フィッツ・ロイ山　　　　　　　　　　　　　　 ロス・トレス湖トレッキング　　　　　　　　天気の神様に感謝　　　　　　　　　　　　　　

2012/02/04 - 2012/02/07

たったの4日間のエル・チャルテン宿泊、果たしてこの4日間でフィッツ・ロイが見られてトレッキング出来るのか。
4日間で丸1日はパタゴニアの強風＋大雨、エル・チェルテンを離れる日は曇りで正味2日間の勝負。
お天気の神様が味方してくれたお蔭で3日目は晴れてくれフィッツ・ロイのロス・トレス湖まで無事トレッキング出来ました。
フィッツ・ロイのロス・トレス湖までのトレッキング、天気さえ良ければ個人で簡単に行く事が可能です。
コ−スも分かり易く、何より晴れの日はエル・チャルテンに滞在しているトレッカ−は皆ロス・トレス湖を目指すので道中は人でいっぱいです。
エル・チャルテン、行ってもほとんどフィッツ・ロイの全容を見るのは難しいと言われる中でこんなにも素晴らしいフィッツ・ロイ山をみる事が出来お天気の神様に「ありがとう」の一言でした。

エリア エル・チャルテン(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: アルゼンチン航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブエノス・アイレス発7:35のアルゼンチン航空は定刻に出発
オンシ−ズンなので機内は満席
パタゴニアの強風が吹きつけ機体が左右にぶれる中をアルゼンチン航空機は無事10:48エル・カラファテ空港に到着
ランディングと同時に乗客から拍手が沸き起こる

アルゼンチン航空が定刻出発、何てラッキ−

エル・カラファテ空港管制塔
青空が嬉しい！

定刻に出発してくれたアルゼンチン航空、ありがとう

日本からメ-ルで予約しておいたカラファテ空港の到着口にあるLAS LENGAS社の　ミニバスの受付に直行

他の到着便の乗客を待っていよいよエル・チャルテンに向かいます
ミニバス車内はトレッカ-の荷物でもういっぱいいっぱい
もちろん車内は満席

オンシ-ズンは込み合っているのでミニバスは前もって予約しておかないと乗車出来ません
このミニバスはエル・チャルテンの各宿泊ホテルまで送迎

料金　往復200ペソ　(片道120ペソ　往復200ペソ)
戻りのエル・チャルテン→エル・カラファテ空港のミニバス予約はエル・チャルテンのLAS LENGAS社でしか出来ない

ミニバスは一路エルチャルテン へ
真っ直ぐな道なのでスピ-ドもぐんぐんアップ

車窓から見える両サイド、建物は一軒も無しのバンパの中をミニバスは走り抜けます

左手にはミルキ-ブル-の氷河湖が見えてきました

ニャンドウも車窓からは見えて

ニャンドウは現地名で正式にはアメリカ・レア　　

ダチョウやエミュ－の仲間でアルゼンチンやブラジルの開けた草原やまばらな森林地を歩き回っている飛べない大型鳥

間もなくエル・チャルテン村
ミニバスは爽快に走り抜けます
こんなにお天気がいいのに残念ながらフィッツロイ山だけに雲がかかっているので見えません

3泊するバスタ-ミナル前のSenderos Hosteriaに到着

エル・カラファテ空港からの所要時間は2時間20分でした(途中休憩なし)

