草原と野の花に抱かれた村で～ サンタ・マッダレーナの２泊３日＜前編＞

2014/07/24 - 2014/07/26

今年も「あの街から」のメインの旅は夏旅としました。
ベネチアでレンタカーを借り、
イタリア・アルプスの山魂を眺めながらの
ドライブと野の花が咲き乱れる草原を歩こうと
構想２年(・∀・｀*)
１年がかりで計画を立てドロミテへやって来ました。
先ず向かったのは、サンタ・マッダレーナでした。

事前準備で大きな地図を広げてある程度
予習はして向かったのですが
この山懐に抱かれ
自然に溶け込んでしまうような感覚までは
感じることができませんでした。

ここへやって来てはじめてサンタ・マッダレーナは
山魂の麓の深い谷に在り隣りの町（村）へ行くにも
峠を越えて行かなければならないことを知りました。
だからこそとも言えますが民家とログハウス風のホテルが
点在しているだけで、その他ほとんど手つかずの村。
山魂を望む谷間のこの村の草原には
人知れず野の花が咲きほころび
そこにたたずんでいるだけで
(´ー｀) (´ー｀) (´ー｀)

思い浮かべていた 以上 (●´ー｀●) な
サンタ・マッダレーナ村でした。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンタ・マッダレーナ村（町）の
ほぼ真ん中にあるホテルを
ベースにして歩き（車も使い）
回りました。

ホテルの玄関先から
ガイスラー山群を朝な夕なに
眺めていました。(´ー｀)

前庭先から
刻々変わるガイスラー
を眺めてはいつも
感嘆の声を上げて
いました。(´ー｀)

初日、サンタ・マッダレーナに着いたのは
夕刻になっていました。
とはいえ、夏の陽はまだまだ高く
ホテルに荷物を置いて直ぐに
町の散策に出かけました。


ヽ(´ー｀)ﾉ
ガイスラーの反対側

絵のような風景の中に
投げ出された私たちは
空腹も忘れ歩き回っていて
気がついたらもう２０：３０は
ゆうに回っていました。

Hotelエーデルワイスへ行き
「食事を」と言うと女将らしき人が
「ごめんなさい。今日は食事は
もう終わったのよ。ここから、少し
上の方に行くと?ピザテリアがかるから
あそこなら遅くまでやっていますから”
とのことでした。

その時点では、ピザではない
何かこの地方の料理を
食べたいなぁと悠長に思っていました。
ならばと、Hotel併設のレストランで
灯りがついている所を
片っ端から聞いてみました。
いずれも「ごめんなさい今日は
キッチンクローズです。」と
その言葉を聞いて４人は
(；´ｪ｀) (；´ｪ｀) (；´ｪ｀) (；´ｪ｀)
車に乗って暗い谷間を行ったり来たり。
すでに時刻は２１：３０を回っています。
次の所がダメなら今夜は部屋に帰って
持参したカップヌードル
かお粥を食べるしかないかぁ。
灯りが赤々と灯っているレストランを見つけ
最後の望みを託して入ってみたところ
エーデルワイスの女将が教えてくれた
ピザテリアでした。(￣-￣；)
『Viel Nois』
広い大きなレストランでメニューには
色々の料理がある様でしたが、
「この時間はピザと自家製のケーキだけよ」
ということでデカいピザと甘いケーキを
皆でつつきあいしました。
でかいピザ１人１枚は無理
もちもち・カリッとうまかったです。

朝もやの中を
散策してみました。

ホテルといっても
大きな看板を掲げているわけでは
ないし、民家とホテル
どちらもログハウス風で
チョット見は見分けがつかない。
(●´ー｀●)

(●´ー｀●)

サンタ・マッダレーナは
平地がほとんど無く
民家が集まっているこの辺り
でも、ゆるい坂道となっています。

(●´ー｀●)

民家が集まっているこの辺り
でも、その隣や奥には　
もう草原が広がっています。

ヽ(´ー｀)ﾉ

スーパーや郵便局
レストラン・ホテル等が
集まっている所に
インフォメーションが在りました。

サンタ・マッダレーナの
ガイスラー山群をメインとした
トレッキングルートのMAP
２５,０００分の１の地図を
販売していました。
７ユーロ（およそ９８０円）
☆ドイツ語とイタリア語併記
のMAPです。

同じ建物の中にある郵便局で
切手を買おうと行ってみましたが
サンタ・マッダレーナには
シェスタのような習慣が残って
いるようで昼下がりの時間帯には
閉まっていました。

月曜〜金曜は、8:00〜12:00と
15:00〜１８：００で
土曜が9:00〜12:00

インフォメーションのお隣には
サンタ・マッダレーナの中では珍しい
比較的大きなホテルがありました。

『Hotel Kabis』

ホテル前のカフェで
皆さんゆったりくつろいでいました。

向かいにあるスーパーも前日の
昼には閉まっていましたが
夕方１６：３０頃は開いていました
ので時間帯に注意を要します。
スーパーでは、食料品の他
ちょっとした土産も置いてあり便利でした。

