初春の神奈川レッサーパンダ詣（１）１年ぶりの野毛山動物園〜貴重なアカエリマキキツネザルやインドホシガメの食事姿などいろいろ

2014/03/09 - 2014/03/09

散策に申し分ない天候となった３月第２週末。
先週、雨予報でとりやめた、神奈川のレッサーパンダのいる動物園２園を１日ではしごする計画をこの週末に実現させました。
横浜の野毛山動物園と新川崎の夢見ヶ崎動物園です。

どちらも去年2013年２月にも、この２園を１日ではしごしていて、つまりはまるきり再訪コースなのでした。
少しは勝手知れたる分、欲が出たのか、２度目なのに初めての去年よりもなんだか余裕がないはしごでした。
そして、他に動物がいるのに、ますますレッサーパンダに時間をかけてしまいました。

とはいえ、野毛山動物園では、アカエリマキキツネザルには会って写真を撮りたいと思っていました。
私のなじみの埼玉こども動物自然公園では、去年から、野毛山動物園からアカエリマキキツネザルのペアを繁殖目的で借り入れていますが、そのときに、国内でアカエリマキキツネザルを飼育展示しているのは野毛山動物園だけだと知り、気にかかっていたのです。

他に、インドホシガメの食事風景は面白かったです。ずいぶん小さかったので、まだ子供ではなかったかしら。
ピンクの舌を出して、ニラのような葉っぱを食べたり、トマトかニンジンのような赤い野菜を奪い合ったり@
カメにも表情があるんだなぁと思いました。

ツキノワグマを見に行けなかったのは残念ですが、レッサーパンダのお食事タイムの次に隣で行われたチンパンジーのお食事タイムは、ちょっとだけ見に行きました。
というのも、この動物園ではチンパンジーにヨーグルトも食べさせてあげているというガイドさんの声が聞こえて、興味を覚えたのです。
チンパンジーはお肉も食べるので、野毛山動物園では時々馬肉や鶏の頭をあげるそうです。
うーん、なんだか想像がつきませんでした。

また、園内では一部ですが、白梅があり、こぼれんばかりに満開でした。

＜１年ぶりの野毛山動物園と夢見ヶ崎動物園のレッサーパンダ詣の旅行記のシリーズ構成＞
■（１）１年ぶりの野毛山動物園〜貴重なアカエリマキキツネザルやインドホシガメの食事姿などいろいろ
□（２）１年ぶりの野毛山っ子たち：鼻の上の茶毛がそばかすみたいでチャーミングな賢健くん、精悍な顔の海くんはキンタちゃんに邪険にされてしょんぼり＆おめめくりくりの可愛いキンタちゃん、尻尾はあいかわらずしょんぼり
□（３）１年ぶりの夢見ヶ崎動物園：ガラス越しの甘々写真で失礼！〜はじめまして、ギンガくん、てけてけよく動いていたアンちゃん、一匹で寂しそうだったファファくん＆マーコールの赤ちゃんたち

野毛山動物園の公式サイト
http://www2.nogeyama-zoo.org/

＜タイムメモ＞
07:00頃　家を出る
08:49　横浜駅着
09:02着予定─09:15　日ノ出町駅着
09:30　野毛山動物園に入園
09:35〜10:40　レッサーパンダの賢健くん
10:50〜10:50　インドホシガメなど
10:50〜11:20　ランチ休憩
11:20〜12:35　レッサーパンダの海くん・キンタちゃん
12:35〜13:00　アカエリマキキツネザルなど
13:05〜13:50　レッサーパンダの海くん・キンタちゃん
（13:15〜　レッサーパンダのお食事タイム）
14:00　野毛山動物園を出る
14:14　日の出町駅発・横浜経由
14:33　新川崎駅着
15:00頃　夢見ヶ崎動物園に到着
15:10〜16:20頃　レッサーパンダ＆マーコール
16:20頃　夢見ヶ崎動物園を去る

※野毛山動物園と夢見ヶ崎動物園をはしごした前回の旅行記
2013年２月３日
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（1）野毛山動物園の海くん＆キンタちゃん・賢健くん──海くんは魔性のレッサーで、賢健くんは恐妻家！？」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10747684/
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（2）野毛山動物園へのアクセスといろいろな動物たち〜ホウシャガメの赤ちゃんやいろんなワニに、珍しいカグー他」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10747922/
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（3）夢見ヶ崎動物公園のファファくん・アンちゃん・カリンちゃん親子──図体は大きく手もやっぱりカリンちゃんはまだ赤ちゃん@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10747930

