公共交通で巡る　上海・西安一人旅　歩きっぱなしの8日間　（4日目　華山）

2015/05/17 - 2015/05/20

一番の目的は、長距離寝台列車に乗ること。
で目指したのが、悠久の都、西安。
兵馬俑と華山だけを必須の観光目的として、
西安に３泊４日の日程を組みました（それでも全然足りなかったけど…）、

西安のホテルと上海のホテルはネットで確保。
寝台列車のチケットは現地旅行社に手配。

後は思いつきで…、行きたい所に行く、気の向くままのひとり旅。
とにかく、歩き回った８日間でした。

エア　中国東方航空　羽田空港発１３：３０　→　虹橋空港着１６：１０
宿泊　上海　Phoenix Hostel
　　　西安　西安城市酒店

行程　１５日　豫園?外灘?南京東路
　　　１６日　南翔老街
　　　　　　　寝台列車で西安移動
　　　１７日　回民街?小雁塔?大興善寺?回民街
　　　１８日　華山
　　　１９日　兵馬俑　大雁塔?城壁（南門）?書院門?回民街→南門
　　　２０日　青龍寺?鐘楼?鼓楼?南大街
　　　　　　　寝台列車で上海移動
　　　２１日　豫園?上海老街?老西門?海倫路?浦東?外灘?南京東路?人民広場?田子坊?南京東路?外灘
　　　２２日　人民広場?龍陽路?浦東空港
エア　中国東方航空　浦東空港１２：００　→　成田空港着１５：５５

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

本日は天気予報通りで、非常に良い天気です。
６時にホテルを出て、鐘楼の周りをちょっと散策しました。

City 118 Selected Hotel Xi'an Zhonglou ホテル

地下鉄で西安北駅に向かいます。
６時３０分過ぎが始発ですが、すでに多くの人がホームにいます。

鐘楼 建造物

地下鉄２号線の北の終点が西安北駅に繋がっています。
とにかく駅がでかいですね。

西安北駅 駅

駅の中。
空港並みです。
待ち合いスペースは２階ですが、３階にはいろいろなフード店がありました。
チェーン店の李先生もあり、この時間から営業していました。

西安北駅 駅

日本の新幹線と同じような形状をしています。
今回のチケットは２等席、それでも指定です。
乗車時間は３０分程度、ひと駅なので、十分です。

西安北駅 駅

２等の車内。
２席と３席となっています。
前後のスペースは十分あり、窮屈感はありません。

あっという間に時速３００キロ。
振動も無く、快適な乗り心地です。

華山北駅に到着。
かなり多くの方が、下車しました。
皆さん、華山へ行くのですね。

駅の正面に華山が見えます。
観光センター行きのバス乗り場は、この駅前の広場の先にあります。
手前にはタクシーの呼び込みが多くいますので、惑わされないように！

ここからは２系統のバスがあるようで、どちらに乗っても終点は華山の観光センターとなります。ただ、どちらのバスが先に出発するかは分かりません。

華山の収益がすごいのでしょうね、これらのバスは誰が乗っても無料です。

ここが観光センター。
バスを下車して、真っ直ぐ山のほうに5分ほど歩いたところにあります。
入山料と、北峰もしくは西峰行きのバスチケットを購入します。
なお、ここから歩いて登山する方もいるそうです。
西峰ロープウェイで登る方が楽なようですが、今日はタップリと時間があるので、
北峰ロープウェイで登ります。

