2014/11/28 - 2014/12/07
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menchiさん
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初スペインです。
当初、あれこれ候補がありましたが、結局バルセロナに8泊になりました。
かなり雨に祟られた旅行になってしまいました。
スペインって、特にカタルーニャ地方は乾燥していると、私は誤解していたのかしら?
ネットの情報によると、11月の降水量は、東京の半分位なんですもの、誤解じゃないですよね。
丁度私達が滞在した賞味8日間の内、青空が見えたのは2日間くらいでした。
4トラでネット上でのお知り合い、わんぱく大将さんに会うことになって、かなり興奮。
ホテルまで来ていただいて、グエル公園と、夜のお散歩にお付き合い頂きました。手料理の差し入れまで頂いちゃって、本当に嬉しかった!
さて、12月2日火曜日は、朝9時にカサ・ミラ。
その後モンセラットへカタルーニャ鉄道で向かいました。
夜は、わんぱく大将さんに、バルセロナの素晴らしい夜景を、ガイドして貰いました。
夕飯は、なんと、大将さんの手料理を御馳走になりました。
12月2日も目一杯行動しましたよ!
この旅行記では、2日の夜のお散歩と、ついでに他の日の夜のお散歩も載せました。
バルセロナの夜の街歩き、楽しかったですよ!
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モンセラからバルセロナに戻ってきたのが夕方になりました。
大将さんが、ホテルのロビーで待っていてくれて、な、なんとお食事を手作りして持参してくれていました。
そろそろ、日本食が恋しい頃ではないかと言って。
誠に、嬉しい心遣いでした。
そしてその後、夜のバルセロナの街へ3人で繰り出したのでした。 -
サグラダ・ファミリアがライトアップされていて、闇夜に浮かび上がるようでした。
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神々しい姿
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外尾悦郎さんがデザインして、11月に設置されたばかりの聖堂入口の扉が見えていますね。
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そして、昨日昼間にも行きましたが、ガウディ広場からのサグラダファミリアです。
わんぱく大将さんもここが一番のおすすめだと言っていました。 -
前の池にも綺麗に映し出されたサグラダファミリア聖堂の姿。
目に焼きついています。 -
ペリカンの親子の彫刻が見えました。
この彫刻も外尾さんの作品で、生誕の門の中央にある生命の木の足元にいるのですが、聖堂の近くからは見えない位置に設置されているのです。
ここ、ガウディ広場から、望遠で捉えることができました。
このペリカンの像は、母親の子供に対する無限の愛の象徴だそうです。 -
もう一回ライトアップされた聖堂の姿を見ましょう。
出来上がった姿を見に再びこの地に戻ってこれますように! -
カサ・ミラに移動
カサ ミラ 現代・近代建築
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やはりまだ、工事中のカヴァーがされていて、グラシャス通り側の外壁は見ることができません。
建物の中は照明がされていて、天井の漆喰が波打っているのがわかります。 -
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レストランになってるのですか、へー(∵`)
カサ ミラ 現代・近代建築
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入口の門扉は独特ですね。
カサ ミラ 現代・近代建築
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次は同じくグラシャス通りのカサ・バトリョに来ました。
ライトアップされています。
幻想的。 -
中からの明が漏れてきて、不思議な雰囲気。
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オー! 綺麗だけど、フェンスが大分怖い顔に見える。。。
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隣のカサ・アマトリエールの窓も綺麗。
中に入ってみたかったな。 -
カサ・アマトリエールの天井も凝ってますね。
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バルコニーを見上げるとこんな感じ。凝りに凝ってる。
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アントニ・タピエス美術館
建物はモンタネールの設計。内装を現代芸術家のアントニ・タピエスが手がけ、彼の作品やカタルーニャの現代芸術家の作品が展示されているそうです。 -
屋根の上にモヤモヤしたものが見えてますが、タピエスデザインの作品で、「雲と椅子」です。
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雲と椅子、です。
大将さんと歩いた日の写真はこれぐらいしか撮っていなかったので、
後は、バルセロナ滞在中に私が撮った、夜のバルセロナの写真をまとめてみました。 -
以前の旅行記にものせました。
市庁舎です。 -
カタルーニャ州政府庁舎。
市庁舎とはサン・ジャウマ広場を挟んで建っている。
サン・ジャウマ広場にはこの時、とても大きいペセブレが飾られていました。自治統領館 建造物
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旧市街にあるクワトロ・ガッツ「4匹の猫」。
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こちらの建物も由緒ありそう。あら、やっぱり。
ムダルニズマ建築の三大巨頭の一人プッチ・イ・カダファルクの設計だそうです。
4ガッツは、1897年に開店したそうです。
現在の店はいわば複製で、文化的観光客めあての店であると承知の上訪ねてみると、旅の記念になります。
と言うのも場所も建物もオリジナルと一緒で、店内も忠実に再現しているらしいので。 -
日本人の観光客に、ちょっと嬉しい情報をお伝えします。
少し日本語の話せる店員さんがいらっしゃいます。 -
ハーブティーを注文したら、お湯が鉄瓶で来ました。
ハーブティーはティーバッグでしたが結構美味しくって!
