新幹線で行った初・神戸は雨の王子動物園（１）ちょっぴり神戸を満喫！？～プロローグとエピローグ編＆動物園の中にある神戸市最大級の異人館「旧ハンター邸」

2014/04/29 - 2014/04/29

埼玉の自宅から新幹線を使って約４時間半。
レッサーパンダに会いたくて日帰りで行く動物園詣で、ついに神戸にまで足を伸ばしてしまいました！
神戸市立王子動物園です！
神戸に行くのは実質初めてなのに（大阪に住んでいた子供のときに親に連れられて行った淡路島はこの際、勘定に入れず）、それが動物園オンリーなんて、我ながら物好きです。

とはいえ、王子動物園に目をつけたきっかけは確かにレッサーパンダですが、それだけが決め手になったわけではありませんでした。
まずは新幹線の新神戸駅からのアクセスの良さ。
それから、ジャイアントパンダとコアラもいること！
それに去年2013年11月に生まれた黒ジャガーの双子の赤ちゃんも魅力ですし、jilllucaさんお薦めのピントログも楽しみでした。
さらに調べてみたら、動物園内にある旧ハンター邸は神戸市最大級の異人館で、４月・５月・10月は館内を公開していることが分かりました。
これで動物園内に居ながらにして、ちょこっとだけ神戸見学らしいこともできるわけです@

というわけで、品川前泊で予定した神戸市立王子動物園行きに決めた４月29日。
１週間前から天気予報をはらはらしながらチェックしていましたが、前日から当日の朝になって、関西から東海にかけてはあいにくの大雨予報……（泣）。
ただ、直前の予報では、雨は本降りでも１～３mm/h、多くても４mm/hくらいのようですし、雨は確定でも雨量はころころ変わるので大雨や雷に遭わずにはすむかもしれません。
なので計画を変更する気になれず、というか前日に変更する余裕もなく、予定通り、神戸行きを強行してしまいました！

初・神戸の王子動物園でのミッションは、４つほどありました。
・なんといってもレッサーパンダのガイヤくんとミンファちゃん！
・ジャイアントパンダの旦旦ちゃんとコアラたち
・黒ジャガーの双子の赤ちゃん
それから、旧ハンター邸。
ピントロングは写真が撮りにくいようなので、会えればそれでOK。

この旅行記は、それらのミッションのうち、旧ハンター邸がメインです。
その他、往路の新幹線内でとった朝食の駅弁や、曇天でも見られた車窓からの富士山といったプロローグと、動物園や新幹線の駅での食事や買い物などのエピローグ写真も収めました。
それから、王子動物園は、動物舎や園内の建物にも、どことなく神戸らしい、というか、昭和レトロな雰囲気が感じられたので、それらの写真も。
おかげで一日動物園に居ただけでも、十分、神戸っぽいものが味わえた気がするのですが……どうかしら。

＜初めての神戸の初めての王子動物園の旅行記のシリーズ構成＞
■（１）ちょっぴり神戸を満喫！？～プロローグとエピローグ編＆動物園の中にある神戸市最大級の異人館「旧ハンター邸」
□（２）ジャガーの赤ちゃんやアムールヒョウに会いたい！～魅惑の猛獣たちや可愛いボブキャットにビックリ@
□（３）王子動物園での３大ミッション！～レッサーパンダとジャイアントパンダとコアラに会いたい！

神戸市立王子動物園の公式サイト
http://www.kobe-ojizoo.jp/

エリア 御影・灘(兵庫)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル

例によって品川プリンスホテルに素泊まり前泊し、新幹線の中で駅弁朝食！

新幹線は品川８時７分発のぞみ１号博多行きで、新神戸到着８時40分です。
さすがに東海道・山陽新幹線でレッサーパンダのいる動物園に行く回数を重ねてきたので、今回は前泊や新幹線でのアクセス編だけで旅行記を作成できるほど写真を撮ったりしませんでした。

