2014/10/28 - 2014/10/28
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ぺこにゃんさん
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紅葉シーズン突入前の京都へ。
今まであまり行く機会がなかった大原へと行ってきました。
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京都へは旅行記が200冊ほど訪れているのに,大原は今まで一度しか訪れたことがありません。
別に嫌っているわけではなく,大阪から行くには遠いのです。
やはりバス・車でしか行けないのがネックですね。
そんなわけで一大決心(?)して,大原へと向かいました。 -
大原といえば三千院ということで,まずは三千院へと向かいます。
三千院 寺・神社・教会
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バス停から三千院までは緩やかな上り坂。
途中からは呂川を右手に見ながら歩いていきます。三千院 寺・神社・教会
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呂川沿いに植えられているカエデはちょっと色が変わり始めたかなという程度。
京都市街地よりも北にあるとはいえ,それほど紅葉が早いというわけではないみたいです。 -
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土産物屋さんにいた大原女の人形。
ちょうど「秋の大原女まつり」が行われており,女性の方は無料で大原女衣装を貸してもらえたそうです。
ただ残念なことに大原女に変身した人は誰一人も見かけませんでした。 -
店先にいた可愛いお地蔵様。
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三千院参道までやってきました。
「三千院門跡」と刻まれているように,天台宗三門跡寺院の一つです。
ちなみに残り二つは青蓮院と妙法院。三千院 寺・神社・教会
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石段を登ったところが大原で一番賑わうメインストリート。
とはいうものの,9時前だったということもあり,まだ閑散としていました。 -
この季節,三千院は9時開門。
フライングでは開けてくれません。
なお,大原・八瀬1dayチケットを持っている場合は遠慮なく提示しましょう。
100円引いてくれました♪三千院 寺・神社・教会
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中に入って建物の中を進んで行き,客殿へ。
そこには「聚碧園(しゅうへきえん)」というお庭があります。
江戸時代の茶人金森宗和によるものです。 -
池の水は律川の水を引いており,とても清らかで鏡のよう。
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陽射しが射し込んだときに撮影。
楓が綺麗に映り込んでいました。
紅葉の頃は綺麗なのは容易に想像がつきます。 -
庭の端にはこんな意匠も。
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この季節,庭に彩りを与えてくれるのはツワブキです。
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苔むした燈籠と共に。
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窓ガラス越しに眺めて。
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立て掛けられたほうき。
何となく懐かしい感じがしました。 -
次に向かったのが宸殿。
宸殿前に広がるのが「有清園」というお庭です。
苔の絨毯が鮮やかです。
井上靖が「東洋の宝石箱」と賞賛したとか。 -
杉木立の間から見えるのは往生極楽院。
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イチオシ
太陽の光に輝く楓。
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庭に下りてみました。
この道の先に往生極楽院があります。 -
振り返って一枚。
宸殿側ですね。
あえて掃除中の一枚を。 -
そしてほうき再登場。
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宸殿をバックに楓。
扉に彫られているのは梅?ではなくて梶の葉らしい。
確証がないので今度訪れた時に調べてみよう。 -
緑の中のお地蔵様。
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奥に見えるのは観音様。
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光射して。
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苔に伸びる影。
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往生極楽院の裏手。
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往生極楽院の右手には池があり,錦鯉が悠々と泳いでいました。
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三千院の中心ともいえる往生極楽院。
内部には国宝の阿弥陀三尊が安置されています。
せっかくなので拝んでいこうと内部に入ると,以前訪れた時と何かが違う…
しばらく考え込んで,阿弥陀如来像の両脇にいるはずの観世音菩薩像と勢至菩薩像の姿がなかったのに気付きました。
あとで知ったのですが,日本国宝展とやらで東京に出張中だということです。 -
往生極楽院の南にあるのが朱雀門。
往生極楽院が本堂であった頃の正門で,今は開かずの門です。 -
さて,三千院といえばわらべ地蔵が有名ですね。
苔の上に寝そべっていたり,仲良く寄り添っていたり,数体見つけることができます。 -
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金色不動堂,観音堂がある奥のエリアへ移動。
紫陽花苑では季節外れの紫陽花が咲いていました。
まさか11月になろうというのに,紫陽花を見るとは。 -
慈眼の庭を流れる水はおそらく律川から引いたものだと思われます。
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さらに奥へと行くと律川に架かる橋があります。
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橋を渡ったところにあるのが売炭翁石仏。
鎌倉時代の石仏だそうで,俗に「大原の石仏」と呼ばれているそうです。 -
律川の上流へと向かって歩いてくと,もう1本橋が架かっています。
そしてさらに上流にもう1本橋(写真の橋)があるのですが,行く道がない…
どうやら三千院→来迎院へと向かう途中にある勝手神社の参道の一部らしいです。 -
のんびりと三千院内部を彷徨ったあとは,三千院を出て北へと向かいます。
少し歩いて律川に架かる未明橋へ。 -
三千院の北を東から西へと流れる律川。
遡っていくと,音無の滝があります。 -
橋の奥は下り坂。
左に実光院,奥には勝林院と宝泉院があります。 -
奥まで行ったものの,どこにも立ち寄らず。
実光院と宝泉院は茶菓子付きなのが気に食わなくて。
抹茶は好きではないから,別料金にしてほしい。
そんなわけで写真は勝林院(外から撮影)。勝林院 寺・神社・教会
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未明橋を渡って三千院方面に引き返すとき,あることに気付きました。
それは橋の名前が「芽穂橋」と書かれていること。
要するに南→北では未明橋,北→南では芽穂橋なのです。 -
なぜ名前が二つもあるのか調べてみましたがわかりませんでした。
気になるなぁ。
(ちなみに三千院前の地図では未明橋と書かれています) -
次に音無の滝へと向かいました。
三千院の南側の道を進んでいきます。
朱色の門は朱雀門。 -
奥へ進むと幾つかお寺がありますが,拝観可能なのは来迎院のみ。
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そして道はいつの間にか山道に。
普通のスニーカーを履いていたので歩きにくかった。 -
こんなところに「魚山」の説明板。
三千院の山号が魚山ですね。 -
しばらく歩くと水の流れる音が。
これが音無の滝?
