夏のレッサーパンダ紀行【８】 円山動物園　エイタ君メイン＆セイタ君メイン＆ギンっ子体重測定＆ギンちゃんの気晴らし屋外放飼！！ 円山レッサーを満喫させて頂きました

2016/07/23 - 2016/07/24

夏の北海道遠征の第２園は札幌市円山動物園、ナイトズーと通常開園の両方を楽しみました。

現在の円山レッサーの最大の話題はなんと言っても６月１５日に誕生したギンちゃんとエイタ君の第１子のおチビちゃん。
運が良ければ見れると言う”おチビちゃんの体重測定”の観覧はこの旅の目的そのものと言っても過言ではありません。

果たして運良くギンちゃんのおチビちゃんに会えるのか？
そして、ギンちゃん不在のメイン放飼場でリンゴタイムを務めるのは誰なのか？

乞うご期待です！！


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 札幌(北海道)

釧路空港から飛行機で新千歳空港へ、ＪＲ、新札幌、地下鉄経由で円山動物園には１７時３０分頃に到着しました。
今日は今夏最初のナイトズー日ですので、この時間からでも十分に動物園を楽しめます。

円山動物園の入園料は大人６００円、年間パスは１０００円です。

まずは何はともあれレッサーパンダ舎へ。

大きな蕗が自生してなかなか野趣溢れる放飼場で僕は好きです。
アジアゾーンがオープンした時はほとんど何も生えていなかったのに・・・自然のパワーってすごいですよね。

すでに展示はナイトズーモードに入っており、朝の展示メンバーからは交代していたようです。

ユキヒョウ舎側の放飼場にセイタ君。

真ん中の放飼場は空きで、メイン放飼場にはエイタ君が出ていました。

キーパーさんの話では今日のメインは昼頃までホクト君、そして、エイタ君に交代となったようです。

メインでのエイタ君に会うのはこれが初めて・・・嬉しいです。

アジアゾーンに移って以降のメイン放飼場はやはりキンギン姉妹のイメージが強いですが、キンちゃんが釧路にお嫁入りし、ギンちゃんは子育て中で非展示の今は、ホクト君、エイタ君をメインにセイタ君が谷間に入るシフトが組まれるようです。

もちろん、おチビちゃんがそれなりの体格と運動能力を備えた暁にはギンちゃんとおチビちゃんのメイン展示になると思われます。

コロボックル・エイタ。

午前中はメイン放飼場を担当していたホクト君がナイトズーでは屋内展示室を担当です。

ココちゃんは屋内ガラス張り展示室右側にいました。

ココちゃんは自分で毛を抜く癖が出ておりちょっと心配・・・キーパーさんの話によると、真菌などの感染はなくストレス性かも？とのことで、
ココちゃんも気晴らしにメインに出してあげたいのですが、他の子より暑さに弱いそうで、しかも、他の子の様に蕗の下で暑さを凌ぐよりも木の上で過ごすのを好む子なのでキーパーさんも躊躇している感じでした。

そして、先ほど来ご紹介しています通り、ギンちゃんは６月１５日にめでたく出産！！

現在、子育て中のために非展示です。

その他の動物情報です。

７月１３日に熱帯動物館から移動してきたマサイキリンのユウマ君の慣らしに伴いアフリカゾーンのキリン館は暫く閉鎖。

アジアゾーン熱帯雨林館もマレーバクのワカバちゃんのテンションが上がってしまうために、彼女にとっての昼間にあたるナイト時間帯は閉鎖となっていました。

ナイトズー時間帯も様々なイベントがありました。

こちらアザラシの夕食タイム。

繁殖期に入ったためにゴマフアザラシとゼニガタアザラシは種ではなく男女別での展示になっていました。

「何で今日はお客が帰らないんだ？」

扉から顔だけ出して残業中のデナリ氏。

リラちゃんはプールで遊びながら残業中。

キャンディちゃんはまったりさん。

札幌とは言え北海道の夕方は随分涼しくなるので彼らにはいいですよね・・・人間にとっては寒いくらいですが・・・。

１９時からレッサーパンダのリンゴタイムです。

もちろん、エイタ君がメインで頑張ります。

レッサーへの注目度の高い千葉市動物公園出身の彼だけにこう言ったイベントは難なくこなしていきますね。

ただ、こちらに移動して来てからフライング・エイタが封印されているのは少々残念ではあります。

あのフライングは傍にコウタ君（現、チリ国立動物園）と言うライバルがいたからこその技だったのかもしれませんね。

お立ち台でキーパーさんにおねだりおねだり！！

メインでもエイタ君のリンゴタイム満喫したところで、寒さでこちらがダウン・・・ナイトズー閉園まで１時間半を残し今日は撤退することにしました。

エイタ君、残業頑張ってね！！
また、明日！！

明けて翌日曜日。

地下鉄の円山公園駅から歩いて動物園の前に到着すると、ちょうどくらまるバスが発車するところでした。

まず今日は、昨年、不幸な事故で亡くなったウッチーさんの献花台に北海甘露（瓜？）を献甘露。

あなた達のことは忘れずに語り継ぐからね。

様々な要因があり一括りにはできませんが、３年ほど前から円山動物園がどうしようもなく悪い流れの循環に入っていたように思えてなりません。
こう言う時に人間に出来るのは、いい流れになるまでひたすら耐え忍ぶことだけの様に思います。
今年に入りサーバルのエンちゃんの件があり、まだ悪い流れが裁ち切れていないのかとも思いましたが、彼女が一命をとり留め、素早く、しかも明るく回復してくれたことにより、だいぶん良い流れになってきた様に感じます。

