2016/03/27 - 2016/03/29
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しんちゃんさん
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桜の開花が気になる頃、今年は何処で桜を愛でようかと思いをめぐらし・・まだ1度も訪ねていない岡山県へ行く事に。
以前から倉敷の街をゆっくり散策したかった事もあり倉敷で1泊、温泉にも入りたいので瀬戸大橋温泉にも1泊して、2泊3日で後楽園・岡山城・倉敷・吉備津神社・吉備津彦神社を巡ってきました。
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1日目
旅行日が近づいて来た3月半ばに入っても、三寒四温で天候不順、花冷えと、一向に開花が進まずとうとう3月最終の週となり、お目当ての桜の見ごろには少し早かった。
しかし最初に訪れた後楽園では、園内を巡る640メートルの曲水の流れと広大な芝や松の緑が美しい景色に出会え・・日本庭園ならではの細やかな「美」を堪能しました。
*****
岡山後楽園は、岡山藩主池田綱政が安らぎの場として作らせた庭園で、14年の歳月をかけ完成をみたという。
広い芝生地や池、築山、茶室が園路や水路で結ばれ、歩きながら移り変わる景色を眺めることができるよう工夫された素晴しい回遊式庭園。
絵図や、当時の園内での様子が記録された歴史資料が残され、江戸時代の趣を今に守り伝える。
総面積は、東京ドームの約3倍の 約14万平方メートルもあり、広々としています。
国の特別名勝であり、金沢市の兼六園、水戸市の偕楽園と並んで、日本三名園の一つに数えられます。
*****
岡山駅からの交通便も良く季節を変えて何度も訪れたいと思った後楽園。
この素晴らしい庭園を少しでもお伝え出来ればと・・・
では、ご覧いただけたら嬉しく思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
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JR新大阪駅8時39分発新幹線ひかりに乗り、岡山駅には10時に到着。
岡山駅の東口に降ります。
雉、猿、犬のお供連れの桃太郎さん。
我々はいつもの様に2人連れです。 -
新幹線を利用しての旅が多く今まで何度も岡山駅を横目に通過してきましたが、
今回初めて岡山駅に降り立ちました。
期待でわくわくしながら噴水を撮影(^.^)
では目的地、後楽園と隣接している岡山城へと向います。 -
JR岡山駅前から路面電車東山行きに乗り4分 …四つ目の「城下」で下車。
運賃は後払いで100円。
路面電車はそこそこ混んでいて、お手軽な岡山市民の足になっているようです。 -
地下通路を通り・・・徒歩10分の後楽園を目指します。
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後楽園に向かう途中にあった「岡山神社」
鳥居の先にある随神門は、池田継政によって1745年に造立された八脚門で、岡山空襲でも焼け残った数少ない岡山城下の近世建造物で、 岡山市の重要文化財です。
藩主池田家が城主の時は、城内鎮守として崇敬され社領として三百余石を寄附されたとの事です。
帰路にゆっくり参拝しようと思い先を急いだのですが、帰路は違う道を往き(-"-)
写真が無いのですが、宇喜多秀家が本殿を、小早川秀秋が拝殿などを造営している由緒ある神社です。 -
岡山神社前をさらに進んで、旭川に架かる鶴見橋を渡ります。
余り年数が経っていないような美しい橋です。 -
後楽園は旭川をはさみ、岡山城の対岸の中州に位置します。
おっ!目指す岡山城や後楽園の正門が見えてきました。正門まであと1、2分位でしょうか・・・ -
歩き始めてから15分位、後楽園の正門に着きました。
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後楽園は 江戸時代初期に岡山藩主・池田綱政によって造営され、藩主が賓客をもてなした建物・延養亭を中心とした池泉回遊式の庭園で岡山城や周辺の山を借景としている。
江戸時代には延養亭を茶屋屋敷、庭園を後園または御後園と呼んでいた。
1871年(明治4年)、園内を一般開放するにあたって、これを後楽園と改めた。
。。と記されています。 -
正門入園券売り場で、入園券を買います。
入園は午後5時45分までになっています。
では、園内へ。 -
池、松の緑が美しく、明るくて広々とした庭園です☆
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入ってすぐにある延養亭(えんようてい)
藩主の居間で、園内外の景勝が一望できるように作られ、歴代藩主もここから眺めました。
園内で最も重要な建物でしたが、戦災で焼失し、昭和35年に復元されたもの。 -
延養亭正面
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後楽園から見る岡山城です。
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能舞台・栄唱の間
能舞台の周囲の座敷は、能の見所(けんしょ)や接待の場として使われました。
築庭した池田綱政は、家臣や領民にも能を見せた場所。
戦災で焼失後、その間取りが復元された。 -
能舞台・栄唱の間
この様に、周る番号と説明書き立札が建っているので、
順番通りに行けば迷わなく見落としなく回れます。 -
曲水
水源から庭園内の池などに注ぐ曲線の水路です。
水を曲線状に流すことで風流を醸し出しています。
曲水は全長640mにもなるそうです。
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花葉の池
池には、園内の曲水と沢の池から導かれた水が美しく流れ落ちてきます。
夏には大輪の白い花を咲かせる蓮が見られるようです。 -
大立石
巨大な花崗岩を90数個に割り、もとの形に組み上げたもので、
築庭にあたり池田綱政が運ばせたもの。 -
二色が岡
杉が中心となり、野鳥の飛来する静かな林となっています。 -
二色が岡