…見るからに人工物(砂防堰堤)でした。
でも,楓が紅葉したら絵になりそう。 -
音無の滝はここからさらに5分。
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音無の滝に到着。
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これが音無の滝です。
二段の滝で,高さでいうと15mほどらしいです。 -
聖応大師(良忍)が声明の練習をしていたとき,滝の音に消されないよう呪文を唱えて滝の音を止めたとか,滝の音が音律に同調して音が消えて無くなったとかといった伝説からその名が付いたそうです。
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寂光院へと行く前に少し寄り道。
三千院から土産物屋が並ぶ道を通らずに南へと下っていくと,出世稲荷神社があります。
京都市の中心千本旧二条にあったのですが,財政難のため平成24年7月に大原へ移転。
以前使用していた鳥居や扁額が残されていました。 -
一度大原のバス停まで戻り,三千院と反対側へと進路をとります。
写真はバス停近くのコスモス畑。 -
地図を持っていなかったので,寂光院へは道標が頼り。
京都中心部のように碁盤のように道路が走っているわけではないので,地図は用意すべきでしょうね。 -
草生川の近くにもコスモス畑がありました。
こちらのほうが規模が大きかったです。 -
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草生川の上流にあるのが寂光院。
天台宗の尼寺で,平清盛の息女である建礼門院徳子が入寺したことで知られています。 -
ちなみに,大原女は建礼門院の侍女である阿波内侍がモデルだそうです。
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京都三大漬物の一つ,柴葉漬(しば漬け)発祥の寺だそうです。
(残りは千枚漬け,すぐき) -
六十六段の紅葉坂を登って行きます。
まったく紅葉していないけど。 -
石段の先にある山門をくぐると本堂です。
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本堂に安置されている御本尊は,六万体地蔵尊菩薩です。
内部ではお寺の人が丁寧に説明をしてくださいました。 -
本堂の右手にあるのが四方正面の池。
奥のほうに三段の滝があります。
どこから見ても正面になるようにというコンセプトなのですが,写真右手から奥には行けません。 -
鯉がまんべんなく池を泳いでいる姿を撮りたくて待っていたら,逆に近寄ってしまいました。
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書院に飾られていた生け花。
SS1/5でブレなく撮れたのが嬉しくて載せてしまいました。 -
境内では秋海棠が咲いていました。
咲き初めというよりは散り始め? -
本堂前の汀の池のそばにある千年姫小松。
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寂光院の東側,長い階段を登って行った先に建礼門院大原西陵があります。
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建礼門院大原西陵。
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寂光院からの帰り,草生町のバス停の背後に何やら怪しげな場所が。
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奥へ進むと,変わった張り方をした縄の奥に龍王大明神の碑がありました。
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大原川の上流にある女郎ヶ淵に身を投げた「おつう」という女性が蛇身となって川を下り、この森で自分を捨てた若狭の領主の行列を待ち伏せして妨害したので、松田源太夫という侍が退治してその尻尾を花尻の森に埋め、頭の方を乙か森に埋めたとも言われている(大原観光保勝会HPより引用)。
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ススキに鯉のぼり…
季節感メチャクチャ。 -
最後は大原の里の風景で締め。
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ここからは余談。
出町柳行きのバスがすぐに来なかったので,国際会館行きのバスに乗って八瀬へ。
ケーブル八瀬駅前のカエデは色付き進行中。 -
高野川に架かる木橋周辺はこんな感じ。
冷え込めば一気に紅葉が進むかも。 -
帰りは叡電で出町柳まで向かいます。
乗った電車はパトカー風にラッピングが施されたPATRAIN(パトレイン)。
今までも数回見たことがあるのですが… -
電車に乗ろうと近づくと,正義のヒーローのシールが沢山貼られていたのにビックリ。
「鴨川戦士カモガイガー」といいます。 -
車内の吊り広告もカモガイガー。
悪役はカモの姿をしています。 -
他にもこんなシールが車内にいっぱい。
子供が喜びそう。
以上,どうでもいい余談でした。
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