2015/12/29 - 2015/12/29
80位(同エリア375件中)
ポジーさん
先日友人たちと筑波山に登ってきました。しかし11月の3連休のせいか山頂付近は激混みでまさかの山頂に到達できず、という事態に・・・。その際の旅行記は下記リンクをご覧ください。
http://4travel.jp/travelogue/11085624
これではあまりにも悔しいのでいつかリベンジを、と思っていました。そして冬休みに入った12月29日、夜明け前に出発して日が昇るころには山頂に立ってしまおうという計画でリベンジを図りました。目論見通り山中ではほとんど人に出くわすこともなく快適な登山、そして冬晴れかつ早朝という絶好のコンディション下、山頂では前回では拝めなかった絶景に出会えました!
帰りはまっすぐ帰れば10時前には家に帰宅できたんですが、せっかくここまで来たので周辺に何か見どころはないかとうろうろしていたら、案外いっぱい見どころがあったんです!
前半は登山、後半は筑波の史跡めぐりと性格の異なる旅行記になりましたがご覧くださいませ。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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やってきました筑波山。空は白みかけていますがまだ日の出前。この日は今シーズン一番の冷え込みとニュースでやっていましたので結構寒かったです。
前回は筑波山神社から登山を開始しましたが、今回は時間短縮を図るためロープウェイの発着駅があるつつじヶ丘からスタート。ここから山頂までは約1時間です。 -
登山前にガマガエルに安全祈願。ガマの油売りで有名ですからね。
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周りはまだ暗い状況ですが、東の空はだいぶ明るくなってきました。
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あと少しもすれば東の雲の上から太陽が顔を出しそう。霞ヶ浦も綺麗に見えました。
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そして登山途中にとうとう日の出を迎えました!山頂でご来光を、とも思いましたが仕方がない。
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朝日に照らされて周りが燃え上がっています。綺麗だなぁ。
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筑波山の名所の一つ、弁慶七戻り。この岩のトンネルの中にも朝日が入り込んでいました。
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うん、なかなか神秘的だ。早朝登山のご褒美ですね。
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目指す山頂の女体山も真っ赤。まるで紅葉の時期に来たみたい。
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登り始めてから50分弱、とうとう山頂に到着です!
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とうとう筑波山最高峰、女体山山頂です!
筑波山 自然・景勝地
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いやぁ、絶景絶景♪
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筑波山は一等三角点がある山。独立峰のような山ですから一等三角点があるのも納得。
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富士山も綺麗に見えましたよ〜♪
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まさに絶景、太陽が神々しく見えます。
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都心方面。スカイツリーも良く見えます。
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筑波山は双耳峰として知られます。あちらに見えるはもう一方の男体山。上には月も見えます。
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朝もやの中、牛久大仏も見えました。遠目から見てもデカい!
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ぼちぼち山頂に他の登山客が登ってきました。そろそろ私は下山しようかな。
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ということで登山口のつつじヶ丘に戻ってきました。すっかり明るいですね。
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「帰りにはおもしろビックリ、ガマ洞窟へ」
なんだこれ? -
無料ジャンボスベリ台。滑れるかな。
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激しくぼろくなっています。実際に滑りましたがスベリはいまいち。
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スベリ台を滑って見返してみる。何故かわからないけど気味の悪さを感じる看板が。。。
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微妙にデッサンがずれている看板。つつじヶ丘レストハウス周辺は相当に香ばしいスポットだぞ。
つつじヶ丘レストハウス グルメ・レストラン
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レストハウス周辺には子供用の遊具が充実。しかしどれもこれも相当ぼろいんですが・・。
ちなみにガマ洞窟はここ以上に電波の強いスポットの模様。もしご興味があれば怖いもの見たさに訪れてみては? -
つつじヶ丘の駐車場を後にし、先ほど登った筑波山を仰ぎ見ます。双耳峰がきれいに見えますね。
このままさっさと家に帰っても良かったんですが、せっかくなので筑波山周辺を散策しながら帰ることにします。行先に関しては文化庁が提供する文化財データベースというHPを活用してみました。正直使い勝手はもっと改善する余地ありなんですが、携帯のGPSを使って周辺の文化財を検索できる機能はなかなか便利。とりあえず現在の地点から最も近い文化財がある場所まで移動。 -
ということで筑波山から車で移動すること約10分。北条という集落にある宮本家住宅にやってきました。この住宅、敷地面積は700坪というかなり大きなもので、敷地内の8棟すべてが国の登録有形文化財に指定されています。
写真は店蔵。もともとは醤油の醸造を営む商家ということで、重厚感のある蔵造の建物を見ることができました。 -
家の周りを歩いてみても本当に大きい。
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思いっきり逆光ですけどこの門も登録文化財の一つ。この他、居宅、新蔵、炊事場、大蔵、炭・味噌小屋及び車庫、離れなどが文化財登録されています。
現役の住宅なので内部の見学はできないかと思いきや、後で調べてみると不定期ではあるけど見ることもできるみたい。 -
この北条という集落、実は筑波山参拝の門前町として栄えた町なんだそうです。筑波山へ向かう参詣道はつくば道と呼ばれ、多くの商家が立ち並んでいたそうです。またこのつくば道は日本の道100選にも選ばれています。