Senderos Hosteriaは最近新しく完成したホテルで天気が良ければ部屋からフィッツ・ロイ山が見えます
日本からメ-ルでフィッツ・ロイビュ-の部屋を予約

嬉しい事に初日の午後7時30分以降部屋の窓からフィッツ・ロイ山が見えました
ここに泊まった甲斐がありました

早速村の散策に出発
エル・チャルテンの有名な案内板

次は公園管理局に向かいます

18:00残念ながら公園管理局はもう既にクロ-ズ

午後7時過ぎ、やっとフィッツ・ロイ山の山頂だけ見えてきました

あと少しで雲が取れそう！

ホテル前の通りを歩くアルパカの郵便配達

目がくりくりしてとっても可愛い

エル・チャルテン村とフィッツ・ロイ

フィッツ・ロイ、やっと雲がとれました

暗くなるにつれて一層はっきり見えるフィッツ・ロイ山

翌日は早朝前からパタゴニアの強風と大雨でホテルに缶詰め状態
貴重な1日なのに…

午後3時過ぎに雨が止んだので公園管理局の近くからアクセスするロス・コンド−レスにコンドルを見に行く

棘のあるまん丸い植物がそこいらじゅうに見れる

ロス・コンド−レスに方向に進みます

ロス・グラシアレス国立公園の案内表示板
分かり易いです

ロス・コンド-レスからは眼下にエル・チャルテン村が一望

360度、いろいろな方向からエル・チャルテン村の眺めを堪能

コンドルが悠々と大空を飛ぶ

こちらの方向からはお天気が良ければフィッツ・ロイ山が一望出来るのだけれど悪天候の為今日は何も見えない

ロス・コンド-レスからの景色を楽しみます

なだらかなハイキングコ-ス

雨上がり、植物が生き生きとして緑が一層鮮やかです

3日目、今日は朝から晴れ
フィッツ・ロイ山のロス・トレス湖までトレッキングが出来そう

昨日の夕刻にホテル近くのZone Austral社に出向きエル・チャルテンからHosteria El Pilarまで行くミニバスを予約　　料金45ペソ

8時から各ホテルピックアップでHpsteria El Pilarまでは約1時間
ミニバス車内は満席
車窓からは両サイドに広がる綺麗な景色が見渡せます

悪路なのでミニバスは左右に揺れる

山頂に雪を頂いた山々が迫ってきました

ミニバスはHosteria El Pilarに到着

いよいよトレッキング開始

1日いいお天気でありますように！と願いながら山道を進みます

枯れ木が印象的です

虹も出て素晴らしい天気の予感が…

右手にブランコ川を眺めながら進みます

あっ、フィッツ・ロイが！

PARQUE NACIONAL LOS GLACIARESと記した木の門をくぐります

枯れ木が山の風景にインパクトを添えます

この傾き加減が何とも微妙

こんな所にも大きな迷い石

ピエドラス・ブランカス氷河が右手に見えてきました

この氷河が見たいが為にHosteria El Pilarからのコ−スを取りました

枯れ木に付いた苔が印象的

いい感じの曲がり具合の木が目を楽しませてくれます

ピエドラス・ブランカス氷河湖がはっきり見える地点に到着
トレッカ-は皆ここで写真をパチリ

ピエドラス・ブランカス氷河は見応えがありました

氷河が見えるコ-スをとって良かった！

歩きにくい所はちゃんと木橋が用意されています

開けた所に出ました
青空がとっても嬉しい

右手にはフィッツ・ロイが左手には切り株が見渡せる道を歩き続けます

進むにつれてだんだんフィッツ・ロイが大きく見えてきます

分儀点の案内板で右手に進路を取ります

Poincenotのキャンプ場
昨日の大雨は大変だったでしょう

キャンプ場の端を右に進路を取り木橋を渡ります

登るにつれて眼下にはマドレ湖が見えてきました

山が青空に映えて綺麗

時々振り返って眼下の景色を楽しみます

大きな石ころだらけで歩きづらい

まだまだ登らないと、ふっ〜

上まで上がって来ました
続々とトレッカ-がフィッツ・ロイを目指して登って来ます

やっとフィッツ・ロイ山が見える地点まで登って来ました

まだまだフィッツ・ロイ山のロス・トレス湖に到着ではありません。

