2017/01/02 - 2017/01/04
445位(同エリア1068件中)
くろへいさん
今回のメインコースは、グジャラート州カッチ地方周辺を巡る旅だが、ラスト3日はアグラとデリーを歩いてきた。
アグラを訪れた目的は「霧のタージマハル」を撮るため。
これまでタージマハルは3度ほど訪れているが、いずれも運悪くピーカンの晴天ばかりだった。
然し今の季節はヤムナー川から立ち昇る霧のため、川に隣接したタージマハルは霧に包まれる日が多いのだ。
霧といっても上空は晴れているので、日の出と気温の上昇と共に霧は徐々に薄くなり、うすぼんやりした中で霧のフィルターを通した白亜のタージが薄いピンク色やオレンジ色に染まるそうだ。
頭の中ではイメージしていても、必ずしも当日の情景が自分のイメージに合致するとは限らない。
その際は仕方ないので、与えられた条件の中でベストを尽くすしか無い。
とはいえ、今回は一人旅ではなく妻と母を引き連れた家族旅行なので、引率者としても神経を使う事になる。
兎も角、善人を絵に描いたような人々ばかりのグジャラート州から、旅行者から1ルピーでも誤魔化そうと企む守銭奴ばかりのデリー&アグラ地域への移動は、居心地の良いオアシスからサソリと毒蛇の暮らす砂漠の真ん中に移動するようなモンで、引率者としては少々気が重くなっていた。
「あ~あ アグラ、デリー嫌だああああ」
と嘆いても後の祭り。
ホテルもフライトも全て変更不可で手配済なのだ。
先ずは、早朝のフライトでデリーに飛んで、予め手配していたプライベートカーでアグラまでの移動がはじまるのだ。
Day1◇バンコク→ムンバイ→アーメダバード アーメダバード泊
Day2◇アーメダバード→モデラ村の太陽神殿→バタンの女王の階段井戸→ブージ ブージ泊
Day3◇ブージ近郊少数民族の村々を周遊→白砂漠 ブージ泊
Day4◇ブージ→マンドラ市付近観光ブージ市内観光 ブージ泊
Day5◇ブージ→アーメダバード アーメダバード泊
Day6◆アーメダバード→デリー→アグラ アグラ泊
Day7◆アグラー→デリー→ デリー泊
Day8◆デリー→バンコク
前の旅行記
グジャラート州カッチ地方&デリー、アグラ 家族旅行2017 4/4
http://4travel.jp/travelogue/11213818
- 旅行の満足度
- 4.5
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早朝5:50アーメダバード発デリー行9W685は定刻より1時間ほど遅れて到着。
そのまま予め予約していたIndo tours&travelの運転手さんと4番ゲートで落合い、そのままアグラまで直行します。
途中、菜の花畑の中を通り、午後にはアグラ市内に。
グジャラートと比べると、随分寒く日中でも半袖では厳しい気候です。 -
一旦ホテルにチェックインした後、タージマハルの夕景を眺めにビューポイントへ。
此処はメフタブ.バックという公園。
インド人は無料で僕らガイジンは300ルピーもとられました。
おまけに三脚はダメ
タージマハルが三脚アカンのは分かるが、対面の公園で三脚ダメってどういう事?マターブ バーグ 広場・公園
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幸か不幸か雲が厚くタージマハルが夕景に染まる事無く日暮れを迎えます。
三脚が使えないなら、被写体にカラスを入れた構成で手持ちで撮影する事にします。 -
河原に近づいて撮ろうとすると警備員から
「おい、河原に降りるな!」
と乱暴な口調で怒鳴られました。
然しながら、地元の若者たちは自由に河原に降りているのに、ガイジンは300ルピー払ってこの仕打ちか?
と無視して歩いて行ったら、警備員がマジキレして走って来ました。
ああ、だから観光地は嫌だね… -
翌朝、6:00にホテルを出てタージマハルに行きます。
此処は、DoubleTree by Hilton Agraダブルツリー バイ ヒルトン アグラ ホテル
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それにしても思っていたよりも霧が深く、視界が20mもありません。
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チケット売り場の横のモスクで早朝のお祈り
タージ マハル 史跡・遺跡
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タージマハルの開館時間は、日の出から日没
この日は霧が深く、何時か分からず。
結局7時30分に開場しました。
外国人用のクソ高い入場券を購入した人達はガイジン用の列に並ぶので比較的楽に入れます。 -
ご開門
うーん霧が深く、20m先は何も見えません。
そのため当初イメージしていた、
「薄い霧のフィルター越しにピンクに染まる早朝のタージ」
が見れる可能性は無くなりました。
どのように自分なりにタージを解釈して撮影するべきか考え抜きます。 -
霊廟の真下に来て見上げて考えます。
当初は、大理石がピンクに染まる周辺を基準に露出を合わせて構成していく予定でした。
然しながら、ここまで霧が深いと逆に濃霧を生かした画面にする必要があります。 -
そこで、ちょっと頭を切り替えてみました。
できるだけモノトーン調に色彩を抑え、大理石の模様や視界に写る建築物のパーツを生かして画面を構成してみました。 -
これはこれで雰囲気が良いのですが…
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イチオシ
人の動きに注意し、バランスのよい配置に収まるのを待ってみました。
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イチオシ
今回の旅で撮影した中のベストフォット!
