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秋晴れの日を選んで、港町スティーブストンに行ってきました。<br /><br />まずは、スティーブストンの東側にある “フィン・スルー” に行きました。100年前にフィンランド人が移住し、その子孫を含めて今も人が住んでいます。フィン・スルーでは、フレーザー川の支流の両側に古い木造の家が連なります。川に浮かぶ家(ボートハウス)もありました。<br /><br />その後、スティーブストン漁港に移動。まずは、フィッシュ&チップスでお腹を膨らました後、買い物です。お目当ての甘エビがなかったので、赤ウニに初挑戦しました。ウニを割ったのは初めてでしたが、簡単に中身を出せ、ウニ丼にして美味しく頂きました。<br /><br />■ 港町スティーブストン 訪問歴 ■<br />1回目) 初夏: 漁港でフィッシュ&チップス<br />http://4travel.jp/travelogue/10813303<br />2回目) 秋: 仏教会, ジョージア湾缶詰工場, ハロウィン案山子<br />http://4travel.jp/travelogue/10824146<br />3回目) 冬: 老舗フィッシュ&チップス店 → 国際仏教観音寺に初詣で<br />http://4travel.jp/travelogue/10860206<br />4回目) 初夏: ブリタニア造船所, ギャリー岬公園, ロンドンファーム<br />http://4travel.jp/travelogue/10896814<br />★5回目) 晩秋: 100年前の漁村 フィン・スルー & 漁港の赤ウニ<br />http://4travel.jp/travelogue/10955460

港町スティーブストン 5回目: 100年前の漁村 フィン・スルー & 漁港の赤ウニ

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2014/11/23 - 2014/11/23

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昆虫博士

昆虫博士さん

秋晴れの日を選んで、港町スティーブストンに行ってきました。

まずは、スティーブストンの東側にある “フィン・スルー” に行きました。100年前にフィンランド人が移住し、その子孫を含めて今も人が住んでいます。フィン・スルーでは、フレーザー川の支流の両側に古い木造の家が連なります。川に浮かぶ家(ボートハウス)もありました。

その後、スティーブストン漁港に移動。まずは、フィッシュ&チップスでお腹を膨らました後、買い物です。お目当ての甘エビがなかったので、赤ウニに初挑戦しました。ウニを割ったのは初めてでしたが、簡単に中身を出せ、ウニ丼にして美味しく頂きました。

■ 港町スティーブストン 訪問歴 ■
1回目) 初夏: 漁港でフィッシュ&チップス
http://4travel.jp/travelogue/10813303
2回目) 秋: 仏教会, ジョージア湾缶詰工場, ハロウィン案山子
http://4travel.jp/travelogue/10824146
3回目) 冬: 老舗フィッシュ&チップス店 → 国際仏教観音寺に初詣で
http://4travel.jp/travelogue/10860206
4回目) 初夏: ブリタニア造船所, ギャリー岬公園, ロンドンファーム
http://4travel.jp/travelogue/10896814
★5回目) 晩秋: 100年前の漁村 フィン・スルー & 漁港の赤ウニ
http://4travel.jp/travelogue/10955460

旅行の満足度
3.5

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  • リッチモンド(ルル島)のNo.4道路(No.4 Road)を南下します。<br />田園風景になってきました。

    リッチモンド(ルル島)のNo.4道路(No.4 Road)を南下します。
    田園風景になってきました。

  • フィン・スルー(Finn Slough)の入口に到着です。<br />フィン・スルーとは直訳すると、“フィンランド人の沼地、ぬかるみ、小水路” という意味です。<br />フィンランドからの移民が1880年代にここに住み始め、その当時のまま 今でも人が住んでいます。<br /><br />※ Slough は、「スラウ」という発音と「スルー」という発音があり、この地名にはどちらが正しいのか分かりませんでした。ご存知の方、教えて下さい。

    フィン・スルー(Finn Slough)の入口に到着です。
    フィン・スルーとは直訳すると、“フィンランド人の沼地、ぬかるみ、小水路” という意味です。
    フィンランドからの移民が1880年代にここに住み始め、その当時のまま 今でも人が住んでいます。

