王様の散歩道で紅葉・黄葉を楽しむ（アビスコ国立公園）

2016/09/13 - 2016/09/13

アビスコ滞在２日目は、アビスコ国立公園内の「王様の散歩道（KUNGSLEDEN）」のごく一部を歩きました。
「王様の散歩道」は、2002年に放送された「北欧トレッキング紀行　白夜の大地“王様の散歩道”をゆく」（田中美佐子さん）で初めて知りました。「王様の散歩道」は全長440km（別の資料では530km）にも及ぶ山道で、田中美佐子さんの放送ではそのうちの70kmを4泊5日かけて歩いておられました（ケブネカイセ山南西のシンギからアビスコまでの最北端ルート。）今回はその最後の数km程度を、昼食時間を含めて4時間でゆっくり歩きました。田中美佐子さんの番組ではおおむね曇りや雨でこれといった絶景も無かったように記憶していたのですが、今回は紅葉・黄葉のベストシーズンとなり、しかも薄日が射し込む絶好の天気に恵まれました。
この方面への旅行を検討されている方には紅葉シーズンがオススメです。（日本のように人出の多さや渋滞にウンザリすることは一切ありません。）
なお、眺望に関しては、この日の午後に散策したアビスコ・マウンテンロッジ裏の遊歩道（王様の散歩道にも通じています）のほうが優れていました。また、紅葉と渓谷の美しさは、翌日に散策したアビスコ川下流域～トール湖河口のほうが迫力がありました。別途、旅行記を投稿する予定ですので、ご参考にしていただければ幸いです。

エリア アビスコ(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

王様の散歩道の入口ゲート。南のほうから400～500kmのトレッキングを続けてきた人たちにとってはここがめでたいゴールとなる。
なお、なぜか屋根の下に登山靴がぶら下げてあった。

紅葉の中に咲くピンク色の花。田中美佐子さんの番組で、金属を好む花「フィエルネリック」というのが紹介されていた。この花の咲いている土地を掘ると鉱物が出てくるという。もっともこの花の形は「シレネ　デオイカ（ナデシコマンテマ）」に似ているように見えた。

アビスコ川の渓流。なお、アビスコ川は「アビスコヨック川」と紹介されていたが、「ヨック（ユック）」というのは川という意味だそうなので、ここでは単に「アビスコ川」としておく。

この付近は流れも激しい

何層もの地層が見える。
奥の山はニューラ山

手前の岩の凹みは甌穴。

渓谷の出発点。これより川上は比較的川幅が広く、ゆるやかな流れになっている。

アビスコ川とニューラ山。

森の中はカラフルな紅葉。なお、赤い葉っぱは落葉ではなく、草紅葉。

根元付近がねじ曲がった白樺

リンゴベリー？

第二次大戦中に使われた塹壕。スウェーデンは中立を守ったが、万が一の侵入に備えて兵士たちが待機していたとか。

川の向こうにアビスコの山々が見える。

清流と山々。残雪もあり。

清流と山々。

リンゴベリー？とアビスコ川。

キノコも何種類かあった。

平原。アラスカではこのような平原は山火事の跡だと言われていたが、ここはツンドラ地帯のようだ。

白っぽい草はスギナ。

幹にとりつくキノコ

遠くの岩は亀裂が入っている。

アビスコ川を展望する高台。見えている山は、左から、バレンチュカ（1737ｍ）、バレンブキチュカ（1661ｍ）、ティムネフ（1743ｍ）、キーロン（1543ｍ）というような名前。（←聞き取りのため不確か）

高台から眺めるアビスコ川と国立公園内の山々。

高台から川岸まで下ってみた。

高台から下流方向を眺める。奥の山はニューラ山。

この場所は瞑想に適しているらしい。マインドフルネスの聖地か。

下流方向。左奥はニューラ山。

平原とアビスコの山々。

キノコ出現。

王様の散歩道から東にそれて、出発点のゲートに向けて別の道を歩く。

平原越しに眺めるラップポルテン。

平原越しに眺めるニューラ山方面。

湿地帯越しに眺めるアビスコの山々。

アリ塚。写真には写っていないが、アリがちょこまか動いていた。

湿原に敷かれた木道。

湿原と木道のパノラマ写真。

平原越しに眺めるニューラ山。

ニューラ山方面。

昼食後、再び木道のある場所へ。

もう１つの絶景ポイント、ニャッカヤーグレ湖が見えてきた。

湖畔から眺めるアビスコの山々。

湖畔から眺めるラップポルテン方面。

ニャッカヤーグレ湖のパノラマ写真。

湖の背中側に見えるニューラ山。

なぜか、動物の頭骨が。

スギナ。日本と異なり、ここのスギナは長持ちするようだ。春先にはツクシも出るらしい。

平原の紅葉を楽しむ。

ニューラ山方面の黄葉。なお、この山には翌日登った。山頂からもこの場所が見えていた。

トーレ湖（トーネ湖）方面へ向かう木道。

トーレ湖（トーネ湖）の湖面が見えてきた。

ニューラ山方面の黄葉と平原。

出発から約4時間（昼食時間を含む）。13時40分頃、スタート地点のゲートに戻る。