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7月にオフ会で渡台し、年内にもう一度行こうかと<br />思っていたところ、オフ会の総帥、まあちゃんと<br />オフ会仲間のやるやんが12月に台湾に行くというの<br />で、渡りに船とばかり(全然渡りに船じゃないが)、<br />ぼくも同時期に行くことにした。<br /><br />予約した航空会社が突如倒産し、焦りに焦ってあた<br />ふたしたが、なんとか出発することができた。<br /><br />台北ではおっさん3人で飲めや歌えやのどんちゃん<br />騒ぎとなり、結局は持病の痛風の発作を台北で発症<br />してしまい、右足を引きずりながらの帰国となった。<br /><br />=======================<br /><br />航空券はどこも同じような価格で、似たり寄ったり。<br /><br />LCCは航空券本体は安いが、受託荷物手数料とか<br />いろいろなものをくっつけるとレガシーキャリアと<br />ほとんど変わらないか、安くてもせいぜい2~3割<br />くらいだ。<br /><br />おまけに夜に出発して深夜着とか早朝発とかふざけ<br />た時間帯でしか乗れないものばかり。<br /><br />早朝発だと、空港近くに泊まらなければならないの<br />で、結局割高になってしまうのだ。<br /><br />一番安かったのは、トランスアジア航空だった。<br /><br />旅行会社に問い合わせるとぼくが希望する日程で席<br />が取れるというので、予約を入れた。24860円だった。<br /><br />旅行社は昨年の訪台の際に使ったフレックスインタ<br />ーナショナルという会社。<br /><br />どうやら出発はやるやんと同便になったようだ。<br /><br />あとは12月17日の出発を待つだけというお気楽な日<br />々である。<br /><br />そんなお気楽な11月下旬にやるやんから衝撃の連絡が。<br /><br />「トランスアジアつぶれたって」<br /><br />ガチョーン! げげっ! あじゃぱー! 「なんじゃ<br />そりゃあっ!」(松田優作)、ぎょぎょっ(あっ、<br />これはさかなくんだ)・・・と昭和の感嘆詞がいく<br />つも出てきて一気にパニックになった。<br /><br />昨年国内線で事故を起こし、今年になって相次ぐ減<br />便と子飼いのLCC、Vエアの運航停止と、ここ1<br />年、同社には直接経営に関係するような不穏な動き<br />がいろいろあった。しかし、よもや倒産なんて頭っ<br />から考えていなかった。<br /><br />メールボックスを開くと予約をした旅行会社からメ<br />ールが来ていた。<br /><br />内容は、トランスアジア倒産の件と再予約、払い戻<br />しの件である。ずいぶん素早い対応だ。<br /><br />同じ日程でチャイナエアラインで予約すると7千円<br />高くなって31000円になるという。もうこうなりゃ、<br />それでもいいかとも思ったが、やっぱり少しは安く<br />行きたいと思い、返事は保留してトランスアジアと<br />同程度の金額で行けるところはないかとネットで探<br />した。<br /><br />しかし、3万円以上のところばかりで、2万円台の<br />ところは見つからなかった。<br /><br />ただ、唯一楽天トラベルだけがチャイナエアライン<br />で2万9千円の値段を出していた。<br /><br />楽天なら、5千ポイント以上あるのでこれも使えば<br />支払額は2万4千円となり、トランスアジアの便と<br />同じ値段になる。<br /><br />ということで、取り急ぎ予約。楽天で予約した後、<br />フレックスインターナショナルには、「今回は泣く<br />泣く取りやめにしました。願わくばご返金を賜りま<br />すよう」とうそっぱちメールを送っておいた。<br /><br />ちなみにやるやんは当初、デルタにしたもののエバ<br />ーのサイトで2万4千円だったので、エバーにした<br />そうだ。<br /><br />安いとこ調べるのうまいなあ。<br /><br />気になるのは、旅行社がちゃんと返金してくれる<br />かだ。<br /><br />メルアドの送信者名も明らかに外国人だし、電話<br />で話した相手も外国人。<br /><br />それも中国人ではなくどうやらインド系。普通に<br />あっさりと返金するとは言ってくれているが、本<br />当にやってくれるのか。それもダラダラと先延ば<br />しにしないだろうか。<br /><br />返金の催促をするようになったら面倒でうっとお<br />しいなあと考えていた11月末日、きっちり返金が<br />あった。<br /><br />なあんだ、心配することなんてないじゃないか。<br /><br />ちなみに、トランスアジアのサイトから予約した<br />やるやんには年が明けて2月になっても未だ返金<br />されていないという。<br /><br />休暇の申請も気味悪いくらいにすんなり通り、<br />あとは出発当日を待つのみとなった。<br /><br />今回、我々のように出発前だったからよかったも<br />のの、これが台湾滞在中に起きたらどうなってい<br />たんだろうと思うと冷や汗が出る思いだ。<br /><br />「倒産したから、飛行機もう飛ばせないヨ」など<br />と言われたら泣くに泣けなよなあ。<br /><br /><br />

台北周辺4泊5日の旅―12月17日(1日目)午前出発便で夕方台北到着

47いいね!

