2016/10/02 - 2016/10/10
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funasanさん
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音楽好きの友人に「10月にウィーンに行く」と話したら、「自分も行きたい」という返事だった。航空券はビジネスクラスで既に手配済みなので、彼とは現地集合・現地解散となる。リタイアシニア男性2名、ウィーンで8連泊し、オペラ3回、クラシック演奏会4回、ミュージカル1回の合計8公演に参加するという音楽三味の旅となった。
写真:ウィーン国立オペラ座
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本書出版により今まで4トラで長らくご覧頂いたビジネスクラスの旅(欧米路線)の旅行記を非公開とさせて頂きます。
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私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
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10月2日(日)午後、コペンハーゲンからウィーンに到着。リンク添いの並木は色ずいており、秋の気配が漂う。それにしても寒い!日本の晩秋~初冬の気温である。
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私にとってウィーンは4度目の訪問である。クラシック音楽好きの私にとってウィーンにいるだけで幸せになる。しかも、時期は“秋”。夏の騒々しい観光シーズンは終わり、本格的音楽シーズンに突入している。
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ウィーン国立オペラ座(写真)で本格的なオペラを鑑賞する。これは音楽好きの日本人にとっては憧れのシーンであろう。では、どうやってオペラのチケットを手に入れるのか?
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最も確実で安く手に入れる方法はウィーン国立オペラ座のホームページ(下記参照)から直接購入する方法である。慣れないと使いにくいが座席番号を指定して予約ができる。クレジットカード決済で予約確認書(写真)を印刷しておけば大丈夫である。(注:変更・返金不可)
http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node/home/Startseite-Content.en.php -
その予約確認書を持参してオペラ座裏にある「国立劇場前売りセンター」に行き、チケット(写真)を受け取る。10月5日(水)19:00より、本日の出し物は超有名なオペラ:ヴェルディ『アイーダ』である。チケット代金は54ユーロ。1ユーロ=115円換算で6210円。この値段で本場のオペラが鑑賞できる。ステージが見えないようないい加減な席ではない。座席はバルコニー最前列だ。
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開演の30分前にはオペラ座に行き、先ずは荷物やコートをクロークにあずける。身軽になったら劇場内を探検してみよう。
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ウィーン国立オペラ座の内部(写真)は豪華絢爛でハプスブルク家の貴族階級になったつもりで館内を散歩する。もちろんドレスアップして。ただし、服装はかなりラフになってきており、私はネクタイなしの黒いジャケット着用である。
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そして、早めに自分の座席を探す。これが一苦労である。本日は「バルコン、左側、第1列(最前列)18番」。写真の最上段が「ガレリー」で、その下段が「バルコン」。この写真は自分の座席から開演直前に撮ったものである。
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バルコニー最前列なので誠に眺めがよい。オーケストラボックス(写真)は舞台の下に潜り込むのではなく、ステージ前に全員が顔を出している。彼らはウィーン国立オペラ座の専属楽団員で、彼らの中から「ウィーンフィルハーモニー管弦楽団」を構成する。ウィーンフィルをバックにオペラを鑑賞するという最高の舞台である。
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公演中は一切写真撮影禁止なので、本格的に見たい人はユーチューブからオペラ「アイーダ」(サンフランシスコ・オペラ)をどうぞ。全曲演奏(2時間43分)
写真は第2幕終了後のカーテンコール
https://www.youtube.com/watch?v=b8rsOzPzYr8 -
ラダメスがエチオピア軍に勝利してエジプトに凱旋するシーン「凱旋行進曲」は鳥肌が立つほど感動する。7分21秒の演奏なので是非お聞き下さい。
写真は第2幕終了後のカーテンコール
https://www.youtube.com/watch?v=tnjs2ZFrKwA -
歌・合唱、いずれも圧倒的迫力と素晴らしい演奏で第1幕・第2幕(合計約90分)が終わってしまった。ここで30分の休憩に入る。お客は「ホワイへ」(写真)に急ぐ。
注:ホワイエとは、劇場やホールなどの、入口から観客席までの広い通路のことをいう。 主に幕間の休憩や、社交の場として使われる空間。 -
ここで、ワイン・シャンペングラスを傾け、カナッペ(写真)を食べながら談笑するのである。友人・家族がそろい、まさに貴族階級のサロンとなる。
注:カナッペ(仏:canapé、カナペとも)とは、一口大に切った食パンや 薄く切ったフランスパン、クラッカーなどに、チーズや野菜などをのせた料理。軽食のひとつ。 -
ホワイエは館内にいくつもあり、すいている場所(写真)を見つけて、コーラを注文、取り敢えず喉の乾きをうるおす。
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後半の第3幕・第4幕(約70分)はラダメスとアイーダの心理描写をした歌が多く眠くなる。座席前のパネルに表示された英語字幕を必死でおう。
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ここのオペラはドイツ語上演・英語字幕なので事前の勉強は不可欠である。ストーリーを頭に入れ、歌の細部は英語字幕でフォローする。
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悲劇的な最後とともにオペラ「アイーダ」は終了する。「ブラボー!」である。
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舞台左からラダメス、アイーダ、指揮者、アムネリス、アモナリス(エチオピア国王)、祭司。全4幕、合計約2時間40分にもわたるオペラが終了した。
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余韻を残しながらお客は席を立ち家路につく。気持ちが高まっているので、どこかのカフェに入って友人と「感動の共有」をしよう。
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オペラ座前にあるホテル「ブリストル」の夜景が綺麗だ。オペラが終了したあともウイーン中心部はオペラのように輝いている。この華やかさが実にいい。ウイーン、ブラボー!
