2014/03/10 - 2014/03/13
3096位(同エリア9833件中)
Fluegelさん
- FluegelさんTOP
- 旅行記154冊
- クチコミ129件
- Q&A回答35件
- 192,734アクセス
- フォロワー9人
2013年に引き続き、2014年も英国へ。半月を過ごした。
これは、3月10日(月)日本出国〜ロンドン3連泊の旅行記。
表紙写真:桜咲くSt Paulsを見上げる。英国の土壌はミネラルが豊富だから、気温が低くても花が早いと聞いた事がある。本当かしら。着陸時、17時のロンドンの気温が11℃と機内アナウンスがあった。今年は、特別に暖かいらしい。でも、日本では11℃で桜は咲かない。もしかして、写真は杏の花?
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
Finn Airに初搭乗。評価は微妙。良い点は、欧州(ヘルシンキ)まで日本から9時間と最短で着くこと。でも、往きは座席が狭く、前の席に膝が当たる程。機体も古く、飛行中、全席の機内映画が一時配信できなくなった。
写真は、離陸直後にくっきり見えた樺太。 -
日本〜欧州線の機内食。
ヘルシンキでの乗継時間は、50分。なのに、再度、ヘルシンキで手荷物検査がある。機内で、乗継ゲート案内のアナウンスはなし。降機ゲートから手荷物検査までの通路に、ゲート案内板はなし。手荷物検査後、やっと電光掲示板でゲートを確認できた。
ヘルシンキーロンドン便は、乗継の日本人があと5人来ないという機内アナウンスがあり、待ったので、定刻より少し遅れて離陸。飛行時間は3時間。フィンランドと英国の時差は、2時間。
初北欧だけど、フィンランド人は、段取りが特に良い訳でなく(昨年利用したルフトハンザが定刻離陸を目指し、機内で乗継ゲート案内をアナウンスするのに比べて)、のんびりしているのだろう。 -
LHR着17:10。SIMカードを自動販売機で買ったり、ターミナル内のM&Sで食料を求めたりして、地下鉄に乗ったのは18時ごろ。ピカデリー線でEarls Courtへ(liftあり)、乗り換えてディストリクト線でEmbankmentへ(階段のみでliftなし)。初めてOyster カードを使った。ホテル(写真)に着くと、日がとっぷり暮れていた。
-
台所・食器・カトラリー・電子レンジ・冷蔵庫のある、都心のアパートホテルに3連泊。写真は、supperを盛りつけたところ。ワインは、Sancerre Rose.
-
翌朝、Embankmentを探検してみると、路地だらけ。写真は、Craven Passage(臆病小路?).赤い入口に赤い樽があるのは、パブ。
Charing Cross鉄道駅は、Embankmentより一階分高い位置にあり、そこにあるM&Sを、ちょっと探し回った。 -
Victoria Embankment Gardensに植えられた花。Thames Embankment(テムズ川沿いの道路)はテムズ川北岸を指し、Victoria E〜とChelsea E〜から成る。
-
Embankmentは、下水道設置も兼ねて(それまでテムズ川に垂れ流しだった)、大工事の末、1870年に開通した。道路沿いの庭園も、産業革命(1760頃-1830頃)後の、悪名高き公害に抗するため、その時に整備された。
-
朝10時開館のコートールド美術館(入場料£6)へ、ホテルから歩いて出かけた。写真は、Courtauld Gallery 入口(テムズ川側)。
-
常設展では、『アダムとイブ』(クラナッハ 1526)や『フォリー・ベルジェールの酒場』(マネ 1882)、『カード遊びをする人々』(セザンヌ 1892-95)が見られる。トルコの絵皿(花柄)も印象的だった。
美術館の入っているSomerset Houseは、テムズ川のほとりにある18世紀の建築物(写真は中庭より)。 -
Strand Street に出ると、St Mary le Strandに白木蓮が咲いていた。traffic islandに建つので、Island Churchとも呼ばれる。アングリカンは、教義上の問題でなく、政治的問題(ヘンリー8世の離婚問題)が原因でカトリックから分裂したので、典礼的にはカトリックとの共通点が多いらしい。でも、英国では離婚が多く、プロテスタントに近い気もする。
-
Srand St.を東に向かって歩くと、王立裁判所がある。1882年開設。建築に8年かかった建物。
-
裁判所前のFleet Streetには、Temple Bar Memorial(1880年建造)がある。てっぺんに、griffin(伝説上の鳥獣)のブロンズ像があり、ハリポタを思い出す。griffinは、City of Londonの紋章にも入っている。その下に、ヴィクトリア女王(在位:1837-1901)の像。
Memorialは、かつてCity of Londonに入る関所があった場所に建てられた。 -
さらに東へ歩いていると、War Horseの広告がついたdouble‐deckerを見かけた。ロンドンで翌週に観るつもりで、チケットは取得済みだ。