2016/12/17 - 2016/12/21

3912位(同エリア30047件中)

8

17

ハイペリオン

ハイペリオンさん

7月にオフ会で渡台し、年内にもう一度行こうかと
思っていたところ、オフ会の総帥、まあちゃんと
オフ会仲間のやるやんが12月に台湾に行くというの
で、渡りに船とばかり(全然渡りに船じゃないが)、
ぼくも同時期に行くことにした。

予約した航空会社が突如倒産し、焦りに焦ってあた
ふたしたが、なんとか出発することができた。

台北ではおっさん3人で飲めや歌えやのどんちゃん
騒ぎとなり、結局は持病の痛風の発作を台北で発症
してしまい、右足を引きずりながらの帰国となった。

=======================

航空券はどこも同じような価格で、似たり寄ったり。

LCCは航空券本体は安いが、受託荷物手数料とか
いろいろなものをくっつけるとレガシーキャリアと
ほとんど変わらないか、安くてもせいぜい2~3割
くらいだ。

おまけに夜に出発して深夜着とか早朝発とかふざけ
た時間帯でしか乗れないものばかり。

早朝発だと、空港近くに泊まらなければならないの
で、結局割高になってしまうのだ。

一番安かったのは、トランスアジア航空だった。

旅行会社に問い合わせるとぼくが希望する日程で席
が取れるというので、予約を入れた。24860円だった。

旅行社は昨年の訪台の際に使ったフレックスインタ
ーナショナルという会社。

どうやら出発はやるやんと同便になったようだ。

あとは12月17日の出発を待つだけというお気楽な日
々である。

そんなお気楽な11月下旬にやるやんから衝撃の連絡が。

「トランスアジアつぶれたって」

ガチョーン! げげっ! あじゃぱー! 「なんじゃ
そりゃあっ!」(松田優作)、ぎょぎょっ(あっ、
これはさかなくんだ)・・・と昭和の感嘆詞がいく
つも出てきて一気にパニックになった。

昨年国内線で事故を起こし、今年になって相次ぐ減
便と子飼いのLCC、Vエアの運航停止と、ここ1
年、同社には直接経営に関係するような不穏な動き
がいろいろあった。しかし、よもや倒産なんて頭っ
から考えていなかった。

メールボックスを開くと予約をした旅行会社からメ
ールが来ていた。

内容は、トランスアジア倒産の件と再予約、払い戻
しの件である。ずいぶん素早い対応だ。

同じ日程でチャイナエアラインで予約すると7千円
高くなって31000円になるという。もうこうなりゃ、
それでもいいかとも思ったが、やっぱり少しは安く
行きたいと思い、返事は保留してトランスアジアと
同程度の金額で行けるところはないかとネットで探
した。

しかし、3万円以上のところばかりで、2万円台の
ところは見つからなかった。

ただ、唯一楽天トラベルだけがチャイナエアライン
で2万9千円の値段を出していた。

楽天なら、5千ポイント以上あるのでこれも使えば
支払額は2万4千円となり、トランスアジアの便と
同じ値段になる。

ということで、取り急ぎ予約。楽天で予約した後、
フレックスインターナショナルには、「今回は泣く
泣く取りやめにしました。願わくばご返金を賜りま
すよう」とうそっぱちメールを送っておいた。

