2015/05/10 - 2015/05/10
199位(同エリア4052件中)
nonさん
・サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
・カ・レッツォーニコ
「イタリア四都市10日間 歴史と芸術を巡る旅」
【日程】2015年5月4日(月)〜2015年5月13日(水)
【滞在都市】ローマ3泊、フィレンツェ2泊、ヴェネチア2泊、ミラノ1泊
【フライト】<行き>ANA(羽田)〜(パリ)経由 AZ(ローマ)
<帰り>AF(ミラノ・リナーテ)〜(パリ)経由 ANA(羽田)
【移動】ローマ−フィレンツェ(フレッチャ・ロッサ)、フィレンツェ−ヴェネチア(フレッチャ・アルジェント)、ヴェネチア−ミラノ(フレッチャ・ビアンカ)
【目的】歴史と芸術を巡る旅
10日間の全日程の旅行記は以下のとおりです。
出発〜ローマ編
http://4travel.jp/travelogue/11011621
ローマ編 1
http://4travel.jp/travelogue/11011946
ローマ編 2
http://4travel.jp/travelogue/11012975
ローマ(ヴァチカン博物館)編 3
http://4travel.jp/travelogue/11014207
ローマ(サン・ピエトロ大聖堂)編 4
http://4travel.jp/travelogue/11014614
ローマ編 5
http://4travel.jp/travelogue/11016390
ローマ編 6
http://4travel.jp/travelogue/11017106
ローマ編(フィレンツェへ移動)7
http://4travel.jp/travelogue/11017850
フィレンツェ編 1
http://4travel.jp/travelogue/11018861
フィレンツェ編 2
http://4travel.jp/travelogue/11019844
フィレンツェ編 3 メディチ家の遺産
http://4travel.jp/travelogue/11021168
フィレンツェ編 4
http://4travel.jp/travelogue/11021900
フィレンツェ編 5 ピッティ宮殿
http://4travel.jp/travelogue/11023785
フィレンツェ編 6 ウフィッツィ美術館
http://4travel.jp/travelogue/11024247
フィレンツェ編 7
http://4travel.jp/travelogue/11026780
フィレンツェ編 8
http://4travel.jp/travelogue/11028763
フィレンツェ編 9
http://4travel.jp/travelogue/11029067
ヴェネチア カナル・グランデ大運河クルーズ
http://4travel.jp/travelogue/11031143
ヴェネチア編 1
http://4travel.jp/travelogue/11034415
ヴェネチア編 2
http://4travel.jp/travelogue/11036573
ヴェネチア編 3
http://4travel.jp/travelogue/11037249
ヴェネチア編 4
http://4travel.jp/travelogue/11038113
ヴェネチア編 5
http://4travel.jp/travelogue/11040942
ヴェネチア編 6
http://4travel.jp/travelogue/11041892
ヴェネチア編 7
http://4travel.jp/travelogue/11044967
ヴェネチア編 8
http://4travel.jp/travelogue/11047496
ヴェネチア編 9
http://4travel.jp/travelogue/11049124
ヴェネチア編 10
http://4travel.jp/travelogue/11052447
ヴェネチア編 11
http://4travel.jp/travelogue/11055629
ミラノ編 1
http://4travel.jp/travelogue/11058381
ミラノ編 2
http://4travel.jp/travelogue/11059985
ミラノ編 3
http://4travel.jp/travelogue/11063284
ミラノ編 4
http://4travel.jp/travelogue/11063906
ミラノ編 5 〜 帰国編&番外編
http://4travel.jp/travelogue/11067684
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
午前中「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」や「サン・ロッコ教会」を観光した後は・・
地図を頼りに、「サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会」を目指します!
