2015/06/12 - 2015/06/12
89位(同エリア254件中)
naoさん
天平の昔からの隆盛を誇る古刹で、あじさい寺として知られる岩船寺は、摩崖仏や石地蔵が数多く見られる、京都府木津川市加茂町の当尾(とうの)の里にあります。
深い木立に囲まれた20段あまりの石段の上にある山門をくぐると、本堂と三重塔を配した境内には色とりどりのアジサイが植えられ、ひと雨ごとに赤紫や青紫へと微妙に色彩の移ろう、幽玄の世界を創りだしています。
昭和12年頃に先代の住職が植え始め、現在の住職に引き継がれた後も愛おしむように育て上げられたアジサイは、現在、35品種、5,000株ほどを数えるまでになり、あじさい寺の名にふさわしい景観を生んでいます。
ここのお庭は、アジサイが咲き誇る華やかさを演出したものではなく、境内の建造物や背後の樹林を引き立たせる、云わば名脇役のように、さりげなく添えられていることで、真言寺院の庭園らしい素晴らしいものとなっています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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当尾の里にある、あじさい寺として知られる岩船寺にやって来ました。
岩船寺 寺・神社・教会
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深い木立に囲まれた石段の上に山門があります。
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天平の昔からの古刹で、本堂と三重塔を配した境内には色とりどりのアジサイが植えられ・・・
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ひと雨ごとに赤紫や青紫へと微妙に色彩の移ろう、真言寺院ならではの幽玄の世界を創りだしています。
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昭和12年頃に先代の住職が植え始めたアジサイは、現在の住職が引き継いだ後も、愛おしむように育てられ・・・
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現在、35品種、5,000株ほどを数えるまでになり・・・
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あじさい寺の名にふさわしい景観を生んでいます。
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植えられているのは、小さな萼が集まって丸く大きな花になる、西洋アジサイや・・・
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小さな萼が花の周囲を額縁のように飾る、ガクアジサイなどがあります。
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真っ白のアジサイ。
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淡い紫のアジサイ。
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こちらの紫のアジサイは色鮮やかです。
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優しい感じの青紫のアジサイ。
こうして見ると、青紫よりブルーと云った方がいいように思います。 -
本堂横の阿字池に植えられた睡蓮も・・・
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開花期を迎えています。
では、阿字池を廻って三重塔へ向かいます。 -
三重塔へ上がる石段の下まで来ました。
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振り返ると、阿字池と本堂が見えています。
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三重塔の裏側へも園路が通じています。
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塔の裏側でも青紫のアジサイが揺れています。
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三重塔の相輪。
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嘉吉2年(1442年)の建立が確認されている三重塔は・・・
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平成の大修理を終え、木立に映える朱色と白色の優美な姿を見せています。
では、阿字池の反対側をめぐって本堂の方へ戻ります。 -
手前が開山堂で、奥に見えるのが本堂です。
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阿字池を挟んで向かいに建っているのは十三重石塔です。
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本堂前の小さな石像と・・・
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鮮やかな紫色のアジサイ越しに見た三重塔。
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ひと際背の高いアジサイにスポットライトが当たっています。
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このお庭は、アジサイが咲き誇る華やかさを演出したものではなく、境内の建造物や背後の樹林を引き立たせる名脇役として、さりげなく添えられているところが素晴らしいと思います。
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ガクアジサイのディティールです。
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小さな萼が、額縁のように周囲を飾っています。
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このガクアジサイは、萼の先端が紅く縁取られています。
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こちらは西洋アジサイ。
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西洋アジサイは、ガクアジサイに比べると華やかです。
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星のような姿をしているこのアジサイは、山アジサイの一種で、七段花(しちだんか)と呼ぶそうです。
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淡い青紫のアジサイ。
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昨夜来の雨が残っていたのか・・・
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アジサイの先端で水滴が光っています。
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僅かに青みを見せるガクアジサイ。
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中央部分はこんなにも濃い青紫なのにね〜。
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この西洋アジサイにも・・・
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いろんな形の水滴を・・・
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見ることができます。
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葉の上で丸くなっている水滴。
今にもこぼれ落ちそうです。 -
厄除け地蔵の前に植えられたアジサイ。
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阿字池の畔に建つ十三重石塔。
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木立に埋もれるように建つ三重塔。
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本堂脇のアジサイ。
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葉に斑の入ったガクアジサイがあるのを、ここに来て初めて知りました。
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西洋アジサイにしては控え目な、淡い紫のアジサイ。
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こちらが本堂です。
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これは柏葉アジサイです。
葉の形が柏の葉に似ているところからこう呼ばれていて、円錐形の花をつけます。 -
ガクアジサイはほぼ満開を迎えているようですが、西洋アジサイはあと少しと云ったところでしょうか・・・。
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こちらは山門の内観です。
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もう少しで満開を迎える、と云ったタイミングで岩船寺を訪れましたが・・・
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きれいなアジサイを楽しむことができました。
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では、岩船寺に別れを告げて家路につくことにします。
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