エベレスト街道トレッキング（５）ロブチェ～カトマンズ

2014/03/15 - 2014/04/01

エベレスト街道トレッキング（５）ロブチェ～カトマンズ間の記録です。

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

■2014年3月26日　快晴　パンボチェ〜ナムチェ
朝は牧童がヤクを追う声で目が覚めました。
昨夜霧に包まれたあたり一帯はすっかり晴れ渡っています。

7時30分出発。右にコンビラ、前方にコンデ、コンデリを眺め歩いていきます。

途中カモシカらしきものを目撃。
Jさんに言われて気が付きました。

左側はイムジャコーラの深い谷が切れ落ちていますが、道幅が広いので危険は感じません。谷をはさんでタムシェルクが迫力満点です。
途中日本の団体ツァーに何組か会いました。
これからカラパタールを目指すとか。中高年が多く、我が身をみる思い。ご健闘を祈ります。

ときどき遊覧飛行のヘリコプターが飛んでいきます。
体力や気力そして時間がなければヘリコプターもありだなと思います。
もちろん自分の足で歩けるのが一番。
この歳でここまで来れた丈夫な体と幸運に感謝。

9時タンボチェ着。遥かにエベレストの山頂が見えました。

12時キャンジュマで昼食。おいしく頂きました。
ここでも日本の団体ツァーと一緒になりました。ツァー専任コックが自前の食材で作るそうで、デザートの果物が美味しそう。
Jさんのお兄さんが率いているツァーでした。

14時10分ナムチェのサクラゲストハウス着。
冷たいオレンジジュースがおいしかった。これまで、お腹をこわすといけないと思い、冷たいものを避けていましたが、もう大丈夫。
久しぶりにシャワーを浴びてとてもさっぱりしました。寒かったですが。
長い間シャワーを浴びませんでしたが、あまり気になりませんでした。
ここまでシャワー代わりに百均の「大人の体拭き」という大きめのウエットティッシュが役にたちました。たぶん介護用品か。
Wifiが使えるのでLINE、メールをチェック。

ナムチェの店へ行き、おみやげ用に毛糸の帽子（300〜350NRP）、絵葉書などを購入。
夕飯はシェルパシチュー。これもおいしく頂きました。今は食べるものすべて美味しい。

今日の宿泊は私達だけ。夜はポータのHuさんとiPadのコンテンツで遊びました。トレッキング中いつもネパール音楽を聴いているHuさんでしたが、iPadに入っていたマイケル・ジャクソンの曲も気に入ったようです。

■2014年3月27日　晴　ナムチェ〜ルクラ
7時30分出発。兄妹らしい子供が前を歩いて行くので、学校へ行くのかと思ったら、途中でバッグを開いてお店を始めました。
トレッキング客目当てのみかん売りの子どもたちだったのです。
ネパールの現実は厳しい。

10時30分　Hotel Waterfallで休憩。往きにはなかった滝に水が流れ、ピンクのシャクナゲが咲いていました。
Phakdingで昼食。往きに泊まったロッジです。チキンカレーが美味しかった。前は口にあわず無理に食べたのにすっかりネパール料理ウエルカムになりました。

この後、休憩はあるものの、ひたすら歩きます。のどかな山里に桜やコブシのような花が咲き、時々赤いシャクナゲも見えます。
今回、シャクナゲを見るのも目的のひとつだったので、満開ではありませんがとりあえず満足としましょう。
16時10分ルクラ着。ルクラまで遠かった。万歩計は3万歩を越えました。けっこうバテました。
日本のツァーだとルクラ手前で一泊するものもあるらしいです。

Huさんとはここでお別れです。
ささやかながらチップをお渡ししました。

Sherpa Lodge & Coffee Shopに宿泊。夕飯時に初めてビールを飲みながらJさんとゆっくり話をしました。

明日の朝は、朝一番で空港に入るそうです。朝5時に起きなくてはなりません。
この宿の人が朝イチのチケットをとってくれたようです。
ルクラ発の便はあとの便が欠航になることもあるので、できるだけ早く乗ったほうがいいそうです。

無事にカラパタールとEBCに行けて良かったと改めて充実感を味わいながら眠りにつきました。

■2014年3月28日　晴　ルクラ〜カトマンズ
4時20分に起床。荷物をまとめ、6時に宿を出発。
Huさんが見送りに来てくれたので余ったお菓子をもらってもらいました。

空港内はチェックインする人でいっぱい。日本のツァー参加の人がいたので話をきくとカラパタールとEBCへ行ってきたそうです。
全員登頂できたとか。女性も混じっていました。
費用は高いけれど、食事はまあまあだし、エベレストにも登ったことのある人がガイドしてくれるので安心だということでした。
すごい人と一緒に登れてよかったそうです。
私のような者でもついていけるかどうか？

飛行機は傾斜した滑走路を谷底に向かって飛び出します。この飛行機のスリル感はちょっとしたものです。
30分ほどでカトマンズ空港に到着。タクシーでフジホテルまで送ってもらいました。
朝8時ホテル到着。ここでJさんともお別れです。本当にお世話になりました。カタパタールとEBCへ行き、無事に帰って来られたもベテランガイドのJさんのお陰です。
ささやかながらチップをお渡ししました。

ホテルの部屋にはすぐ入れました。初日と違って新しくてきれいなダブルベッドの角部屋で、バスもエアコンもついています。
思いがけず、予備日3日がまるまる空いてしまいました。
こんなに順調に行くと思っていなかったので、何も予定していなかったのです。

旅の垢を落とし、荷物を整理してカトマンズ観光の計画をねることにしました。