2016/02/05 - 2016/02/06
1317位(同エリア2993件中)
アーサーさん
木曜日の夜9時過ぎ 娘から電話が有り、明日の夜熱海に行かないかと誘われた。49年振りの熱海温泉宿泊、寒桜も満開で、梅も良く咲いていて 満喫した。熱海温泉も手軽に行ける非日常の場所ということが分かった。
写真は熱海梅園の紅白梅。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
(1)2月5日(金)
①電話を受けて、妻と私はネットで「直前割引」の宿泊プランを探した。どのサイトでも あまり直前割引に引かれる魅力的な提案は無かった。
少し落ち着いて考えると、土曜日宿泊はやはり高い。(金曜日宿泊で決定。)娘の勤務後の合流を考えると、新幹線利用で「熱海温泉」か「湯本温泉」に絞られる。できれば乗り換えの無い 熱海がベターと結論。熱海駅から近接の宿泊先を探すことにする。宿泊日と同部屋三人宿泊を条件に トリッップアドバイザー等の口コミ評価を参考に 「ミクラス」を選定。静岡県のふるさと割(一泊一人3,000円)が利用できる 「るるぶ」で予約。
翌日の金曜日 午後6時前に 私達夫婦は熱海駅へ到着。(JR料金はジパング倶楽部の割引利用) -
②
約50年前に 熱海温泉に宿泊した記憶はあるが、それ以来 約50年の間 熱海駅は単なる通過駅。私の中では無縁の地という感覚が強い。
先日 NHKの「プラタモリ」の熱海版をチラッと見て 景色は良さそうとの好イメージは持った。
写真は6時前の 駅前の商店街。閉店しているお店もあり、少し寂しそうだが 表示看板に従って、なだらかな坂を海岸に向かって ルンルン気分で歩いて行く。 -
③
予約していた「ミクラス」は海岸沿いに立地していることは ネットで知っていた。建物の上のネオンに「ミクラス」のサインが 坂の下に見えて来て そちらに向かって裏通りを降りて行く。
写真は 翌朝海岸から ホテルを写す。最上階が男性の浴場。右側の一団低くなっている所が女性の浴場。 -
④
フロントを含めて 全体にホテル仕様。
ちょっと 年寄りとしては 予約時 ホテル利用に躊躇するものは あったが、実際は それほど支障はない。若干設備が新しくて 使い慣れていないとか スポットライトの多用で 全体には暗く感じるとかの違和感は有ったが、若い人には好ましいことだろう。
三人目のベッドも 普通のベッドを入れてくれていた。 -
⑤
ホテルだから 部屋の外には靴を履いて それなりの格好をして出なければならないと誤解していたが、実際 浴場へはパジャマとスリッパで行けた。(ホッとした。)
最上階の温泉はゆっくりとした作りで、解放感があり、堪能できた。
写真は 二人分の洗面台。明るい。ベッドとの境は可動式の壁で閉めることも出来る。 -
⑥
ディナーはフランス料理のフルコース。
娘の合流できる時間からも 午後8時半からの予約にしておいた。
(8時半からだと 料金も安くなるようだ。)
3階の食堂は 結構満席。若いカップル、「女子会」らしき人達と 老人の姿は見かけない。
食材は地元野菜を使い、手は込んでいる。 -
⑦
肉料理のメインは ステーキにする。
ゆっくり 話も弾む。 -
⑧
サービスに問題は無い。
ただ 8時半から スタートした為か 私達が飲まないためか 一皿当たりのボリュームが多い為か 最後には 美味しい料理を「詰め込んだ。」というイメージが残った。
写真はデザート。種類・量共に多くて 楽しいが 10時半前には食堂のお客の姿が少なくなり、余韻を楽しむ感じではなかった。 -
(2)2月6日(土)
①
朝 起きてカーテンを開けると 目の前は 相模灘の海。初島も見える。海岸を散歩する人も居る。
良く眠れた。
それから 朝風呂に。遠く太平洋を見ながら 風呂に入る。妻たちは 和風館の大月ホテルを利用した。 -
②
朝食は 2階のレストラン。
セルフの温野菜が胃に優しい。日本茶ジュースも頭をスッキリさせる。 -
③
朝食の後 近くを散歩する。
ホテルから歩いて5分位の糸川沿いで 熱海桜が満開だった。 -
④
日本で最も早咲きの桜だとかで「あたみ桜」の祭りが開かれていた。 -
