朔日参り～日本人の心のふるさと伊勢神宮へ～　

2014/10/01 - 2014/10/01

日本人なら一度はお参りしたい「伊勢神宮」。毎月１日の早朝に、無事に１か月過ごせたことへの感謝とまた次のひと月も無事に過ごせるよう祈るための「朔日参り」という風習のあること知りました。そして、「伊勢神宮」の鳥居前町である「おはらい町」では、これにあわせて毎月１日の早朝は赤福本店で「朔日餅」が販売されたり、朝市が開かれたり、と参拝客で賑わうとのことでしたので、人気のお宿・「神宮会館」の予約も取れたことだし、念願だったお伊勢参りしてきました。

エリア 伊勢神宮(三重)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「おはらい町おかげ横丁」
まずは10月1日限定販売の朔日餅「栗餅」を購入するため、当日午前3時起き。（宿泊している神宮会館はおかげ横丁まで徒歩数分の距離）午前3時30分前に赤福本店前へ行き、前日の夕方に2時間ほど列に並んで、ゲットした127番の「列整理券事前受付票」を番号順にまた並んで127番目に購入できる「列整理券」と交換しました。

おかげ横丁 名所・史跡

販売開始は午前4時45分なので、おかげ横丁をぶらぶらして待ちます。

おかげ横丁 名所・史跡

「伊勢うどん　ふくすけ」
朔日参りの朝は、早朝からお店が開いています。かき揚げうどん（たしか￥350だったかな）をいただきました。

ふくすけ グルメ・レストラン

「赤福本店」
午前4時45分に販売開始〜。整理券番号順に並んで購入します。店内で栗餅2個お茶付セットを食べることも可能みたいです。、その場合は整理券をもらう為に並んだりする必要がないようですので、地元の方々の様に大量箱買いするわけでなければ、店内で食べたほうがいいかも。

赤福 本店 グルメ・レストラン

「栗餅」
一箱6個入り、￥930。

もち米の中に栗餡が入っていて、上には栗羊羹が乗っかってます。外はもちもち、中は甘すぎず栗の風味豊かな餡。とても美味しいお菓子でした。何個でもパクパクいける感じ。

この後、午前6時30分から宿泊している神宮会館の職員の案内による神宮内宮早朝参拝に参加するため、ホテルに戻ります。

おかげ横丁 名所・史跡

「宇治橋」
宇治橋の両側に建つ大鳥居が新しい鳥居に替えられようとしています。昨年、式年遷宮がありましたが、この大鳥居は内宮・外宮旧正殿の棟持柱を再利用しているため、正殿の式年遷宮が終わってから出ないと交換できないので、この時期になるとのことでした。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「五十鈴川」
この川に架かる宇治橋を渡り、俗界から聖界へ。

五十鈴川 自然・景勝地

「手水舎」
内宮は右側通行で、外宮は左側通行となってます。一般的に、その理由として言われているのが、手水舎の位置です。確かに内宮は右側にある。

「第一鳥居」

「五十鈴川御手洗場」
参拝の前に身を清めるところです。

「第二鳥居」

「皇大神宮（内宮）正宮」
うっそうとした杉の大木を参道の両側に見ながら、玉砂利を踏みしめる音だけを響かせ、心が清らかになっていくかんじでした。
階段から先での写真撮影は禁止です。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「荒祭宮」
内宮に属する10別宮の第一別宮。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「神楽殿」

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

神馬も朔日参りをします。

神宮会館の職員の案内による内宮参拝を終えホテルに戻ります。宇治橋の内側の大鳥居はこの日これから交換が行われる予定。まだ古い鳥居です。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「神宮会館」
内宮から徒歩5分。最も近いお宿です。

神宮会館 宿・ホテル

朝食をいただきました。朔日参りの日なので普通の白米ではなくお粥が用意されました。

「月讀宮」
朝食後にホテルをチェックアウト。荷物はフロントに預け、路線バスで約10分。こちらを参拝。

月読宮 寺・神社・教会

月読宮 寺・神社・教会

こちらでは、月讀宮・月讀荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮の４つが並んでお祀りされています。

月読宮 寺・神社・教会

平成26年の10月にこちらの新しいお宮にご遷宮とのこと。

月読宮 寺・神社・教会

月読宮 寺・神社・教会

「内宮」
月讀宮から路線バスでまたもどってきました。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「風日祈宮橋」

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「風日祈宮」
早朝参拝でお参りはしなかったこちらへ。
ここは平成26年12月に隣のあたらしいお宮への遷宮が執り行われたようです。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

「空勇号」
皇室から送られた神馬。朝に朔日参りをしていた馬です。

可愛らしい目をしてます。

そうこうしているうちに、新しい大鳥居の設置作業が始まってました。

伊勢神宮内宮(皇大神宮) 寺・神社・教会

作業が終わるまで、宇治橋は通行止めです。

無事、完了。

おはらい町にきました。

おはらい町 名所・史跡

本当に江戸時代にタイムスリップしたような街並みですよね。

「すし久」
こちらで昼食をとることに。
明治2年の遷宮時にでた宇治橋の古材で建てられた、歴史のある建物です。

すし久 グルメ・レストラン

「てこね寿司」
この地方の郷土料理です。昔、漁師さんが船上で食べた料理だそうです。
赤酢の酢飯に鰹の漬けがたっぷりのっていてます。美味し！

すし久 グルメ・レストラン

「赤福本店」
早朝、栗餅を買いにきましたが、食後のデザートで立ち寄りました。

赤福 本店 グルメ・レストラン

「赤福餅」
まあ、あんころ餅ですが、伊勢の名物ですからはずせません。

赤福 本店 グルメ・レストラン

赤福本店の入り口の反対側は五十鈴川に面しています。

赤福 本店 グルメ・レストラン

枯山水庭園があります。

赤福 本店 グルメ・レストラン

「神宮道場」
お腹が満たされた後はおはらい町を散策。
ここは、神職の研修施設だそうです。

「神宮祭主職舎」
江戸時代初期に建てられ、明治初期に廃寺となった旧慶光院の客殿。

念願のお伊勢参り。天照大御神をお祀りしている、日本の神社の中でもっとも上に位置づけられている神社。宮域を歩いているときは、心が清められていくようなすがすがしい気持になりました。まさに、日本人の心のふるさと。また機会をみつけてお参りに来よう。