東北復興応援の旅　2016　岩手編　その4

2016/05/02 - 2016/05/05

熊本の震災支援（仕事）が5月下旬に決まったので、
ゴールデンウィークは予定通り岩手県の三陸地方に出かけた。
まだまだ復興途上なので、少しでもお金を落として復興の役に立ちたい。
三陸鉄道南リアス線と釜石編

エリア 大船渡(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「東北復興応援の旅　岩手編　その3　http://4travel.jp/travelogue/11131905」の続き。

盛駅から三陸鉄道南リアス線で釜石に戻る。

盛駅 駅

盛駅の連絡通路。
三陸鉄道を降りたら、連絡通路を通らなくても出口に行けるのだが、
震災の様子を伝えるギャラリーの様になっていた。

連絡通路には震災の時の写真もあった。

甫嶺駅と三陸駅の中間だと思うが、防潮堤が造られていた。
三陸鉄道南リアス線はトンネルが多く、海があまり見えないのだが、
防潮堤ができるとさらに景色が楽しめなくなる。
津波の被害を考えれば仕方のないことだが、何となく残念にも思う。

三陸駅で途中下車。
秋になると、駅のホームには干し柿が吊るされる。
駅名の看板にも柿が描かれている。

三陸駅 駅

三陸駅の近くにあるこの小屋は、「潮目（しおめ）大津波資料館」である。

「潮目」の中には、津波の被害を写した写真などが展示されている。

津波で多くのものが流されたこの地に、一本にポプラの木が立ち続けている。
津波に耐えたということで、「ど根性ポプラ」と地元では呼ばれているらしい。

八幡神社の石段を上る。

八幡神社は少しユーモラスな狛犬と小さなお社があるだけ。

しかし、この小さな神社の横には樹齢7千年ともいわれている「大王杉」が立っている。
大きすぎて、全体を撮影することは難しい。

三陸大王杉 自然・景勝地

八幡神社には「千年杉」もある。

八幡神社のある高台から「ど根性ポプラ」を見下ろす。

八幡神社を後にする。

大王杉の全体像を写そうと少しウロウロして、ようやくこの一枚を撮影。

ここでも少しお金を落とそうと、「三陸サイコー商店街」に足を延ばす。

商店街と言っても、一軒のスーパーと他に食堂などが数件あるだけ。
地元の人が利用する普通のスーパーなのでお土産物などはない。
結局、荷物にならない「柿の種」を購入しただけ。

右の建物は三平食堂。
日替わりランチは500円、夜セットも600円と手軽なお値段で食事ができるらしい。
夕食には少し早い時間だったので、立ち寄らず。

三平食堂 グルメ・レストラン

駅に戻る途中、八幡神社のある高台を振り返る。
手前の平地に「ど根性ポプラ」、高台のやや左寄りに大王杉が見える。
この日はずっと天気が悪かったのに、一瞬だけ日が差した。

三陸駅に戻ってきた。
列車の本数が少ないので、1時間ほどの滞在だった。

三陸駅 駅

三陸駅のホームから海を眺める。

三陸鉄道の車内で、ハート形の吊革を発見。

高台の右には「釜石大観音」、左には「鉄の歴史観」が見える。
ここまで来れば、釜石駅までもう少し。
三陸鉄道南リアス線の旅も終わりを告げる。

釜石で過ごす最後の夜。
仮設飲食店街の「はまゆり飲食店街」で夕食をとることにする。

「はまゆり飲食店街」の一角にあるこの女性像は、船越保武作の「渚」。
1992年開催された三陸・海の博覧会釜石会場に設置されたものを、ここに移したそうだ、

「海鮮丼が食べたい」と、選んだお店がここ、竹寿司さん。

豪勢に3,000円の特上海鮮丼を注文。
上の海鮮丼は2,300円だったかな。

鯛のあら汁も付いている。

暗闇の中に浮かび上がる三陸鉄道。
背後に見えるのは製鉄所。

こうして釜石最後の夜も更けていくのであった。

続く→http://4travel.jp/travelogue/11133451

この旅行記へのコメント （4）

• ほいみさん 2016/05/19 22:49:36

  ど根性ポプラ

  初めて聞いたなぁ。
  奇跡の一本松より、生きている分、有名になりそうなものだけど。
  先日、陸前高田で「奇跡の一本松」っていうお酒を買いました。
  たしかに、ど根性ポプラって、商品名には使い難いかも。
  
  ハートの吊皮を発見した時の、ミ〜タさんの「やった〜」感が伝わってきます。

  ミータさん からの返信 2016/05/20 06:26:55

  RE: ど根性ポプラ

  「ど根性ポプラ」、私も知りませんでした。
  復興のシンボルとして全国に大々的に宣伝すればいいのに。
  （ネットで検索すると出てくるから、宣伝はしているのかな）
  「奇跡の一本ポプラ」だと二番煎じだし、
  「ど根性ポプラ」商品を開発して、三陸鉄道で販売してもらいましょう。
  どんな物だったら売れるかな。
  
  

• くろねこだりゅんさん 2016/05/19 17:20:10

  ポプラの木

  一本だけきちっと立って街を見守っているようですね。
  大王杉はさすがに大きそうです。千年杉が小さく見えます！
  最後の写真、「銀河鉄道の夜」という題名がふっと浮かびました。
  
  三陸鉄道はハート型の吊革、心無い人たちの盗難にあわないように願っています。
  

  ミータさん からの返信 2016/05/20 06:33:34

  RE: ポプラの木

  「ど根性ポプラ」でネット検索すると、瓦礫の中に立つ姿の写真もあります。
  千年杉は、寒い地方だから生長が遅いのです、きっと・・・、多分・・・
  
  ハート型のつり革、「恋し浜」、
  三陸鉄道は縁結びの鉄道として乗客を集める作戦でしょうか。