アメリカの製品でした。 -
クワトロ・ガッツが出来た頃、バルセロナでは一風変わった風貌の若者が現れました。
当時、若者のカルチャーとしてヨーロッパに現れだした「ボヘミアン」と言う者達です。
正業につかず薄汚れた格好をした彼等が実は、ムデルニズマの担い手だったのです。
彼らの根城であったカフェ、それがクワトロガッツなのです。 -
ここで、前に書いた旅行記でも紹介した、田澤耕著ガウディ伝に書かれていた興味深い一節を披露します。
クワトロガッツの仕掛け人は4人のボヘミアン達。この中にミケル・ウトリリョという人がいます。
ウトリリョをフランス語読みに直すとユトリロ。
この苗字、日本人に人気のフランスの画家モーリス・ユトリロと同じ。
そう、ミケルは、モーリス・ユトリロを我が子として認知した人物だそうです。
実の子供であったかどうか、それは謎のようですが。 -
そして、パブロ・ピカソも出入りした一人だったそうです。
早熟だった彼は、10代の若さで常連の一人になり、ここで、第一回個展を開いたそうです。その個展が好評で、ピカソの才能に周囲の関心が集まり始めました。
クワトロガッツの仕掛け人で店長のペラ・ルメウからメニューのデザインを頼まれた事も当時の彼には、画家として認められたと、大変な喜びだったようです。
その後、パリでも認められるようになり、1904年にパリに移住してしまうのです。
ピカソのパリ移住の前年1903年6月にクワトロガッツは閉店しています。 -
道ごとに違うデザインのイルミネーションが見られました。
この時期だけなのでしょうか、綺麗で楽しい。 -
リセウ大劇場も赤いライトに染まって美しいです。
ランブラス通りにあるリセウ大劇場は1893年に爆弾テロにあっています。
丁度モダルニズマ運動の盛んな頃、バルセロナでは何度も爆弾テロが起きていたそうです。
19世紀末から20世紀の初頭にかけて、ブルジョワと労働者階級の格差が、大きな社会不安を作り出していました。
リセウ大劇場は、ブルジョワが建設費用を出して建てた、ブルジョワジーによるブルジョワジーの為の劇場だったそうです。
他のヨーロッパ諸国のオペラハウスが王立であったのに対し、プライベート・クラブとして運営されていました。
若手建築家として売れは始めたガウディも通っていたことがあったそうです。
そんな、ブルジョワジーの権勢誇示の場のようなリセウ大劇場がテロの標的になったのでした。 -
ここはピカソ美術館のあるボルン地区
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ピカソ美術館の中は撮影禁止でした。
出てきたら、街はすっかり暮れていて、夕闇の雨のボルン地区を彷徨ってみました。 -
旧市街の石畳が雨に濡れて、良い感じでしょ!
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世界路面電車の旅で紹介されていた、ナッツ屋さんに寄ってみました。
カサ・ジスベルト
お店の前の地面にあるプレートは、街を歩いていると良く見かけます。
わんぱく大将さんに、意味を教えていただきました。
’永遠に美しい‘と書かれて有るそうです。
昔から現代まで変わらず美しい姿を残している店舗を讃えるプレートって事かしら♪ -
自家焙煎のナッツ類がいっぱい有ります。
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ここのご主人はとても日本語が上手です。
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ボルン地区にある古い教会サンタ・マリア・ダルマル教会
カタルーニャゴシック建築の教会。ヴォールトの連なりが素晴らしい。
1329年建立 -
主祭壇の置かれている後塵部分は背が高い空間。
圧倒される。 -
真ん中に聖母子像と船の舳先がおかれています。
サンタ・マリア・ダル・マル教会は13世紀から15世紀、地中海貿易で栄華を誇ったバルセロナのシンボルだったそうです。
この教会は、マル(海)の安全を祈る教会として建てられたもののようです。
船の模型はそれを物語っているのでしょう。 -
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バラ窓も綺麗な物らしい。
朝来ないと見られないですね。 -
外へ出て見上げてみました。
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かなりブレてますが、こんなふうにステンドグラスが見えました。
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サンタ・マリア・ダル・マル教会からカテドラル方面へぶらぶら歩いて行くと、素敵なお店がいっぱい有ります。
覗きながら、歩いていると、欲しいものばかりでやばい。
ゴシック地区の、迷路のような細い道のあちこちに、こだわりを持ったオリジナルデザインの品を売る店がポツポツ見つかります。 -
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店と工房を兼ねている所が多く、職人さんやデザイナーが接客もしてくれていました。
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とても目立ったウィンドウのお店。