こんなふうに、迷路のようなヴェネチアの街を散策しながら・・♪
と言ってもこの辺りは、観光客で賑わうエリアとは違って、素顔のヴェネチアが垣間見えるような庶民的な地区。 -
「サン・ロッコ教会」を出るとすぐに、由緒ありそうな重厚なレンガ造りの建物が、目に飛び込んできました。
ゴシック教会特有のステンドグラスがあるので、「フラーリ教会」の後陣(主祭壇の奥)でしょうか。 -
「サン・マルコ寺院」に次ぐ大きな教会・・!と言われるだけあって、なかなか正面に辿りつけません。
-
教会の横には・・
もちろん井戸型貯水槽(ポッツォ)のある広場も。 -
1396年に完成した、高さ70mの鐘楼を見上げます。
-
コルネール家の聖マルコ礼拝堂入口。
ドージェを4人も輩出した超名門貴族コルネール家にふさわしい佇まいです。
一族には、ヴェネチア共和国の’息女’として東西交易の重要拠点だったキプロスの王家に嫁ぎ、その後’女王(レジーナ)’として波乱の生涯を送ったカテリーナもいます。 -
もうすぐです・・!
-
ここが正面入口♪
サン・ポーロ地区の中心部に建つ、ヴェネチアで最も重要な教会の一つ。
この地にやってきたフランチェスコ会の修道士たちが、1225年に建てた小さな「サンタ・マリア・フラーリ教会」が始まり。
その後、聖フランチェスコの清貧の精神に共感する信者が急速に増え続けたため、1330年頃から約1世紀近くかけて今のようなゴシック様式の大きな教会に建て替えられました。
1492年に、被昇天の聖母に捧げる、として「サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会」という名前に変わったといういきさつがあります。
ヴェネチアの偉人が数多く眠っていることから、’ヴェネチアのパンテオン(霊廟)’と呼ばれています。 -
こちらの教会は有料(3ユーロ)
本来は信者の祈りの場ですが、芸術の宝庫であることから美術館のようになっているので、維持管理上必要なことだと思われます。
チケットの裏には、本堂の見取り図。
フィレンツェの偉人が眠る「サンタ・クローチェ教会」と同じくらいの規模でしょうか。 -
入口のボードに、カメラに×があったので(フラッシュに×ではなく・・)撮影不可?と思って係員に確認したところ、フラッシュなしならOKとのことでした!
これは教会側としてはリスペクトの意味から写真は控えて欲しいが、政府観光局の指導なら仕方ない・・という感じかな?と勝手に想像しました。
似たようなことは、この後訪れる「サンマルコ寺院」でもありました。 -
横梁のあるゴシック式の本堂奥にまっすぐ進むと、あの絵が見えてきました!
-
主祭壇前にあるのは、15世紀に造られたコーロと呼ばれる重厚な「聖職者祈祷席」
大理石でできた入口部分は、諸聖人や預言者たちのレリーフや立像と金箔で細かく装飾されています。
この精巧なアーチ越しに主祭壇全体を眺めると、それだけで一つの完成された芸術作品のよう! -
大理石の上には、アンドレア・デル・ヴェロッキオによるブロンズ製の十字架像。
ヴェロッキオはレオナルド・ダ・ヴィンチの師匠で、ルネサンスの都フィレンツェで大工房を構えていました。 -
ここから主祭壇まで聖職者祈祷席を通って進みますが、あまりの神聖さに信者でない私たちはしばらく足を踏み入れることができませんでした。
何とも言えない静寂な空気に包まれているのです。 -
心を落ち着かせて祈るような気持ちでゆっくり進みました。
木製の祈祷席。
これはヴェネチアで唯一オリジナル(1468年制作)のまま現存する、とても貴重なもの。
木彫り彫刻師マルコ・コッツィによって、椅子一つ一つに細かな彫刻が施されています。
三段に124席、というのは最大規模だそう!
本来は一般信者が立ち入りできない’聖域’ですが、ここは祈りの時間以外公開されているようです。 -
パイプオルガンも両側に置かれています。
-
こちらの椅子に座って一息つきました。
小声の会話もためらわれるほど厳かな静けさです。 -
「聖母被昇天」
ヴェネチア派最大の巨匠、ティツィアーノの宗教画における最高傑作です!
