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藤沢市(ふじさわし)は神奈川県南部中央の相模湾に接する湘南と呼ばれる地域の中で最大の人口約42万人を有する街で江の島(江ノ島)、片瀬・鵠沼・辻堂海岸を有し観光都市としての性格も併せ持つ「湘南」の中心都市。人口は政令指定都市である横浜・川崎・相模原の各市に次ぎ県内4位でJR、私鉄(小田急・相鉄・江ノ電)、地下鉄(横浜市営地下鉄)、モノレール(湘南モノレール)の駅があり東京・横浜の通勤・通学圏として発展し湘南海岸の温暖気候でサーフィンなどマリンスポーツ愛好者、良好な自然・住・教育環境を求める人たちにより戦前より人口が増加し続けている。<br />江戸時代には鎌倉仏教の一つである時宗総本山・清浄光寺(遊行寺)の門前町として東海道の6番目の宿場町・藤沢宿、江ノ島詣の足場として栄え歌川広重の東海道五十三次にも描かれている。<br />明治時代から第二次世界大戦の間は気候も温暖であることから明治時代中期より日本初の計画別荘地として開発され大正期以降皇族、政治家、学者、文化人などが居を構えた事で別荘地・保養地・避暑地として発達し、芥川龍之介、武者小路実篤、岸田劉生ら多くの文化人の創作活動の場となった。<br />鵠沼海岸は古くより海水浴場が開かれ現在は片瀬西浜・鵠沼海水浴場として年間来客数300万人を超す日本一の海水浴場として知られ、日本におけるサーフィン、ビーチバレー発祥の地とされ片瀬東浜海水浴場は明治初期から外国人による海水浴が行われた伝統を持つ。江の島は源頼朝祈願により祀られた江ノ島弁財天の参詣地として賑わい1964年開催の東京オリンピックではヨット競技会場(湘南港)となっており、現在でも夏季や初詣時期以外においても年間を通じ約1200万人もの観光客を集める湘南随一の観光地。市の海岸部(片瀬・鵠沼・辻堂海岸、江の島)はヨット、サーフィン、ボードセーリング、ビーチバレー等マリンスポーツ、海水浴、釣り、ビーチコーミング、新江ノ島水族館等の一大マリンリゾート地であり、アメリカ・フロリダ州マイアミビーチ市と姉妹都市となっていることから「東洋のマイアミビーチ」と度々称される。<br />観光地としては江の島 (神奈川県指定史跡名勝)、江島神社、江の島弁財天、時宗総本山・清浄光寺、湘南海岸、片瀬東浜海水浴場、新江ノ島水族館、湘南海岸公園、片瀬西浜・鵠沼海水浴場、鵠沼海岸、湘南海岸・砂浜のみち、辻堂海岸(林古渓作詞 唱歌「浜辺の歌」詞の舞台)、辻堂海浜公園、辻堂海水浴場などがある。<br />藤沢市民会館は大・小ホール、展示集会ホール、会議室などを持ち各種の催し物を行なっている。<br />藤沢市では1973年に全国初の市民オペラ「藤沢市民オペラ」が開催され今日まで続いている。1992年から藤沢オペラコンクールもスタートし若手オペラ歌手の登竜門に位置づけられるようになり芸術の分野にも力を入れている。<br />藤沢市民会館に隣接して藤沢市秩父宮記念体育館がある。藤沢市は秩父宮雍仁親王殿下がご静養のため1952年に移住され終焉の地としとなった場所。秩父宮雍仁親王殿下はスポーツを好まれ、テニス・ヨット・スキー・登山等に興味を持たれて1954年に藤沢市で体育館を建設することになり故雍仁親王殿下が生涯を通じてスポーツに深い関心を持たれていたことなどから「藤沢市秩父宮記念体育館」の名称を賜り1955年に秩父宮記念体育館として開館、第10回神奈川国体の会場になっている。<br />藤沢市秩父宮記念体育館前の旧近藤邸は関東大震災の直後の1925年、藤沢市辻堂の松林に別荘として建てられ当時の和洋折衷の代表的な建物といわれている。建て主の近藤健司氏没後所有者が変わり老朽化に伴って取り壊しが決定されたが保存を望む声が起こり藤沢市によって移築保存されることになり1981年、藤沢市民会館の前庭に移築され1989年にかながわの建築100選に選ばれ2002年には国の登録文化財にも指定されている。旧近藤邸を設計した遠藤新は1914年に東京帝国大学を卒業後帝国ホテル(旧館)の設計で知られるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトに6年間師事し日本の生活と風土に合わせた独特の様式を編み出している。<br />(写真は旧近藤邸)<br /><br /><br />