朝っぱらからうなぎの弁当でスタミナをつける@

というより、うな重は私の大好物@

曇天でも見られた車窓からの富士山

富士山のまわりに雲が発生していないため、その姿はちゃんと拝めました。
ただし、薄曇りの空の中にぼんやりと、非現実的なかんじでした。

王子動物園前の花壇とコアラの彫刻

新神戸には定刻通りに到着しました。
品川前泊の荷物は少なかったのですが、できるだけ身軽になるためにある程度の荷物を駅のロッカーに預けました。
王子動物園へのアクセスは、布引のバス停から土日でも１時間に６〜７本もあって便利です。
ただ、布引のバス停までちょっと歩くのと、朝は雨が降っていたし、動物園の開園時間はもうすぐなので、タクシーで向かいました。
でも、タクシー代は820円でした。

神戸王子動物園、開園！

雨の中でも、開園時からやってくる人はちらほらいました。

本日は一日中ずっと雨だったわけではなかったのは幸いでした。
午前中は９時から10時台はわりと本降りでしたが、11時頃には雨はやみました。
ちょうどランチ休憩をとり始めた12時からまた本降りとなりましたが、14時頃にはやみました。
夕方、16時頃からまたぽつぽつと小雨が降りました。
そんなわけで、動物園にいた８時間のうちだいたい半分は雨に降られましたが、残り半分は雨が上がったか小雨で、レインコートを着ていた私はカサなしでしのげるくらいでした。
あとは、私が新幹線に乗って神戸に向かっていたときと、駅で東京行の新幹線を待っていた頃くらいに、激しい雨が降っていたようです。でも屋内にいたので全然オッケーでした。

正門ゲートから入ってすぐのところにあった、ウェルカム・パンダ花壇

途中で見つけた素敵な休憩所「杜の館」

気持ちよさそうな休憩所でしたが、あいにくここで休む時間はありませんでした。
まとまった休憩時間をとったのは、遊園地のレストランでのランチ休憩のみでしたから。

「杜の館」を塀の外から中庭の方を覗く

雨に濡れた新緑と紅葉が素敵でした。

雨の中の「杜の館」の紅葉と新緑

レッサーパンダやコアラに会える「動物とこどもの国」の可愛らしいゲート

「動物とこどもの国」のゲートは２か所あり、これは「ふれあい広場」側のゲートでした。
園内マップを見たら、近くにD51機関車があったようなのですが、気づきませんでした。
ちょうど雨が本降りのときだったので、あまり周辺を見渡したり、余計なところを歩き回ったりせず、レッサーパンダ舎めざしてまっすぐ向かったせいです。

雨でお休みの「ふれあい広場」

「ふれあい広場」とそこの動物には今回特に用はなかったのですが、広場の建物はどことなくレトロで素敵な建物でした。

風見鶏のあるつり橋の塔

なかなか風情のある建物で、表紙候補でした。

レトロなテーマパークに来ているような気分になる、蔦に覆われた建物は……

「動物とこどもの国」のもう一つのゲート

コアラ舎に近い方のゲートでした。

この「動物とこどもの国」が妙にレトロで素敵だったのは、昔、ここに関西学院の神学館があったことも関係しているかもしれません。

レトロな街中を歩いている錯覚しそうな風情ある一角

実はこれはコアラ舎@

12時からランチをとった、遊園地内のレストラン

本日は雨がちでゴールデンウィーク初日の祝日にしては動物苑内は空いていたので、12時にレストランに入ってもレストランも空いていました。

ちょっと惹かれた可愛いメニュー

コアラカレーを注文しようかな〜と思いましたが、お子様カレーなので、大人は遠慮することにしました。
甘口かもしれないですしねっ。

レストラン内の様子

ゾウを見ながら食事をできるという窓側の席が奥にあります。
もちろん、これだけ空いているのだから、その窓際の席でいただきます@

注文はセルフ式

注文の説明は可愛いイラストと共に

ジャイアントパンダがパンダ豚まんを、コアラはパンダ豚まんとコアラカレーのご飯のお盆を持っています。

我らがレッサーパンダのトレイは食べ終わった後で空っぽ@

ゾウの運動場を眺めながら、あんかけ唐揚げ丼でランチをとる

たしか750円。
これに食後のコーヒー300円。
食事のあとは午前中に撮った写真をチェックしながら、12時から13時までランチ休憩をとりました。
ちょうど雨足が強まった時間帯でした。

