2016/12/27 - 2017/01/04
195位(同エリア460件中)
くろへいさん
以前から行きたかったグジャラート州
この州を訪れる外国人旅行者は、インドで一番少ないそうだ。
州都のアーメダバードへの国際線は無く、ムンバイからも列車で一晩かかる。
イスラム教徒と菜食主義者多く住み、飲酒は州法で禁止されている。
パキスタンまで続く広大な砂漠に暮らす少数民族の村々。
乾季になると突如姿を現す、塩で覆われた広大な塩砂漠。
精密な彫刻で彩られた井戸…と見どころも多い。
特に、グジャラートからラジャスタンに至るインド西部一帯は、古くから欧州やペルシアまで交易が盛んであり、多種多様な人やモノが交差しながら独自の文化が形成されてきた。
思えば自らの初海外旅行が数か月に及ぶインド放浪だっただけに、インドへの旅は自分の旅の原点なのかもしれない。
そして、はじめてのインドから20年以上、7回目のインドへの旅はグジャラート周遊。
今回は母と妻の3人旅行という事で、陸路での移動はツーリストカーを現地で手配。
地獄の3等列車で移動をしていたパッカー時代と比べると随分出世したもんだが、短期間で効率よく旅をするには仕方が無い選択と自分を納得させて大枚ルピーをはたいてしまった。
Day1◇バンコク→ムンバイ→アーメダバード アーメダバード泊
Day2◆アーメダバード→モデラ村の太陽神殿→バタンの女王の階段井戸→ブージ ブージ泊
Day3◆ブージ近郊少数民族の村々を周遊→白砂漠 ブージ泊
Day4◇ブージ近郊少数民族の村々→マンドラ市付近観光ブージ市内観光 ブージ泊
Day5◇ブージ→アーメダバード アーメダバード泊
Day6◇アーメダバード→デリー→アグラ アグラ泊
Day7◇アグラー→デリー→ デリー泊
Day8◇デリー→バンコク
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨夜1時間遅れのフライトでアーメダバードに到着しました。
空港内のタクシーカウンターでカッチ地方4日間を巡る為の車と運転手を手配。
料金はガソリン代、運転手代込で4日間で14,100rps
家族3名での利用なので即決。
翌朝8時に運転手君が宿泊先のシェラトンホテルに迎えに来てくれました。
先ずは、ホテルの近所の安食堂で腹ごしらえ。フォー ポインツ バイ シェラトン アーメダバッド ホテル
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何という料理か不明であるが、運転手のルイ君にお任せして諸々と食してみました。
インドとはいえ、この季節の朝は肌寒く、温かいダルカレーが体に沁みます。
馴染みらしいお客さんが美味そうに食べてます。
「ナイスか?」
と聞かれたので
「ナイス」
と答えました。
まあ、ホントに美味かったし。 -
先ずは市内にあるアダーラジの階段井戸へ
ホテルから約20分で到着アダーラジ階段井戸 建造物
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市内中心部に近いため、多くの観光客が訪れています。
細密の彫刻で飾られたテラスで記念撮影する美人。 -
出口で少女を撮らせて頂く
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その後郊外を北西に約1時間
途中グジャラートの豊饒な土地を快適なドライブ。 -
モデラ村にある太陽神殿に到着
此処は、アーメダバード郊外にあるせいか、観光客はまばら。
外国人らしい入場者はいません。モデラ太陽神寺院 寺院・教会
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アダーラジの階段井戸も素晴らしかったけど、此方の方が世界遺産だけあり彫刻も繊細で素晴らしい。
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-
細密すぎる…
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さすが、世界遺産。
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ただのカラスだけどお顔に気品があります。
インド人みたいなカラス。 -
続いてRanki Vav(パターンの王妃の階段井戸)に到着
太陽神殿から田舎道を40分ほど走行して到着
周囲はきれいに整備されて、公園のようになっています。ラニ キ ヴァヴ:グジャラト州パタンにある女王の階段 史跡・遺跡
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入場券を買って入ろうとすると女の子が
「フォットミー」