う〜ん、何という素晴らしいフィッツ・ロイ

やっとロス・トレス湖に到着

ここがフィッツロイ山直下のロス・トレス湖です

バンザイ！！！

ロス・トレス湖まで下りて水を飲んでみました
冷たくて美味しかった

たったの4日間のエル・チャルテン
念願のフィッツ・ロイ山のロス・トレス湖にトレッキング出来ました

天気の神様、本当にありがとう！

1時間15分、ロス・トレス湖とフィッツ・ロイ山の眺めを堪能しました

エル・チャルテン村中の宿泊客が全部ロス・トレス湖に集結したような賑わいでした

さあ、フィッツ・ロイ山を堪能して今度はカプリ湖コ−スを取ってエル・チャルテンに戻ります
木々の緑が鮮やかでとっても綺麗です

トレッカ-は続々と山を下りて行きます

朝８時にホテル出発、夕方18:10にホテル到着

所要時間は約10時間でした

4日目は早朝6:30出発のLAS LENGAS社のミニバスが各ホテルをピックアップしてエル・カラファテ空港へ向かいます

もちろん車内は満席

ミニバスは途中Hotel La Leonaで休憩

ホテル内にはレストランやお土産物屋があります
可愛い小物のお土産品がいっぱい

世界各国の都市までの距離が記されています
東京までは21041km

アルゼンチン国旗がはためいています

ミニバスはホテルを出発して3時間15後の9:45にエル・カラファテ空港に到着

エル・カラファテ市内に行く乗客はそのまま車内に残ります

アルゼンチン航空でチェックイン

出発まで時間があるので空港内のレストランで軽い食事

エル・チャルテンのホテルでは持参したレトルト食品ばかり食べていたのでサラダに憧れていました

又々嬉しい事にアルゼンチン航空は定刻出発

ああ、エル・カラファテともお別れです


奇跡の晴天でロス・トレス湖までトレッキング出来て念願のフィッツ・ロイ山全容を見る事が出来て遥々日本の反対側のエル・チャルテンまで来て本当に良かったです

最後まで御覧頂き有難うございました

この旅行記へのコメント （8）

• ミロのブイ茄子さん 2023/10/09 09:25:56

  フィッツロイとはこの山ですか

  遠い地球の裏側にこんなに素晴らしい魅了する山があるんですね。お天気もよく素晴らしいの一言ですね。
  いいものを見せていただきました。
  
  山を見に行くための海外旅行は感動深いですね。travelさんの感動が伝わってきましたよ。

  travelさん からの返信 2023/10/14 14:19:15

  Re: フィッツロイとはこの山ですか

  ミロのブィ茄子さん、ロス・トレス湖の旅行記にコメントを頂き有難うございます。
  この尖った岩峰の山々がフィッツ・ロイです。
  ケアンズから行ける島もフィッツロイ島なんですね。
  偶然同じ呼び名で何と珍しい事でしょう。
  エル・チャルテンのフィッツ・ロイ山はほとんど山頂には雲がかかっているので全容が見られるのは年に数えるぐらいで、たった3日間滞在で見られたのはラッキ－でした。
  余りに嬉しくてロス・トレス湖を動きたくないほどでした。
  ほんと天気って難しいですね。
  
  　　travel
  

• salsaladyさん 2021/10/29 09:38:04

  北米～南米～南極～世界の山巡り❓

  ☆いつも驚きで拝見しています。どこまで探検が続くのかと！
  
  ☆どれだけの勇気と試算＝資産‼が有ればここまで追求できるの？
  
  ☆探究心はコロナをも吹き飛ばす勢いがあるから、今後も期待してます。～see you～

  travelさん からの返信 2021/11/04 07:50:39

  RE: 北米?南米?南極?世界の山巡り❓

  salsaladyさん、掲示板へのご訪問有難うございます。
  グランドキャニオンに一人旅して以来は旅の魅力にどっぷりはまってしまい夢中で自然の絶景を求めて旅を続けて来ました。
  コロナになって今まで行こうと思えば何時でも何処でも行けた事が貴重だったのだと気付き行けるときに行っておいて良かったと思う今日この頃です。
  