高さ6.68m×巾3.44m。
教会の発注を受けて制作されたこの大作は、1518年に主祭壇に設置されました。
地上にひざまずく聖ペテロ、上を指さす聖トマス、腕を大きく伸ばす聖アンドレアたち使徒が、天使たちによって聖母が昇天するという場面に驚く様子が描かれています。
雲の上で天上を仰ぐ聖母の先には、それを迎える父なる神の姿が・・
光と色彩の革新をもたらした・・!と言われるティツィアーノならではの、ドラマチックで荘厳な輝きに満ちた作品。 -
ここから振り返ると、聖歌隊席と本堂のゴシック式天井アーチを見ることができます。
どちらを向いても信仰の重みと歴史を感じるような空間・・!
それでいて優しく包み込まれるような安らぎも覚えます。 -
本堂内を眺めると、巨大な円柱とともに何本もの横梁でこの建物を支えているのが分かります。
ゆっくり静かにまわってみましょう。 -
主祭壇すぐ右にある、洗礼者ヨハネ(サン・ジョバンニ)の礼拝堂。
サン・ジョバンニを守護聖人とする、ヴェネチア在住フィレンツェ人のための礼拝堂です。 -
中央に飾られているのは、あのドナテッロによる木彫りの洗礼者ヨハネ像。
ヴェネチアに現存する唯一のドナテッロ作品だそうです。 -
主祭壇右から3番目の、ベルナルド礼拝堂。
-
バルトロメオ・ヴィヴァリー二による鮮やかな色彩の祭壇画。
中央は、玉座の聖母子、上段には死せるキリストが描かれています。
左右に立つ聖人たちの衣装にも、自由でおおらかなヴェネチアの気風を感じました。 -
別の礼拝堂。
-
中央は、聖マルコでしょうか。立体的で存在感のある描写です。
-
聖具室の入口。
壁面に、大理石でできた白馬の騎士像や共和国の旗を持つ勇ましい立像が立つ、堂々とした造りです。 -
聖具室にある、聖遺物の祭壇。
この中には、キリストの死後マグダラのマリアが採取したと言われる’キリストの血’が祀られています。
1480年、コンスタンティノープルからヴェネチア軍総司令官が持ち帰ったそうです。
左の彫刻は、キリスト磔刑。右はキリスト降下。
白大理石の浮彫りは、色彩がなくても絵画とは別の意味でのリアリティが感じられます。 -
広く明るい聖具室内の様子。
白いレース越しの光が差し込む祭壇には・・ -
’フラーリの祭壇画’と言われる重要な作品、ジョバンニ・ベッリー二作「聖母子と諸聖人」が掲げられています。
-
鍍金した木彫りの額で縁取られた、左右対称の祭壇画。
リュートとフルートを奏でる天使を従え、凛とした姿の聖母子が3Dのように立体的に描かれています。
右に立つのは、聖マルコ。
ジョバンニ・ベッリーニは、父ヤコポ、兄ジェンテーレと共にヴェネチア派の基礎を築いた共和国公認の偉大な画家です。
ジョルジョーネもティツィアーノも、ベッリーニの大工房で修業しました。 -
聖堂参事会室にある、ヴェネチアーノ作「ダンドロの半円飾り」
ヴェネチアーノは1339年制作当時、ヴェネチア絵画界最高の画家と称され、ドージェ(総督)アンドレア・ダンドロのお抱え画家として活躍しました。
左右にひざまずいているのは、依頼したドージェ、アンドレアとその夫人。
ダンドロ家は、第4次十字軍でヴェネチアにその後の繁栄をもたらしたエンリコをはじめ、何人もドージェを輩出した名門中の名門貴族です。 -
-
主祭壇の左には・・
-
リチニーノ作「聖母子と諸聖人」
-
青い空、白い雲、緑の葉。
自然の中で、幼子キリストも健康的です♪ -
別の礼拝堂にある、ヴィヴァリー二作「聖アンブロージョ」
聖アンブロージョはミラノの守護聖人です。 -
そして一番左には、ステンドグラスの美しいコルネール家の聖マルコ礼拝堂があります。
こちらも、バルトロメオ・ヴィヴァリー二作の多翼祭壇画。
見事に金箔で鍍金された、典型的なゴシック様式の額に’玉座の聖マルコ’が描かれています。 -
’玉座の聖マルコ’の左は、洗礼者ヨハネ。右は聖ペテロ。
ヴェネチアの守護聖人の左右をフィレンツェとローマが固めていますね!