ちなみにやるやんは当初、デルタにしたもののエバ
ーのサイトで2万4千円だったので、エバーにした
そうだ。

安いとこ調べるのうまいなあ。

気になるのは、旅行社がちゃんと返金してくれる
かだ。

メルアドの送信者名も明らかに外国人だし、電話
で話した相手も外国人。

それも中国人ではなくどうやらインド系。普通に
あっさりと返金するとは言ってくれているが、本
当にやってくれるのか。それもダラダラと先延ば
しにしないだろうか。

返金の催促をするようになったら面倒でうっとお
しいなあと考えていた11月末日、きっちり返金が
あった。

なあんだ、心配することなんてないじゃないか。

ちなみに、トランスアジアのサイトから予約した
やるやんには年が明けて2月になっても未だ返金
されていないという。

休暇の申請も気味悪いくらいにすんなり通り、
あとは出発当日を待つのみとなった。

今回、我々のように出発前だったからよかったも
のの、これが台湾滞在中に起きたらどうなってい
たんだろうと思うと冷や汗が出る思いだ。

「倒産したから、飛行機もう飛ばせないヨ」など
と言われたら泣くに泣けなよなあ。


旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
チャイナエアライン
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
楽天トラベル
  • 朝3時に起きて、チャイナエアラインのホー<br />ムページから、E-チェックインなるものを<br />やっておく。<br /><br />これで空港到着が少々遅くなっても大丈夫だ。<br /><br />始発に乗って午前6時のJR上野駅着。<br /><br />山手線は土曜の朝というのに意外と人が多く、<br />なかなか座れなかった。<br /><br />飲んで帰るアンちゃんとこれから仕事の人た<br />ちが混ざり合う奇妙な車内の風景だった。<br /><br />上野駅に降り立ったのは数人だった。

    朝3時に起きて、チャイナエアラインのホー
    ムページから、E-チェックインなるものを
    やっておく。

    これで空港到着が少々遅くなっても大丈夫だ。

    始発に乗って午前6時のJR上野駅着。

    山手線は土曜の朝というのに意外と人が多く、
    なかなか座れなかった。

    飲んで帰るアンちゃんとこれから仕事の人た
    ちが混ざり合う奇妙な車内の風景だった。

    上野駅に降り立ったのは数人だった。

  • 改札を出たところのコンビニでカフェオレの<br />ペットボトルとサンドイッチを購入。<br /><br />村上春樹みたいに車窓を見ながらサンドイッ<br />チを食ってかっこつけてみるか。<br /><br />京成上野に行く人もほとんどいない。

    改札を出たところのコンビニでカフェオレの
    ペットボトルとサンドイッチを購入。

    村上春樹みたいに車窓を見ながらサンドイッ
    チを食ってかっこつけてみるか。

    京成上野に行く人もほとんどいない。

  • 自宅でチェックインを終えたので、そんなに<br />早くつかなくてもいいのだが、普通の特急は<br />30分後だったので、お金持ちが乗るというス<br />カイライナーに貧乏人も乗ってみんと乗るなり。<br /><br />席は窓側だけが規則的に埋まっている感じ。<br /><br />

    自宅でチェックインを終えたので、そんなに
    早くつかなくてもいいのだが、普通の特急は
    30分後だったので、お金持ちが乗るというス
    カイライナーに貧乏人も乗ってみんと乗るなり。

    席は窓側だけが規則的に埋まっている感じ。

  • 東京と千葉のごちゃごちゃした市街地を<br />15分余りで走り抜けると千葉の田園風景が<br />延々と続いた。<br /><br />まもなく日の出だ。<br /><br />やうやう明け行く山ぎはがいい色に染まっている。

    東京と千葉のごちゃごちゃした市街地を
    15分余りで走り抜けると千葉の田園風景が
    延々と続いた。

    まもなく日の出だ。

    やうやう明け行く山ぎはがいい色に染まっている。

  • 7時に第2ターミナルに着き、まずは<br />チャイナエアラインのカウンターに行き、<br />荷物を預けた。<br /><br />搭乗時間までまだ2時間以上あるが、<br />出国審査の南ウィング側が閉まっていて、<br />北ウィング側しか空いておらず、出国審査<br />を待つ人の行列が100メートル以上に<br />なっていた。<br /><br />とりあえず、イミグレは早く通っておこうと、<br />並ぶことにした。<br /><br />横入り大好き大陸人民はいなかったが、<br />落ち着きのないフィリピン人どもが、<br />列を離れては戻りを繰り返していた。<br />イラつくぜ。<br /><br />列が進まないのは荷物検査のところだけで、<br />出国審査に向かう日本人は少なく、特に<br />指紋認証のところは誰もおらず、数秒でスルー。<br /><br /><br /><br /><br />

    7時に第2ターミナルに着き、まずは
    チャイナエアラインのカウンターに行き、
    荷物を預けた。

    搭乗時間までまだ2時間以上あるが、
    出国審査の南ウィング側が閉まっていて、
    北ウィング側しか空いておらず、出国審査
    を待つ人の行列が100メートル以上に
    なっていた。