  コロナ、現在は少し収まっていますがこれから寒さが増すので油断は出来ないですね。
  今年の長期予報では12月から2月までは寒さが例年より増すとの事、電力不足予想の中で寒がりの私にとっては厳しい冬になりそうです。
  salsaladyさんも体調には十分お気を付け下さい。
  
  　　　travel

• pedaruさん 2021/06/05 06:04:02

  フィッツロイ

  travelさん　おはようございます。
  
  4トラベルにはあらゆる国の風景などが掲載されますが、フィッツロイと言う山は
  得意な形の地球の一部なんですね。この山には悪魔が住むのか、天使が住むのか。
  いや、横になって寝られる場所のない山、木があって日陰で休める場所がない山、
  悪魔さえ敬遠する山、しかし、地球の裏側からもこの山を慕って会いに来る人がいるのですね。
  目も気持ちも釘付けになってこの旅行記を拝見しました、4トラベルのお陰で未知の世界を知ることが出来ました。
  
  ＞定刻に出発してくれたアルゼンチン航空、ありがとう
  
  このフレーズには笑いました。
  
  pedaru

  travelさん からの返信 2021/06/07 12:36:37

  RE: フィッツロイ

  pedaruさん、掲示板へのご訪問有難うございます。
  アルゼンチン航空は搭乗日の前日にはリ・コンファ−ムが必要なエアラインで例え　リ・コンファ−ムで前日に確認しても当日に出発空港変更やキャンセルがあり今迄両方を経験しているので定刻出発というのはほんと珍しい事です。
  エル・カラファテからエル・チャルテンまでミニバスを予約していたのでブエノス・アイレスからの搭乗便が遅延すると乗れなくなるので定刻出発かどうかハラハラして時間通りにエル・チャルテンに到着した時は心底ほっとしました。
  南米は時間通りに行かないことが当たり前の事なので気持ちをゆったり持っておかないと神経が持たないですね。
  
  何処でもドア、あったらどんなにいいでしょう。
  空飛ぶ車も開発されている今日この頃、何時かは叶えられるたらなあと思います。
  もしお花が好きでしたら6月下旬〜7月の北海道の礼文島がお勧めです。
  ここは日本か？と思う程に島中花がいっぱいです。
  3泊か4泊すると島中の花々を満喫出来ます。
  日本も春の桜、秋の紅葉、冬の温泉といろいろと楽しめますね。
  今はブラシの木の赤い花が奇麗です。
  
  　　travel
  
  

• travelさん 2021/03/10 13:14:52

  ほんとラッキ-だったと思います。

  aoitomoさん、ロス・トレス湖の旅行記に訪問そしてコメントも頂き有難うございます。
  エルチャルテン3泊でフィッツ・ロイ山全容が見られるとは思ってもみませんでしたので晴天で無風になってくれてラッキ－でした。
  パタゴニアは晴天でもパタゴニアの風が吹き荒れていて風の中を進んで行くのは体力を消耗するので無風だと身体はとっても楽なんです。
  ロス・トレス湖からのフィッツ・ロイ山は一生記憶に残る素晴らしい風景でした。
  googleマップのフィッツ・ロイ山360度ビュ－を張り付けて頂き有難うございます。
  とても懐かしく見入りました。
  チリのパイネ国立公園のト－レス・デル・パイネも素晴らしい風景です。
  南米は自然の宝庫で魅せられますね。
  秋田の旅行記へも訪問頂き有難うございます。
  像潟は観光客もさほど詰めかけないのでのんびり回れました。
  
  　　travel

• aoitomoさん 2021/03/09 22:30:03

  絶景に感動！

  travelさん　こんばんは～
  
  フィッツ・ロイ山、ロス・トレス湖トレッキングの旅行記を拝見させていただきました。
  
  山の天気は変わりやすいですから、数日の余裕を持ってのチャレンジが必要なんですよね。
  無事に最高のお天気の時にロス・トレス湖からのフィッツ・ロイ山が見れてラッキーです。
  
  世界にはたくさんの絶景がありますが、
  ここは知りませんでしたのでなおさら感動です。
  
  こんな絶景トレッキングをしてみたいです。
  Googleマップでも場所を確認してましたら、
  こんな360度ビュー見つけました～
  https://goo.gl/maps/p37XA43T3hPjXgNb6
  
  aoitomo