港町スティーブストン 3回目： 老舗フィッシュ＆チップス店 → 国際仏教観音寺に初詣で

2014/02/16 - 2014/02/16

港町スティーブストンに寄ってから、国際仏教観音寺に遅い初詣に行きました。

スティーブストン（Steveston）はリッチモンドの港町で、今回が3回目の訪問です。今回は漁港で海産物を買った後、フィッシュ＆チップスの老舗“Dave's Fish&Chips”でランチを食べました。

国際仏教観音寺（國際佛教觀音寺, International Buddhist Temple）は北米最大級の仏教寺院で、スティーブストンの近くにあります。中国系の寺院で、北米最大の釈迦像や金ピカの千手観音像が安置されています。日本のお寺と比べると、赤や金色で飾ってあり派手ですが、なつかしく心地よい空間でした。

■ 港町スティーブストン 訪問歴 ■
1回目） 初夏： 漁港でフィッシュ＆チップス
http://4travel.jp/travelogue/10813303
2回目） 秋： 仏教会, ジョージア湾缶詰工場, ハロウィン案山子
http://4travel.jp/travelogue/10824146
★3回目） 冬： 老舗フィッシュ＆チップス店 → 国際仏教観音寺に初詣で
http://4travel.jp/travelogue/10860206
4回目） 初夏： ブリタニア造船所, ギャリー岬公園, ロンドンファーム
http://4travel.jp/travelogue/10896814
5回目） 晩秋： 100年前の漁村 フィン・スルー ＆ 漁港の赤ウニ
http://4travel.jp/travelogue/10955460

エリア バンクーバー(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.0

スティーブストンに到着です。
午前中は晴れていたのに、曇りときどき雨の天気になりました。

昔の路面電車がちょうど公開されていました。
前回来たときは閉まっていて入れませんでしたが、今回は入れました（入場無料）。

路面電車（Interurban Tram）。
1900年前後から1958年までバンクーバー近郊を実際に走っていました。

大部分の椅子は外されていますが、1つだけ当時の籐で作られた椅子が再現されています。
バーナビー歴史村に保存されている路面電車と同じです。

■ 関連記事 ■
バーナビー歴史村・クリスマス
http://4travel.jp/travelogue/10838840

当時の時刻表です。
スティーブストンとバンクーバーの間を1時間に1〜2本走っていたのですね。

スティーブストン博物館（Steveston Museum）。
この建物は1905年に建てられ、スティーブストンの最初の銀行として使われていました。
今は博物館と郵便局となっています（入場無料）。

博物館と言っても、展示物はごく少数です。
当時のキッチン兼ダイニングルームです。
今とそんなに変わらない気もします。
カナダは歴史の浅い国なので「古い」と言っても、そんなに古くないことが多いです。

スティーブストン漁港で買い物です。
赤いテントはエビを扱っています。
テントが赤いのは、エビをきれいな赤色に見えるようにするためです。

スティーブストン漁港 散歩・街歩き

まずは、甘エビを買いました。
昨日獲られた新鮮なエビが、1ポンド（450グラム）6ドルです。
エビが動いて、ビニール袋に穴が開くことがあるので、袋は二重にしてもらった方がよいです。
頭は味噌汁に入れ、身はお刺身にして美味しく頂きました。

そして、イクラ。
冷凍後に解凍したもので、1ポンド（450グラム）10ドルです。
ハーフポンド（225グラム）だけ試しに買いました。
醤油漬けにしたら美味しかったです。

その後、ランチはフィッシュ＆チップス（Fish&Chips）の老舗“Dave's Fish&Chips”です。
2時前に入りましたが、満席でした。

デイブズ フィッシュ & チップス その他の料理

フィッシュ＆チップスの「フィッシュ」はタラ（Cod）、鮭（Salmon）、オヒョウ（Halibut）の3種類があり、この順に値段が高くなります。
今回はオヒョウにしました。
オヒョウは日本ではヒラメの代用魚・代替魚（回転寿司のエンガワ）ですが、カナダでは普通によく食べる魚です。
この店はサービスがよく、魚フライを1つ余分にくれました。

昼食後、国際仏教観音寺（國際佛教觀音寺, International Buddhist Temple）に、遅い初詣に来ました。
新暦の正月からは遅いのですが、旧正月の参拝客は来ていました。

国際仏教観音寺 寺院・教会

1983年建立の北米最大級の仏教寺院です。
香港からの移民が1エーカー（＝4047平米）の土地と30万ドル（＝3000万円）の資金を寄付して作られました。
スティーブストンからすぐのところにありますが、敷地内に入ると別世界です。

中国系の寺院なので、日本の仏教寺院よりもかなり派手です。

門もきらびやかです。

布袋さん。

観音様。

風車に「財運享通」。
風車は運がぐるぐる回るという意味があり、旧正月の縁起物です。

麒麟に赤いリボン。
赤は中国で縁起が良いとされる色です。

狛犬にも赤いリボン。

そして、亀にもに赤いリボン。

旧正月から2週間ほどたっていますが、お参りをする中国系市民がまだいました。

本堂から境内を見下ろしたところです。
建物のデザインは、北京の紫禁城をモデルにしています。

本堂の釈迦像。
北米最大の釈迦像です。

「静かにしましょう」の看板。
お供え物もいっぱいあります。

千手観音像。
ちょうどお供え物の回収をしています。

金ピカです。
金色は赤色と並んで、中国の縁起がよいとされる色です。

千手観音像の後ろには、如来のきれいな壁画。

千手観音像以外の如来たちも金ピカです。

如来像の壁画の裏にあたる壁です。
「南無阿弥陀仏」は中国も日本も同じですね。

手前の池に建つ像は、お釈迦様です。
右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言ったときの像です。

羅漢堂には羅漢という仏教の聖者がいっぱい祀られています。

このような立派な仏教寺院があるなんて、バンクーバーは懐が広い多民族社会ですね。
日本のお寺に比べるとかなり派手なので、もしここが日本だと違和感があり落ち着けないと思います。
でも、カナダで生活していると、仏教の空間はほとんどないので、とても心地よい空間でした。