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京都を歩く旅 《ゆっくり歩く京都》<br /><br />この前京都に来たときは、市バスの遊覧コースに乗って大原三千院の方に行き、次の日は啓子ちゃんに案内してもらった。その前に来たことと言ったら万博見物と修学旅行しかない。ゆっくり京都を歩いたこともないので地理関係もあんまり分からない。今回は事前に研究した結果、1日は金閣寺方面、もう1日は銀閣寺方面と、京都の両側を歩くことにした。<br />家の近くの古都、鎌倉を十分知っている訳でもないのにね。<br /><br /><br />今回の京都旅行は新幹線と宿泊だけのセットをJTBで買った。新幹線の時間も選べて、宿泊ホテルも選ぶことができた。行きは小田原発7時4分のひかりで、京都到着は9時15分。新幹線は11号車8番のAとBで、3人掛けの席だったが京都までC席には誰も来なかった。<br />予定どおり京都に到着してから駅前の新都ホテルに行き荷物を預ける。新都ホテルの前にはタクシーがたくさん並んでいるので、タクシーで金閣寺まで行く。MK交通のタクシーで2300円ほどだった。自転車を借りて観光することを言ったら、運転手さんが嵯峨野の方へ行く道を教えてくれた。金閣寺へ入る前に自転車屋を探したが、分かり難くて探してしまった。結局、電話で道を教えてもらい辿りついた。その自転車屋の近くに「よーじや」という油取り紙のお店があるので、最初にそこで買い物をした。金閣寺の境内は外国人や修学旅行の学生で一杯。それでも金閣が良く見える場所を確保して写真を撮った。金閣寺は方丈の特別公開というのをやっていたので、折角の機会だから入ってきた。でも、僕なんかのように仏教や京都や寺院に興味がない人には、ただ見た、というだけのことで勿体ないかもしれない。<br />金閣寺を出てから自転車旅の始まり。すぐに龍安寺があるので有名な石庭を見る。ここも人でいっぱいで、石庭全体を撮るのが難しかった。その隣が仁和寺。ここは広大だったので敷地の奥の方は行かなかった。お寺の方は三門や庭園を見てまわった。ここに自転車を置いて、向かい側にある蕎麦屋で昼食。<br />ここから登り坂が続く。立命館大学や病院を過ぎると今度は下りになり右手に広沢の池が見えると嵯峨野の一角になる。本当は天竜寺へ行ってから竹林を通って常寂光寺の方へ行きたかったけど、JR嵯峨嵐山駅手前で野宮神社の祭礼に当たってしまった。年に1回の祭礼を見ることはできたけど、人ごみとお神輿の交通整理で自転車も通れない。<br />裏道を通って駅の方に出て、場所の見当がつかなくなったので商店の人に聞いて、ようやく天竜寺方面に行くことができた。天竜寺周辺の商店はたいへんな人込み。天竜寺には寄らずに竹林の方へ入って行く。人力車が通っているので自転車も大丈夫だろうと思ってそのまま行き、写真を撮ったりしながら野宮神社へ。さらにJRの線路を渡って落柿舎、二尊院、常寂光寺を回る。落柿舎の方に戻って甘味所で休む。葛きりとクリーム餡蜜。ここを出てからは渡月橋を目指す。ところが、渡月橋の橋のたもとで再びお神輿の列に重なってしまい、渡るのに時間を食ってしまった。この橋と桂川にも結構な人出だった。<br />自転車の返却はJR嵯峨嵐山駅近くにトロッコおじさんの自転車屋があるので、そこに返却。ここからはJRで京都へ帰着。でも嵯峨野から京都まで駅が6個もあるなんていうことさえ知らなかった。ホテルチェックインは5時過ぎ。ここは夕食がセットではないので自分で食べに行く。明日の夕食は料亭の予約をしてあるが、この日は疲れてしまったので遠出せず、駅近くで食べることにした。伊勢丹から見初めて、いろいろ歩いたけどなかなか適当なお店が見つからない。適当というのは、その日の気分で、この時は京料理のお店でそんなに高くないところが良いと思っていた。最後に行った駅ビルの11階に醍醐寺雨月茶屋というのがあって、3700円のコースがあったのでそこに決めた。窓側の席に案内され、夕景の東寺などを見ることができた。暑い一日だったので食事のあとにも喫茶店へ。そこでクリームソーダを飲んでから部屋に戻った。ホテルの部屋は9階でイオンが見える側。駅から見て右側の部屋だった。ホテル形式なのでお風呂は洋風だが、シャワーを浴びてようやくさっぱりした。<br /><br />次の日は歩く日に決めてある。ホテルでアメリカンブレックファーストを食べてからタクシーで銀閣寺へ行く。着いたのは開門直前だった。そのせいかお店も開店前。修学旅行生もぜんぜんいなくて静かな銀閣寺を楽しめた。銀閣寺の境内がとても広くて苔むした庭や庭園を見下ろすほどの丘があるなど初めて知った。銀閣寺を出るとすぐに琵琶湖疏水が流れ、それに沿って哲学の道が続いている。この道を歩いて南禅寺に向かう。歩いている人は地元の人以外は2~3組の観光客だけで、哲学の道らしさを感じることができた。琵琶湖疏水の水は綺麗で、両岸には桜や紫陽花があり散歩するには良いところだった。この道の途中に標識があるので法然院へ寄る。しばらく行くと今度は大豊神社があるので、そこにも寄る。