2015/04/12 - 2015/04/12
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naoさん
寂光院は、今から約1400年前の推古2年(594年)に聖徳太子が父の用明天皇の菩提を弔うために創建した、正式名を清香山玉泉寺と云う由緒ある尼寺で、平清盛の娘、建礼門院徳子が隠棲し、平家一門の菩提を弔ったことで知られています。
文治元年(1185年)、壇ノ浦の戦いで平家が滅んだとき、建礼門院徳子も海に身を投じますが、源氏の侍に引き上げられ、自分には死ぬ自由さえ与えられないことを悟ります。
その後、出家した建礼門院徳子は寂光院に入山し、わが子安徳天皇や平家一門の菩提を弔いながら余生を過ごしたと伝えられています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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寂光院への途中には、染井吉野の足元に「左 寂光院」と書いた石標を立て、訪れる人々の道案内をしています。
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石標に従って、こんな素晴らしい光景を横目で見ながら・・・
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門前にあるお店を過ぎると・・・
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寂光院に到着します。
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寂光院では境内の枝垂れ桜が満開をむかえています。
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寂光院の上にある建礼門院陵から見た光景です。
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手水鉢に渡された、花入れに見立てた青竹にさりげなく白い花が活けられています。
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では、そろそろ寂光院へお邪魔します。
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寂光院の入口へやって来ました。
寂光院 寺・神社・教会
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受付で拝観料を納めて境内へ向かいます。
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山門へ至る階段のモミジのほとんどが・・・
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幹に苔が生しています。
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これだけのモミジですから、秋には素晴らしい紅葉を見せてくれそうです。
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アオキが紫色の花を咲かせています。
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山門へ通じる階段途中の右手には、茶庭に見られる中門があり・・・
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その中門をくぐると・・・
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「孤雲」と名付けられたお茶室があります。
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待合の壁を額縁に見立てて「孤雲」を嵌め込んでみました。
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逆に、階段の左手には・・・
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奉納された絵馬が風に揺れています。
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では、山門をくぐります。
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ひらひらと風に吹かれる山門幕。
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山門を入ると、正面に本堂があります。
平家物語当時の様式を受け継いできた古い本堂が、平成12年に放火による火災で焼失したため、現在の本堂は平成17年に再建されたそうです。 -
山門の内観。
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山門の側面を見ると、一応懸魚もついています。
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本堂の東側にある書院です。
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本堂の右手前には、豊臣秀頼が伏見城から寄進したと伝えられる鉄製の雪見灯籠が置かれています。
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本堂の東側にある池。
この池はどこから見ても正面となるように樹木が植えられているそうです。 -
悠然と池を泳ぐ錦鯉たち。
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この池へは、北側の山腹から小さな滝を介して水を引いています。
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書院の手水鉢に寄り添うように植えられた八重桜。
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このお庭には、品種物の椿も植えられています。
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池から小さな流れがそそぎ出ています。
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江戸時代に建立された鐘楼に懸けられた「諸行無常の鐘」。
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柵で囲われているのは、御神木として祀られている姫小松です。
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その千年姫小松が植わっている浮島を浮かべるのは、平家物語にも謳われた汀の池です。
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間口3間、奥行3間の小ぶりな本堂を持つ寂光院は、平家ゆかりの尼寺として、その存在意義は計りしれません。
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苔で覆われた、風情豊かな手水鉢。
その苔の中で、モミジの種が芽吹いています。 -
では、寂光院をおいとますることにします。
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