レッサーパンダ放飼場。

この野趣あふれる感じは好きなのですが、一旦レッサーが隠れちゃうと探すのは大変ですね・・・ま、夏の間は涼しい隠れ場になるので、見えにくくなるなんて全然問題はなしです。

今日のメイン放飼場の担当はなんとセイタ君！！
昨夜のエイタ君に続き、メインを張るセイタ君は初めて見ます・・・が、どこにいるかは現段階では不明です（苦笑）

真ん中の放飼場はココちゃんが出ていました。

ココちゃんには高い木のある放飼場が似合うので、やはりいずれはメインに出してあげたいですね。

ユキヒョウ舎側放飼場にはホクト君。

昨日、今日はほとんどホクト君の写真が撮れなかったなぁ・・・ごめんね、ホクト君。

１０時３０分からセイタ君メインのリンゴタイムです！！

ばっちり揃った後ろ足がなんともキュートなセイタ君。

今年１１歳とは思えない可愛らしさ。

慣れないメイン放飼場でのリンゴタイムを頑張るセイタ君ですが、

なんせ円山レッサーファミリーで一番運動音痴な彼なので普段は実施する木登り誘導などはなし（苦笑）

でも、そこがセイタ君のいいところ！！

楽しいリンゴタイムでした。

続いて屋内のエイタ君。

こちらは運動能力も高く、勘所も鋭くなんでもそつなくこなします。

ただ、奥さんの扱いはセイタ君が上かな？

今年のギンちゃんの妊娠は地元ファンの方の見立てでは”奇跡的”とのこと。

安定のリンゴ捌き。

ドーナツを食べているよう。

エイタ君のリンゴタイムの後は再び外に戻りホクト君、ココちゃんとリンゴタイムは続くのですが、僕は涙を飲んでホクト君とココちゃんのリンゴタイムをパスして、運が良ければ見れるギンちゃんと６月１５日生まれのおチビちゃんの体重測定に備えます。

１０分ほど経ちホクト君＆ココちゃんのリンゴタイムから戻ってきたキーパーさんにアピールアピールなギンちゃん。
この段階でギンちゃんが起きている場合に体重測定が行われるそうなので、今日はありそうですね。