バルトロメオのいたヴィヴァリー二工房は、ベッリーニ親子の大工房に匹敵する規模だったらしく多くの祭壇画を制作し、ヴェネチアとその領地に送り出しました。 -
教会の中ほどから見た入口の様子。
左右の側廊にも、見逃せない絵画や彫刻が並んでいます♪ -
左の側廊には・・
-
「カ・ペーザロの聖母」
この教会内にある、もう一つのティツィアーノ作品です!
名門貴族出身でキプロス司教を務めたヤコポ・ペーザロに依頼されたもの。
中央にいる聖ペテロから、聖母子に紹介されるのを右手で待つ赤い衣の人物がヤコポで、後ろにいるのが息子や孫たち。
こちらを向いている美形の少年は、孫のレオナルド。どの角度から見ても視線が合います。
聖母子と聖人の背景にある巨大な円柱は、堂内にある実際の円柱を意識して描かれたそうです。 -
バルダッサーレ・ロンゲーナとジュスト・ル・クール作「ジョバンニ・ペーザロの墓廟」
こちらもペーザロ家。ドージェを務めた人物です。 -
ロンゲーナは、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会を手がけたバロック建築の巨匠。
黒大理石を用いたムーア人(黒い人)の人像柱が印象的な力強い作品です。 -
そして右の側廊にあるのが、ティツィアーノの墓碑。
ヴェネチア・ルネサンスの巨匠にふさわしく見事な大理石彫刻のモニュメントです。
アントニオ・カノーヴァとその弟子たちによる作品。 -
中央祭壇画に描かれた、「聖母被昇天」のレリーフと共に。
ティツィアーノは良家の家柄にもかかわらず、正確な生年記録が残されていませんが、没したのは1576年。
約90歳という長い生涯を通して、常に高い評価と名声を手にしていた特筆すべき偉大な画家です。 -
その作風は年代とともに変化していますが、自由な筆使いと色鮮やかな色彩感覚で盛期ルネサンスの枠を超えた、西洋絵画界の巨匠としての地位を確立しています。
宗教画、神話画、裸体画、風俗画、そして各地の王侯貴族や著名人たちに依頼された肖像画・・
あらゆる絵画分野において傑作を残しています! -
エステ家アルメリコの墓廟。
-
-
-
入口近くにある、彫刻家アントニオ・カノーヴァのモニュメント。
1827年に弟子たちによって造られた大理石の斬新な記念碑です。
18世紀末〜19世紀にかけて活躍した彫刻の巨匠カノーヴァの生涯は、ヴェネチアなくしては語れません。
有能な石工の家に生まれたカノーヴァは、3歳で父を亡くし母も再婚したため祖父母の手で育てられることになりました。
孫に家業を託す祖父の手ほどきで、少年時代から彫刻の才能をめきめき伸ばし、やがてヴェネチアの有力貴族の庇護を受けるほどに・・
才能だけでなく大変な努力家でもあったカノーヴァは、その後政府からの奨学金と紹介状を得てローマで本格的に勉学しながら業績を重ねるようになります。
こうした環境で生まれた数々の傑作は、イタリアだけでなく各国でも大絶賛を受けますが、終生ヴェネチアに対する感謝の思いを忘れることはなかったそうです。
亡くなった1822年に、いったん生地ポッサーニョに運ばれましたが、ヴェネチアのアカデミア(美術協会)の強い希望により心臓の入った壺がここに埋葬されました。 -
ゴシックからルネサンス、そしてバロック・・と様々な時代様式の芸術が詰まった教会。
長い時間、ヴェネチアで愛されてきたことが伝わってきます。 -
彫刻や立像、壁画で装飾された入口扉の上。
薔薇窓からの光に別れを告げて、教会をあとにします。 -
「フラーリ教会」の前には小運河と橋があり、ゴンドラも揺れています。
この場所から眺めると、ヴェネチアの歴史と芸術がぎゅっと詰まった光景だなぁ〜と、改めて実感しました! -
青空の中、しばらく街歩きを楽しみます。
-
-
古い鐘楼と運河のある風景に心惹かれます!