    とりあえず、イミグレは早く通っておこうと、
    並ぶことにした。

    横入り大好き大陸人民はいなかったが、
    落ち着きのないフィリピン人どもが、
    列を離れては戻りを繰り返していた。
    イラつくぜ。

    列が進まないのは荷物検査のところだけで、
    出国審査に向かう日本人は少なく、特に
    指紋認証のところは誰もおらず、数秒でスルー。




  • 搭乗開始時間が来てもなかなか乗せてもらえない。<br /><br />機材の何とかがどうこうしてというアナウンスが<br />流れたが、チャイナエアラインはいつも搭乗が<br />ずれ込む。<br /><br />ぼくの座席は40番台の真ん中の列だが、ほぼ最<br />後方のためか、3列だった。<br /><br />搭乗後も9時半になっても出発しない。<br /><br />チェックインした客がまだ登場していないのか。<br /><br />席は大方埋まっていたが、ぼくの隣は2席とも<br />空いたままだった。<br /><br />10時前になって若者が数人どやどやと入ってき<br />て、ぼくの隣とその向こうに座った。<br /><br />待たせやがって。さっさと搭乗しろよな。<br /><br />ちなみに、一つ向こうの若者は、飛行中に気分<br />が悪くなったようで、便所で吐いたと言っていた。<br /><br />飛行機に酔う人もいるんだな。<br /><br />さて、不運にも東シナ海に墜落となったときに<br />抱きついて道連れにするスッチーをかなりかわ<br />いい曾さんに決定し、飛行機は40分近く遅れて<br />出発。<br /><br /><br /><br />

    搭乗開始時間が来てもなかなか乗せてもらえない。

    機材の何とかがどうこうしてというアナウンスが
    流れたが、チャイナエアラインはいつも搭乗が
    ずれ込む。

    ぼくの座席は40番台の真ん中の列だが、ほぼ最
    後方のためか、3列だった。

    搭乗後も9時半になっても出発しない。

    チェックインした客がまだ登場していないのか。

    席は大方埋まっていたが、ぼくの隣は2席とも
    空いたままだった。

    10時前になって若者が数人どやどやと入ってき
    て、ぼくの隣とその向こうに座った。

    待たせやがって。さっさと搭乗しろよな。

    ちなみに、一つ向こうの若者は、飛行中に気分
    が悪くなったようで、便所で吐いたと言っていた。

    飛行機に酔う人もいるんだな。

    さて、不運にも東シナ海に墜落となったときに
    抱きついて道連れにするスッチーをかなりかわ
    いい曾さんに決定し、飛行機は40分近く遅れて
    出発。



  • 定刻より10分遅れの12時50分に桃園国際空港<br />に着いた。<br /><br />第一関門の入国審査には長大な列ができていた。<br /><br />これだから桃園は嫌なんだ。<br /><br />ぼくが並んだ列の係官がトロいのか何だかわ<br />からないが、周囲の列はどんどん進んでいく<br />のに、肝心のぼくの列はなかなか進まない。<br /><br />結局、13時10分に並び、入国は13時30分だった。<br /><br />荷物受け取りの前に両替を済ませた。<br /><br />1万円が2621元にしかならない。<br /><br />去年の夏に来た時の水準にまで安くなっていた。<br /><br />よくもやってくれたなFRB。こんな時期に<br />利上げしやがって。大損だよバカヤロー。<br /><br />荷物はすでにターンテーブルの上に流れていて、<br />ぼくのバックパックも流れていた。<br /><br />けっこう荷物の間隔が空いていたので、ほとん<br />どの人がもう受け取りを済ませたようだ。