ホテルから見えた教会へ
行ってみます。

ホテルの横の階段で
笑顔の素敵なパパと
会いました。

挨拶を交わしていると
ママが少し離れて
やって来て
これまた素敵な笑顔で
写真に収まってもらいました。
(´ー｀)

St.Peter教会

St.Peter教会

ジグザグの道を
歩きます。

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

村の中心エリアにホテルが在り
時々休息に戻って来ることが
できとても立地にも恵まれた
ホテルでした。(´ー｀)

この日はご夫婦組は
外食は止めて早めの就寝する。
とのことで
残る２名で夕食をすることに
しました。

ホテルの全景。
屋根にはソーラーパネル
窓辺には花々が。

ヽ(´ー｀)ﾉ

ホテルから
小川添いに歩き

家々を眺めながら
歩いて行くと

正面にはガイスラーが見え(´ー｀)

ホテルから歩いて
５〜６分程にある
ガストホフ・エーデルワイス
（Gasthof Edelweiss）
でいただくことにしました。

女将さんが応対してくれ
「昨晩はごめんなさい。夕飯召し上がれた？
あなた達は、どこのホテルにお泊まりなの？」
から始まりしばし談笑し
今夜のお料理の説明を受けました。
お勧めのセットメニューにしてみました。
先ず
具沢山野菜のミネストローネ
（スープ）か
ペペロンチーノ（パスタ）
を選び、それにグリーンサラダ。
メインはミラノ風カツレツに似た
肉にポテトフライとカリフラワー
の付け合わせがワンプレイトに。
デザートはストロベリーと
ピスタチオのアイスクリームでした。
ビールとグラスワインを付けて
２名分で
２９,２０ユーロ（およそ４,０８８円）

午後８時を過ぎても
まだ外は明るく１日を有効的に
使うことができました。

翌朝
またまた朝食前の

(´ー｀)散歩に出かけました。

２連泊でお世話になりました。

ガイスラー山魂と
麓に広がる緑の草原
そんな風景に抱かれた
ログハウス風のホテル（B&B）。

毎朝、ガイスラーを見渡す
ダイニングには、あったかい珈琲
とあったかいミルクのポット。
数種類のハム・チーズ・パン
シリアル＆ジュースがそろえてあり
ランチ用のパンやクロワッサンが
袋詰めされてカゴに置いてあります。

部屋に入って直に
鞄を開けトレッキングシューズや
衣類を広げてしまったので
部屋の画像はありませんが

熱いお湯がいつでも出る
シャワー・清潔なリネン・トイレ
机やソファーもある広い部屋。
テーブルセットのあるベランダ。
と申し分ありませんでした。

☆廊下と部屋からの眺め
そして階段の踊り場。

安野光雅の絵のような
風景の中を何度となく
車でゆっくりと回ったり
歩いたりして
ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

安野光雅の絵のような
ヽ(´ー｀)ﾉ 風景。

安野光雅の絵のような
ヽ(´ー｀)ﾉ 風景。

草原の奥に小ちゃく見えるのが
玉ねぎ頭の教会ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

(´ー｀)

ヽ(´ー｀)ﾉ

(´ー｀)

安野光雅の絵のような
ヽ(´ー｀)ﾉ 風景。

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

(´ー｀)

ヽ(´ー｀)ﾉ

(´ー｀)

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ヽ(´ー｀)ﾉ

ホテルに戻ってきては
テラスからまた眺め

ガイスラーもまたまた色を変えて
見せてくれています。

いよいよ別れの朝

日本から持ってきた
カーナビのガーミン君（GARMIN）

予め予定表に出でくる地名等を
およそ１０時間程かけてインストール
してきました。

何しろ日本語で誘導してくれますから
昨年の南ドイツでの苦労はうそのよう。
リラックスして運転に集中することができました。

もうすぐサンタ・マッダレーナ村（町）を
出ようとする所で草原の中に
真っ赤なペリコプターを発見！
どうやら
緊急の病気やケガ人を街の病院に
搬送するためのドクターヘリ。

目に鮮やかな緑に真っ赤のヘリ
車を止めてシャッターを押していたら
隊員の方が「ヘリに乗ってみなよ
俺にカメラよこしてごらん君を写して
あげるよ！」ヽ(´ー｀)ﾉ
えぇ〜っ！　本当に良いの？
ヽ(´ー｀)ﾉ

いよいよサンタ・マッダレーナ
とお別れです。

こんな風景や

こんな風景

お花畑もありました。
ヽ(´ー｀)ﾉ

(●´ー｀●)

(●´ー｀●)

(●´ー｀●)

忘れられない風景を
しっかりと心のひきだしにしまって
(●´ー｀●)