    ※ Slough は、「スラウ」という発音と「スルー」という発音があり、この地名にはどちらが正しいのか分かりませんでした。ご存知の方、教えて下さい。

  • まずは、ぼろぼろの木の橋を渡って 小島に向かいます。<br />「怪我しても責任は取りません」 と書かれています。

    まずは、ぼろぼろの木の橋を渡って 小島に向かいます。
    「怪我しても責任は取りません」 と書かれています。

  • 橋の途中に、ラミネート加工された紙が置いてあります。<br />左側が請願書のお願い、右側がフィン・スルーの 「よくある質問と回答」 です。<br /><br />この住民は行政当局から立退きを迫られています。<br />請願書は、フィン・スルーを今のまま残すことを目的にしています。<br /><br />フィン・スルーの 「よくある質問と回答」 には次のことが書かれています。<br /><br />質問1) あなた方は不法占拠者ですか?<br />いいえ、100年前からここに住んでいます。<br /><br />質問2) お金を払わずに、ここに住んでいるのですか?<br />いいえ、そのようなタダ乗りはしていません。<br /><br />質問3) 税金は払っていますか?<br />はい、自主的に払っています。<br /><br />質問4) フィンランド系移民は残っていますか?<br />当時ここに来たフィンランド系移民の子孫が、今でも3家族住んでいます。<br /><br />質問5) なぜフィンランド系移民がここに住み始めたのですか?<br />1900年にリッチモンド市が禁止するまで、もう少し内陸部に住んでいて、この場所に漁船に乗りに来ていました。<br /><br />質問6) 行政があなた方をここから排除しようとしていますか?<br />はい、しかし この問題は解決できるはずです。

    橋の途中に、ラミネート加工された紙が置いてあります。
    左側が請願書のお願い、右側がフィン・スルーの 「よくある質問と回答」 です。

    この住民は行政当局から立退きを迫られています。
    請願書は、フィン・スルーを今のまま残すことを目的にしています。

    フィン・スルーの 「よくある質問と回答」 には次のことが書かれています。

    質問1) あなた方は不法占拠者ですか?
    いいえ、100年前からここに住んでいます。

    質問2) お金を払わずに、ここに住んでいるのですか?
    いいえ、そのようなタダ乗りはしていません。

    質問3) 税金は払っていますか?
    はい、自主的に払っています。

    質問4) フィンランド系移民は残っていますか?
    当時ここに来たフィンランド系移民の子孫が、今でも3家族住んでいます。

    質問5) なぜフィンランド系移民がここに住み始めたのですか?
    1900年にリッチモンド市が禁止するまで、もう少し内陸部に住んでいて、この場所に漁船に乗りに来ていました。