    定刻より10分遅れの12時50分に桃園国際空港
    に着いた。

    第一関門の入国審査には長大な列ができていた。

    これだから桃園は嫌なんだ。

    ぼくが並んだ列の係官がトロいのか何だかわ
    からないが、周囲の列はどんどん進んでいく
    のに、肝心のぼくの列はなかなか進まない。

    結局、13時10分に並び、入国は13時30分だった。

    荷物受け取りの前に両替を済ませた。

    1万円が2621元にしかならない。

    去年の夏に来た時の水準にまで安くなっていた。

    よくもやってくれたなFRB。こんな時期に
    利上げしやがって。大損だよバカヤロー。

    荷物はすでにターンテーブルの上に流れていて、
    ぼくのバックパックも流れていた。

    けっこう荷物の間隔が空いていたので、ほとん
    どの人がもう受け取りを済ませたようだ。

  • さて、次は第二関門。台北への移動である。<br /><br />空港利用者の大半は台北へバスで行くから、<br />バス乗り場はいつも人でごった返している。<br /><br />おまけに、國光客運のバスは、待てど暮ら<br />せど来ないことがある。<br /><br />一度、1時間近く待たされたことがあった。<br /><br />今回もそんなに待たされるのはかなわんと<br />思い、桃園まで出て、そこから台北へ電車<br />を使う作戦を採った。<br /><br />桃園までは36元。切符売り場の統聯バス<br />(Ubus)の女の子によると1時間かか<br />るという。<br /><br />窓口では桃園行きのきっぷは売らないので<br />乗車の時に支払ってくれと言われた。<br /><br />言われた通り外に出て、バス乗り場で待った。<br /><br />風が暖かい! 東京の骨まで凍り付くよう<br />な冷たい風とは全く違う。これは助かる。<br /><br />桃園行きのバスは14時ちょうどに来た。<br /><br />國光客運の台北行きのようなハイデッカー<br />車ではなく、路線バスだった。乗客は数人。<br /><br />國光客運の乗り場を通ったが、えげつない<br />くらい人がいた。<br /><br />あれじゃ、何台もバスを待たなければ乗れ<br />ないのではないか。<br /><br />切符売り場では桃園まで1時間と言われた<br />が、実際には30分余りで着いた。<br /><br /><br />

    さて、次は第二関門。台北への移動である。

    空港利用者の大半は台北へバスで行くから、
    バス乗り場はいつも人でごった返している。

    おまけに、國光客運のバスは、待てど暮ら
    せど来ないことがある。

    一度、1時間近く待たされたことがあった。

    今回もそんなに待たされるのはかなわんと
    思い、桃園まで出て、そこから台北へ電車
    を使う作戦を採った。

    桃園までは36元。切符売り場の統聯バス
    (Ubus)の女の子によると1時間かか
    るという。

    窓口では桃園行きのきっぷは売らないので
    乗車の時に支払ってくれと言われた。

    言われた通り外に出て、バス乗り場で待った。

    風が暖かい! 東京の骨まで凍り付くよう
    な冷たい風とは全く違う。これは助かる。

    桃園行きのバスは14時ちょうどに来た。

    國光客運の台北行きのようなハイデッカー
    車ではなく、路線バスだった。乗客は数人。

    國光客運の乗り場を通ったが、えげつない
    くらい人がいた。

    あれじゃ、何台もバスを待たなければ乗れ
    ないのではないか。

    切符売り場では桃園まで1時間と言われた
    が、実際には30分余りで着いた。


  • とりあえず腹が減ったので、新光三越の地下の<br />フードコートに行った。<br /><br />日本の丸亀製麺があったので、ここで肉うどん<br />を食べた。<br /><br />うどんは発音に合わせて「烏龍」と表示するよ<br />うだ。<br /><br />薄味でうまかった。台湾の牛肉麺もこういう味<br />付けにすればもっとうまいのにと思う。<br /><br />さて、腹ごしらえも終わったので、電車で台北<br />に向かう。<br /><br />上りホームに降りると、人だらけだった。<br /><br />土曜日の午後だからだろうか。もっとも、上り<br />線はいつも込み合っているが。<br /><br />15時2分の基隆行きに乗った。停車駅でドカド<br />カと人が乗ってきて、ほとんど朝晩のラッシュ<br />状態となった。<br /><br />板橋でたくさんの人が降り、ほんの短い時間だ<br />が座ることができた。<br /><br />台北に着いたのは15時40分ごろだった。<br /><br /><br />

    とりあえず腹が減ったので、新光三越の地下の
    フードコートに行った。

    日本の丸亀製麺があったので、ここで肉うどん
    を食べた。

    うどんは発音に合わせて「烏龍」と表示するよ
    うだ。

    薄味でうまかった。台湾の牛肉麺もこういう味
    付けにすればもっとうまいのにと思う。

    さて、腹ごしらえも終わったので、電車で台北
    に向かう。

    上りホームに降りると、人だらけだった。

    土曜日の午後だからだろうか。もっとも、上り
    線はいつも込み合っているが。

    15時2分の基隆行きに乗った。停車駅でドカド
    カと人が乗ってきて、ほとんど朝晩のラッシュ
    状態となった。

    板橋でたくさんの人が降り、ほんの短い時間だ
    が座ることができた。

    台北に着いたのは15時40分ごろだった。


  • 台北の街の街のあちこちには中華民国旗がはた<br />めいていた。何か行事でもあるのだろうか。<br /><br />

    台北の街の街のあちこちには中華民国旗がはた
    めいていた。何か行事でもあるのだろうか。

  • 北平東路を天津大飯店目指して歩いた。<br /><br />この印象的な色のホテルが見えればもうすぐだ。<br /><br />けっこうしゃれた感じだから2千元以上する<br />んだろうな。