何も考えずに訪れた割には思いのほか歴史のある場所ということが分かってびっくり。 -
日本の道100選を示す看板。
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この北条集落、先ほどの宮本家住宅以外にも国の登録有形文化財がいくつかあります。その一つがこちら、旧谷中家住宅。宮本家住宅が江戸時代から残る古民家であるのに対し、旧谷中家住宅は昭和に入ってから建てられた近代住宅。ただ土台の部分を大谷石で積み上げ、山吹色に塗装されたモルタル壁などとても特徴のある住宅です。
写真の主屋のほか、石蔵及び石塀、擁壁及び横井戸が文化財登録されています。 -
この旧谷中家住宅は土日などに内部公開されているそうです。この日は年末の平日でもあるので閉館中。ちょっと見てみたかったなぁ。
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続きましては打って変わってとても開放的な場所にやってきました。こちらは国指定史跡の平沢官衙遺跡です。
平沢官衙遺跡歴史ひろば 名所・史跡
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この平沢官衙遺跡は奈良・平安時代にあった役所跡です。かなりの大規模な官衙遺跡ということで国の史跡に指定されており、現在は3棟が復元されています。
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復元された建物の一つ。奈良の正倉院のような校倉造りの建物。
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その隣には最も大きな規模で復元された建物があります。こちらも高床式に建てられた官衙の中心的な倉。この地方各地から集められた租庸調の品々がここに集められていたんですかねぇ。
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こちらが復元された3棟目。やっぱり高床式の倉です。この他にも20以上の建物があったようで礎石などが保存されています。
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この官衙遺跡は周りをこのような溝で仕切られています。今でいう堀のようなものですので、この遺跡もある意味、城跡と言ってもいいかもしれませんね。
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古代のロマンを感じることができる平沢官衙遺跡でした。
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続いては先ほどの小さな溝とは比べ物にならない大きな堀が見えてきました。国指定史跡でもある小田城跡です。
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当時の掘割を見るとかなり大規模な城跡であることが分かります。こちらは鎌倉時代から戦国時代まで名を遺した関東の名門、小田氏の本拠地であった城跡です。
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ではさっそく堀を渡って本丸跡に行ってみましょう!
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小田城跡の本丸跡。方形の縄張り跡から中世の館から徐々に縄張りを広げていったことがうかがえます。
小田城跡 名所・史跡
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こんな感じで綺麗な方形ですよね。
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本丸跡は3つの出入り口が存在しています。こちらは東虎口跡。堀を挟んで東曲輪跡に続きます。
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本丸と東曲輪の間にある水堀。こちらもかなりの規模ですね。
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本丸と東曲輪を結ぶ橋。この東曲輪は本丸防衛の重要な拠点だったんでしょう。
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本丸をぐるりと回りながら南東にある櫓台から南側の堀を望みます。先に見えるのは南西馬出跡。
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こちらは南西虎口跡。関東の城には珍しく石垣の跡が残っています。
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あまり洗練されたとは言えない石垣ですが、これもなかなか貴重な遺構ですねぇ。
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この虎口の先には南西馬出跡。馬出とは曲輪と曲輪の間をつなぐ攻守の要となる施設のこと。
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馬出から隣の曲輪をつなぐ土橋。本当によく整備されていてわかりやすい城跡です!
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本丸方向を望むと後ろには筑波山がきれいに見えました。
さっきまであそこを登っていたんだなぁとしみじみ。 -
小田城跡は本丸部分とその周辺以外は宅地化されています。しかし宅地化された現在でもその遺構はたどることができます。
この道路の曲線は、本丸とつながる馬出の跡。曲線に沿って土塁が積まれており、本丸北部の重要な防衛線となっていました。 -
この道の右側部分も往時は堀があったそうです。このようにかなり大規模な城であったことがうかがえるんですが、実際に歩いてみるとものすごく平らなんですよね。平城の妙を感じることができる、とてもいい城ですけど、防衛面ではどうなのかなとも。実際に小田氏は何度もこの城を敵に奪われては奪還するという歴史を繰り返していました。
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小田城跡から移動、続いては大塚家住宅にやってきました。見事な長屋門の先に茅葺きの大規模な農家住宅が残されています。
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こちらが国の重要文化財に指定されている大塚家住宅。ただこちらも現役の住宅なので敷地内に入ることがはばかられて外からの写真のみ。お願いすれば見学できるみたいですけど、人が住んでいるとなかなかね・・・。
ちなみに案内板によると大塚家は太田道灌の子孫と言われ、先ほど訪ねた小田城の城主、小田家の家臣だったそうですが、帰農してこの地の名主になったそうです。大塚家住宅 名所・史跡
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大塚家住宅がある集落周辺は大きな民家がたくさんありました。ただあまり住宅地をうろうろしていると変質者に間違えられかねないのでそそくさと退散。時間もお昼近くになってきたのでそろそろ帰宅です。
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帰宅途中の守谷サービスエリア。最近改装したらしくかなり綺麗なサービスエリアでした。ここで家へのお土産を買って帰宅です。
それでは今回はここまで、ありがとうございました。守谷サービスエリア 上り 道の駅
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