濃霧を通した陽光は絹のように柔らかく、殆ど影ができない事に気が付きました。
つまり、立体が平面的に見える錯覚を利用する事で、背景が絵のような平面的な幾何学模様となり、女性との対比が色彩的に際立つように撮ってみました。
あと30-40センチ女性が右に寄る構図なら100点だと自負。
大型液晶TVで見るとよく分かるのですが…ちょっと残念 -
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ライトをホテルのバッグに入れたまま忘れてしまいました。
大理石に光を当てて、光に浮かぶ模様を撮ろうとマクロレンズまで持って来ましたが、大失態。 -
それにしても、凄い技術です。
インド芸術というと、ヒンズー彫刻のイメージが強いのですが、ムガール時代にも当時の芸術性が伝承されていたのでしょうね。 -
朝露に濡れた朝顔
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一旦ホテルに戻り、朝食後チェックアウトしてファテープル・シークリーに向かいます。
因みに、ヒルトンのABFはかなり豪華。
インドには珍しく本格的ヨーロピアンバッフェなので、カレー漬けの体にはありがたく頂戴しました。 -
アーグラ市内を離れても霧が漂っています。
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アグラから1.5時間
ファテープル・シークリーも霧の中
駐車場から専用バスに乗り5分
丘の上の宮殿に到着ファテープル・シークリー 史跡・遺跡
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霧のせいか落ち着いた良い雰囲気です。
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いにしえの荒城感が満載
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此処は、壁面や内部に施された細密彫刻が有名です。
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「NO SMOKING」の立札のそばでタバコを吹かして休憩する庭師
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世界遺産のテラスに脚をかけてポーズをとる中国人の女性。
バックから撮った方が恰好良いと思うんだけど… -
やはり霧があった方が神秘的な趣があります。
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ファテープル・シークリーは幾何学的なパーツが絡み合う建築意匠なので、構図に一番神経を使いました。
少しでも左右のバランスが崩れると、構図が台無しになるので、水平器を見ながら慎重に撮ります。 -
インコの皆さん
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顔料で描かれた装飾
よく注意して内部を観察すると、カービングだけではなく、素晴らしい壁画も残っています。 -
昼過ぎになり、ようやく霧が晴れました。
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ファテープル・シークリー見学後、一旦アグラー近郊まで戻り、高速を北西に進みます。
川が近いせいか、この周辺は未だ霧が立ち込めています。 -
一面の菜の花畑を望む場所で車を泊めてもらい、菜の花畑に下りてみました。
同じように菜の花をバックに記念撮影していたゴージャスな方を撮らせてもらいました。 -
途中、通過した村で撮影
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夕刻にデリーのVivanta by Taj-Ambassadorホテルに到着。
どうでも良いけど、Indo tours&travelの運転手さんが結構うざかった。
たまたまwebで見つけた旅行会社でしたが、やはり日本人ご用達の会社はアカンかも…
提示価格が他社よりも40%も高く、車種も希望したランクより格下の車を配車してきました。(価格は妥当なラインまで値引きしてもらいましたが)
土産物屋やレストラン、アーユルベーダ等々のお誘いが本当に鬱陶しい。
この鬱陶しさは不快指数120%
英語が流暢なだけに、あの手この手で誘導するのがウザイ。
この調子でやられたら、日本人のツアー客は瞬殺かも。 -
最終日
今日は14時30分のフライトでBKKに戻ります。
ホテルで朝食後、妻と母はショッピング
くろへいはオートリキシャでオールドデリーに行きスナップ撮影。
ホテルからチャンドニーチョークまで移動します。 -
朝霧が僅かに漂うデリーの旧市街を歩きます。
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チャンドニーチョークにて
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無人のサイクルリキシャ
路上で寝ているのはリキシャの主でしょうか? -
イスラムの女子高生
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イチオシ
路上にて
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Heartiest Wishes Happy New Year 2017
の垂幕の前で朝を迎えたホームレス達
そしてNO HALTINGの注意書き
諸々考えさせられる風景です。 -
施しを請うひと
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卵の緩衝材を束ねる
どこまで高く積むのだろうか? -
路上の朝食
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冷めたナンに蠅が1匹とまっています
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煉瓦を運ぶ苦力
煉瓦工を生業にするルイ君の家族を思い浮かべてしまいます。 -
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チャンドニーチョークからオールドデリーに広がるスラム街の中に入っていきます。
