦を頭に載せて仕事をするルイ君の家族。
お姉さんは筋肉隆々で日焼けした顔が逞しい。 -
全然言葉は通じませんが、ルイ君がこの3日間の事を諸々話しています。
グジャラート語は全然分かりませんが、それでも彼の会話からパキスタン、ミュージアム等の単語が出るたびに、彼の家族や親せきから
「おおーっ」
という感嘆の声が聞こえます。
「日本人の家族と一緒にパキスタン国境の沙漠や宮殿を見てきたんだぜ!」
みたいな感じでしょうか。 -
煉瓦作りは過酷な仕事ですが、家族皆が生業として笑顔で働いています。
素直に、偉いな~と感心。
良い写真が撮れました! -
ルイ君のお蔭で、素敵な皆さんと遭う事が出来ました。
おばさんが、土のついた手で不格好なトマトをくれました。
見たくれは悪いけど、グジャラートの土と太陽で育ったトマトは世界一美味かった。 -
駱駝が引く荷車に人はいません。
無人駱駝車
何処に行くのか乗ってみたい -
暫くして、綿農場に連れて行ってくれました。
-
なるほど、はじめて綿花を見ました。
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ひとつ千切って嗅ぐと、お日様の匂いがしました。
植民地時代にはじめた綿花栽培は、極端な政策で野畑を潰したため大量の餓死者をだしましたが、今でも主要な産業として残っています。 -
お邪魔します
丁度草取り仕事の最中でした。 -
「俺を撮ってくれよ」
と早速のフォットミー攻撃
もう少しアンダーから撮れば良かったかな? -
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イチオシ
カメラを向けると、ガチンガチンに固まってしまったオヤジさん。
まわりから冷やかされて嬉しいような困ったような。
イイ顔が撮れました。
背景も素敵で個人的に一番好きな写真です。 -
午後の高速道路を悠々と歩く牛のご一行。
グジャラートの旅も残すところあと少し。 -
おおっ鼻輪女だ。
カッチ地方から駱駝に乗って来たのでしょうか?
高速道路でも牛の群れが通り、駱駝が歩く。
インドの懐の深さを感じます。 -
アーメダバード市内に入るとルイ君が
「ちょっと寄り道させて」
と大通りから小道に入り小学校の手前で女の子が乗ってきました。
ルイ君の愛娘との事。
くろへいの膝の上に載せて暫しのドライブ。 -
グジャラート最後の夜は、予約していたレモンツリーホテルに泊まります。
此処で4日間一緒に行動したルイ君と別れます。
彼は、運転手兼撮影助手として大活躍。
野次馬整理から美女との撮影の交渉。
過去最高に気が利く運転手でした。
明日は早朝のフライトでデリーに飛び、そのままアグラに移動します。
【備考】グジャラート州での飲酒の方法
大きな町にはリカーショップがある。
アーメダバード市内にも5-6軒の酒屋があるそうだ。
リカーショップには飲酒許可書の発行ができるので、パスポートを提出し必要事項に記載すればすぐに許可証が発行される。
許可書の作成費用は20ルピーだったと思うが記憶は定かではない。
許可書ができると、その場で酒を買う事ができるが、購入できる数量に規定があるので注意が必要。
1週間程度の旅なら不自由の無い量の購入ができる。
大抵は冷えてないので、ビールや白ワインは購入後ホテルの冷蔵庫で冷やすと良い。
くろへいは、ブージ市内のリカーショップで許可書を得て購入した。
ホテルには冷蔵庫が無かったので、ホテルに隣接した雑貨屋にお願いして10ルピーで冷蔵庫の一画をお借りした。
お蔭で禁酒州にも関わらず、毎晩ほろ酔いで寝る事ができた。
因みに、タイからビール10缶+ワイン2本を持ち込んだが、2日で消費。
結局リカーショップのお世話になってしまった。
続く
グジャラート州カッチ地方&デリー、アグラ 家族旅行2017 4/4
http://4travel.jp/travelogue/11215488レモン ツリー ホテル アフマダーバード ホテル
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レモン ツリー ホテル アフマダーバード
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