2015/10/11 - 2015/10/11
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めておら☆さん
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ソウル3日目、広蔵市場の後に訪れたのは昌徳宮(チャンドックン)。1405年に正宮である景福宮(キョンボックン)の離宮として建てられた宮殿です。他の王宮の多くが戦争や火災などによって本来の姿を失っているのに対し、昌徳宮は保存状態がよく朝鮮時代の趣や生活様式を色濃く残していると言います。また、自然と調和のとれたその美しい佇まいから、1997年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。
さて、広蔵市場でディープコリアを満喫した後は、古宮をめぐって雅な時間を過ごしましょう♪
1日目 10/ 9 PM仙台空港→仁川空港
ソウル市内到着後ロッテマートでお買い物
2日目 10/10 AM 明洞でお肌のお手入れ&アートメイク
PM 仁寺洞散策→ロッテ百貨店→明洞散策
★3日目 10/11 AM 梨花洞 路上美術館→広蔵市場→昌徳宮
PM 戦争記念館→明洞散策
4日目 10/12 AM ソウル市内から仁川空港へ移動
仁川空港→仙台空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日目 10/11(日)
「梨花洞路上美術館〜広蔵市場」の続き→http://4travel.jp/travelogue/11066165
11:00 広蔵市場を後にし、再び1号線鍾路5街から地下鉄に乗ります。1駅目の鍾路3街で3号線に乗換え、1駅目の安国で下車、3番出口から出ました。安国駅 駅
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11:20 安国駅から東へ徒歩6分、やって来たのは「昌徳宮(チャンドックン)」。
韓国の五大古宮の中で唯一ユネスコの世界文化遺産に選定されています。
写真は敷地の入場口になっている「敦化門」。昌徳宮の正門で、1412年に建造、1609年に再建。ソウルの宮殿に現存する正門で最古のものだそうです。昌徳宮 城・宮殿
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まずは正門左手にあるチケット売場で入場券を購入。一般観覧はW3,000。
敷地の北側に位置し70種類を超える樹木や池、東屋などの造園施設が観覧できる美しい庭園「秘苑」も見たかったのですが、自由観覧不可で、日本語ガイドが10:30の1回のみだった為、また次回訪れることにしました。
ちなみに「秘苑」も観覧する場合はW5,000追加でW8,000になります。 -
さて、入場します。敷地内へは敦化門から入ります。
古宮を見ていつも美しいなぁと感じるのは、この屋根の装飾。木造という点で、日本のものとよく似てはいるのですが、このカラフルな装飾は朝鮮文化ならではです。 -
「錦川橋」
門を入ると右手に見えてきます。1411年に造られた、ソウルに残る最古の石橋だそうです。 -
欄干にはこんなゆるキャラが。
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錦川橋がかかる川は、今もちゃーんと水を湛えています。
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街の中にあるというのに、緑が多くて別世界。和みます。
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橋を渡って門をくぐると・・・
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また門が。どっちに入ろうかな・・・
左にしよう。 -
「仁政門」
この門をくぐり抜けると・・・ -
「仁政殿」です。
昌徳宮の正殿で、国宝に指定されています。ここで王の即位式・朝礼・外国使臣の接見などの重要行事が行なわれていたそうです。
確かに。威風堂々とした佇まい。 -
イチオシ
「仁政殿」
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仁政殿の内部。
他の古宮と同様、中心に御座(王の座席)が置かれています。その後ろには「日月五峰図(イロルオボンド)」が飾られています。その名の通り、左に黄色い月、右に赤い太陽、さらに5つの山の峰が描かれています。 -
「日月五峰図」
拡大してみました。月・太陽・5つの峰、そしてオニィちゃんも(^_^;)
太陽は王、月は王妃、山は国土を表しているそうで、王の絶対的権力を象徴していると言います。 -
1900年代以降に導入されたシャンデリアなども見られます。
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赤を基調とした天井の装飾も、とても美しい。
ん?なにやら天井画があります。 -
ズームしてみると、2羽の黄金のフェニックスが描かれていました。
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そして、また屋根を見上げる。やはり美しい!
