2016秋 入笠山：青春１８きっぷ利用期間最終日にのんびりと長野の富士見へ

2016/09/10 - 2016/09/10

初心者でも簡単に登れると評判の入笠山。
青春１８きっぷの利用期間最終日に普通列車を乗り継いで、行ってきました。
JR中央本線の富士見駅からバス、ゴンドラで入笠山へ。湿原やお花畑、そして日本百名山のうち22座を望める360度パノラマが広がる山頂、堪能しました。

エリア 富士見(長野)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

最近、「青春１８きっぷ」にハマっている嫁はん。今年の夏は、その利用期間が９月１０日まで。その利用期間最終日に嫁はんに相乗りさせてもらいました。
私自身は、１８きっぷで旅行するのは大学生の時以来だろうか？ワクワクします。

朝６時前に自宅を出発し、JRの普通列車を乗り継いで甲府駅に到着

甲府からは8:53発の松本行きに乗ります
この日、１８きっぷ利用最終日のため、１８キッパーと思しき人たちで、どの列車も混みあっています。

車窓に甲斐駒ケ岳
この時点ではかろうじて、山頂がみえていましたが、その後は雲に隠れて入笠山からは、まったく見えなくなってしまいました

9:51、標高９５６ｍの富士見駅に到着
近くを通る中央自動車道の最高地点(標高１０１５ｍ)が、富士見の辺りなので、富士見駅も標高１０００ｍを越えていると勝手に想像していましたので、９５６ｍは「意外に低いなぁ」という感想です。

