2014/12/29 - 2014/12/29
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ぱんスキュさん
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2014年12月26日~2015年1月5日
中国・雲南省と元陽の棚田→友人の住むHCMで新年を祝う旅
成田→中国(杭州経由)昆明→【元陽→河口】→ラオカイ・サパ→ハノイ→ホーチミン→関空
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12月29日 8:00
名残惜しさをたっぷり残しつつ早朝に元陽を発つ。目指すは中国とベトナムとの国境。ホン川という河川が国境になっており、中国側では河口、ベトナム側はラオカイという町になる。
近年はあまり仲の良くないと言われるこの2国のため、ボーダーでのトラブルを心配していたのですが、至って普通の国境越えであっさりと終了し、安堵。
とはいえそこに至るまでには、辺境の町で興味深い風景を目撃したり、色々と迷ったり…特に中国側の河口の街の情報があまりなかったので、これから国境越えする方のために旅行記を残しておきます。辺境感たっぷりです。
かつては中国~ベトナム・ハノイ(河内)間には越境列車が走っていたそうなのですが、両国の関係からか現在は運行無し。今は徒歩での越境になりますが、旅行者としては復活が望まれるところだなあ。
- 旅行の満足度
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空 中国東方航空 ANA ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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12月29日
今日は元陽(yuenyang)から国境の町・河口(Hekou)へと向かい、ベトナムへと国境越え。この辺りも宿に相談したところ、快くアドバイスとアレンジをしてくれました。
朝8時
元陽・多依樹の宿を出発したバンは、同じく元陽を発つ旅人たち4人を乗せて新街鎮を目指して走る。約1時間弱の山道ドライブ。タイムレス ホステル 元陽 ホテル
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新街鎮到着。棚田エリアに近い場所では一番大き目の集落で、この一帯の観光・交通の要所です。ここまでのバンの乗車料金は16元。多分人数割だと思われます。
新街鎮バスターミナル その他の交通機関
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ここでバスターミナルのある元陽の中心部・南沙鎮まで移動。また別のバンに乗り換え。この日杭州に帰るという、中国語/英語がペラペラで行動力がある同宿のO姐が一緒で超心強い!彼女に付いていき、無事に乗り換え完了。ここからバスTまでさらに10元。
新街鎮バスターミナル その他の交通機関
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朝9時半、元陽のバスターミナルに到着。
ここでO姐とはお別れ。彼女にたくさん助けてもらっただけに寂しい。と同時に都会人でサバサバしており欲求に忠実で他者に温かい彼女のあり方に、中国人に対してのイメージがまた大きく変わったことにも感謝する。ありがとう! -
元陽〜河口行きのバス時刻表。8:00/11:30とあるがこれは正確ではなく、宿から教えてもらった時間は7:00/10:00。…だったが、実際は9:30出発であった。切符=?票を購入、46元。
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バス切符。昆明〜元陽間と書式は同じでした。
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隣にあった建水行きのバス時刻表。これも古いタイムテーブルで正確ではないが頻発している模様。
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バスターミナル構内へは手荷物チェック有。構内に入って切符を見せると、河口行きは外のミニバス停留所から出るとのこと。昆明行きバスに乗り込む直前のO姐を見かけ、最後のあいさつを交わす。再見、一路平安!
そしてトイレを済ませ建物外へ。ここのトイレは有料(1元)なのにあまり衛生的ではないニーハオトイレでがっくり…。 -
バスターミナルの対面には、近距離線のミニバスがずらり。
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元陽・南沙の町並み。田舎である。
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ここで初めて中華式水タバコを吸っている人を見かけました。噂には聞いていたけれど、なるほど中東式とは全く違うな!
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ウロウロしていると、女性の係員が河口行きバスの場所を教えてくれた。元陽→河口の間に、蛮耗・新街という町にも寄っていくらしい。
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バス車内。簡素というか年季の入った小型バスだ。広さに対して座席数が少ない印象だが、その理由は後で判明...
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座席はところどころ壊れているところがありボロい…そんな感じなので、座席番号は割り振られているが自由席でした。
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9:30出発の予定が、なかなか運転手が来ずに結局10:30前に出発。座席は8割がた埋まっている。
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河口行き、という名にふさわしく、しばらく走ると右手に川が見えてきた。これが元江=紅河、しばらく川沿いに進みます。
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元陽の曇り空はどこへやら、快晴の下に水面が映える。雲南省は自然豊かなところだなあとしみじみ。
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走り出して2時間弱、最初の町に到着。
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どこかも分からない中国の片田舎の町…たぶん蔓耗という町だと思われます。
ここで昼休憩。やや大き目の町には、他にも車やバスが行きかっていました。 -
辺境まで来ちゃった感満載!
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皆がご飯を食べている食堂で食事にトライ!ちなみに屋根に掲げられている飲物は、中国の漢方コーラ的な涼茶の【和其正(ハーチージェン)】。こんな地方にも…。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20121108/1045256/?rt=nocnt -
快餐=ファーストフード、弁当という意味。ここは中国の丼物的ファーストフード店のようだ。三葷二素=3種の肉・魚料理+2種の野菜料理を選んで10元という意味。
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おかず各種。どれも未知の料理ばかりだけど美味そう!そして味付け濃そう!