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小さなお堂で祈りを捧げる犬
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ジャガイモ売りのおっさん
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重油のような油でサモサを揚げるおっさん
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美味そうな大根。
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スラムで遊ぶ子供達
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毛布に包まりながら、朝のチャイをすするリキシャワーラー
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ひととおりスラムを歩き、GPSで目的地のジャーマー・マスジドを目指します。
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スラムの出口
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ジャマ-マスジットの正面入り口です。
初めて此処に来たときは、達磨男や象皮病の乞食達等に囲まれましたが、今日は穏やかです。 -
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モスクに続く階段で日光浴?をする人々。
その後モスクに入る際に300ルピー徴収されました。
(ローカルは無料) -
くろへいが時々使う技法
鳩に餌をばら撒いて、100匹くらい集まったところで中心部に突撃しながら高速連写でバチバチ撮ります。 -
モスクの内部
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イチオシ
絵になる情景です。
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とりあえず、ひととおりモスク内を歩きます。
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モスクを出ます
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ジャガイモとトマトを売る少年
背後にモスクが見えます。
その後流しのオートリキシャを拾ってホテルに戻りました。ジャーマー マスジド 寺院・教会
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タクシーで空港到着
14:30発の9W69にてバンコクに戻りました。
【所感等】
今回の旅はグジャラート州カッチ地方を中心に巡って来ました。
乾季になると姿を現す白砂漠、通称White Run。
その周辺に暮らす少数民族や世界遺産の階段井戸等々、グジャラート州は素晴らしい観光資源に恵まれています。
本編のアグラ、デリーへの立寄りは気まぐれみたいなモンですが、それでも良くも悪くもインドを代表するルート。
学生時代にバックパックを背負って歩いた時の新鮮な気持ちを懐かしく思い出しながら歩いて来ました。
今回は、妻と母の3人旅という事で、現地の移動はムンバイ、アーメダバード、デリーのそれぞれの都市間を飛行機で飛んだ以外はツーリストカーを利用しました。
飛行機と異なり、いつ来るか分からない列車やバスは、短期間インドを旅するのにはやや不都合であり、大きなスーツケースを抱えた旅には適しません。
ツーリストカーの料金は、地域や距離、車種によって様々ではありますが、概して物価の安いインドでは2-3人以上でシェアをする事で選択肢のひとつになるかと思います。
尚、旅行中はインドの外貨政策として、旧札の廃止と両替できる金額が最大ひとり4,000THB/週までと厳しい規制がありました。
空港のATMも街中も含めて全てが停止し、外貨はあるのに両替できない不便さに辟易しました。
両替の記録も全てオンライン化されており、両替の翌日に再度別の場所で両替を試みるも無駄でした。
デリーやアグラではカードが使えるので、何ら不自由はしませんでしたが、殆どが現金決済のグジャラートでは相当悩ましく不自由な思いをしました。
おそらくは現在では平常に戻っていると予想されますが、やはりインドでは何があるか分からないという意味で、期待を裏切らない旅先だと思います。
※カメラ
メイン/Nikon D750
Nikkor 12-120VR F4.0
Tamron単焦90 F2.8
サブ/Ricoh GR 28単焦F2.8インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港
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この旅行記へのコメント (2)
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- ロータスさん 2017/05/19 10:57:58
- おはようございます
- くろへいさん、お写真が素晴らしいです!!
そこがあのインドとは思えないです。
何でもない風景にもドラマがあり、絵になりますね。
タージマハルの対岸の公園では、、、
あの辺の警備の人はピリピリしている感じです。
霧のタージマハル〜素敵です。
- くろへいさん からの返信 2017/05/22 21:04:45
- RE: おはようございます
- ろーたす様
いつもご拝読頂きありがとうございます。
写真のコメントも頂きましてありがとうございます。
インドは写真を撮るのに最適な場所で楽しく撮ってきました。
色彩も美しく、特にサリーを着た女性や子供達は被写体に最適です。
タージの対岸の警備は参りました。
ヤムナ川に浮かんだボートを前景に画面を構成するつもりが河原に入れずダメで三脚もダメ。
その代わりに、翌朝霧を利用した構成で良い感じで撮れ、投稿したナショジオでも評価されたので本当にラッキーでした。
これからも良い写真を撮ろうと頑張りますのでよろしくお願いします。
くろへい
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