エベレスト街道トレッキング（４）ゴラクシェプ～パンボチェ

2014/03/15 - 2014/04/01

エベレスト街道トレッキング（４）ゴラクシェプ～パンボチェの記録です。

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

■2014年3月24日　快晴のち曇り　ゴラクシェプ〜ロブチェ
今日はエベレストベースキャンプ（EBC)を往復し、その後下りられるところまで下りる予定。
7時10分出発。
EBCまでは氷河沿いになだらかに登っていきます。5月からのエベレスト登山に向けて荷揚げの人やヤクが次々と通って行く。
9時EBC着。
ベースキャンプではテントの設営が始まっていて、にぎやかでした。
ここからエベレストの山頂は見えませんが、氷河やアイスフォールが目の前です。
（その後4月18日にアイスフォールでシェルパ16人の遭難が発生しました。
ほとんどのエベレスト登山が中止になったそうですが、途中行き交った人たちは無事だったのでしょうか。あの荷揚げされた大量の物資はどうなったのでしょうか。本当に痛ましく気の毒なことです。）

9時10分EBC出発。なだらかな下りなのに、途中から身体の力が抜けた感じでさっさと歩けなくなってきました。
これは普段にも時々ある、エネルギー切れ状態です。やっとゴラクシェプに着いたのが11時20分。
椅子に座ったらバテバテで頭が上がりませんでした。
それでも食事をとり休憩したら少し復活。

12時25分ゴラクシェプ出発。Jさんは本当はもっと先まで行きたかったようですが、私の調子が上がらず、今日はロブチェ止まりとなりました。
14時25分着。シュラフに潜り込みバタンと寝てしまいました。
目が覚めると夕飯の時刻。相変わらず食欲なく、ジャガイモ炒めを3分の1程食べる。ここは食事も水もいぶり臭くて参りました。

同宿のアメリカ人グループはコック連れで、食材も下から持ってきており、優雅にディナーを食べていました。
今回食べ物に苦労しているのでこれは羨ましい！

聞くところによると、日本のツァートレッキングでもコック帯同で日本の食材を使った料理が出るものがあるようです。料金は高いけれど、一考の価値あり。
今夜からダイアモックスの服用を中止しました。もう大丈夫かなと自己判断。

■2014年3月25日　快晴のち晴れ
今朝は今までで一番寒い。
シェラフの中まで寒かったのは初めてだし、室内のボトルの水も凍っていました。
今日はどんどん下るだけ。ここまで上がってきたのにもったいないな。
7時30分ロブチェ発。快晴の空の下、快調に歩いて行きます。目の前にクーンブコーラの広い谷とそこからそびえ立つ峰々が眩しく美しい。
ヒマラヤ満喫です。
振り返りプモリに別れを告げ、THUKLAパスに着きました。
濃い青空を背景に雪をかぶったタウチェやアマダブラムが迫力いっぱい。いくら見ても見飽きません。

8時35分THUKLAでお茶休憩。
10時10分ペリチェでまたお茶休憩。ちょっとバテ気味になってきました。
広い谷筋歩きになり、小さな流れをいくつも越えます。夏には沢山の花が咲きそうな場所です。
しっかり食べていないのでそろそろエネルギーが切れてきたようです。
雲が増え風が強くなりました。寒い。

今日は下りだけかと思っていたら、ペリチェから先は結構アップダウンがありました。
空きっ腹にこたえる上り。天気も良くなり気分が良い。ひと汗かいてSONAREにつく頃には「お腹がすいた」と言い続け。
食欲が戻ってきました。今までの胸のつかえはどこへ。SOMAREでシェルパシチューを完食しました。おいしい。
完食は今回トレッキングで初めてです。鼻水も出なくなりました。
標高4010ｍ。雪と氷と岩の世界を離れ、人々の暮らす村に戻ってきたんだなと実感しました。
13時15分パンボチェ着。Highland Sherpa Resortに泊まりました。
今までの山のロッジとは違い、こぎれいでなかなかすてきな宿でした。Resortという名のつくところは高級らしい。

同宿はバスク人（スペイン人）の男性ひとり。バスク問題について話してくれました。片言英語同士。ちょうどiPadにスペイン語の辞書を入れてあったのでこれが役に立ちました。