のびのびと茂る新緑がちょっと邪魔で、ゾウさんのマックくんがよく見えない（苦笑）

午後、動物園内にある異人館「旧ハンター邸」へ

王子動物園に行こうと思った当初は、いる時間はめいいっぱい動物を見ていて、ハンター邸は割愛しようと思いましたが、神戸市最大級の異人館と知って、ちょっとだけでも神戸らしさを味わうためにぜひ見学したいという気持ちになりました。

ポーチから玄関室へ

入場は、動物園の入場料のみで、無料。
中は土足禁止で、スリッパに履き替えました。

玄関室から中廊下へ

ここで、公式サイトよりやや詳しい情報が書かれたチラシがもらえました。

中廊下から元・書斎へ向かう

残念ながら書斎の家具は展示されていなくて、がらんとしていました。

書斎と応接間の境のペジメントがすばらしい

書斎のマントルピースはなかなかおしゃれ

マントルピースの鏡と鏡に映った応接室

マントルピースとピアノがある食堂

応接室側から見たペジメントとその向こうの書斎

食堂のシャンデリア

食堂からベランダへの扉

窓がはめ込まれた美しいデザインの窓枠のあるベランダ

ハンター邸では、１階と２階にそれぞれあるこのベランダがとくに気に入りました。
もっと厳密にいうと、美しいデザインの窓枠込みで。

部屋からベランダへの窓もステキ！

もともとベランダは外に開放された空間だったので、右手のこの窓は外に開けた窓でした。
ベランダにさらに窓がつけられたのは後からです。
なので、このベランダに独特の美しさがあるのだと思います。

ベランダの窓と、窓から見える外の様子

美しいベランダを進む

やや急な階段を上って２階へ

手すりや階段は、シンプルなデザインで落ち着いた色合いです。

でもさりげなく豪華@

階段の踊り場のステンドグラス

２階の１つめの寝室のテーブルセット

マントルピースのある１つめの寝室

寝室の素敵な窓際

大理石が美しいマントルビース

この部屋は廊下から覗くだけで中に入れなかったので、大理石が本物かどうか近くで見て確かめてみることはできませんでした。

２つめの寝室にあった家具と、鏡に映った寝室の廊下側の扉

家具の装飾デザイン

なかなか凝ったデザインの引き出しの取っ手

３つめの寝室のテーブルセット

さりげなく装飾が施された天井の照明に注目

一番豪華そうだった居間

居間のマントルピース

これらは現役のときの家具かしら

レトロなオルガン

居間のテーブルにあったイスラムの香りのする花瓶

２階のベランダに出る

ベランダから外を眺める

ハンター邸の２階からは晴らしが良いと聞いていたのですが……新緑に遮られて見晴はらしは分からず。
あるいは見晴らせるのはベランダからではなかったのかしら。

ベランダの窓から見た中庭の様子

すっかり気に入ってしまったベランダの様子

最初の寝室をベランダ側から覗く

２階の廊下で、壁の上の方のシンプルだけど美しい続きのデザインに目を留める

階段の上の壁の装飾

レトロな階段を下りて１階へ戻る

踊り場のステンドグラス窓を下から仰ぎ見る

中庭から建物を見る

ベランダの窓が美しいハンター邸

少しななめから眺める

中庭の半円形テラスと共に

美しいベランダのある建物の外観に惚れ惚れ@

昼から再び本降りになった雨は、旧ハンター邸の見学を終えた14時頃からやみました。ラッキー！
おかげで、14時から公開の黒ジャガーの赤ちゃんの展示は中止になりませんでした。
また、午前中は外に出ていなかったレッサーパンダも、午後には外に出ていて会えましたから。