    北平東路を天津大飯店目指して歩いた。

    この印象的な色のホテルが見えればもうすぐだ。

    けっこうしゃれた感じだから2千元以上する
    んだろうな。

  • 天津大飯店にチェックインをしたのは16時過ぎ。<br /><br />メールで予約したが、返事がなく本当に予約で<br />きているのか心配だった。<br /><br />これをまあちゃんさんに言うと「おれが聞いて<br />やる」と、天津大飯店にメールで尋ねてくれた。<br /><br />天津大飯店からは「確かにご予約いただいてお<br />ります」との返事があったとのこと。<br /><br />今回もまあちゃんさんには世話になりっぱなし<br />である。<br /><br />フロントで尋ねると、やるやんはすでに昨日か<br />ら宿泊しているという。<br /><br />彼の部屋番号を聞き、8階の自分の部屋へ入った。<br /><br />やるやんは外出中なので、旅装を解いて外に出た。<br /><br />コンビニで現地人気取りで新聞を買い、イート<br />インでカフェオレを飲んだ。<br /><br />宿に戻り再びやるやんの部屋に電話をすると、<br />戻っていたので、19時にめしを食いに行こうと<br />約束。<br /><br />TVBSでは新北市での歓楽聖誕祭というクリ<br />スマスライブを中継していた。<br /><br />新北市が主催している無料の屋外ライブである。<br /><br />Populadyらが出ていた。司会者の男の衣装はほ<br />とんどせんだみつおだった。<br /><br />19時に下へ降りると、やるやんはすでにフロン<br />トのソファでくつろいでいた。<br /><br />とりあえず、当てはないが、外に出て林森北路<br />を渡り、日本人向けのバーがいくつもある路地<br />の入口に日本風居酒屋があった。<br /><br />外のメニューを見ていると中から女の子が来て<br />促されるように中に入った。<br /><br />飲み物は日本のビールしかなく、日本で飲むの<br />と同じくらいの値段がする。<br /><br />焼き鳥も日本よりちょっと高いくらいか。<br /><br />ビールのジョッキと料理を2~3品注文した。<br /><br />ネギ間も写真の鶏肉に明太子を詰めて焼いたも<br />のも、焼き物は全部焦げて出てきた。ふたりと<br />も苦笑いである。<br /><br />値段も大したものを頼んでいないのにちょっと<br />高かった。日本人料金ということなんだろう。<br /><br />お互いここはちょっとイマイチと目で確認しあ<br />い、そそくさと外に出た。<br /><br />外に出ると向かいのバーやエロマッサージ店か<br />ら声がかかった。<br /><br />これらを無視し、長安東路に向けて歩いた。<br />

