2016/08/21 - 2016/08/25
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mondoさん
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9日間の夏休みで東アフリカのタンザニア、ルワンダ、ケニアに行ってきました。
旅2日目から6日目は4泊5日でアフリカ最高峰のキリマンジャロ(標高5895m)に登ってきました。いくつかルートがありますが、所要日数が最も短く難易度も低いと言われるマラングルートを選択。他のルートの場合は山小屋がなくテント泊になるようです。
登山道に難しい箇所はなく概ねなだらかで、高山病と寒さ対策が課題でしたが、高山病予防に服用したダイアモックスが効いたのか、幸い高山病は発症しませんでした。7月からほぼ毎週末に日本アルプスの3000m級の山に登っていたのも効果があったかもしれません。
1日目と2日目は行程が短いので、1日目に早く出発してホロンボハットまで登ってしまえば、3泊4日も十分可能だったのではないかと思いました。マチャメルート4泊5日(通常は5泊6日)で山頂からその日のうちに下山したという方もいたので、うまくアレンジすれば2泊3日も可能かもしれません。
<キリマンジャロ登山の行程>
1日目:マラングゲート(1879m)13:52-16:08マンダラハット(2720m)
2日目:マンダラハット08:08-12:03ホロンボハット(3720m)
3日目:ホロンボハット08:26-12:38キボハット(4720m)
4日目:キボハット00:01-04:35ギルマンズポイント(5685m)-05:14ステラポイント(5756m)-06:10ウフルピーク(5895m)06:28-06:59ステラポイント-07:23ギルマンズポイント-08:47キボハット10:02-12:20ホロンボハット
5日目:ホロンボハット06:39-08:59マンダラハット09:10-10:47マラングゲート
<キリマンジャロ登山の費用>
・登山ツアー:総額1357.64USD(国立公園に支払う費用728.2USD(入山料82.6USD×5日=413USD、山小屋宿泊費70.8USD×4泊=283.2USD、レスキューフィー20USD、クルーフィー2USD×6人)を含む。チップ別)
(※国立公園に支払う費用が2016年7月に100USD強値上がり)
・登山装備レンタル:合計140USD(水筒5USD、寝袋20USD、ストック15USD、ジャケット上下20USD×2、手袋5USD、目出し帽5USD、ポーター用ザック30USD、ダイアモックス20USD)
<旅程>
【1日目(8/20土)】
羽田0:30→ドーハ5:45(QR813=カタール航空)
ドーハ8:35→キリマンジャロ14:25(QR1355)
モシ泊
【2日目(8/21日)】
キリマンジャロ登山1日目
マンダラハット泊
【3日目(8/22月)】
キリマンジャロ登山2日目
ホロンボハット泊
【4日目(8/23火)】
キリマンジャロ登山3日目
キボハット泊
【5日目(8/24水)】
キリマンジャロ登山4日目
ホロンボハット泊
【6日目(8/25木)】
キリマンジャロ登山5日目
キリマンジャロ21:20→ナイロビ22:20(KQ437=ケニア航空)
ナイロビ24:25→キガリ24:50(KQ478)
キガリ泊
【7日目(8/26金)】
キガリ19:10→ナイロビ21:30(WB460=ルワンドエア)
ナイロビ泊
【8日目(8/27土)】
ナイロビ17:55→ドーハ23:20(QR1336)
【9日目(8/28日)】
ドーハ2:25→成田18:40(QR806)
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10時頃にモシからキリマンジャロの登山口に向けて出発。
キリマンジャロ登山は、ガイド、コック、ポーターを雇わなければならず、1人だと費用負担が重いです。
現地で手配した方が安く済むと思いますが、日程の余裕がないので事前に手配しました。 -
途中で食料の買い出しなどもしながら、登山口のマラングゲートへ。
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沿道の風景
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1時間強でマラングゲート(1879m)に到着
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マラングゲートの受付で入山の手続き。国立公園に支払う費用はクレジットカードで支払えました。
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手続にかなり時間がかかり待ちくたびれたので、出発前にランチを食べてしまいました。
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ようやく手続きを終えて写真左のゲートから登山開始。
マンダラハットまで8km(3時間)、ホロンボハットまで19km(8時間)、キボハットまで28km(13時間)、ウフルピークまで34km(19時間)と表示されていました。 -
マンダラハットまでは、樹林帯のなだらかな遊歩道のような道が続きました。
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のんびり歩いて約2時間15分でマンダラハット(2720m)に到着。
まずは受付で記帳しました。 -
宿泊する小屋
マンダラ ハット ホテル
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4人部屋の小屋内。
マットと枕は備え付けられていました。 -
マンダラハットと次のホロンボハットでは、到着後と翌朝にお湯と石鹸が支給されました。
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トイレは水洗で綺麗でした。写真左は水場。
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到着後のお茶とお菓子
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18:30頃から夕食。
毎回最初はスープでした。 -
メインディッシュ。
量が多く、完食はできませんでした。 -
翌朝は7:30頃に朝食
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8時過ぎにホロンボハットに向けて出発。