⑤
多くの見物客で 満開の桜も花びらが散り始めていた。 -
⑥
沿道では 桜茶のサービスや猿回しの芸も披露されていた。 -
⑥
「熱海銀座」の商店街も覗く。ミカンの自動販売機があり、面白い。ちょっと午前中で客足は少ない。
裏通りの外れには スナックや怪しげな店もあり、此処がかつては 社員旅行のメッカで 酔った勢いで雪崩れ込んだ歓楽街であったことを彷彿とさせるものがあった。それはそれで 懐メロドラマを思い出すようで楽しい。 -
⑦
それから 海の方に回る。日差しが少しあって暖かい。 -
⑧
海岸でも 熱海桜が満開。
さくらの向こうが 宿泊ホテルの「ミクラス」 -
⑨
砂浜に 観光客がいた。
丘の上では 熱海のマンションの建設が続いている様だった。
12時前に ホテルをチェックアウトし、タクシーを呼んで貰い 梅園に向かう。 -
⑩
10分位の乗車で 山側の「梅園」に着く。
途中 タクシーの若い運転手さんの話に寄れば
a)熱海は社員旅行が少なくなり、会社の保養所も激滅したので 訪問者の数が減って来ていたが、最近 日帰りの訪問者も含めて 若い人が増えて来ているとか。
b)マンションは増えたが、買い物が 坂の街で不便で 常住者が中々増えないとか。確かに自転車はほぼ走っていない。
c)がけ崩れの恐れはあったが、津波などの天災の類は 昔から比較的少ないエリアだそうだ。
参考になった。 -
⑪
園内には多くの観光客。
梅の見ごろには 少し早すぎる気がしたが、整備された遊歩道を進む。 -
⑫
こんな大きな「しだれ梅」を私は初めて見る。
満開になったら 華やかだろうと想像できる。 -
⑬
梅園は 川に沿って広がって行く。 -
⑭
赤いボケの花も咲いていました。 -
⑮
「熱海梅園韓国庭園」の表示が掛けられた 一角。
梅が取り持つ縁だろうか。 -
⑯
韓国式の家屋が建てられ、隣国の文化の紹介。縁側で休息をとる観光客たち。 -
⑰
引き返した所 近くにあった水仙の花。
近くに中山晋平の旧宅を移設した記念館もあった。 -
⑱
途中 朝見たのと同じグループの猿回しの芸の披露もされていた。
今年は申年。まぁまた会えて良かった。 -
⑲
それから 熱海駅の反対側の中腹にある「MOA美術館」へタクシーで行く。
年配のタクシードライバーの説明によれば 世界救世教の創立者でもあった岡田茂吉氏が 作った美術館なので名前の頭文字にアソシエーションを結合させたものだそうだ。
写真は 美術館の入口。 -
⑳
特徴のある 長いエスカレータ。先ほどのドライバーの話によると映画等のシーンで利用されるそうだ。 -
21
展示室前の彫刻。
残念ながら 展示室内部は写真撮影禁止。
国宝の「尾形光琳 紅白梅図」は思っていたより小ぶりだったが、大胆なな構図、艶めかしい色使い。
同じく国宝の「仁清 色絵藤花文茶壺」すっきりした様相。
それ以外に 重文の「葛飾北斎 二美人図」等が目についた。
ただ 全体に展示が 冗長で 見学者も多く 足が疲れた。 -
22
立派な「能楽堂」等があった。
翌月の3月から 数か月の美術館改修工事が行われるそうだ。確かに維持管理は良くされているが 建物設備は古くなっているものも有った。 -
23)
個人的には 屋外の庭が 手入れも良くされていて 好ましいものに思えた。周りの景観美に溶け込み 凛とした初春の大気に合っていた。 -
24)
遅い昼食に 「花の茶屋」で蕎麦を食べる。 -
25
それから 「光琳屋敷」を散策して 江戸の時代に思いを巡らし、退出する。
帰りは 駅まで乗合バスを利用。 -
26
駅前では 足湯に浸かる人達がいた。
駅前の広場(喫煙コーナー)で 煙草を吸っていたら 若い人に話しかけられ 熱海の観光のことを聞かれた。私以上に無計画で熱海に着いたみたいだった。
かって歓楽地として栄えた熱海も 新しい時代を迎えていると思った。健康的な豊かさを感じた。 -
27
四時過ぎ 駅前の店でポンカン3個を買って電車に乗る。
自宅まで約二時間。
思い立てば手軽に楽しめる 熱海のショートトリップであることが分かった。
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