ここは独楽鼠が狛犬の代わりに座っているが、人も少なく静かな神社だった。哲学の道も終わりに近い頃、熊野若王子神社に出る。ここのご神木は椰(なぎ)の木で、このご神木で作ったお守りは、あらゆる悩みをすべてなぎ倒す、ということなので一つ買ってきた。哲学の道はここで終わり。少し行くと今度は永観堂禅林寺というのがある。ここはもともと若王子神社と一体だったものを明治の神仏分離で別れたものらしい。ここは境内が広いだけでなくJR東海のCMにも使われたのでそういうポスターも張ってあった。ここを出るとすぐに南禅寺の山門が見えてくる。山門は前回来たときに階段を登ってみたが、今日も大勢の人が門の上に登っていた。南禅寺の中は暗かったが南禅寺の由来や東山36峰の説明などがあった。ここを出たところで11時半近いのでお昼にする。お昼は山門前の奥丹というお店。ここはメニューはなく、お昼は湯豆腐のランチのみ。僕なんかが最初の客だったが、次から次へとお客様が入ってきて和室2部屋分がたちまち一杯になってしまった。僕なんかは生ビールも飲んだし、エアコンも入れてくれたし満足したお店だった。<br />ここから再びタクシーで清水寺へ。この時は個人タクシーで1000円ちょっとしか掛からない短い距離だったけど、親切な人で東山ドライブウエイの方から清水寺の裏参道の方に連れていってくれた。ここからだと二年坂とか産念坂とかの坂を登らなくても清水の舞台に行ける。しかも、行く途中から清水の舞台の綺麗な写真も撮れた。さすがに清水寺はとっても混んでいる。それでも清水の舞台での写真は他の人と交代でシャッターを押した。人の流れについていくうちに産念坂を下りる。バス通りに出てしまったが、八坂の塔が見えるのでそこへ向かう。八坂の塔から高台寺へ行く。高台寺は秀吉の奥さん寧々の菩提寺だ。境内の中にはちゃんと寧々と秀吉とが祀られていた。高台寺へ続く道は寧々の道とも言われている。ここまで歩いて疲れてしまったし、暑い日だったので汗もかいた。結局、この日の徒歩での散策はここまでにして一旦ホテルへ戻った。<br />少し休んで着替えたあとタクシーで祇園へ。夕食の予約は杢兵衛というお店で6時からだが、祇園も初めてなので少し歩いてみた。小町通りの入り口には「万」というお店があるが忠臣蔵にも出てくる由緒あるお店で「一力」という。この漢字を重ね合せて「万」。このお店の前には人だかりができていて、高級車が乗り付けていたから誰か有名人でも来ていたのかもしれない。この通りを少し歩くと外国人や舞妓さんに出会う。舞妓さんはお茶屋さんへ行く途中だし、舞妓さんを目がけて外国人がカメラを構えている。杢兵衛のお店の前には石碑があるが、それには三条小橋と書いてある。昔、ここに本当に三条小橋があったそうだ。2階の小部屋に通されたがテーブル席なので良かった。運んできてくれる人は仲居さんじゃなくて若い板前さんが交代で運んできてくれた。食事の内容は全部写真に撮っておいた。食事時間は2時間たっぷり掛かったけど、旅館の夕食なんかより量は少ない気がする。料理も鱧やらウニやら鮑やら出たけど、何が高級なのか分からない気がする。きっと器とかソースとかにもお金が掛かっているんだろうな。帰りのタクシーは外で拾うことにして外に出る。交差点のすぐ先が八坂神社なのでちょっと行ってみた。万博の時に泊ったところは八坂神社の近くだったのだが、方向もどんな家だったのかも全然覚えていない。ただ、あの時も八坂神社に来たのだけは覚えている。<br /><br />最終日はお昼の新幹線で帰るので特に出掛ける予定を立てなかったが、三十三間堂なら歩いて行けそうなので行ってみる。道路を歩いても、9条、8条という通りは分かり易いがタテの道路が分からず1本間違えたので少し時間を食ってしまった。それでも三十三間堂は来てみて良かった。すぐ近くに豊臣秀吉を祀る豊国神社があるので行ってみたが人もぜんぜんいなくて寂れた感じ。寧々の高台寺の方がよほど立派だった。秀吉も寧々と一生を共にしていれば、あんな馬鹿な関ヶ原はなかっただろう。茶々なんていう馬鹿な女にのめり込むからあんな結末になったのだ。秀吉成功の鍵は寧々と秀長にあったことを秀吉自身が理解していなかった。<br />京都へ戻ったのは11時前。新都ホテルは12時まで使えたので荷物は置きっぱなしだった。11時過ぎにチェックアウトして向かい側の駅へ入る。駅で最後の買い物をして新幹線ホームに上がったのは20分前くらい。ところが、外が真っ暗になったかと思うと、たちまち豪雨になった。ホテルを出るのが遅かったらびしょ濡れになるところだった。この雨は新幹線に乗っても止まず、新幹線と追い駆けっこをするように降っていたが、名古屋を過ぎたあたりから新幹線のスピードの方が勝り、小田原に着いたときには降っていなかった。<br /><br /><br />今回の京都は自転車と徒歩だったので結構疲れた。でも、そのお蔭でようやく京都の地図が頭の中のイメージとして分かってきた。今回は金閣寺と嵐山、そして銀閣寺と清水寺、という京都から北方面にあるところだけだった。南方面では宇治とか奈良とか伏見の方もあるので次回はそっちの方へも行ってみたい。京都ならまた行く機会があると思う。<br /><br />