-
緑の木陰で賑わっているのは、ジェラート屋さんかな♪
-
レオナルド・ダ・ヴィンチ展を開催していた、「聖バルナバ教会」
左横の小さなお店は、映画「旅情」のロケ地だと後で分かりました!
キャサリン・ヘプバーンが恋に落ちるイタリア人の経営する骨董店。
今はお土産屋さんになってますが、当時の面影のある建物が残っているようです。
この道をまっすぐ行くと、カ・レッツォーニコの中庭に出るはず・・ -
彫刻の立ち並ぶ、緑あふれる中庭を通り・・
-
「カ・レッツォーニコ」に到着しました。
大運河沿いに堂々と建つ、バロック建築の大邸宅。
1649年ロンゲーナによって着手され、1750年マッサリによって完成されました。
内部は当時のまま残され、現在「1700年代ヴェネチア博物館」として一般公開されています。 -
家具やタペストリー、衣装、ガラス製品など当時の裕福な貴族たちの生活を伝える興味深い博物館ですが、今回はおあずけ・・
こちらに立ち寄った理由は別にあります。 -
【トイレ情報】
「フラーリ教会」は有料であれだけ大きな教会なのにビジター用のトイレがありませんでした。
カフェはさっき行ったばかりなので、少し歩いてこちらを目指したという訳です。。
(中庭とショップ、カフェは自由に利用でき、トイレもOKという情報があったので・・)
ただし、ここでは厳しそうな女性係員が目を光らせています・・!
冷たい大理石の感触が気持ち良くてついベンチで足を伸ばしていたら、すぐさま「お行儀が悪いです。靴を履いてください」と教育的指導を受けてしまいました! -
中庭から大運河まで自由に通り抜けできるエリアで、他にも見つけたものがあります!
-
昔の貴族が愛用していたと思われる、17世紀バロック期のゴンドラ♪
船体が黒なのは、この頃に経済的な衰退傾向のあった共和国政府によって華美や贅沢が規制されたためです。
それまでは、満開の花のように色とりどりのゴンドラが大小の運河を優雅に漂っていました。 -
貴族たちの自家用ゴンドラには、’ファルゼ’と呼ばれるドアと屋根のある船室があるのが一般的。
居心地良く作られた室内は雨風や寒さを防ぐとともに、プライバシーまで守っていたようです。 -
当時のヴェネチアは、盛期ルネサンス〜バロック期という文化の爛熟期!
建築、絵画、彫刻、文学、音楽、演劇などすべてにおいて甘美で享楽的な風潮が見られた頃です。
カジノやカーニヴァルなど、その名残は今も残っていますね♪
このゴンドラにも、華やかなドラマがたくさんあったことでしょう。 -
当時の様子を楽しく想像しながら、ショップでポストカードを何枚か買いました。
左は人気の風俗画家、ピエトロ・ロンギの描いた貴族のファミリー。
右はティエポロの「メヌエット」
メヌエットは、ロココ時代のフランス宮廷で流行した4分の3拍子の優雅な舞曲で、ヴェネチアでもカーニヴァルの定番スタイルだったそうです♪ -
ここを抜けて来ました。
-
大運河側から見上げると、バロック建築の壮麗さに圧倒されます。
-
右手に見える駅に向かいます。
-
-
対岸に建っているのは、「グラッシ宮」
18世紀マッサリによるバロック建築で、大運河沿いに建てられた最後の大きな大邸宅です。
現在は現代美術館。 -
カラフルなボートが走り抜けました♪
-
「カ・レッツォーニコ駅」で、ヴァポレットを待ちます。
-
振り返ると、奥に「カ・レッツォーニコ」が見えました。
-
ヴァポレットが到着!
これから15:25〜35に、優先入場を予約している「サン・マルコ寺院」に向かいます♪ -
女性の係員が手際よくロープを桟橋に結び付けます。
-
今度も乗ってから切符を購入。
楽ですが、一回券7ユーロの現金が必要なので、一日有効な時間券を買っておけば良かったです。 -
すっかりお気に入りの、「アカデミア橋」が見えてきました。
-
ここからの絶景は、いつも大人気です!