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雨にやられた旅行だったので、すぐ近くのカテドラル前のクリスマスマーケットを十分覗くことができなくて残念でした。
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少しだけクリスマスマーケットの様子を載せます。
カタルーニャのクリスマスに欠かせないカガネーの店。 -
こんなの買いました。
クリスマスの飾ペセブレの隅にこれを置くのだそうです。
ペセブレって、イエスの生誕の様子を人形で表したもの。
イタリアでもプレゼピオと言って教会や各家庭でも盛んに飾ります。
そしてこのカガネーは、大地の恵みの作物を食し、そして大地に帰す。五穀豊穣を願うという所から、幸運と喜びをもたらす人形ということになります。飾り忘れると災いがやってくるとも言われているそうです。 -
クリスマスマーケット
雨だと人出が少なくて、上がったりでしょうね。 -
これもクリスマスマーケットで沢山売られていました。
カガ・ティオと言う人形だそうです。
やはりカタルーニャの伝統人形で、子供たちにプレゼントをくれる人形ということで、子供たちに大人気な人形だそうです。
これで12月2日の夜のお散歩と他の日のよるのお散歩の旅行記お仕舞いです。
最後までお付き合い有難うございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- わんぱく大将さん 2015/04/04 08:09:16
- もう、随分前のことのように
- menchiさん
Gaudi nightの続を作っていただいたみたいで。
さて、グラシア通りは、その先にあったグラシアの村に通じる道として1800年代の後半に造られました。そこも歩きましたね。
あれからクアトロ・ガッツ(casa Marti)にも行かれましたか、私はいまだに中に入ったことはありません。 いつも外からカダファルクとアルナウの彫刻だけを眺めております。基本的にはカダファルクの作品は似てますね。実はあの近くにも彼の作品があります。
前にちゃんと書くべきだった。本当のこというとあののプレートは老舗ではなく、”永遠に美しい”という所につけられ、いまだにその姿を見せてくれる店の前にあります。勿論古いものが多いので老舗になるのかもしれませんが、そういってたらBCN、すべて老舗なんで。。。
リセウ劇場のテロで、ガウディが恋心を抱いたマタロ市の女性の家族がまきまれ、その怒りをSg ファミリアの彫刻に施していましたよね。
陽が延びてきました。 スペイン特集で、今夜20時からはBCNだそうで
すよ。 見てください。
大将
- menchiさん からの返信 2015/04/04 11:29:57
- RE: もう、随分前のことのように
- 大将さん、さっそく教えていただいて、ありがとう!
今、あのプレートのコメント書き換えました。
たしか、前にもこの事を教えて下さってたような気がします。
スミマセン。
現在のクワトロガッツは、観光客用のお店で、話の種にはなりますけど、其ほど魅力が有るとは思えませんでした。
モデルニズモ芸術の全盛期のクワトロガッツとは、別物ですね。
クワトロガッツと「ボヘミアン」が結びついて、当時のバルセロナの雰囲気が少し感じられた気がしました。
私にはヒッピームーヴメントと似ているように思えました。
関係ありませんが、今東京の若者の間で、ボヘミアンの様な黒いつば広の帽子が流行って来ました。日本人には今一似合わないと思うけど。
では、今後もボチボチ旅行記作っていきますので、懲りずによろしくお願いします!
テレビ番組、調べてみましたが、分からなかったです。
今朝の旅サラダはバルセロナでしたが。。。
- わんぱく大将さん からの返信 2015/04/04 20:43:23
- RE: RE: もう、随分前のことのように
- > 大将さん、さっそく教えていただいて、ありがとう!
> 今、あのプレートのコメント書き換えました。
> たしか、前にもこの事を教えて下さってたような気がします。
> スミマセン。
>
> 現在のクワトロガッツは、観光客用のお店で、話の種にはなりますけど、其ほど魅力が有るとは思えませんでした。
> モデルニズモ芸術の全盛期のクワトロガッツとは、別物ですね。
>
> クワトロガッツと「ボヘミアン」が結びついて、当時のバルセロナの雰囲気が少し感じられた気がしました。
> 私にはヒッピームーヴメントと似ているように思えました。
>
> 関係ありませんが、今東京の若者の間で、ボヘミアンの様な黒いつば広の帽子が流行って来ました。日本人には今一似合わないと思うけど。
>
> では、今後もボチボチ旅行記作っていきますので、懲りずによろしくお願いします!
>
> テレビ番組、調べてみましたが、分からなかったです。
> 今朝の旅サラダはバルセロナでしたが。。。
menchiさん
いや〜まいった。 朝日放送の朝8時でした。 弟に録画しといてと昨日頼んだばかりなのに。。。
大将>
- menchiさん からの返信 2015/04/04 21:10:32
- RE: RE: RE: もう、随分前のことのように
- 大将さん、旅サラダの事ですね♪
見ましたよ!
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