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地蔵堂
園内の六鎮守の一つ。
二色が岡の中に、静かにまつられています。 -
廉池軒(れんちけん)
戦災をまぬがれた数少ない建物の一つで、池に架かる石橋や対岸の小島なども、往時の姿を今に伝えています。
この建物からは沢の池越しに見える松林や曲水と池の段差など、起伏に富んだ景観を眺めることができます。 -
流店(りゅうてん)
藩主の庭廻りや賓客の接待などで、休憩所として使われました。
戦災をまぬがれた建物の一つで、簡素なたたずまいを今に伝えています。 -
流店は、中央に水路を通し、色彩に富んだ奇石六個を配した珍しい建物です。
休憩するのに良い場所で、しばし休憩タイム。。。 -
6月上旬には白や紫などのかきつばたが見事な花を咲かせる八橋(やつはし)
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唯心山(ゆいしんざん)
池田綱政の子、継政の時に築かれ、平面的だった庭園が立体的な景観へと変化しました。
高さ6mの山腹には唯心堂があり、斜面には石組に合わせて、ツツジやサツキが植えられています。 -
唯心山の山頂から見る沢の池。
季節を変え移り変わる景色を、またこの場所から観たいと思いました。 -
唯心山の山頂から見る景色
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唯心山の山頂から見る景色
周辺の山を借景としている庭園の様子が良くわかります。 -
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茶祖堂(ちゃそどう)
もとは利休堂(りきゅうどう)といい、幕末の岡山藩家老の下屋敷から移築された茶室で、千利休を祀っていました。
戦災で焼失し、昭和36年に再建し、岡山出身で日本に茶を伝えた栄西禅師を合祀したため茶祖堂と改めた。 -
園庭で和のおもてなしが模様されています。
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桜は・・
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梅林
紅白あわせて約百本の木が他の花に先がけて春を告げる梅の花。
今年も美しく咲いたのでしょうか? -
井田(せいでん)
昔は園内に広く田畑が作られていましたが、今は井田だけがそのなごりを伝えています。
井田とは中国周時代の田租法で、本園では幕末に田畑の一部を井田の形に作りました。
毎年6月の第2日曜日には、お田植え祭があるようです。 -
茶畑
築庭当時からこの位置にあり背景のゆるやかな曲線を描く土手山と調和しています。
江戸時代には、ここで作った葉茶は、藩主がふだんに飲むお茶として使われました。
毎年5月の第3日曜日には、茶つみ祭を行っています。 -
沢の池
園内中央にある池で、左から島茶屋のある中の島、釣殿のある御野島(みのしま)、白砂青松が美しい砂利島があります。
中の島と御野島の間には、かつての上道郡と御野郡の郡境があり、今でも石標がそのなごりを伝えています。 -
沢の池
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沢の池
清らかな水です。 -
沢の池
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慈眼堂(じげんどう)
池田綱政が元禄10年(1697年)に池田家と領民の繁栄を願って建立し、観音像を祀りました。今は、空堂となっています。 -
慈眼堂境内には、花崗岩を36個に割って組み上げた烏帽子岩、門、板張の腰掛などが残っています。
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津田永忠の碑
後楽園は池田綱政が重臣津田永忠に命じて造らせたもので、1687年に着工し14年の歳月をかけ1700年(元禄13年)に完成した。 -
白無垢の花嫁さんが木陰で休憩中のようです。
前撮りにもってこいの良いお天気で良かったですね。
さすが〜・晴れの国岡山・です。 -
東門がある広場で、コーヒーの新商品の試飲があり勧められたので行ってみると、
お城が望める良い場所でした。 -
漆黒の天守がど〜んと。烏城とはよく言ったものです。
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烏城の金の鯱。数では名古屋城の比ではないですね〜
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コーヒーを頂き、ふと上を見上げると・・・・手仕事でしょうか?美しい。
20分休憩をして、そろそろ〜南門から出て岡山城へ行く事に。 -
蘇鉄畑があります。
花をつけたソテツの大きさに驚きます。 -
花交の池
築庭当時は山桜などの入り交じった景色で、池辺には花交という名の建物があり、池や滝にはその名が残りました。 -
江戸時代の和歌には、花の色が滝の水によってさらに美しく見えるという風情が詠まれています。。。と、記されています。
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南門の近くの桜。
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後楽園内で、1番の開花。
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南門から一旦出て、月見橋を渡り岡山城に向います。
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月見橋を渡り始めると、川面に映える岡山城が見えてきました。
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****この続きは、「漆黒の天守・岡山城〈2〉2泊3日岡山の旅」です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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