    天津大飯店にチェックインをしたのは16時過ぎ。

    メールで予約したが、返事がなく本当に予約で
    きているのか心配だった。

    これをまあちゃんさんに言うと「おれが聞いて
    やる」と、天津大飯店にメールで尋ねてくれた。

    天津大飯店からは「確かにご予約いただいてお
    ります」との返事があったとのこと。

    今回もまあちゃんさんには世話になりっぱなし
    である。

    フロントで尋ねると、やるやんはすでに昨日か
    ら宿泊しているという。

    彼の部屋番号を聞き、8階の自分の部屋へ入った。

    やるやんは外出中なので、旅装を解いて外に出た。

    コンビニで現地人気取りで新聞を買い、イート
    インでカフェオレを飲んだ。

    宿に戻り再びやるやんの部屋に電話をすると、
    戻っていたので、19時にめしを食いに行こうと
    約束。

    TVBSでは新北市での歓楽聖誕祭というクリ
    スマスライブを中継していた。

    新北市が主催している無料の屋外ライブである。

    Populadyらが出ていた。司会者の男の衣装はほ
    とんどせんだみつおだった。

    19時に下へ降りると、やるやんはすでにフロン
    トのソファでくつろいでいた。

    とりあえず、当てはないが、外に出て林森北路
    を渡り、日本人向けのバーがいくつもある路地
    の入口に日本風居酒屋があった。

    外のメニューを見ていると中から女の子が来て
    促されるように中に入った。

    飲み物は日本のビールしかなく、日本で飲むの
    と同じくらいの値段がする。

    焼き鳥も日本よりちょっと高いくらいか。

    ビールのジョッキと料理を2~3品注文した。

    ネギ間も写真の鶏肉に明太子を詰めて焼いたも
    のも、焼き物は全部焦げて出てきた。ふたりと
    も苦笑いである。

    値段も大したものを頼んでいないのにちょっと
    高かった。日本人料金ということなんだろう。

    お互いここはちょっとイマイチと目で確認しあ
    い、そそくさと外に出た。

    外に出ると向かいのバーやエロマッサージ店か
    ら声がかかった。

    これらを無視し、長安東路に向けて歩いた。

  • 長安東路には台湾人向けの「熱炒」あるいは<br />「快炒」と呼ばれる居酒屋みたいなのがけっ<br />こうあるので、いくつか店を見ながら歩いた。<br /><br />ふと足を止めた「33区」という店の中を見る<br />と、中からおばちゃんが出てきて、我々を促<br />すように中に入れた。<br /><br />扉はなく、中の様子が丸見えになる構造にな<br />っていて、ビアホールくらいの店内はそこそ<br />こ人が入っていた。<br /><br />席に着くとおばちゃんが外の生けすに僕らを<br />連れて行き、どれかを選べと言っているよう<br />だった。<br /><br />イカやエビが泳いでいたが、イカが半分だと<br />300元だというので、料理してもらうことにした。<br /><br /><br />

    長安東路には台湾人向けの「熱炒」あるいは
    「快炒」と呼ばれる居酒屋みたいなのがけっ
    こうあるので、いくつか店を見ながら歩いた。

    ふと足を止めた「33区」という店の中を見る
    と、中からおばちゃんが出てきて、我々を促
    すように中に入れた。

    扉はなく、中の様子が丸見えになる構造にな
    っていて、ビアホールくらいの店内はそこそ
    こ人が入っていた。

    席に着くとおばちゃんが外の生けすに僕らを
    連れて行き、どれかを選べと言っているよう
    だった。

    イカやエビが泳いでいたが、イカが半分だと
    300元だというので、料理してもらうことにした。


  • 席につくと、白いミニスカートにロング<br />ブーツのビアガールがやってきて、大陸<br />の「燕京ビール」をすすめてきた。<br /><br />「ガール」と呼ぶには少々トウが立った<br />感が無きにしもあらずだが、100元ちょっ<br />とと安いのでそれにした。<br /><br />ラベルには「純生」とあるが、昔日本に<br />も「純生」というビールがあったなあ。<br />サントリーだったか。<br /><br />コップに注ぐと泡は数秒で消えてしまった。<br /><br />ま、安いからいいか。<br />

    席につくと、白いミニスカートにロング
    ブーツのビアガールがやってきて、大陸
    の「燕京ビール」をすすめてきた。

    「ガール」と呼ぶには少々トウが立った
    感が無きにしもあらずだが、100元ちょっ
    とと安いのでそれにした。

    ラベルには「純生」とあるが、昔日本に
    も「純生」というビールがあったなあ。
    サントリーだったか。

    コップに注ぐと泡は数秒で消えてしまった。

    ま、安いからいいか。

  • イカは油で揚げて、唐辛子とネギと塩たまご<br />を砕いたもので炒められてでてきた。うまい。<br /><br />やるやんによると有名な客家料理らしい。

    イカは油で揚げて、唐辛子とネギと塩たまご
    を砕いたもので炒められてでてきた。うまい。

    やるやんによると有名な客家料理らしい。

  • こちらは、キジバトを開きにして焼いたもの。<br /><br />肉はやや少ないが味付けはうまかった。<br /><br />ほかに2品ほど頼んだが、勘定は千元を超<br />えなかった。<br /><br />安いしうまいしで、大正解であった。

    こちらは、キジバトを開きにして焼いたもの。

    肉はやや少ないが味付けはうまかった。

    ほかに2品ほど頼んだが、勘定は千元を超
    えなかった。

    安いしうまいしで、大正解であった。

  • 天津大飯店にもどると、まあちゃんさんが<br />ロビーにいた。<br /><br />このまま3人連れ立って、大倉久和ホテル<br />脇の路地を行ったところにあるバーへ。<br /><br />天津街と南京路の交差点に信号ができてお<br />り、警察のある交差点まで遠回りすること<br />もなくなった。<br /><br />一応日本人向けのバーだが、500元で飲み放<br />題という安さから、台湾人の客も多い。<br /><br />酒を飲みながら4トラベラーの話題になった。<br /><br />「おれらの知らんとこでデートとかしてるみた<br />いですね」<br />「どっちが誘うんですかね」<br />「そら女からじゃない?」<br /><br />「Aの実家はどえらい金持ちらしい」<br /><br />「オフ会に来たBはべっぴんやった」<br />(↑あっ、誰が言ったか分かってしまう)<br /><br />「Cさんいいですよね」<br />「じゃあ誘ってみれば?」<br />「けど、ちょっとツンとしたところが・・・」<br /><br />本人が聞いたら「ほっといてよ!」と怒られそ<br />うな噂話に酒も進んだ。<br /><br />50過ぎたおっさん同士でも話すことは<br />女の話ばかりである。<br /><br />もっとも、女性陣も同じようなものなんだろう。<br /><br />零時ごろまでこんな他愛のない話をし、<br />明日のうち打ち合わせをして宿に戻った。<br /><br /><br /><br />

