2016/09/03 - 2016/09/07
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riverwillさん
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イランのシラーズにある「シャー・チェラーグ廟」。
「光の王」を意味するこの霊廟(モスク)は、その名の通り、
全面鏡モザイクのインテリアで、光の洪水と万華鏡の世界が広がります。
あまり写真が流出していないので知名度が低いですが、個人的には世界一美しい宗教建築だと思います。
▼詳細はこちらも併せてごらんください。
http://tabinomori.com/travel-blogs/middleeast/iran/iran/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- フライドバイ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イラン南西部にある、かつての都・シラーズ。
ここにはイスラム教徒(ムスリム)しか入場を許されない、光のモスク「シャー・チェラーグ廟」があります。
町の中心地から徒歩圏内にあります。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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原則的にはムスリムしか入場できないのですが、
ここ最近、外国人観光客が増えつつある影響なのか、門番にお願いすると入れます。
わたしが一人で訪れたときは、門番に尋ねると、本部から英語ガイド(女性)を呼び寄せて、ガイドがモスク内を案内してくれました。
彼女はボランティアなので案内は無料です。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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イランは厳格なムスリムなので、入場はすべて男女別になっています。
また、女性は、外国人と言えどもスカーフ着用は必須、また露出の少ない長袖ズボンあるいはロングスカートなどを履かなければなりません。
さらに、このモスク内に入場するためには、頭のてっぺんからつま先まで隠れる「チャドル」という着衣をかぶらなければなりません。
しかしこのチャドルは、ありがたいことに女性側の入口周辺に無料貸出所があります。
それを着て、園内を回ります。
気温体感35℃以上。
スカーフの上、チャドル…耐えがたいですよ~シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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シャー・チェラーグ廟は、入場無料で24時間、市民に開放されています。
朝のモスク、ライトアップされた夜のモスクと表情が違うようです。
(わたしは時間の都合、どちらも行けませんでした)シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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入口のカーテンを開けた瞬間から、まばゆい光のビームで目をやられました。
それはそれは見事な、極楽浄土ってこんな感じ?と想像してしまうぐらいの神々しさです。
・・・ちなみに、このモスク内は原則撮影禁止。
ただし、ガイドが許した範囲だけ、撮影できるようになったみたいです。
とにかく一番の禁止事項は、女性は撮影してはだめ!とのこと。
でも少し入ってしまいましたね。(確信犯)シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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シャー・チェラーグ廟の主は、9世紀に亡くなった、シーア派の一派の指導者(イマーム)の息子、ムハンマドとアフマド兄弟と言われています。
ただし、モスクが作られた当初はいたって普通のモスクで、
14世紀になって、芸術を愛する時の皇太后が巡礼者のために改装したそうです。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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イチオシ
ちなみにシャーチェラーグとは、ペルシア語で「光の王」と意味します。
光の渦が、万華鏡に自らが入ったような錯覚を覚えます。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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イチオシ
ペルシアンモスクの特徴でもあるこの複雑かつ正確な幾何学模様を
緻密な計算と繊細な鏡細工で表現したかつての職人工たちの技術に感動です。
とくに、数学嫌いなので尊敬。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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このモスクは、男性と女性に部屋が分かれているため、
もしかすると、デザインが多少は異なるかもしれません。
(でも、基本、モスクは線対称なので同じかな…)シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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壁の文様もさることながら、天井などに施された多面体の立体的装飾が圧巻です。
ただでさえ丸みを帯びた天井に、どうしてこうも正確に装飾ができるのか…
もう、開いた口がふさがりません。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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ちなみに、市民はこの下で思い思いに過ごします。
コーランを読む人、
お祈りをささげる人、
読書する人、
音楽聴く人、
ただ単に井戸端会議で談笑する人たち、
子どもたちを遊ばせている家族、
ただ、眠りにつく人…
実に自由。
アラーは寛大だ。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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それにしても、欧米人の観光客はちらほら見かけるのですが、
アジア系の観光客はまず見かけませんでした。
それゆえ、チャドルを被っていても、かなり目立っていました。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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光の間の隣にある、コーランの勉強会や集会などに使用される間。
通常は使用しないそうです。
隣との驚異の差で、逆にちょっとホッとする。
これがフツーのモスクの室内。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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中庭に戻ってきました。ここで靴を履きなおします。
中庭までくれば、男女ともに歩いてOKです。
屋根のある回廊の下では、暑い日差しを避けて、人々が涼んでいました。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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中庭の噴水
シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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青基調のペルシアン模様。
美しいですね。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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右下は靴入れに使ったビニールのゴミ袋入れです。
ビニールは使いまわします。
そうして、ガイドの女の子とはここでお別れ。
彼女は光の間に戻っていきました。
淡々としていましたが、キレイな英語を話す女の子でした。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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アジア系は、イランでは本当に目立ちます。
ちょっと引くぐらい、ガン見されます。
そして、よく話しかけられます。
特に女性からは、一緒に写真撮ってとかサインしてとか、
まるでアイドル並みにちやほやされ、勘違いはなはだしいです。
まぁ、それを置いておいても、イラン人は親切です。
そして、イラン人の女性はびっくりするほど美人ぞろいです。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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モスクの天井装飾は、本当に美しいの一言。
植物文様でしょうか。シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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出口到着。
ここでチャドルも返却します。
シャー・チェラーグ廟は24時間オープンなので、
翌日また訪れてしまいました。
2回目は、すでに勝手がわかっているので、そう門番に告げるとガイドなしでも入れてくれました。
是非、万華鏡の世界に遊びに行ってみてください。
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最後まで閲覧いただきありがとうございました。
▼よろしければこちらも併せてご覧ください。(コメント豊富)
http://tabinomori.com/travel-blogs/middleeast/iran/iran/シャー チェラーグ廟 城・宮殿
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