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丼にご飯をよそって先ほどの店員に渡すと、ご飯の上におかずを盛ってくれるシステム。
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完成図。空芯菜らしきものの炒めやネギの薬味など。おかずの品数は1品少ないけれど値段は変わらず。これはなかなか良いシステムで気に入る。
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食事を終えたところで休憩終了。バスに乗って河口へと向かいます。
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また1時間半ほど走ると、いきなり渋滞に巻き込まれます。道の両側に商店が並び、とても狭いのに幹線道路になっているらしい。。。うわあカオスだ…。ここが新街という場所らしい。
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ここも辺境に来ちゃった感満載の集落。車窓より写真を撮ろうとした路上では、賭けマージャンらしき賭博が行われていたりして…あわわ
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渋滞で車がなかなか進まない時に、一人の男性が荷物を持ってバスに駆け寄ってきて、ドライバーと何か話してまた去っていきました。ん…?
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車内には先ほどの男性が持ってきた大きな段ボール箱が無造作に置かれていました。どうやら路線バスが荷物を頼まれたようだ。前近代的なシステムだけど理に適ってる。
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さて渋滞を抜けたところで高速道路らしき快適な道路へ。この間に乗客が乗ったり下りたりしていますが、高速でも乗客を拾っていったのには驚き。
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そして乗客が持ち込む荷物で車内の床がギュウギュウに…。なるほど、車内の座席数が控えめなのが分かりました。負けるなわたしのカバン!
友人曰く、肥料の袋を再利用しているのは中国全土共通だそうです。尿素… -
河口へと至る最後の難所?!高速をおりて土だらけの道を抜けていきます。
この道の入口で公安に止められ、パスポートチェックをされました。ここで下された中国人乗客(若者)が数名。どうやらIDを携帯していなかったようで…。何とか乗せてもらえるよう掛け合っていましたが、駄目だったみたい。 -
この一帯のすごい土埃ったら!窓を開けていたのですが、たまらず閉めて走行。
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ここは工事中のようで、さらにすごい土ほこりが舞い上がり...。
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道路わきの植物の葉までもが土まみれで茶色に。もはや何の植物か不明なほどだ…
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ここを抜けると河口はもうすぐ。
そういえばこのバス車内はお分かりのようにローカル色が強くてフリーダム。中国名物・痰を窓から吐き捨てる人、カップラーメンを食べてる人、食べ終わったその容器を汁ごと外に捨てている人など。なんと大陸的な…と軽くカルチャーショックです@@ -
大きな道路を抜けると、お城のようなちょっとファンシーな建物が見えてきました。あれが河口のバスターミナル。
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14:30
国境の町、河口へと到着。元陽から約4時間の乗車でした。いよいよ出境だ! -
なにはともあれ腹ごしらえ、駅の食堂に米麺を頼む。
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ピリ辛の挽き肉が乗った米麺。これで中国側の米麺も食べおさめ。国境を越えたら、出てくるものはフォーになる。
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ここで困ったことが。河口の街の地図を持っておらず、バスターミナルから国境まで、どのくらい離れているか分からなくて困った。取りあえず町の中心の方向に歩くも、結論からすれば遠かったのでタクシーなどを使えばよかった。
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この河口の街は国境の町なのでベトナム人が出入りしている。そしてベトナム人娼婦もいるということで、少々いかがわしい雰囲気もあり…
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バスターミナルを左手に見ながらしばらく歩くと、中国国旗が立ち並ぶ大きな道路へ。国境が近くなってきた証拠だ。
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道の途中にはベトナム製品を扱うお店もあり。
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大道路はずーっと続いており、ひたすら国旗の終わりに向かって歩く。
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…と、右手に川が見えてきた。この川=ホン川が中国―ベトナム間の国境線になる。橋を渡るべく中国側の橋のたもとへ。
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徒歩で丘の上を上がると、中国側のゲート発見。しかし人通りが少なくて不安になる…。
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近影。やはり閑散としている。
中に入ろうと試みると、公安がやってきてパスポートチェック。しばらくすると英語の話せる係員を連れてきて『ここは乗り物用の国境だから他の国境から入って。そばの停留所からバスで向かいなさい。』と親切に教えてくれた。
おお、共産圏の国境の役人ってアレなことが多いのに、素晴らしいぞ中国!元来た道を引き返して別の国境へ。 -
バスを待つも結局来ず。タクシーを止め、『越南国』という文字を見せて国境ゲート近くまで連れて行ってもらいました。まあまあ距離があり。
タクシー代に10元払ったけどもう少し安いと思います。 -
5分ちょっとで国境付近に到着。遠くに見える三角ゲートが国境のチェックです。ここが河口の中心地のようで、商店が並んでいます。
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中国からの出国を手助けする旅行会社もあり、国境の町の雰囲気たっぷり。
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この右側にパスポートコントロールへの入口があります。さよなら中国。
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中国側のチェックの建物はかなり立派な建物!エスカレーターを上がり、パスポートコントロールと税関チェック。どちらもすぐに終わりました。ここの国境は悪名高かったので緊張していましたが拍子抜け。荷物もX線に通すだけで終了。
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無事に中国出国!ホン川上の橋を渡ってベトナム・ラオカイ側のチェックへ。
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ベトナム側のパスポートチェック入口。入国カードはなかった気がするけど、忘れてしまいました。ここでもパスポートチェックはすんなりOK、無事にベトナム入国へ。国境越えの時間は30分もかからなかったと思う。
この後、ラオカイ&サパ散策のちに夜行でハノイへと向かいます。
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