-
次第に見えてきた「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」
-
-
何度見ても優雅な、「カヴァッリ・フランケッティ宮」
-
向こうには、ヴェネチア共和国時代の旗が誇らしげに揺れています。
-
緋色に有翼の獅子像。
-
人数や荷物が多い時は、こんな風に水上タクシーがお得ですよね!
確か8〜10人乗り。サン・マルコ広場からサンタ・ルチア駅まで約80ユーロなので割り勘すれば一人10ユーロくらいでしょうか。 -
サンソヴィーノによる「コルネール宮」
現在はヴェネト州庁舎です。 -
ヴァポレットがすれ違います。
-
こんな狭い運河にゴンドラが次々と入って行きます!
-
ゴンドリエーレたちの連携プレイが見られそう♪
-
でもやっぱり渋滞は避けられません・・!
-
ヴァポレットの操舵室が見えます。
-
-
こちらの水上タクシーにもたくさん乗っています。
船室も意外と広いのですが、皆さん総立ちです! -
サン・マルコ運河に近づいて来ると、ゴンドラの数が一段と増えますね。
-
赤いパラソルが映えるのは、人気ホテルの「バウワー」
-
ゴンドラ・セレナーデですね♪
アコーディオン奏者とカンツォーネ歌手が乗っています。 -
ゴンドリエーレ
-
余裕があって簡単そうに見えますが、平衡を保つのは意外と難しいようです。
揺れに慣れていない観光客が、せっかくのゴンドラで’船酔い’したら大変・・! -
体力が必要なので、ガッチリ体型のゴンドリエーレが多いですね!
-
水の都ヴェネチアならではの素敵なひと時。
きっと一生忘れられない思い出になることでしょうね♪ -
こちらは’女子旅’みたいです♪
-
優しく佇む’水辺の貴婦人’に迎えられて、サン・マルコ駅に到着しました。
これから、ヴェネチア観光のハイライトとも言える「サン・マルコ寺院」へと向かいます!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- zunzunさん 2015/09/12 23:32:39
- フラーリ教会♪
- nonさん、こんばんは〜☆
季節は違いますが、ヴェネツィアに滞在、
それも同じホテルとはとっても嬉しいです^^
中庭での朝食がとっても良かったですよね。
スタッフの気配りも有り難かったです。
そう、フラーリ教会!!
写真OKだったのですね、、、私はNGだと思っていてせめてもと一枚撮ってだけでした。
あ〜、なんてことでしょう。
あの素晴らしい絵画と内部が撮れたなんてとnonさんの旅行記を読みながら思っています。
私の旅行記には、nonさんの旅行記へ飛んでくださいって書こうかと思っています。
いいでしょうか?
でもね、nonさんが写真を撮ってくださったのであの感動をまた味わう事が出来ました。
nonさん、ありがとうございました^^
あと、nonさんはコメントがとっても上手なのでうらやましいです。
私なんて、素晴らしい、可愛い、素敵ばかりなんですよ。
なんとかしなくてはと思っています^^
またお邪魔させていただきますね^^
zun
- nonさん からの返信 2015/09/13 16:37:15
- RE: フラーリ教会♪
- zunzunさん、こんにちは。
同じホテル、そして同じくシャルルドゴール空港経由の便でロストバゲージとなりました。場所はローマでしたが、無事翌日の夜にスーツケースがホテルに届き、衣服等を買うことは免れました。zunzunさんのロストバゲージの行方が気になります。
> 私の旅行記には、nonさんの旅行記へ飛んでくださいって書こうかと思っています。いいでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
アカデミア橋の下はああなっていたのですね。
また続きを楽しみにしています。
- zunzunさん からの返信 2015/09/13 17:05:53
- RE: RE: フラーリ教会♪
- nonさん、こんにちは〜^^
nonさんもロスバケだったのですね〜。
恐るべしシャルルドゴールです!!
やはりパリ経由はロスバケが多いのですね。
nonさんは翌日に届いてよかったですよ〜。
我家のスーツケースはまだです。
続きを作成していますが、、、シルバーウィークもありますので
時間がかかりそうです。
また、読んでいただけたら嬉しいです^^
zun
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
nonさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
104