京都を歩く旅

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2012/05/27 - 2012/05/29

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秘湯マニア

秘湯マニアさん

京都を歩く旅 《ゆっくり歩く京都》

この前京都に来たときは、市バスの遊覧コースに乗って大原三千院の方に行き、次の日は啓子ちゃんに案内してもらった。その前に来たことと言ったら万博見物と修学旅行しかない。ゆっくり京都を歩いたこともないので地理関係もあんまり分からない。今回は事前に研究した結果、1日は金閣寺方面、もう1日は銀閣寺方面と、京都の両側を歩くことにした。
家の近くの古都、鎌倉を十分知っている訳でもないのにね。


今回の京都旅行は新幹線と宿泊だけのセットをJTBで買った。新幹線の時間も選べて、宿泊ホテルも選ぶことができた。行きは小田原発7時4分のひかりで、京都到着は9時15分。新幹線は11号車8番のAとBで、3人掛けの席だったが京都までC席には誰も来なかった。
予定どおり京都に到着してから駅前の新都ホテルに行き荷物を預ける。新都ホテルの前にはタクシーがたくさん並んでいるので、タクシーで金閣寺まで行く。MK交通のタクシーで2300円ほどだった。自転車を借りて観光することを言ったら、運転手さんが嵯峨野の方へ行く道を教えてくれた。金閣寺へ入る前に自転車屋を探したが、分かり難くて探してしまった。結局、電話で道を教えてもらい辿りついた。その自転車屋の近くに「よーじや」という油取り紙のお店があるので、最初にそこで買い物をした。金閣寺の境内は外国人や修学旅行の学生で一杯。それでも金閣が良く見える場所を確保して写真を撮った。金閣寺は方丈の特別公開というのをやっていたので、折角の機会だから入ってきた。でも、僕なんかのように仏教や京都や寺院に興味がない人には、ただ見た、というだけのことで勿体ないかもしれない。
金閣寺を出てから自転車旅の始まり。すぐに龍安寺があるので有名な石庭を見る。ここも人でいっぱいで、石庭全体を撮るのが難しかった。その隣が仁和寺。ここは広大だったので敷地の奥の方は行かなかった。お寺の方は三門や庭園を見てまわった。ここに自転車を置いて、向かい側にある蕎麦屋で昼食。
ここから登り坂が続く。立命館大学や病院を過ぎると今度は下りになり右手に広沢の池が見えると嵯峨野の一角になる。本当は天竜寺へ行ってから竹林を通って常寂光寺の方へ行きたかったけど、JR嵯峨嵐山駅手前で野宮神社の祭礼に当たってしまった。年に1回の祭礼を見ることはできたけど、人ごみとお神輿の交通整理で自転車も通れない。
裏道を通って駅の方に出て、場所の見当がつかなくなったので商店の人に聞いて、ようやく天竜寺方面に行くことができた。天竜寺周辺の商店はたいへんな人込み。天竜寺には寄らずに竹林の方へ入って行く。人力車が通っているので自転車も大丈夫だろうと思ってそのまま行き、写真を撮ったりしながら野宮神社へ。さらにJRの線路を渡って落柿舎、二尊院、常寂光寺を回る。落柿舎の方に戻って甘味所で休む。葛きりとクリーム餡蜜。ここを出てからは渡月橋を目指す。ところが、渡月橋の橋のたもとで再びお神輿の列に重なってしまい、渡るのに時間を食ってしまった。この橋と桂川にも結構な人出だった。
自転車の返却はJR嵯峨嵐山駅近くにトロッコおじさんの自転車屋があるので、そこに返却。ここからはJRで京都へ帰着。でも嵯峨野から京都まで駅が6個もあるなんていうことさえ知らなかった。ホテルチェックインは5時過ぎ。ここは夕食がセットではないので自分で食べに行く。明日の夕食は料亭の予約をしてあるが、この日は疲れてしまったので遠出せず、駅近くで食べることにした。伊勢丹から見初めて、いろいろ歩いたけどなかなか適当なお店が見つからない。適当というのは、その日の気分で、この時は京料理のお店でそんなに高くないところが良いと思っていた。最後に行った駅ビルの11階に醍醐寺雨月茶屋というのがあって、3700円のコースがあったのでそこに決めた。窓側の席に案内され、夕景の東寺などを見ることができた。暑い一日だったので食事のあとにも喫茶店へ。そこでクリームソーダを飲んでから部屋に戻った。ホテルの部屋は9階でイオンが見える側。駅から見て右側の部屋だった。ホテル形式なのでお風呂は洋風だが、シャワーを浴びてようやくさっぱりした。