樹林帯を抜けましたが、引き続きなだらかな道が続きました。 -
荷物を頭の上に乗せて下山してくるポーターたち
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下山者一行
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鳩のような鳥
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約4時間でホロンボハット(3720m)に到着。
富士山頂と同程度の標高ですが、ゆっくり登ってきたためか、特に疲労や頭痛はありませんでした。ホロンボ ハット ホテル
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ここのトイレも水洗で綺麗でした。
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宿泊する小屋
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小屋内はマンダラハットと同じ構造(4人部屋)。
一番乗りだったので好きな場所を選べました。 -
昼食の弁当
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夕食まで暇だったので適当にぶらぶらしていましたが、ガイドの誘いで50分ほど歩いて「ゼブラロック」に行ってみました。
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ゼブラロック(標高約4000m)。
高度順応のためにホロンボハットに連泊した場合に訪れることが多いようです。 -
向こうに見えるのは「マウェンジ峰」(Mawenzi Peak、5151m)
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登るには特別の許可が必要だそうです。
山頂は針山のようで険しそうでした。 -
ホロンボハットに戻りました。
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18時頃から夕食
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メインディッシュはまたも完食できず。
2日目夕から4日目朝まで、高山病予防のためにダイアモックスを朝夕に半錠ずつ服用しましたが、そのためか就寝後に1時間半毎くらいに目覚めてトイレに行きました。 -
食事用の大きな小屋。
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登山3日目の朝。前日は雲に隠れていたキボ峰が見えました。
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朝食
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キボハットに向けて出発。
この先の標高は未経験なので、高山病にならないよう慎重を期して、歩くペースはガイドに任せました。 -
最終水場。キボハットには水場がないので、ポーターがここで水を汲んで運ぶそうです。
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植物の乏しい荒野となりました。道は引き続きなだらかです。
4,5月頃は雨季でこの辺りにも雪が積もったりするようです。 -
荷物を頭に乗せたポーター
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途中の休憩所で昼食。この辺りから少し雹が降り始めました。
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昼食
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休憩所にはカラスのような鳥が群がっていました。
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約4時間でキボハット(4720m)に到着。
キボ ハット ホテル
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これまでと違って大部屋で、食事もこの部屋内で頂きました。
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水がないのでトイレは水洗ではなく、床に穴が開いているだけでした。
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夕方頃には雪が降ってきました。
かなり寒く、動くと息切れするので、ほとんど小屋内で過ごしました。 -
17時頃から夕食
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メインディッシュは日々貧弱になってきたような、、、食材の日持ちの問題でしょうか。
深夜の出発に備えて19時頃には就寝しました。 -
深夜23時頃に起床。幸い高山病の症状は出ていませんでした。
出発前にお茶とお菓子。 -
深夜0時頃に出発し、極寒(マイナス10℃程度?)の中を超スローペースで登り、4時半頃にようやくギルマンズ・ポイント(5685m)に到着。登山道は九十九折を延々と登る感じでしたが、僅かに岩場がある以外は歩きやすい道でした。
服装は、半袖Tシャツ、長袖シャツ、フリース、ズボン、ジャケット上下各2枚重ね、手袋2枚重ね、目出し帽を着用。疲労に備えて今まで使ったことがないストックを念のためレンタルしましたが、結局一度も使いませんでした。息切れはしますが疲労はほとんどなく、とにかく寒いのでストックを持つよりポケットに手を突っ込んでいたかったです。
飲み物は、魔法瓶の湯とボトルの水をブレンドして時々飲みました。 -
6:10頃、遂に山頂のウフルピーク(5895m)に到着!
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氷河が見えました。
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到着直後にタイミング良く日の出
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キリマンジャロ山頂からのご来光!