あれ? 写真の左肩に、何か写っている… -
Mary Queen of Scots House(143 Fleet Street)だった。1905年、スコットランドの保険会社のために建てられた家。
メアリー女王は、独身を貫いたエリザベス一世と違って、夫が死ぬ度に再婚を繰り返し、40代でエリザベスにより反逆罪で処刑されてしまう。歴史上、とても不人気な女王。でも、この像を見る限り、美しい女性だ。 -
St. Paul'sに到着。ロンドン大火(1666年)後、1710年に再建。当時の君主はアン女王。アングリカン。
大聖堂の前には、City of London Info Centreがある。入ってみると、観光客が一人もおらず、がらんとしている。ロンドンの情報なら、ネットでいくらでも探せるし、外国人旅行者も現地でスマホなどを持ち歩く時代なのだと実感した。GPSを携帯していれば、道を尋ねることさえ不要かも知れない。
ネットに載りにくい地方都市の案内所なら、まだ賑わっているのだけれど。 -
Millennium Bridgeを渡る。歩行者専用の橋だ。歩いてみると、揺れが激しい。2000年の完成当時、今よりもっと揺れたため、通行止めとなり、2002年再開通となった。
平日の正午すぎ、ジョギングする人々を多く見かけた。ロンドンでは今、走ることが流行っているのだろうか。 -
橋からは、the Globeの白い野外劇場が、よく見える。この劇場にも、翌週、足を運ぶのだ。観劇会場は、今年オープンしたばかりの屋内劇場の方だけれど。
-
Banksideを散策。The Clink(刑務所) 1144-1780 Most notorious medieval prisonと青いプレートに書かれている。公の説明に、平気でnotoriousという言葉を使う英国人の感覚が、好きだ。
この檻の中に囚人を入れ、吊るして拷問したのね… -
Winchester Palace. 壁一枚だけの遺跡。ウィンチェスター主教の住居跡(1140-1626)。1980年代の再開発時、遺跡として残されることになったらしい。この壁は、Great Hallの一部だった。
-
Great Hallは、こんな感じだった。
-
Southwark Cathedral.この地に606年、すでに修道院(convent)があったらしい。現在の建物は、1220〜1420年に建設されたもの。ウィンチェスター主教の援助があったようだ。上記のWinchester Palaceが住まいだったから、目と鼻の先だしね。ロンドン最初のゴシック建築。
-
cathedralの隣、Borough Marketへ。
-
市場の中。屋台も含め、大半の店が閉まっている火曜日、朝9時から開いているNeal's Yard Dairyへ。ロンドンの次に訪ねるのはDevon。Devon産チーズを味見し、Tiklemore社の山羊のチーズを求める。246gで£10。お値段も立派。
-
翌日は、Stratfordへ。district lineでMonumentまで行き、歩いてBankへ、central lineに乗り換えた。MonumentとBankの間は、結構歩き、有楽町と日比谷の乗継みたい。
写真はOlympic Stadium. 2012年開催のロンドン・オリンピックの競技場。左手にある展望塔が、ArcelorMittal Orbit. 建設費用の大部分を出資した会社名、アルセロール・ミッタルを冠したオービット(軌道)。ちなみに、ミッタル氏はロンドン在住のインド人富豪。 -
east villageのマンション群は、元選手村。昨年、カタールの会社に一括買収され、賃貸アパートとして再出発したらしい。アパート群自体がStratford駅に近く、駅前にはWestfieldというショッピングセンターがあり(オーストラリアの会社)、その中にWaitroseやM&Sが入っていて、生活するには便利そう。
でも、インド、カタール、オーストラリアの資金なのね…2003年に、オイスターカードが誕生したのも、ロンドン交通が民営化され、オランダ・ドイツ・フランスの会社によって運営されるようになり、バスと地下鉄の運営が一体化したからだという。
国庫や自治体が、無い袖は振れないと自力経営を諦め、公共交通機関まで外資に委託する英国。一方、国債乱発により、外資の侵入を防ぐ日本。一体、どちらが良いのか。 -
アパートホテルでは、午前中、WMFのコーヒーメーカーが1階ロビーに出され、自由に無料コーヒーを楽しめた。紙カップのみならず、フタも置かれ、ロビーで飲まずにコーヒーを客室に持ち帰ることもできる。
3泊したホテルともお別れ。 -
スーツケースをころがし、再びLHRへ。レンタカーを借り出し、Devonへ。途中、車窓からstonehengeが見えた。1999年に訪ねた場所だ。走行中に助手席から撮ったので、ピントが今ひとつだけど。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ロンドン(イギリス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
27