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滞在ホテルから見たウィーンの朝焼け(写真)。秋晴れのさわやかなウイーンを期待したのであるが、全くダメであった。この日は例外的に快晴となった。
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今回は音楽紀行ということでウイーン観光はせず、もっぱらホテルでオペラの事前勉強をする。天気が悪いのでちょうどよい。
昨年の夏、夫婦2人でウイーンに1週間滞在し市内を歩き回った。その時の旅行記が以下に載っている。
http://www.e-funahashi.jp/city/wien/index.htm -
オペラ座の2回目の公演は10月7日(金)。演目は、これも超有名なプッチーニの悲劇的オペラ「トスカ」である。
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連日のオペラ・コンサートでウイーン滞在のリズムが出来てきた。夕方5時半ころから早めの夕食にし、開演30分前にはオペラ座に到着。夕闇迫る歩行者天国「ケルントナー通り」(写真)はいつも賑わっている。
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オペラ座の真正面に立つ高級ホテル「ブリストル」の外壁に灯りがともり、彫像が浮かびあがる。誠に美しくウィーンにふさわしい雰囲気を出している。
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開演前からホワイエ(写真)はオープンしているので、ここで腹ごしらえしてからオペラに望んでもいい。
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本日もドレスアップをして貴族の階段(写真)を上っていく。心臓の鼓動が少しずつ高まってくる。
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私の席は「バルコン、右側、第1列、14番」(写真)。前回と同じバルコニー最前列である。値段は54ユーロ(6210円)。いい席にもかかわらず意外と安い。実は日本のトヨタ自動車はウィーンオペラ座のスポンサーでお金を出している。素晴らしい文化貢献である。拍手!
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オペラ座の座席配置はシンプルであるが呼び方が難かしい。大きく分けて1階の平土間(パルケット)、2階~4階のボックス席(ロージェ)、5階のバルコン、6階のガレリーとなっている。
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さらに、舞台に対して、中央(ミッテ)、半分中央(ハルブミッテ)、側方(ザイテ)完全側方(ガンツザイテ)となり、それぞれ第1列(最前列)から2列、3列、と続く。私のお薦め座席はバルコン又はガレリーの中央・やや中央の最前列である。
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オペラ好きな人は以下「トスカ全曲」(メトロポリタン歌劇場)を鑑賞あれ。
https://www.youtube.com/watch?v=6tT6ZIHrYtc -
トスカ第2幕は悪人「スカルピア」の見せ場で、人間の悪徳ぶりをいかんなく発揮する。対するトスカの悲しいアリア「歌に生き、愛に生き」(以下参照)は感動ものである。
写真:カーテンコール中のトスカ
https://www.youtube.com/watch?v=EKXMjvmTCH4 -
オペラ鑑賞は疲れる。ドイツ語上演で英語字幕なので、“瞬間”英文読解し、内容を把握しながら歌に集中する。これが難かしい。休憩時間にホワイエで喉をうるおし、ストレッチ体操をする。
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ここで私からのアドバイスを1つ。日本からウイーンまでのロングフライトの翌日の夜のオペラは止めたほうがいい。まだ時差が解消されておれず、公演中無茶苦茶眠くなる。
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理想なのがウイーン到着して2日~3日は適当に市内観光旅行をして、時差が解消してからオペラに望むとよい。
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約2時間のトスカが終了。写真左からカヴァラドッシ、指揮者、トスカ、スカルピア。
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参考までに、ウィーン国立オペラ座の日本公演が2016年10月25日~11月15日まで、東京(東京文化会館)で6公演、横浜(神奈川県民ホール)で3公演開催される。
http://www.wien2016.jp/schedule/ -
チケット代金はS席:63000円~67000円、A席:58000円~61000円、B席:53000円~54000円、その他である。ウイーンからの引越し公演なのでチケット代は高くつく。オペラ座側として採算があうのか興味のあるところであるが、世界最高峰の1つ「ウイーン国立オペラ座」を日本に呼んで公演できることは素晴らしい。経済力があり、文化レベルが高くなければ実現できない。さすが、日本!
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ただし、東京公演S席の1/10の値段(6000円程度、バルコニー最前列)で本場オペラ座のオペラ鑑賞ができる意味は大きい。私の友人はフィンランド航空を使って「名古屋→ヘルシンキ→ウイーン」往復の航空券(エコノミークラス)を購入したのであるが、
総額101730円だった。
写真:オペラ座前にあるホテル「ザッハー」 -
オペラ座のオペラ2回のチケット代に航空代金を合わせても約12万円以内で収まる。東京公演2回のオペラ(S席)代金で本場ウイーンのオペラが2回見れる。音楽好きで時間の余裕がある人は是非トライしてみては。
これを添乗員付の旅行業者(例:JTBロイヤルロード銀座)に頼るとエコノミーで約70万円、ビジネスで約125万円もかかる。(2017年2月出発、オペラ三味ミラノ・ウイーン8日間)
→ウィーン音楽紀行2(コンツェルトハウス編)に続く
写真:オペラ終了後の夜のオペラ座
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