次の日は歩く日に決めてある。ホテルでアメリカンブレックファーストを食べてからタクシーで銀閣寺へ行く。着いたのは開門直前だった。そのせいかお店も開店前。修学旅行生もぜんぜんいなくて静かな銀閣寺を楽しめた。銀閣寺の境内がとても広くて苔むした庭や庭園を見下ろすほどの丘があるなど初めて知った。銀閣寺を出るとすぐに琵琶湖疏水が流れ、それに沿って哲学の道が続いている。この道を歩いて南禅寺に向かう。歩いている人は地元の人以外は2~3組の観光客だけで、哲学の道らしさを感じることができた。琵琶湖疏水の水は綺麗で、両岸には桜や紫陽花があり散歩するには良いところだった。この道の途中に標識があるので法然院へ寄る。しばらく行くと今度は大豊神社があるので、そこにも寄る。ここは独楽鼠が狛犬の代わりに座っているが、人も少なく静かな神社だった。哲学の道も終わりに近い頃、熊野若王子神社に出る。ここのご神木は椰(なぎ)の木で、このご神木で作ったお守りは、あらゆる悩みをすべてなぎ倒す、ということなので一つ買ってきた。哲学の道はここで終わり。少し行くと今度は永観堂禅林寺というのがある。ここはもともと若王子神社と一体だったものを明治の神仏分離で別れたものらしい。ここは境内が広いだけでなくJR東海のCMにも使われたのでそういうポスターも張ってあった。ここを出るとすぐに南禅寺の山門が見えてくる。山門は前回来たときに階段を登ってみたが、今日も大勢の人が門の上に登っていた。南禅寺の中は暗かったが南禅寺の由来や東山36峰の説明などがあった。ここを出たところで11時半近いのでお昼にする。お昼は山門前の奥丹というお店。ここはメニューはなく、お昼は湯豆腐のランチのみ。僕なんかが最初の客だったが、次から次へとお客様が入ってきて和室2部屋分がたちまち一杯になってしまった。僕なんかは生ビールも飲んだし、エアコンも入れてくれたし満足したお店だった。
ここから再びタクシーで清水寺へ。この時は個人タクシーで1000円ちょっとしか掛からない短い距離だったけど、親切な人で東山ドライブウエイの方から清水寺の裏参道の方に連れていってくれた。ここからだと二年坂とか産念坂とかの坂を登らなくても清水の舞台に行ける。しかも、行く途中から清水の舞台の綺麗な写真も撮れた。さすがに清水寺はとっても混んでいる。それでも清水の舞台での写真は他の人と交代でシャッターを押した。人の流れについていくうちに産念坂を下りる。バス通りに出てしまったが、八坂の塔が見えるのでそこへ向かう。八坂の塔から高台寺へ行く。高台寺は秀吉の奥さん寧々の菩提寺だ。境内の中にはちゃんと寧々と秀吉とが祀られていた。高台寺へ続く道は寧々の道とも言われている。ここまで歩いて疲れてしまったし、暑い日だったので汗もかいた。結局、この日の徒歩での散策はここまでにして一旦ホテルへ戻った。
少し休んで着替えたあとタクシーで祇園へ。夕食の予約は杢兵衛というお店で6時からだが、祇園も初めてなので少し歩いてみた。小町通りの入り口には「万」というお店があるが忠臣蔵にも出てくる由緒あるお店で「一力」という。この漢字を重ね合せて「万」。このお店の前には人だかりができていて、高級車が乗り付けていたから誰か有名人でも来ていたのかもしれない。この通りを少し歩くと外国人や舞妓さんに出会う。舞妓さんはお茶屋さんへ行く途中だし、舞妓さんを目がけて外国人がカメラを構えている。杢兵衛のお店の前には石碑があるが、それには三条小橋と書いてある。昔、ここに本当に三条小橋があったそうだ。2階の小部屋に通されたがテーブル席なので良かった。運んできてくれる人は仲居さんじゃなくて若い板前さんが交代で運んできてくれた。食事の内容は全部写真に撮っておいた。食事時間は2時間たっぷり掛かったけど、旅館の夕食なんかより量は少ない気がする。料理も鱧やらウニやら鮑やら出たけど、何が高級なのか分からない気がする。きっと器とかソースとかにもお金が掛かっているんだろうな。帰りのタクシーは外で拾うことにして外に出る。交差点のすぐ先が八坂神社なのでちょっと行ってみた。万博の時に泊ったところは八坂神社の近くだったのだが、方向もどんな家だったのかも全然覚えていない。ただ、あの時も八坂神社に来たのだけは覚えている。

