2014/11/23 - 2014/11/23
378位(同エリア2134件中)
昆虫博士さん
秋晴れの日を選んで、港町スティーブストンに行ってきました。
まずは、スティーブストンの東側にある “フィン・スルー” に行きました。100年前にフィンランド人が移住し、その子孫を含めて今も人が住んでいます。フィン・スルーでは、フレーザー川の支流の両側に古い木造の家が連なります。川に浮かぶ家(ボートハウス)もありました。
その後、スティーブストン漁港に移動。まずは、フィッシュ&チップスでお腹を膨らました後、買い物です。お目当ての甘エビがなかったので、赤ウニに初挑戦しました。ウニを割ったのは初めてでしたが、簡単に中身を出せ、ウニ丼にして美味しく頂きました。
■ 港町スティーブストン 訪問歴 ■
1回目) 初夏: 漁港でフィッシュ&チップス
http://4travel.jp/travelogue/10813303
2回目) 秋: 仏教会, ジョージア湾缶詰工場, ハロウィン案山子
http://4travel.jp/travelogue/10824146
3回目) 冬: 老舗フィッシュ&チップス店 → 国際仏教観音寺に初詣で
http://4travel.jp/travelogue/10860206
4回目) 初夏: ブリタニア造船所, ギャリー岬公園, ロンドンファーム
http://4travel.jp/travelogue/10896814
★5回目) 晩秋: 100年前の漁村 フィン・スルー & 漁港の赤ウニ
http://4travel.jp/travelogue/10955460
- 旅行の満足度
- 3.5
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リッチモンド(ルル島)のNo.4道路(No.4 Road)を南下します。
田園風景になってきました。 -
フィン・スルー(Finn Slough)の入口に到着です。
フィン・スルーとは直訳すると、“フィンランド人の沼地、ぬかるみ、小水路” という意味です。
フィンランドからの移民が1880年代にここに住み始め、その当時のまま 今でも人が住んでいます。
※ Slough は、「スラウ」という発音と「スルー」という発音があり、この地名にはどちらが正しいのか分かりませんでした。ご存知の方、教えて下さい。 -
まずは、ぼろぼろの木の橋を渡って 小島に向かいます。
「怪我しても責任は取りません」 と書かれています。 -
橋の途中に、ラミネート加工された紙が置いてあります。
左側が請願書のお願い、右側がフィン・スルーの 「よくある質問と回答」 です。
この住民は行政当局から立退きを迫られています。
請願書は、フィン・スルーを今のまま残すことを目的にしています。
フィン・スルーの 「よくある質問と回答」 には次のことが書かれています。
質問1) あなた方は不法占拠者ですか?
いいえ、100年前からここに住んでいます。
質問2) お金を払わずに、ここに住んでいるのですか?
いいえ、そのようなタダ乗りはしていません。
質問3) 税金は払っていますか?
はい、自主的に払っています。
質問4) フィンランド系移民は残っていますか?
当時ここに来たフィンランド系移民の子孫が、今でも3家族住んでいます。
質問5) なぜフィンランド系移民がここに住み始めたのですか?
1900年にリッチモンド市が禁止するまで、もう少し内陸部に住んでいて、この場所に漁船に乗りに来ていました。
質問6) 行政があなた方をここから排除しようとしていますか?
はい、しかし この問題は解決できるはずです。 -
橋の上からの写真です。
湿地の上に家が建てられていることがわかります。 -
島に渡ると、藪の中にボードウォークがあります。
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少し歩くと、ここから先は 「高放射線区域」 の私有地で入れません。
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反対側にも古い家で行き止まりです。
今でも人が住んでいるようです。
思っていたよりも、狭い範囲しか歩けませんでした。 -
続いて、川沿いを歩きます。
川に面して、古い家々が連なります。
一見 廃墟のようですが、実際に人が住んでいる家も多いです。 -
ボートは最近のものだと思いますが、確かに 古そうな家です。
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川の上にボートハウス。
住み心地はどうなのでしょうか。 -
フレーザー川の本流まで歩いてきました。
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ここから先は、サウス・ダイク・トレイル(South Dyke Trail)です。
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スティーブストンに移動し、公民館の駐車場に駐車します。
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11月ですが、公民館の中は一足早いクリスマスの雰囲気です。
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漁港まで歩きます。
途中のパン屋さん(Storybrooke Country Bread)に入ります。 -
釜で焼くパン。
試食は美味しかったのですが、1個10ドルもしたので買うのはやめました。 -
漁港に到着です。
スティーブストン漁港 散歩・街歩き
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3時のおやつに、ソッカイ・シティ・グリル(Sockeye City Grill)という漁港に面したレストランで フィッシュ&チップスを買います。
ソッカイ シティ グリル ステーキ・グリル
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コッド&チップス(大サイズ, 16ドル)。
脂っこいので、そんなにたくさんは食べれません。 -
桟橋に下りてみます。
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漁船が横付けされ、漁師が魚を売っています。
甘エビを目当てに来ましたが、この日は売っていませんでした。 -
桟橋の端まで来ました。
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フレーザー川の河口なので、海のようです。
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ウニが、3つで10ドルです。
アカウニ(赤海胆, Red Sea Urchin)という、北米でよく採れるウニです。
日本のバフンウニやムラサキウニと比べると、かなり大きいです。
アカウニは、日本でも九州で採れるのですが、美味であり、水揚げ量も少ないので、高値で取引されているそうです。
※ Sea Urchin = 海のハリネズミ(ラテン語由来) -
試しに、3つ買ってみました。
ボールペンと一緒に写真を撮ってみると、かなり大きいウニであることがわかると思います。
ウニの中身を出すのは初めてでしたが、下記の手順で 食べる部分(黄色の生殖巣)が簡単に取れました。
<生ウニのさばき方>
必要なもの: ハサミ、塩水、箸、スプーン
1) 口の周りの膜をハサミで1周切る。
2) ハサミで口の骨(アリストテレスの提灯)を挟んで取り出す。
3) 半分に割るために、ハサミで殻に切れ目を入れる
4) タオルや布巾で指を保護して、手で殻を半分にパカっと割る
5) 殻の中にある黒い膜のようなものを、塩水で洗いながら箸で取り出す。
6) 殻の内側に付いた5つの黄色の部分(生殖巣)をスプーンですくって取り出す
ちなみに、ウニはオスもメスもそっくりですが、オスの黄色い部分(生殖巣)は白っぽいもの(精子)がまとわりついてきます。
オスの方が味が濃厚で、オスのウニだけを集めたものは高値で取り引きされるようです。 -
大きなウニだったので、3つだけでも たくさん取れました。
それをご飯に乗せ、醤油をかけてウニ丼にしました。
少し臭いがありましたが、ミョウバンを使っていない生ウニ、濃厚で美味しかったです。
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