ラーケン王宮温室

2016/04/16 - 2016/04/16

ブリュッセルのラーケンにある王様の温室に行ってきました。
2016年は4月15日〜5月6日まで一般公開されていました。一人2.50ユーロ。
日によっては夜も入場できる日があります。駐車場は無料。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

ベルギーの王室ファミリーは普段はここラーケンにある約194ヘクタールある敷地内の王宮に居住してあります。こちらの王宮は一般公開されませんが、敷地内にある温室は春になると毎年２、３週間ほど一般公開されています。
ベルギーの国旗が掲げてあるので、今現在王様はここにいらっしゃるようです。

ラーケン王宮 （王立温室庭園） 城・宮殿

ここ最近テロの影響で物騒なので、今回入場する際は警察官によって持ち物検査がありました。

今年の4月は寒いし天気が悪い日が多かった。

L'Orangerie
オレンジやローリエ、ツツジ、セイヨウキョウチクトウ、ミモザ、カメリアなど
600種ほどの見本があり、中には大変古く珍しい品種のものもあるらしい。

この温室は1873年に植物が好きだった当時の王様レオポルド二世(1835-1909)によって建てられました。アールヌーボー様式で有名なVictor Hortaの師にあたるAlphonse Balatによってメタルとガラスのみで建築されています。
このレオポルド二世、ベルギーに素晴らしい建築物をいくつも建ててますが、小さな国の大きすぎる王様として国民には不評だったそうです。コンゴも彼の私有地だったし、中国や日本への遠征も頭にあったらしい。日本が彼に侵略されなくて本当によかった。。。

Serre du theatre

天辺に王冠が。。。ロワイヤルだなあ。

アルベール一世(1875-1934)の王妃であったエリザベート(1876-1965)のアトリエの外観。

暖房代が高そう。

La serre des palmiers

1921-1939、庭師長を務めたLouis Parasをエリザベート王妃自らがあのアトリエの中で彫刻した作品。

エリザベート王妃のアトリエの中。バイオリニスト、彫刻家として芸術的才能があった方だそうです。世界三大コンクールの１つに数えられるエリザベート王妃国際音楽コンクールは彼女の名に由来しています。

La serre de Diane

Le jardin d'hiver

夜はライトアップされてまた違った雰囲気でよさそうだなあ。

臨時でカフェが設置されているので、お茶を飲むことができる。

５月だともっと花が多いと思います。
温室大好きなので楽しめました。