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多くの人で賑わうウフルピーク。
日本の高校山岳部の横断幕を掲げて写真撮影しているグループもいました。キリマンジャロ国立公園 国立公園
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山頂西側の氷河
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アルーシャの近くのあるメルー山(4566m)と、キリマンジャロの山影
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こちらにも氷河
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ウフルピークを後にして引き返すと、多くの登山者が登ってきました。
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右手に氷河
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振り返って、ウフルピーク方面
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クレーター
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ステラポイント(5756m)
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クレーターと氷河
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ギルマンズ・ポイント(5685m)
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ウフルピーク方面
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ギルマンズ・ポイントからは、マウェンジ峰と眼下のキボハットが見えました。
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キボハットをズーム
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登りでは暗くて見えませんでしたが、ギルマンズポイントからキボハットへの下りはこんな道でした。登りでは九十九折りに歩きましたが、下りは富士山の砂走のような斜面を真っ直ぐに下山。薄っすらと雪が積もっていました。
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キボハットに到着。登りは6時間強かかりましたが、下りは2時間強でした。
背後に見えるのが登って来たキボ峰です。 -
ザックの外ポケットに入れていたボトル(左)の水は一部が凍っていました。
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キボハットで食事
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キボハットで1時間ほど休憩した後、マウェンジ峰を眺めながらホロンボハットへ。
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高山病などが重篤な症状になると、これでホロンボハットまで運ばれるそうです。ホロンボハットからはジープで運ばれるとか。
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マウェンジ峰
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振り返ってキボ峰
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2時間20分ほどでホロンボハットに到着
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17時頃から夕食
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下界はずっと雲海の下でした。
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最終日は6時前に朝食
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6時半過ぎにホロンボハットを出発。途中で雲海に突入しました。
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キボ峰(左)とマウェンジ峰(右)を見納め。
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途中のマンダラハットで少し休憩
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再びなだらかな樹林帯の道を歩いて
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登山口のマラングゲートに到着!
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受付で記帳し、登頂証明書を貰いました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- よーべんさん 2016/09/07 09:16:54
- お疲れさまでした!
- 登頂おめでとうございます!
そしてお疲れ様でした!
さっすが鉄人mondoさん。
いとも簡単に登頂してしまったかのように見えますよ。
キリマンジャロ登山は自分の夢の一つなので、すごく参考になりました。
続きも楽しみにしてまーす。
よーべん
- mondoさん からの返信 2016/09/07 23:18:52
- RE: お疲れさまでした!
- よーべんさん、コメントありがとうございます!
核心部は暗闇の中で写真がないので、旅行記だと簡単に見えてしまいますね。ギルマンズポイント直下では度々息切れしていました。
クスコやウユニで高山病が酷かったので、ホロンボハット以降は不安を抱えながらでしたが、山頂アタック前に目覚めた際に症状が出ておらず本当にほっとしました。たぶんダイアモックスのお陰です。
キリマンジャロ登山、実現できるといいですね。
氷河が近いうちに消失するとも言われているので、お早めに是非!
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- tanupamさん 2016/09/06 12:36:19
- 登頂おめでとうございます!
- mondoさん
こんにちは
キリマンジャロ登頂
とうとう達成ですね。
なんだか、年柄年中山登りをしているようなので
そんなに辛さとかもなく、へっちゃらだった・・
のようにお見受けします。
多少の費用はかかっても
その達成感はきっと素晴らしかったのでは・・・。
ヒコーキなどの文明の利器では行けない場所だけに
私も興味はありつつ、絶対にムリだろう、富士山すら
登ったことないのだから、なんて思います。
そして、いつかはエベレストでしょうか?
tanupam
- mondoさん からの返信 2016/09/06 23:07:15
- RE: 登頂おめでとうございます!
- tanupamさん、コメントありがとうございます。
5000m超えでの空気の薄さと寒さが大変でしたが、何とかキリマンジャロに登頂できました!苦労して登った後の絶景は感動もひとしおです。
1日の行程が短く歩くペースもかなりゆっくりなので、確かに疲れは殆どありませんでした。
高山病さえクリアすれば登山経験がなくても登れる山だと思いますので、tanupamさんも腰痛が治癒されたら是非。
エベレスト登頂は流石に無理だと思いますが、いつか間近に見えるところをトレッキングしてみたいです。
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