この年からインド人は写真撮られ好きなのか? -
これは凄い
階段井戸の全貌! -
中から上方を見上げる
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彫刻の彫り方が究極的に凄い。
今まで見たヒンズー彫刻の中でも、此処が断然トップと思います。 -
この彫刻の技法はインドからジャワを経由してカンボジアのアンコールワットまで伝承されていますが、岩盤を70mまで堀り、その壁面全体に彫刻されたスケールの大きさは技術的にも美術的にも、アンコール美術を遥かに凌駕しています。
これに匹敵するヒンズー美術はエローラくらいかな? -
何が凄いって、これだけの規模の細密彫刻は世界中でも滅多に無いのに、此処も観光客は殆どいません。
勿論、外国人旅行者は僕らだけ。 -
悩ましい美しさ…
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ターバンを巻いた少女
なんだか絵になります。
実は、今回の旅の中心になるカッチ地方のブジ(Bhuj)という町にはムンバイからフライトがあります。
しかし、この路線を飛んでしまうと階段井戸や太陽神殿を見る事ができません。 -
Ranki Vavからは今日の目的地ブジ(Bhuj)まで300kmの道のりです。
此処からはパキスタン国境方面に向け、一気に西へ向かいます。
徐々に乾燥地帯の風景に変わってきました。 -
途中、赤鬼3傑(尻ケツ)バイクと遭遇。
写真を撮らせて貰ったら一人ずつ握手されてしまいました。
よくわからん -
これから結婚式に参上するそうです。
既にできあがって顔が真っ赤…
というよりグジャラート州は禁酒州 -
牛車も此処では立派な移動手段
この周辺まで来ると、サバンナ気候となり周囲にブッシュが多くなります。
このちかくのサンクチュアリでは希少なインドライオンも生息しているそうです。 -
ようやく西の空が紅色に染まる頃にカッチ地方最大の町、ブージに無事到着。
オヤジギャグを吐き出してすっきりしたところで、プラグマハル(宮殿)を見に行きます。
女王の階段井戸から約5時間弱。
エアコン付きの乗用車とはいえ、やはりくたびれました。プラグ マハル 城・宮殿
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此処は18世紀に西洋かぶれのマハラジャがイタリアンゴシック調の宮殿を建てたもので、印洋折衷の珍しい建築物です。
門番の人形も心なしか西洋チック
イイ感じで怖さが滲み出てます。 -
入口のゲートをくぐると牛が歩いています。
ようやくインドらしくなってきました。 -
10数年前のグジャラート大震災の影響で宮殿半分が半壊しています。
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半壊した壁から此方を監視するフクロウ発見
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小学校の遠足でしょうか?
入口で並んでいました。 -
宮殿の階段を上がり、見張り台から見下ろします。
何だか、ゲームか映画の世界に入り込んだようです。 -
屋根にとまる鳩
オブジェかと思いましたが本物です。
それにしてもこのカットだけみれば、チェコの教会みたいです。 -
此方は宮殿の一画にあるミュージアム
マハラジャが暮らしていた様子が伺えます。
ステンドガラスやシャンデリアはベネチア製で、壁に描いた騙し絵の意匠も当時のベネチア建築の特徴です。
幾何学模様を多用しているのは、当時はイスラム教によるもの。
と、勝手に理解して歩きます。 -
イチオシ
かなり素晴らしい装飾品が展示されていて、期待以上に素晴らしい。
雰囲気も素敵だし、ここはお勧め! -
何だか分からないモンもあるけど…
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洋風かぶれのマハラジャ
この宮殿を建築するにあたり、多くのイタリア人建築家を連れて来たそうです。 -
イチオシ
ステンドガラスに西日が映えたところを撮りました。
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横の構図にしても面白いかも
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マジックアワー
丁度良い位置に鳥が飛んで来るのを待って鳥ました。 -
いい雰囲気だ…
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結局運転手のルイ君も一緒に見学して本人も旅行気分。
このまま市内の安宿にチェックイン。
ベジタリアン料理ばかりのブジで、無事タンドリーを出す店を発見!