日本の旅 関東地方を歩く 神奈川県藤沢市(ふじさわし)の藤沢市民会館、藤沢市秩父宮記念体育館、旧近藤邸周辺

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2014/03/16 - 2014/03/16

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さすらいおじさん

さすらいおじさんさん

藤沢市(ふじさわし)は神奈川県南部中央の相模湾に接する湘南と呼ばれる地域の中で最大の人口約42万人を有する街で江の島(江ノ島)、片瀬・鵠沼・辻堂海岸を有し観光都市としての性格も併せ持つ「湘南」の中心都市。人口は政令指定都市である横浜・川崎・相模原の各市に次ぎ県内4位でJR、私鉄(小田急・相鉄・江ノ電)、地下鉄(横浜市営地下鉄)、モノレール(湘南モノレール)の駅があり東京・横浜の通勤・通学圏として発展し湘南海岸の温暖気候でサーフィンなどマリンスポーツ愛好者、良好な自然・住・教育環境を求める人たちにより戦前より人口が増加し続けている。
江戸時代には鎌倉仏教の一つである時宗総本山・清浄光寺(遊行寺)の門前町として東海道の6番目の宿場町・藤沢宿、江ノ島詣の足場として栄え歌川広重の東海道五十三次にも描かれている。
明治時代から第二次世界大戦の間は気候も温暖であることから明治時代中期より日本初の計画別荘地として開発され大正期以降皇族、政治家、学者、文化人などが居を構えた事で別荘地・保養地・避暑地として発達し、芥川龍之介、武者小路実篤、岸田劉生ら多くの文化人の創作活動の場となった。
鵠沼海岸は古くより海水浴場が開かれ現在は片瀬西浜・鵠沼海水浴場として年間来客数300万人を超す日本一の海水浴場として知られ、日本におけるサーフィン、ビーチバレー発祥の地とされ片瀬東浜海水浴場は明治初期から外国人による海水浴が行われた伝統を持つ。江の島は源頼朝祈願により祀られた江ノ島弁財天の参詣地として賑わい1964年開催の東京オリンピックではヨット競技会場(湘南港)となっており、現在でも夏季や初詣時期以外においても年間を通じ約1200万人もの観光客を集める湘南随一の観光地。市の海岸部(片瀬・鵠沼・辻堂海岸、江の島)はヨット、サーフィン、ボードセーリング、ビーチバレー等マリンスポーツ、海水浴、釣り、ビーチコーミング、新江ノ島水族館等の一大マリンリゾート地であり、アメリカ・フロリダ州マイアミビーチ市と姉妹都市となっていることから「東洋のマイアミビーチ」と度々称される。
観光地としては江の島 (神奈川県指定史跡名勝)、江島神社、江の島弁財天、時宗総本山・清浄光寺、湘南海岸、片瀬東浜海水浴場、新江ノ島水族館、湘南海岸公園、片瀬西浜・鵠沼海水浴場、鵠沼海岸、湘南海岸・砂浜のみち、辻堂海岸(林古渓作詞 唱歌「浜辺の歌」詞の舞台)、辻堂海浜公園、辻堂海水浴場などがある。
藤沢市民会館は大・小ホール、展示集会ホール、会議室などを持ち各種の催し物を行なっている。
藤沢市では1973年に全国初の市民オペラ「藤沢市民オペラ」が開催され今日まで続いている。1992年から藤沢オペラコンクールもスタートし若手オペラ歌手の登竜門に位置づけられるようになり芸術の分野にも力を入れている。
藤沢市民会館に隣接して藤沢市秩父宮記念体育館がある。藤沢市は秩父宮雍仁親王殿下がご静養のため1952年に移住され終焉の地としとなった場所。秩父宮雍仁親王殿下はスポーツを好まれ、テニス・ヨット・スキー・登山等に興味を持たれて1954年に藤沢市で体育館を建設することになり故雍仁親王殿下が生涯を通じてスポーツに深い関心を持たれていたことなどから「藤沢市秩父宮記念体育館」の名称を賜り1955年に秩父宮記念体育館として開館、第10回神奈川国体の会場になっている。
藤沢市秩父宮記念体育館前の旧近藤邸は関東大震災の直後の1925年、藤沢市辻堂の松林に別荘として建てられ当時の和洋折衷の代表的な建物といわれている。建て主の近藤健司氏没後所有者が変わり老朽化に伴って取り壊しが決定されたが保存を望む声が起こり藤沢市によって移築保存されることになり1981年、藤沢市民会館の前庭に移築され1989年にかながわの建築100選に選ばれ2002年には国の登録文化財にも指定されている。旧近藤邸を設計した遠藤新は1914年に東京帝国大学を卒業後帝国ホテル(旧館)の設計で知られるアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトに6年間師事し日本の生活と風土に合わせた独特の様式を編み出している。
(写真は旧近藤邸)


交通手段
自家用車 徒歩

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