    天津大飯店にもどると、まあちゃんさんが
    ロビーにいた。

    このまま3人連れ立って、大倉久和ホテル
    脇の路地を行ったところにあるバーへ。

    天津街と南京路の交差点に信号ができてお
    り、警察のある交差点まで遠回りすること
    もなくなった。

    一応日本人向けのバーだが、500元で飲み放
    題という安さから、台湾人の客も多い。

    酒を飲みながら4トラベラーの話題になった。

    「おれらの知らんとこでデートとかしてるみた
    いですね」
    「どっちが誘うんですかね」
    「そら女からじゃない?」

    「Aの実家はどえらい金持ちらしい」

    「オフ会に来たBはべっぴんやった」
    (↑あっ、誰が言ったか分かってしまう)

    「Cさんいいですよね」
    「じゃあ誘ってみれば?」
    「けど、ちょっとツンとしたところが・・・」

    本人が聞いたら「ほっといてよ!」と怒られそ
    うな噂話に酒も進んだ。

    50過ぎたおっさん同士でも話すことは
    女の話ばかりである。

    もっとも、女性陣も同じようなものなんだろう。

    零時ごろまでこんな他愛のない話をし、
    明日のうち打ち合わせをして宿に戻った。



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この旅行記へのコメント (8)

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  • 偽占い師さん 2017/05/01 00:49:04
    初めまして
    私はまさに台北でのんびり朝散歩していたら実家から電話が!
    「あんた復興航空倒産したで!楽天から連絡あったわ」だそうで…
    楽天を通じて航空券を買っていましたので、振り替えもなにもかも
    スムーズにすみましたが、「航空会社倒産」はほんとにビックリしました。
    「帰りどーすんの??」とそのときはハラハラしましたが、
    考えてみれば最悪の事態でもでもここは台湾w
    どうとでもなります罠www

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2017/05/01 05:12:44
    凄い経験ですね

    書き込みありがとうございます。

    旅行中に復興航空の倒産を経験されたとは、
    すごいですね。

    なるほど、ちゃんとした旅行会社ならそういう
    ふうに振り替えてもらえるんですね。

    復興のHPから直接買った、このときの旅仲間
    は、返金は3月になってやっと行われたそうです。

    航空会社選びも旅行会社選びも大事ですね。

    では。
  • winningさん 2017/02/01 20:13:56
    一気に4本
    winningです。
    土曜日はお疲れ様でした。

    一気に旅行記4本更新されましたね。
    私も一気に読ませていただきました。
    今後、海外行った際には、現地TVの女子アナ画像入手したいと思います。

    まさかの時に抱きつくCAさんには、当然連絡先聞いたのでしょう。
    そこは行っとかないとね(爆)

    あ、最後に痛風お大事に。

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2017/02/04 08:53:24
    RE: 一気に4本
    旅行記にポイントが付与されるキャンペーンが
    1月いっぱいなので、もう必死に頑張りましたよ。

    これで2千ポイントゲットです、ぐふっ。


    > まさかの時に抱きつくCAさんには、当然連絡先聞いたのでしょう。
    > そこは行っとかないとね(爆)


    無理無理無理無理!

    絶対に「はあ?」って顔されますよ。
  • やるやんさん 2017/01/31 20:48:09
    兄貴やりますなー
    ハイペリオンの兄貴

    痛風は大丈夫ですか?

    台湾旅行記読ませていただきます。

    ただ・・・

    僕多分・・・そこにいませんでした


    byやるやん

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2017/02/01 10:47:16
    RE: 兄貴やりますなー
    あざあーっす。

    いやもう、旅行記へのポイント付与キャンペーンが
    1月いっぱいが期限だったので、もう必死でやりま
    したよ。

    これで二千ポイントげっとです。

    > 僕多分・・・そこにいませんでした

    あっ、そうでしたっけ。

    じゃあ別の人が言ったのと混同したかな・・・ということで。
  • まあちゃんさん 2017/01/31 18:15:05
    おもろいなぁ
    読んでるだけで一緒に行ってる気がする程引き込まれた文面に乾杯。

    ハイペリオン

    ハイペリオンさん からの返信 2017/02/01 10:44:04
    RE: おもろいなぁ
    ありがとうございます。

    旅行記にポイントが付与されるのが1月いっぱい
    だったので、必死でやりました。

    ではまた。

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