マンゴジュースに飲料水のペットに入れ替えたボンベイサファイヤを混ぜて飲んじゃいました。
酒飲みは此処でも飲まずにはいられません。 -
翌朝、とりあえずホテルの写真だけ撮りました。
市内中心から数キロ離れており、やや不便ではありますが、ルイ君の車があるので不便はありません。
やや老朽化が進んでいますが、部屋は清潔で、ホットシャワー&TV&エアコン付きで文句はありません。
価格は900Rpsくらいだったような。
泊まるだけなので、これで充分満足。 -
ブジの中心地まで車で移動
今日は、ブジ近郊の少数民族の村々と白砂漠へ行きます。
事前に諸々調べたものの、少数民族の村の情報は少ないので、先ずはツーリストインフォメーションセンターに向かいます。 -
その前に朝食
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グジャラート州はあまり英語が通じないので、注文はルイ君にお任せ。
まあ、美味いまずいはともかく、この世でリンゴ以外嫌いなものは無いので何でも食べれます。
これもベトナムの生春巻きを情けなくした感じがして美味しかったです。 -
生地をこねるマスター。
冗談言っても通じない…(泣) -
さて、朝食のあとは市内にあるツーリストセンターで情報収集。
運転手のルイ君はアーメダバード周辺は詳しいのですが、カッチ地方は初めて来たそうです。
この地方の少数民族の村々や見所等々、英語の情報は乏しいので、情報収集から始めます。 -
さて、此処はスワーミナーラーヤン寺院という、ブジ市内では有名なヒンズー寺院。
歴史的価値はハナクソほども無いので、訪れるつもりは毛頭無かったのですが、ブジツーリストセンターに行ったところ、午前10時にオープンとの事で隣接した寺院で時間を潰す事にしました。スワーミナーラーヤン寺院 寺院・教会
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全く興味がありませんが、暇つぶしに入ります。
まあ、入場料も無料だし、周辺にスタバも無いので -
大理石が新しく真っ白なので、カラフルな服を着た人が傍に来ると薄らと色が映えます。
結構フォトジニックかも。 -
読経の声のする方に行くと、坊さんの前で多くの信者がお祈りしてました。
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女性と男性が別れて座っていましたが、女性達の被るスカーフの彩が艶やかです。
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皆さん総出で花輪を紡ぎます。
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皺の手と生花が美しい。
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おっさん可愛い!
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予想外な場所で時間を潰してしまいましたが、気が付くとツーリストセンターが開く時間に。
続く…
【備考】
1.ビザ
今回のインド旅では到着ビザで入国
実は2015年の訪印時は電子ビザでデリーから入国しましたが、出発地のバンコクでタイ国際航空の搭乗拒否にあいました。
(電子ビザの所持者は、ビザを所得した電子媒体(スマホかi-pad)を持参し、空港でインド大使館からのメールが受信した証拠を提示する事)
というタイ航空の規則があるらしく、電子ビザをプリントアウトしたくろへいは瞬殺されました。
(まあ、最後にはアメックスとタイの就労許可証があるという事で特別に乗せてもらいましたが)
2014年にコルカタで到着ビザを取得した際には、出発地では搭乗できたものの、コルカタ空港でビザ取得のために煩雑な手続きをとり、結局僅か2名しか到着ビザの乗客がいなかったにも関わらず、4時間を要してしまいました。
そして、今回は日本人のみ対象の到着ビザという事で、その数か月前にインドを旅してきた友人曰く3分で取れたとの情報を得てましたが、やはり此処はインド。慣れない係官(パソコン使えない奴)のお蔭で申請に3時間ちかく要しました。
幸い、乗継のムンバイ-アーメダバードのフライトは遅延して運よく乗れましたが、その他の乗継予定の日本人の皆さんは7時間のトランジットの方以外は殆どダメだったようです。
続き
グジャラート州カッチ地方&デリー、アグラ 家族旅行2017 2/4
http://4travel.jp/travelogue/11212068
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