というわけで、動物写真はつづきの２本の旅行記にて。
「新幹線で行った初・神戸は雨の王子動物園（２）ジャガーの赤ちゃんやアムールヒョウに会いたい！〜魅惑の猛獣たちや可愛いボブキャットにビックリ@」
http://4travel.jp/travelogue/10881466
「新幹線で行った初・神戸は雨の王子動物園（３）王子動物園での３大ミッション！〜レッサーパンダとジャイアントパンダとコアラに会いたい！」
http://4travel.jp/travelogue/10881470

この旅行記では動物園の写真はここで終わりです。

動物園の外のすぐ近くにあった「パンダショップ」

王子動物園にジャイアントパンダがいることにちなんだショップでしょう。
中を覗いてみました。
いいなと思えたぬいぐるみがあったけれど、かさばるので、４時間半もかけて自宅に連れて帰るのはあきらめました。

新神戸駅内の和食レストランで夕食をとる

帰りの新幹線は、余裕をもって19時６分発を予約していました。
王子動物園の閉園時間は17時で、バスは１時間に６本もあり、10数分で布引の停留所に着いたので、急げば17時半頃、おそくとも18時には新神戸駅に着いて、お土産も買って、東京行きの新幹線に乗れたくらいでしょう。
でも、新幹線で日帰りする日は、どうしても朝・夕食が駅弁で、昼は動物園のレストランのランチになってしまうため、また夕食を駅弁にするのは急に味気なく感じられてしまい、駅のレストランで夕食をとりながら新幹線を待つことにしました。

神戸らしい食事だったら、和食でなくておむかいの洋食店のメニューの方だったかもしれせんが……気分がなんだか和食だったので、こちらのレストランに入りました。

ぼっかけカレー丼とミニうどんセット（1,060円）

ぼっかけって何かしら。ぼっかけ丼というのもありました。
よくわからないけれど、なんとなく神戸名物っぽい気がしたし、カレーな気分だったので、これを選びました。

あとで調べてみました。
ぼっかけとは、牛すじコンニャクなのですね！

だしで味付けした蛸玉（620円）

要するにたこ焼きだと思いますが、ソースで味付けしたのはなじみでも、だしで味付けしたものを食べるのは初めてです。

実はこのレストランに入ることにしたのは、蛸玉に惹かれたのが決め手でした@
でも、蛸玉はとくに神戸名物ってわけではなさそう！？

だしに使われたとろろ汁と蛸玉

中を割って、だしをしっかりしみ込ませて、いただきまーす！

新神戸駅で神戸土産を物色する

予想通り、洋食系スイーツがとても充実していて目移りしそうでした。
神戸ハンドメイドのシュー・フォルマッジョは買って帰りました。
ほかに、カバンの関係で、あまりかさばらず、重くない土産を探しました。
すでに動物園で、ややかさばるお菓子のお土産を買ったあとでしたから。
前泊の荷物が少なくすんでも、キャリーバッグにしておけばよかったです。

神戸といえば神戸牛！！

というわけで、見本が見るからに美味しそうだったので、まずはこれを選びました。

そしてももうひとつは、牛肉ワイン漬けを

神戸の洋菓子のシュー・フォルマッジョ

駅の待合スペースで新幹線を待っているときに、食後のおやつと称してつまんでしまいました@
シュークリームではなく、シュー・チーズクリームで、皮はとてももちもちしていて、すごく美味しかったです！
５個入りで972円と、高いだけのことはありました@

王子動物園で買ったパンダサブレ（870円）とふわふわパンダのしっぽのイチゴクリーム大福（700円）

食べるのがもったいないくらい可愛い、パンダちゃんのサブレ！

プロローグとエピローグ、そして動物園内のさまざま＋異人館「旧ハンター邸」とたっぷり盛り込んだシリーズ１本目の旅行記は以上です。

「新幹線で行った初・神戸は雨の王子動物園（２）ジャガーの赤ちゃんやアムールヒョウに会いたい！〜魅惑の猛獣たちや可愛いボブキャットにビックリ@」へとつづく。
http://4travel.jp/travelogue/10881466