2016/09/29 - 2016/09/29
1位(同エリア22件中)
かっちんさん
北山形駅から山形盆地西部を北上し左沢駅まで結ぶ24.3kmの左沢線は、「あてらざわせん」と読みます。
果樹園と田園地帯を走る左沢線は、「フルーツライン左沢線」と呼ばれています。
今の時期、田園地帯は黄金色になり、稲穂を天日干しする「稲掛け」の風景を見ることができます。
今日は朝から雨のため、月山の登山を取りやめ、山形駅から左沢線を往復乗車し、途中の沿線で稲掛け風景とローカル鉄道の写真を撮ることにします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
左沢線時刻表
1時間に1本の頻度で走る左沢(あてらざわ)線。昼の時間帯が途中の寒河江(さがえ)行きになります。
かっちんは山形駅から11時55分発の左沢行きに乗ります。 -
長靴姿の子供たち
山形駅連絡通路を元気に歩いています。
今日は朝から雨です。 -
早めの昼食
山形駅ビル「エスパル」地下1階のそば処「三津屋」は、大正の終わりから伝統の味を伝承し続けています。
ここで、揚げ茄子冷やし蕎麦を美味しくいただきました。 -
山形駅左沢線ホーム
水色のラインで彩るキハ101は、左沢線専用の車両です。 -
左沢線のロゴマーク
ドア横のロゴマークは、「三つの山と川の流れ」をデザイン。
左沢線の内陸部に「出羽三山と最上川」があるので、これを表現しているようですね。 -
フルーツライナー
果樹園と田園地帯を走る左沢線は、路線愛称が「フルーツライン左沢線」です。 -
左沢線の路線図
山形~北山形間が奥羽本線、北山形~左沢間が左沢線で、列車は山形始発になっています。
奥羽本線(山形新幹線)の軌間が標準軌なので、山形~北山形間は狭軌の線路が別にあり、左沢線が単独に走ります。 -
北山形駅
山形駅を出発すると北山形駅で奥羽本線と分かれ、左沢線は北西方向へ向かいます。 -
田園の風景
都会の風景から田園地帯に変わり、稲刈りがすでに始まっています。 -
羽前山辺駅
ここで反対列車と交換します。
駅名板の形は、このあたりで栽培されているりんごです。 -
黄金色の絨毯
羽前金沢(うぜんかねざわ)のまわりは、一面が黄金色になっています。 -
左沢線の「最上川橋梁」
羽前長崎駅を過ぎると最上川橋梁を渡ります。
明治20年に東海道線木曽川に架設されたダブルワーレントラス橋梁を、大正10年に移設したものです。
現役で活躍する国内最古の鉄道橋で、土木遺産に選奨されています。
同じ橋梁が大正12年に白鷹町の旧国鉄長井線(現 山形鉄道フラワー長井線)にも移設されています。 -
フラワー長井線の「最上川橋梁」
2011年6月に山形鉄道フラワー長井線を訪れたときの写真です。
橋の名称も形状も同じであり、まさに双子の兄弟ですね。 -
ローカル線の雰囲気
サクランボの寒河江、慈恩寺の羽前高松を過ぎると、ほとんどの人が降り貸切列車になります。
車内設備はロングシートだけで、トイレが付いていません。 -
アーチの旧最上橋
大江町左沢地区に入ると、昭和15年に最上川に架けられた美しい三連アーチ橋が見えます。
この橋は土木遺産に選奨されています。
左沢は江戸時代に最上川舟運の重要な中継地点として栄え、米沢から運ばれた荷がここで積み替えられ、酒田まで「ひらた船」で運ばれました。 -
左沢駅
町の特産ラ・フランスが駅名板になっています。 -
終着駅の左沢
左沢線は大正11年に全線開業しました。
実は、左沢駅から旧長井線荒砥駅(大正12年開業)まで結ぶ左荒線(さこうせん)の計画があったのですが、実現されませんでした。
では、左沢から山形方面へ戻ります。 -
羽前金沢(うぜんかねざわ)
行きの列車で田園風景が素晴らしかった羽前金沢で列車を降ります。
2003年に改築された駅舎は、鳥が羽ばたいているような屋根のデザインで、素敵ですね。
では、これから田園風景と鉄道の写真を撮りに行きます。 -
行儀よく向き合う稲掛け
最近、コンバインで刈り取りと脱穀まで行ってしまう方法が主流ですが、山形では稲を天日干しする稲掛けをまだ見かけます。 -
餌を探すダイサギ
遠くに見える富士山のような山は、上山市の三吉山(さんきちやま)だと思います。 -
田んぼの稲を順番に刈り取ってます
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イチオシ