    質問6) 行政があなた方をここから排除しようとしていますか?
    はい、しかし この問題は解決できるはずです。

  • 橋の上からの写真です。<br />湿地の上に家が建てられていることがわかります。

    橋の上からの写真です。
    湿地の上に家が建てられていることがわかります。

  • 島に渡ると、藪の中にボードウォークがあります。

    島に渡ると、藪の中にボードウォークがあります。

  • 少し歩くと、ここから先は 「高放射線区域」 の私有地で入れません。

    少し歩くと、ここから先は 「高放射線区域」 の私有地で入れません。

  • 反対側にも古い家で行き止まりです。<br />今でも人が住んでいるようです。<br /><br />思っていたよりも、狭い範囲しか歩けませんでした。

    反対側にも古い家で行き止まりです。
    今でも人が住んでいるようです。

    思っていたよりも、狭い範囲しか歩けませんでした。

  • 続いて、川沿いを歩きます。<br />川に面して、古い家々が連なります。<br />一見 廃墟のようですが、実際に人が住んでいる家も多いです。

    続いて、川沿いを歩きます。
    川に面して、古い家々が連なります。
    一見 廃墟のようですが、実際に人が住んでいる家も多いです。

  • ボートは最近のものだと思いますが、確かに 古そうな家です。

    ボートは最近のものだと思いますが、確かに 古そうな家です。

  • 川の上にボートハウス。<br />住み心地はどうなのでしょうか。

    川の上にボートハウス。
    住み心地はどうなのでしょうか。

  • フレーザー川の本流まで歩いてきました。

    フレーザー川の本流まで歩いてきました。

  • ここから先は、サウス・ダイク・トレイル(South Dyke Trail)です。

    ここから先は、サウス・ダイク・トレイル(South Dyke Trail)です。

  • スティーブストンに移動し、公民館の駐車場に駐車します。

    スティーブストンに移動し、公民館の駐車場に駐車します。

  • 11月ですが、公民館の中は一足早いクリスマスの雰囲気です。

    11月ですが、公民館の中は一足早いクリスマスの雰囲気です。

  • 漁港まで歩きます。<br /><br />途中のパン屋さん(Storybrooke Country Bread)に入ります。

    漁港まで歩きます。

    途中のパン屋さん(Storybrooke Country Bread)に入ります。

  • 釜で焼くパン。<br />試食は美味しかったのですが、1個10ドルもしたので買うのはやめました。

    釜で焼くパン。
    試食は美味しかったのですが、1個10ドルもしたので買うのはやめました。

  • 漁港に到着です。

    漁港に到着です。

    スティーブストン漁港 散歩・街歩き

  • 3時のおやつに、ソッカイ・シティ・グリル(Sockeye City Grill)という漁港に面したレストランで フィッシュ&チップスを買います。

    3時のおやつに、ソッカイ・シティ・グリル(Sockeye City Grill)という漁港に面したレストランで フィッシュ&チップスを買います。

    ソッカイ シティ グリル ステーキ・グリル

  • コッド&チップス(大サイズ, 16ドル)。<br />脂っこいので、そんなにたくさんは食べれません。

    コッド&チップス(大サイズ, 16ドル)。
    脂っこいので、そんなにたくさんは食べれません。

  • 桟橋に下りてみます。

    桟橋に下りてみます。

  • 漁船が横付けされ、漁師が魚を売っています。<br />甘エビを目当てに来ましたが、この日は売っていませんでした。

    漁船が横付けされ、漁師が魚を売っています。
    甘エビを目当てに来ましたが、この日は売っていませんでした。

  • 桟橋の端まで来ました。

    桟橋の端まで来ました。

  • フレーザー川の河口なので、海のようです。

    フレーザー川の河口なので、海のようです。

  • ウニが、3つで10ドルです。<br />アカウニ(赤海胆, Red Sea Urchin)という、北米でよく採れるウニです。<br />日本のバフンウニやムラサキウニと比べると、かなり大きいです。<br />アカウニは、日本でも九州で採れるのですが、美味であり、水揚げ量も少ないので、高値で取引されているそうです。<br /><br />※ Sea Urchin = 海のハリネズミ(ラテン語由来)

    ウニが、3つで10ドルです。
    アカウニ(赤海胆, Red Sea Urchin)という、北米でよく採れるウニです。
    日本のバフンウニやムラサキウニと比べると、かなり大きいです。
    アカウニは、日本でも九州で採れるのですが、美味であり、水揚げ量も少ないので、高値で取引されているそうです。

    ※ Sea Urchin = 海のハリネズミ(ラテン語由来)

  • 試しに、3つ買ってみました。<br />ボールペンと一緒に写真を撮ってみると、かなり大きいウニであることがわかると思います。<br /><br />ウニの中身を出すのは初めてでしたが、下記の手順で 食べる部分(黄色の生殖巣)が簡単に取れました。<br /><br /><生ウニのさばき方><br />必要なもの: ハサミ、塩水、箸、スプーン<br />1) 口の周りの膜をハサミで1周切る。<br />2) ハサミで口の骨(アリストテレスの提灯)を挟んで取り出す。<br />3) 半分に割るために、ハサミで殻に切れ目を入れる<br />4) タオルや布巾で指を保護して、手で殻を半分にパカっと割る<br />5) 殻の中にある黒い膜のようなものを、塩水で洗いながら箸で取り出す。<br />6) 殻の内側に付いた5つの黄色の部分(生殖巣)をスプーンですくって取り出す<br /><br />ちなみに、ウニはオスもメスもそっくりですが、オスの黄色い部分(生殖巣)は白っぽいもの(精子)がまとわりついてきます。<br />オスの方が味が濃厚で、オスのウニだけを集めたものは高値で取り引きされるようです。

    試しに、3つ買ってみました。
    ボールペンと一緒に写真を撮ってみると、かなり大きいウニであることがわかると思います。

    ウニの中身を出すのは初めてでしたが、下記の手順で 食べる部分(黄色の生殖巣)が簡単に取れました。

    <生ウニのさばき方>
    必要なもの: ハサミ、塩水、箸、スプーン
    1) 口の周りの膜をハサミで1周切る。
    2) ハサミで口の骨(アリストテレスの提灯)を挟んで取り出す。
    3) 半分に割るために、ハサミで殻に切れ目を入れる
    4) タオルや布巾で指を保護して、手で殻を半分にパカっと割る
    5) 殻の中にある黒い膜のようなものを、塩水で洗いながら箸で取り出す。
    6) 殻の内側に付いた5つの黄色の部分(生殖巣)をスプーンですくって取り出す

    ちなみに、ウニはオスもメスもそっくりですが、オスの黄色い部分(生殖巣)は白っぽいもの(精子)がまとわりついてきます。
    オスの方が味が濃厚で、オスのウニだけを集めたものは高値で取り引きされるようです。

  • 大きなウニだったので、3つだけでも たくさん取れました。<br />それをご飯に乗せ、醤油をかけてウニ丼にしました。<br />少し臭いがありましたが、ミョウバンを使っていない生ウニ、濃厚で美味しかったです。

    大きなウニだったので、3つだけでも たくさん取れました。
    それをご飯に乗せ、醤油をかけてウニ丼にしました。
    少し臭いがありましたが、ミョウバンを使っていない生ウニ、濃厚で美味しかったです。

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