入山料180元
北峰バス片道20元、西峰バス片道40元
とんでもない料金の高さです。

華山 山・渓谷

北峰行きのバスは谷間を抜けて走ります。
道路脇には渓流が流れています。
過去数回の中国訪問で、
初めて澄んだ水の川を見ました。

観光センターから約20分ほどで北峰ロープウェイ乗り場に到着します。

華山 山・渓谷

バスの終点でさらに奥に進むとロープウェイの乗り場があります。
その手前には徒歩で登る登山道があります。
徒歩で登る方々も結構いました。

ロープウェイのチケット売り場は手前になりますので、行き過ぎないように…
北峰ロープウェイ片道80元

華山 山・渓谷

木々は生い茂っていますが、華山は岩ばかりの山々です。
良くこんなところにロープウェイを架けたものです。

華山の登山道は、基本的にこのような階段。
山自体が岩山なので、土の道はありません。

この幅の狭い階段が結構疲れます。
足の長さの半分ほどなので、よく見ないと踏み外します。

北峰の頂上部。
華山の各峰では最も低いところなので、これからが本番です。

北峰から見た東峰と西峰。
正面の山の右上部が西峰、左上部が東峰。
手前から続く尾根を登っていきます。
結構気が遠くなる距離です。

途中このような階段があります。
ほぼ垂直で、下りはかなり怖いでしょうね。

正面に見える白くて細い尾根部分が、蒼龍峰、そして東峰に続きます。

蒼龍峰から見た北峰。
絶壁で幅数メートルの尾根の上に階段が作られています。
登っているときはあまり気になりませんが、
時折止まって周りを見渡すと結構怖い場所です。

東峰に登る切り立った階段。
もはや階段である必要を感じない。
まあ、無理にここを通らなくても東峰には行けます。

すぐ横で見るとオーバーハングしている。
もちろん、登りました。

東峰の頂上部。
切り立っています。

東峰から見た南峰。
次は南峰を目指します。

東峰にも、絶壁のポイントがありますが、ここはあまり人気はないようです。
ここでも有料でハーネスを借りて、絶壁を下っていけます。

至る所に方向を示した看板がありますが、せめてその距離くらいは記載して欲しい。

この南天門をくぐると有名な長空桟道があります。

長空桟道の入り口。
鐘が置かれています。
遠めに見えるのは東峰。

長空桟道。
右の細い道の先から、降りていきます。
ハーネス使用料30元。
目の前まで行きましたが、その角度と高さに
足がブルッたので、諦めました。
もう少し若ければ…
ここに到着したのが12時過ぎ、30分以上もここでどうするか悩んでいました

華山の各所にお寺があります。
ここを抜けると華山の最高峰、南峰の頂上部です。

南峰2154.9ｍ

南峰から西峰方向とその先に華山北駅が見えます。
雲がまったくない快晴で、日差しが強く、山の上でもかなり暑い。
ただし、木陰に入ると標高が高いためか、涼しいですね。

南峰から見た西峰。
尾根の上を大勢の人が歩いているのが見えます。
こちらのほうが景色がいいようですね。

西峰の尾根にやってきました。
ここまでくるとそれほど急ではありません。

西峰の頂上部はこのようなところを登ります。
狭いのと急なので、かなり並んでいますね。

西峰頂上部から北峰方向へ戻る道があります。
この時点で14時過ぎ。
相当足にきてます。

帰りは徒歩で下山予定です。
電車は18時46分なので、かなり余裕がありそうです。

金鎖関から別のルートで下ります。
ほとんど誰も入っていかないようで、実際このルートでは
すれ違う人もいませんでした。
その分静かに山歩きができたところでもあります。

運命の分かれ道。
右は徒歩下山コースで2時間くらい。
左ロープウェイで30分コース。
まだ15時過ぎなので、右をチョイス。

このような下り階段が永遠に続いています。
誰もこちらのルートに入っていく人はいないようです。
約1時間ほど下ったところで、先行者に追いつきました。

途中で写真をとって欲しいという中国人と知り合いました。
中国なまりの英語と日本語なまりの英語のコミュニケーションでしたが、
青島に住んでいることや、日本が大好きだということ、
43歳でまだ独身とか、結構下山しながらいろいろと話をしました。
この旅で最もしゃべった時間でしたね。
結局この方は華山駅に向かうのですが、こちらを気遣って華山北行きのバスに一緒に乗ってくれて、途中で下車されました。

観光センターに下るバス停に到着したのが17時過ぎ。
ちょうど良い時間です。
登りと降り、本日は何段の階段を上り下りしたのでしょうか？
カウントしておけばよかったかな？

駅に向かうバスに乗り、発車を待っていたところ、いきなり羊の一団が道路を横切り始めました。
中国でもこのような光景があるのですね。

バスは18時に出発、15分程度で華山北駅に到着。
電車の時刻に余裕です。
終日快晴で、充実した１日でした。
さて、夕食はどうしよう？

駅にはかなりの人が列車の到着を待っていました。

西安の鐘楼に戻ってきたのが20時近く。
もはや歩く気力もないため、４トラのＱＡで教えていただいた太平洋商厦地下美食街に真っ直ぐ向かいました。
いただいたのは、牛肉麺、26元。
いい出汁で、おいしく頂きました。

食後はコンビニでビール買ってからホテルへ…
まずはシャワーだ。