今夜からコルチナ・ダンペッツオに３連泊。
サンタ・マッダレーナから
コルチナ・ダンペッツオまで
およそ１００Km ２時間３０分
の距離ですが

この後、途中通りかかった
町や村が素通りはできないような
まさに絵のような景色に次々に
出会います。

果たして
コルチナ・ダンペッツオのホテル
には何時に到着ヽ(´ー｀)ﾉ
することが出来るのやら。
旅は続きます。

この旅行記へのコメント （6）

• フルリーナさん 2014/09/21 13:28:18

  はじめまして

  はじめまして（＾＾）・・・でしょうか？
  
  シウージ高原、マッダレーナの旅行記懐かしく拝見しました（＾＾）。
  お天気がばっちりで、すばらしい写真ばかり！
  堪能させていただきました。
  
  シウージ高原は、私もドロミテの中で大好きな場所です。
  天国みたいな風景ですよね（＾＾）。
  
  旅行記、また、これからもよらせていただきます♪

  あの街からさん からの返信 2014/09/21 23:39:21

  RE: はじめまして(´・∀・｀)

  今晩は はじめまして
  ドロミテの旅行記に訪問等をいただきまして
  (´・∀・｀)ありがとうございます。
  
  ほんとシウジ高原は♪♪♪かったです。
  雄大な草原の向こうに岩魂がそびえ
  すれ違う人たちが皆さん笑顔で
  いっぺんで大好きになりました。
  
  
  先ほど
  〜どのガイトBookを見ても紹介されていないエリア〜
  という扉に惹かれ
  「スイスの田舎町・ブラウンヴァルト」編に
  お邪魔をしてきました。美しい町でしたぁ。
  また田舎町の美しい風景を楽しみにお邪魔させてください。
  
  
  

• たらよろさん 2014/08/26 12:46:11

  構想２年

  こんにちは、あの街からさん。
  
  構想2年の思い入れたっぷりの旅が
  素敵に敢行で来て良かったですね〜〜
  それにしても、本当にお散歩するのが楽しそうな村。
  ただ、グリーンがあるだけじゃなくて、
  綺麗なお花や、山々や。。。
  可愛いガーデニングに三角屋根のお家たち。
  路地に入ると可愛い看板があったり、
  階段の風情も素敵〜〜
  
  こんなところで1週間過ごせたら、
  全てのしがらみを排出することができそうだわ♪
  皆が純粋無垢な綺麗な心を取り戻せそう（笑）
  
  
  　　たらよろ

  あの街からさん からの返信 2014/08/27 02:11:54

  RE: 現地を訪れてみてΣ(OωO )

  今晩は たらよろさん。
  このところの大雨で嵐山等の洪水のニュース
  を見、気になっていました。
  お元気で(´ー｀) (´ー｀) （旦那さまとふたり分）
  
  さて、構想２年と書いてから少し(*・∀・)気恥ずかしい
  気もしましたが、まぁ事実だから いいかぁ とそのまま
  載せてしまいました。(；´ｪ｀)
  
  現地を訪れてみて その思い通り と言うか
  何から何まで想像以上で 旅行記にもそのまま
  現れてしまいました(；´ｪ｀)。
  
  Hotelの予約確保を半年前さら始めた時点で
  既に満室となっていて驚きましたが
  現地を訪れてみて分かったことは
  ゲストの人たちは、チェック・アウト時
  翌年の予約をしていくようでリピート率が
  かなり高いということでした。
  ですから、キャンセルが出た際のみ予約を受け付ける
  とのお話しを聞きました。
  
  > こんなところで1週間過ごせたら、
  > 全てのしがらみを排出することができそうだわ♪
  > 皆が純粋無垢な綺麗な心を取り戻せそう（笑）
  
  ほんとうですね。(´・∀・｀) (´・∀・｀) (´・∀・｀)
  たらよろさん
  ありがとうございます！
  あの街から
  

• 讃岐おばさんさん 2014/08/24 00:06:30

  とっても素敵な村ですね！

  こんばんは〜
  ほんと、まさに草原と野の花の村ですね。
  空気がとっても美味しそう〜
  落ち着いた大人の村といった感じで、うっとりと拝見しました。
  
  カーナビ、なるほど、ですね。
  そういう風にもできるんだ、と感心しました。
  
  　　　　讃岐おばさん

  あの街からさん からの返信 2014/08/24 18:29:39

  RE: とっても素敵な村ですね！

  今晩は！ 讃岐おばさん
  
  サンタ・マッダレーナは
  ほんと 空気は美味いし
  信号機の無い町で
  い〜い所でした。
  あんなに野原いっぱいの花を
  見たのは初めてかもしれません。
  
  讃岐おばさんがお帰りになったばかりの
  台湾。今度もし機会があれば
  台南へ足を伸ばしたいなぁ
  その時には、讃岐おばさんの旅行記を
  再訪してから行くことにします。
  
  あの街から