初産で子育てを頑張っているギンちゃん・・・おめでとう！！

そして・・・きたー！！

ギンちゃんとエイタ君の第１子のおチビちゃん！！

３９日齢・・・だいぶレッサーっぽくはなってきていますがまだまだ色違いのピグモンです・・・尻尾はすでに綺麗なしましまですね。

計量カップへイン！！

なんじゃこりゃ！？

可愛すぎる！！

ちょっとむずがる・・・

本日の体重は約７１０ｇでした。

一時はギンちゃんの育児疲れによると思われる授乳量の減少が原因と思われる体重増の停滞があったようですが、ここにきて順調に体重は増加してるそうです。

性別チェックはまだのようですが・・・。

続いてギンちゃんも体重測定。
ギンちゃんの体重も育児疲れで一時は減ったようですがここに来て回復してきたそうです。

それにしてもメインキーパーさんとギンちゃんの信頼関係はばっちりで、メインキーパーさんにはギンちゃんは安心して子供を預けているそうです。

非公式メインイベントのおチビちゃんの体重測定を満喫したので、昨晩は行けなかったアジアゾーン寒帯館へ。

今日のユキヒョウシフトは屋内にシジムちゃん・・・相変わらず別嬪さん。

屋外メイン放飼場のリーベちゃんは大きな蕗の陰でお昼寝。

アクバル君は予備放飼場でした。

アムールトラはアイちゃんがメインで気持ちよくお昼寝。

バックヤードと予備放飼場の開放で暮らすタツオさんには２日通して会うことができませんでした。

この子にも会いたかったんです！！

レンボーママの膝に抱かれるハルト君。

生後５か月ですがなかなか立派な歯が生えているようですね。

こちらはお兄ちゃんになったハヤト君・・・まだまだお子ちゃまだけどね。
早くママの許可が出て、弟と遊べるようになればいいね！！

上手く写真には撮れなかったですがテナガのアイちゃんのお腹が大きいようにも見えました。

キャンディーさんは日陰を選んで今日もまったりさん。

デナリ氏はおやつ兼おもちゃの牛骨を部屋から持ち出してきました。

アフリカゾーンの屋外放飼場ではユウマ君の馴致が行われていました。

明日からは”人慣らし”のために平日の時間限定でアフリカゾーンの一部が再公開されるそうです。

こちらウメキチ君。

オレンジ、リンゴ、バナナ、キウイや冷凍パイナップルを堪能していました。

美味い！！

いろいろあるとは思うのですが、そろそろハッピーちゃんとのペアリングを再開してほしいのです。

レッサー舎に戻るとココちゃんがばっちりのカメラ目線をくれました。

屋内ガラス展示室にはココちゃん専用のドロドロご飯のブドウ添えが準備されていました。

少し準備が早いな？と思っていると・・・、

１５時３０分にココちゃん収容。

そして、空いた放飼場になんと子育て中のギンちゃんが出てきました！！
気分転換と日光浴を兼ねた外出です。

いくら育児とは言え、それ一本では精神的にも大変ですもんね、たまにはこう言った気晴らしが必要なのは人間もレッサーも同じですね。

お隣がお母さんのココちゃんからお姉ちゃんのギンちゃんに交代した途端に活動的になったホクト君。

姉弟で何やら可愛らしく威嚇合戦？していました。

ギンちゃんは今やママなんですね。
赤ちゃんの様子が気になるのか僅か５分で自らバックヤードに戻って行きました。

戻ったら晩ごはん。
いっぱい食べて、おチビちゃんにいっぱいおっぱいをあげてくださいね。

また、秋か冬に会いに来るからね！！
その時は屋外放飼場でおチビちゃんと一緒に会おうね！！

この旅行記へのコメント （4）

• 徹子さん 2016/08/07 17:34:52

  破壊力

  ギンちゃんベイビー、ヤバいですね。
  可愛さ破壊力が半端ないです。
  
  リリィベイビーは皆、千葉色が強かったですが、ギンちゃんベイビーは、どうやら円山色が強いように思います。
  変わるかな？
  
  兎に角、現在メロメロです。

  jilllucaさん からの返信 2016/08/07 22:04:17

  RE: 破壊力

  徹子さん
  
  こんばんは。
  
  > ギンちゃんベイビー、ヤバいですね。
  > 可愛さ破壊力が半端ないです。
  
  ほんとヤバいです！！
  思い入れも含めてですが、とんでもない破壊力ですよ。
  マルル君を初めて見た時の衝撃に近いものがあります。
  
  > リリィベイビーは皆、千葉色が強かったですが、ギンちゃんベイビーは、どうやら円山色が強いように思います。> 変わるかな？
  
  エイタパパはコウタパパほどアイラインの濃さはないように思うので千葉色が薄まるかもしれませんね。
  男の子なら濃い毛色、女の子なら茶臼ブラウンになってくれたら嬉しいです。
  
  > 兎に角、現在メロメロです。
  
  分かります〜。
  ほんと可愛い子です。
  
  jillluca

• のんき茂野さん 2016/07/30 09:48:42

  おはようございます

  今日も暑くなりそうですねぇ〜
  
  蝉の声も子供の頃は嬉しく聞いていましたが
  この歳になると暑苦しい・・・
  なれど子孫繁栄のために必死で鳴いていると
  思えば我慢もできます。
  
  http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/44/66/64/src_44666476.jpg?1469502204
  
  このキーパさんの手、傷だらけですね〜
  手袋をするとスキンシップも効果が薄くなるのかも？
  
  のんき茂野が昨年ねこチンのシャワー中に腕を噛まれ
  ３日以上４０度近い熱に襲われたように、
  キーパの皆さん１度は通過していくのでしょうね〜
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　のんき茂野
  

  jilllucaさん からの返信 2016/08/02 21:57:49

  RE: おはようございます

  のんき茂野さん
  
  こんばんは。
  
  > 今日も暑くなりそうですねぇ〜
  
  ダメです・・・暑すぎます。
  部屋のクーラーが古いのか西日の状態だと冷房能力を西日が凌駕します。
  
  > このキーパさんの手、傷だらけですね〜
  > 手袋をするとスキンシップも効果が薄くなるのかも？
  
  やはり動物相手ですからたいがいのキーパーさんの手は傷だらけですね。
  最近は感染症予防（動物の病気が人へではなく、人を媒介に動物に病気が移らないようにです）のために手袋する園も増えてはきてますね。
  でも、基本的には出来る事なら素手の方が気持ちは伝わると思います。
  
  > のんき茂野が昨年ねこチンのシャワー中に腕を噛まれ
  > ３日以上４０度近い熱に襲われたように、
  > キーパの皆さん１度は通過していくのでしょうね〜
  
  動物園の飼育動物は病原菌の保菌のチェックが飼い猫ちゃんよりかは頻繁なのであまり、そこまでひどいのは聞いたことがないような気がします。
  ただ、水族館ではたまに毒を持つを持つ魚に触れて、腫らしているキーパーさんの話を聞きますね。
  
  jillluca