富士見駅から、ゴンドラ乗り場へは、無料のシャトルバスが出ています。
この日は、１０時発のみ。すでにかなり混んでいます。

本日の天気、晴れの予報。９月に入ったとはいえ、まだまだ暑い。甲府は昼は３０度まで気温上昇のようです。

バスはすぐに満員

すぐにもう１台バスが出るとのことで、定刻の１０時より数分前に出発

入笠山

帰りは、「水神の湯　ゆーとろん」に行く予定。

約１０分でゴンドラチケット売り場に到着

このバスで来ました

チケット売り場、標高１０５０ｍ

バス最前部の乗車だったので、すぐに購入できました。が、バスの乗車客の行列が３０名ほど後ろにできていました。

ゴンドラ往復で１６００円、次回の優待割引券と、

散策ガイドの小冊子をいただきました。

ゴンドラ乗り場までは少し距離があります

７年に１度の御柱祭で有名な諏訪大社御柱の分柱だそうです

この辺りは、冬はスキーのゲレンデと化します

ゴンドラ乗り場が見えてきました

チケット売り場から約５分歩いて、ゴンドラ乗り場に到着

校外学習の子供たちが大勢

BMXのお客も

ゴンドラ

入笠山の山頂は午前８時時点で晴れ、気温１４度

いよいよ出発です

背後には八ヶ岳。山頂付近は雲があり見えません。

８分間で標高約７３０ｍ登ります。
下にはBMXが！

既に紅葉が始まっている？というかそういう色の木なのか？？

途中１度、止まりましたが無事到着。

標高１７８０ｍ、気温１７度。
校外学習の子供たち

１０：４５、マップでコースを確認し、

入笠山に向かって歩き始めます

電動アシスト自転車のレンタルもあるようですね

しばらく進み、この鉄塔が目印

鉄塔を過ぎてすぐ、湿原への入口

少し歩き

シカが湿原に入るのを防ぐための柵あり

入笠湿原！
プチ尾瀬な感じ！！

様々な花が

花と蝶

振り向くとこんな感じ。
こっちから下ってきました

入笠湿原

出入り口にはシカ侵入防御柵

山彦荘

遊歩道を進みます

熊の目撃情報あり

御所平峠登山口

ここにもさまざまな花が

草原を抜けると

部分的に岩場

山頂へは、岩場コースを選択

１１：３５、山頂。
既に大勢の人たちがいます。

標高１９５５ｍ、スタート地点が１７８０ｍなので標高差２００ｍ以下。約５０分、とっても楽な山歩きでした。

山頂は、３６０度のパノラマが広がります。
日本百名山のなんと２２座を望めるらしいが、雲が出ていたのでこの日見られたのは、その半分ぐらいかな？

では、その３６０度パノラマを堪能しましょう。
北には、八ヶ岳。山頂付近にはずっと雲が、、、、。

東、この方向に富士山があるのだが、、、、見えない

南、甲斐駒ケ岳。雲がジャマや、、、、

西南、中央アルプス。こちらも山頂付近にばっちり雲が、、、、

西

乗鞍岳

北西、諏訪湖と北アルプス

穂高連山と、

槍ヶ岳！

さて昼食です

やはりビール(というか発泡酒)と(写真撮り忘れたが)カップ麺

そして食後のコーヒー
いつもの通り、神戸の美味しいコーヒーのお店Voice of Coffeeの豆です

これが、美味い！！

９月とはいえ、夏の様な暑さですが、空を見上げると秋っぽい雲

１３：１０
下山です。首切登山口へ下ります。

おぉ、気の早いプチ紅葉発見！

１３：２５
首切登山口におりました。首切という物騒な名前の由来は、、、

この首切清水。
高遠藩の金奉行が江戸に金を届ける際、ここで水を飲もうと腹這いになったときに、盗賊に首を切られた　との伝説からこの名がついたそうです

南へ歩き

１３：３５
大阿原湿原に到着。

標高１８１０ｍ、遊歩道が１．７ｋｍのループとなっています

ここもプチ尾瀬の様な雰囲気

最深部。
「ここで引き返すともったいない」との記述。この先のテイ沢というのがかなり良い雰囲気らしいのですが、戻るのが大変なので、当初の予定通りループを進みます。

コケがキレイ

日本とは思えない風景。シアトル近郊、温帯雨林のオリンピック国立公園を思い出します。

木道から

遊歩道へ

約２５分で湿原を歩き終わり、舗装路を戻ります。

途中にある、八ヶ岳ビューポイントから。やはり山頂には雲が。

１４：５０
入笠湿原に戻りました

来たときとは別のルートでゴンドラ方面へ戻ります
すぐ隣(左側)はＢＭＸの走路

入笠すずらん山野草公園へ
１５０種類の山野草がありますが、５月〜８月がピークで、９月はやや時期を外し気味か？
５月は５万本のカタクリや２０万本のドイツすずらんが見ものだそうです。

とはいえ、まだ咲いている花も見受けられます

ミヤマトリカブト、有毒です！
誰が誰に毒を盛るのか！？にわかに緊張が走ります(ウソ)。

サラシナショウマ

キキョウ

グンナイフウロ

最後にようやく、八ヶ岳の山頂が見えてきました

１５：２５
ゴンドラ、帰りは空いています。帰りのシャトルバスが１５：００のため、それに合わせて下山した方々が多いのでしょう。

空いているので、ゴンドラ一人占め

おしぼりサービスあり

ゴンドラ内に八ヶ岳伝説あり。
昔、八ヶ岳は富士山より高かったのだが、嫉妬した富士山に頭を叩かれ、八つに割れて低くなってしまった　とのこと。

ゴンドラを降りて、１５分ほど歩き、温泉「ゆーとろん水神の湯」に到着。１６：００

コスモス

温泉(８００円)とビールを堪能し、タクシーで富士見駅に戻りました。タクシー代１４００円。混雑時は、予約が必要とのことで、早めに１７：３０でタクシー予約していました。

富士見駅

富士見駅には昔の写真を展示したギャラリーがあります

１７：５０発の大月行き、１８きっぷ最終日なので混雑を懸念しましたが、無事座れました。
二十数年ぶりの１８きっぷの旅、楽しかったです！！
この日は、２３０３７歩。