最終日はお昼の新幹線で帰るので特に出掛ける予定を立てなかったが、三十三間堂なら歩いて行けそうなので行ってみる。道路を歩いても、9条、8条という通りは分かり易いがタテの道路が分からず1本間違えたので少し時間を食ってしまった。それでも三十三間堂は来てみて良かった。すぐ近くに豊臣秀吉を祀る豊国神社があるので行ってみたが人もぜんぜんいなくて寂れた感じ。寧々の高台寺の方がよほど立派だった。秀吉も寧々と一生を共にしていれば、あんな馬鹿な関ヶ原はなかっただろう。茶々なんていう馬鹿な女にのめり込むからあんな結末になったのだ。秀吉成功の鍵は寧々と秀長にあったことを秀吉自身が理解していなかった。
京都へ戻ったのは11時前。新都ホテルは12時まで使えたので荷物は置きっぱなしだった。11時過ぎにチェックアウトして向かい側の駅へ入る。駅で最後の買い物をして新幹線ホームに上がったのは20分前くらい。ところが、外が真っ暗になったかと思うと、たちまち豪雨になった。ホテルを出るのが遅かったらびしょ濡れになるところだった。この雨は新幹線に乗っても止まず、新幹線と追い駆けっこをするように降っていたが、名古屋を過ぎたあたりから新幹線のスピードの方が勝り、小田原に着いたときには降っていなかった。


今回の京都は自転車と徒歩だったので結構疲れた。でも、そのお蔭でようやく京都の地図が頭の中のイメージとして分かってきた。今回は金閣寺と嵐山、そして銀閣寺と清水寺、という京都から北方面にあるところだけだった。南方面では宇治とか奈良とか伏見の方もあるので次回はそっちの方へも行ってみたい。京都ならまた行く機会があると思う。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
交通手段
タクシー 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
JTB

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  • 金閣寺

    金閣寺

  • 仁和寺

    仁和寺

  • 野宮神社の祭礼

    野宮神社の祭礼

  • お定まりの竹林

    お定まりの竹林

  • 渡月橋

    渡月橋

  • 銀閣寺

    銀閣寺

  • 哲学の道

    哲学の道

  • 南禅寺山門

    南禅寺山門

  • 昼食は南禅寺前の奥丹

    昼食は南禅寺前の奥丹

  • 清水寺

    清水寺

  • 高台寺

    高台寺

  • 祇園

    祇園

  • 料亭「杢兵衛」と三条小橋の碑

    料亭「杢兵衛」と三条小橋の碑

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