秋の田園地帯を走る左沢線(羽前金沢)
最初の鉄道写真です。 -
杭掛け(くいがけ)
杭のまわりに稲の穂を下に向けて天日干しする方法を「稲の杭掛け」と呼んでいます。 -
実りの秋が似合う青い列車
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イチオシ
黄金色の絨毯を走るフルーツライン(羽前金沢)
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色づく稲穂と天日干し
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黄金色の田園を走るローカル線
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軽快に走るディーゼルカー
遠くの町は天童で、意外と近いのです。 -
葉山
雨が止んで姿を現した葉山は、村山市と寒河江市の市境上にある標高1,462mの山です。
かつては山岳信仰の対象となっていたところです。
江戸時代初期まで葉山は羽黒山・月山とともに出羽三山の一山に数えられており、のちに葉山の山岳修験が衰退し一山が湯殿山に変わりました。 -
イチオシ
雨上がりの田園風景(羽前金沢)
青空と白い雲がアクセントになっています。 -
田園地帯に停車する左沢線
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イチオシ
稲掛けが揃って列車のお見送り(羽前金沢)
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秋の山形盆地を駆け抜ける左沢線
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田園風景の羽前金沢駅に到着する山形行き
16時を過ぎると冷たい風が吹き始めたので帰ることにします。
今頃、澄みきった青空になるとは・・・ -
山形駅に到着
白いビルは山形駅直結の「ホテルメトロポリタン」、右隣のビルは地上24階建ての「霞城セントラル」です。 -
今日の宿「ソーレインホテルズ」
山形駅前のビジネスホテルに泊まります。
何とシングル1泊3,850円という安さ。
朝食はおにぎりだけですが、好みの具を入れてその場で握ってくれます。 -
夕食は日本海庄や
9/28・29は年に一度の大感謝祭、お刺身全品が半額でした。
これは「どらばち盛り(8点盛×2切)」。1,580円を790円で味わうことができました。 -
いかソーメン
780円が390円。
とっても得した気分です。
今日は黄金色に輝く田園地帯の左沢線を十分楽しむことができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Weiwojingさん 2016/10/05 21:15:27
- 左沢線の田園風景は見事ですね。
- かっちんさん、こんばんは。
最初見た時「左沢線」の読み方が分かりませんでした。その後でふりがなが書かれていたのでわかりましたが、このような読み方には今まで出会うことがありませんでした。でも、パソコンで「あてらざわ」と入力すると、この漢字がすぐ出てきますね。驚きました。
秋のこの時期、稲穂を天日する稲掛けは見事ですね。今までこのような風景を見たことがありません。
長期にわたり外国に住んでいると、日本の知らないことがたくさんありますね。また、ニュースを見たりしていても、分からない社会現象や新しいことが次から次へと起こり、戸惑いを感じることが多いです。
でも、私は11月初めには日本に帰ることになっています。フィリピンでの生活も楽しいですが、いずれは日本に帰らなければなりません。その時期が近づいて来ました。
では、これで。
Tamegai
- かっちんさん からの返信 2016/10/06 09:42:35
- RE: 左沢線の田園風景は見事ですね。
- Tamegaiさん
こんにちは。
左沢駅は難読駅の中の一つです。
日本の四季はその季節ごとに素晴らしい情景を見せてくれるので、私も好きです。
特に秋は実りの光景が各地で見られます。
もうすぐ日本に帰られるのですね。
これから日本の四季とゆっくり親しんでください。
かっちん
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