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この鮮やかな色彩に、いつも目を奪われてしまいます。
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この日は遠足の子供達がたくさんいて賑やかでした。
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「宣政門」をくぐります。奥行きがあり、他の門とはちょっと趣が違います。
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宣政門から連なる屋根は「宣政殿」へと続きます。
1804年に竣工したこの宮殿では、王が日常的な政務を行なっていた他、学者・官僚の勉強や儒者の試験、宴が開催されたこともあったそうです。
珍しい青の屋根瓦は現存する宮殿の中では唯一。大変貴重なものとされています。 -
宣政殿の内部。
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中央には、やはり御座と日月五峰図が。
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ここでも天井画にフェニックスが描かれています。
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花柄も目に鮮やか。美しい色彩です。
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宣政殿から見た宣政門。
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「煕政堂」
王の寝殿兼業務の場。幾度も火災に遭い、現在あるのは1920年のものだそうです。 -
煕政堂を正面から見ると、細かい格子の緑の壁が印象的。私はこの建物が気に入りました。
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内部は開けた中庭があり、閑静な雰囲気。
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またまた屋根に釘付け。
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さっきから、こんな屋根の上の動物が気になっていたのですが、これは”雑像(チャプサン)”と言う魔除けで、王室関係の建物にはよく設えてあるんだそうです。
いろんな動物のシルエット。なんかカワイイ♪ -
屋根瓦と幾何学模様の壁画のマッチングがステキです。
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そして、この細かい緑の格子戸、その上には延々と続くカラフルな屋根。美しいですね〜。
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内部を覗いてみました。この廊下、王が行き来してたんでしょうか。
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次は王妃の生活空間を覗いてみます。
手前の重厚な門は・・・ -
「宣平門」
そしてこの門をくぐると・・・ -
「大造殿」
元々あった建物は火災で焼失した為、景福宮にあった建物をここに移したんだそうです。王妃の住まいにしては幾分シンプルな印象。 -
イチオシ
でも屋根はやっぱり美しい☆
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内部には西洋風の鏡やテーブル、椅子が置かれていました。
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居室もいくつかあったので覗いてみたのですが、いたってシンプルで拍子抜け。あるいは侍従の部屋だったのかな?
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興味深かったのはこの「水刺間(スラカン)」
王室の台所でした。中には入れないので、戸口のガラスや、窓にへばりついて撮影しました。 -
こういう、リアルに生活を感じられる空間ってオモシロイです。
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古宮は敷地から敷地へ移動する時に、門・門・門と、とにかく門がいっぱい。その門ごとにちょっとづつ装飾も違うので、それを見て歩くのもまたオモシロイ。
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「報春亭」
楼閣と言い、高所に建てられた御殿を指すそうです。右端が高床式になってるからかな。 -
高床式の部分に入る階段。
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報春亭の内部。
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「喜雨楼」
報春亭同様、高床式になってます。
この二つの建物、1910年からは宮中の医療機関である内医院として機能し、医女も控えて女性たちの治療を担当したとされます。 -
場所は不明ですが、その佇まいの美しさに惹かれて撮った写真もイロイロ。
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松が門のようにダイナミックに茂ってます。
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イチオシ
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「長楽門」
シブイ佇まいです。門の向こうに見える六角形の建物が気になり、入ってみました。 -
雅な建物。絵になります。
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長楽門を抜けた敷地内には「楽善斎」があります。
1847年に王の妾を迎える屋敷として建築されました。その後も後宮や女官が余生を送る空間として使用されたそうです。 -
この時はなにやら演奏会が開かれており、遠足の子供達がズラリと椅子に座って聴き入っていました。
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演奏を聴きながらも、また屋根の美しさに釘付け。
カラフルな装飾ばかり見ていたので、木そのままの色が新鮮に感じます。 -
演奏会が終了したようです。子供達がガヤガヤと敷地の外へ出て行ったので、木の風合いが美しい建物をじっくり堪能しました。
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オンドルの煙突。
オンドルとは床下に通した溝に焚口から送った温かい煙を通し、床を温める仕組み。昔からエコな暖房使ってたんですねぇ。 -
ここも木と瓦の素朴な風合で味のある空間です。
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「錫福軒」
福が来る家、という意味を持つようです。 -
建物のそこここに施された木枠装飾が実にステキ!
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「寿康斎」
錫福軒の隣に建っています。まるで民家のよう。ここも王族が住んでいたのかと首をかしげるくらい、素朴な造りです。 -
でも、やっぱり味があっていいですね。
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シックな佇まいが続きます。
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静かに流れる時間を感じます。
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柿がたわわに実って、秋の深まりを感じさせます。
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昌徳宮の東側に位置する楽善斎エリアを離れ、入場してきた敦化門へ戻ります。
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途中、見逃していた一画を発見。慌てて入ってみます。
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「奎章閣」
歴代の王や王室の各種文書や記録、中国の文献、朝鮮の古文書などを収蔵管理し、修復なども行った場所。 -
隣の敷地へも行ってみます。
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「憶昔楼」
鮮やかなピンク色が目を引き、立ち寄ってみました。
二階建ての造りも珍しい。 -
中に入ってみると二階への階段が。
上ってもいい?上ってもいい?? -
いいみたい。柵もロープもありません。
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二階。意気揚々と上ってはみたものの、薄暗くてちょっと怖いので、そのまま後ずさり。
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空は相変わらずどんよりしてます。雨も降ったりやんだりで肌寒い。
晴れていたらきっと、青空に黒い瓦屋根がクッキリと境界線を見せていただろうな。 -
世界遺産 昌徳宮、とても美しい宮殿でした。
次回はやっぱり秘苑も見てみたいな。 -
出口に向かう途中、こんなカワイイ韓服ギャルに遭遇。
キャッキャ、キャッキャと私と反対方向に歩いて行くのを呼びとめて「写真撮っていい?カワイイから」と言うと、一斉に「きゃははは〜」と照れ笑い。
でも、しっかり整列してポーズをとってくれました。 -
出口が見えてきました。門の向こうにそびえるビルを眺め、一気に現代に引き戻されます。
12:30 1時間ほどの観覧を終え、昌徳宮を後に。
さーて、次の目的地に向かいますよ〜!
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