※これまでの動物旅行記の目次を作成中。
「動物／動物園と水族館の旅行記〜レッサーパンダ大好き〜　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

エリア 東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄

日ノ出町駅から野毛山動物園に向かう途中

野毛山公園の入口で見つけた、アカエリマキキツネザルの開園時間案内。

ハングル語でようこそ、とレッサーパンダ@

野毛坂の歩道にありました。
野毛山動物園のすぐ近く。

野毛山動物園前では

去年訪れたときにはあそこにコンビニがあったのですが、つぶれてしまったようです。
去年、横断橋はなかった気がしますが、ううーん、横断歩道を渡ったのは覚えているのですが、なくなっているようです。

もうすぐ開園

ちょっと前に到着しました。
入園料は無料です。

動物たちをかたどったトピアリーと花壇前で記念写真

最近亡くなった動物たちへの献花コーナー

キリンのデビチくん、やすらかに

去年訪れたときは、まだマリンちゃんもデビチくんもいたのに、いまは子キリンのそらくんだけになってしまいました。

マリンちゃんとそらくんの写真がある前回の旅行記（2013年２月３日）
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（2）野毛山動物園へのアクセスといろいろな動物たち〜ホウシャガメの赤ちゃんやいろんなワニに、珍しいカグー他」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10747922/

でもテビチくんは、マリンちゃんとの間に５頭も子供をもうけた、立派なパパさんでした。

黒ジャガーのオジャガちゃんも天国へ

オジャガちゃんはよく覚えていないのですが、飼育下でのジャガーの寿命は20才だというので、21才まで生きられたオジャガちゃんは大往生でしょう。

レッサーパンダのお食事タイムをチェック

本日は夢見ヶ崎動物園とはしごするのですが、やはりレッサーパンダのお食事タイムは見逃せません。

岩場でぴったり寄り添うマントヒヒのロンくんとサチちゃん

こちらを向いているのがサチちゃんの方です。
マントヒヒのメスはオスのように顔のたてがみがふさふさしないのです。

小さなインドホシガメがわらわらとお食事中

赤ちゃんというほど小さくないけれど、それでもずいぶん小さかったので、まだ子ガメではないかと思いました。

インドホシガメのお野菜争奪戦！

赤いのはニンジンをやわらかくしたものかしら。
トマト？　と言っている見学者もいました。
みんなこれが大好きなようです。

パクッと奪った〜！

さっき勝利した子は、今度は反対側の子とニンジン争い

おおおっ、また勝ったかな

いや、相手の子も負けてはいないぞ

ピンクの舌を出して抵抗。

しかし勝負はあったようで@

グリーンイグアナどん

実はは虫類館は工事中で閉鎖中でした。
でも一部の動物は仮展示室で展示されていまた。
ちなみに野毛山動物園では猛獣舎も補強工事中で、ライオンたちなど一部の動物が見られません。
展示再開予定は、は虫類たちは26年８月、猛獣たちは26年５月だそうです。

レッサーパンダがいる飲料自販機

左はキンタちゃんだと思うのですが、右は……。

ホットミールの自販機

このレッサーパンダは、私は会ったことがないのですが、モモタロウくんではないでしょうか。

早めのランチとして、自販機のタコ焼きをゲット

まだ11時前でしたが、早めの方が休憩所の席が空いているし、この段階ではレッサーパンダの賢健くんの可愛い写真がたくさんゲットできて満足したこともあり、ちょっとくら休憩をとることにしました。
自販機では、調理時間３分待ちますが、熱々のタコ焼きが出てきました。

いただきまーすの前に、忘れずに撮影@

350円。
ひっくり返った状態で入っていたので、１個だけころんと上に向けました。
なかなか美味しかったです。
８個もあったけれど、結局、今日のランチはこのタコ焼きと、正門売店で帰り際に買った肉まんだけとなりました。
肉まんの方は、野毛山動物園を出て駅に向かうときに歩きながら食べました。
本日はゆっくりランチをとる余裕がなかったのです。
ついでに言うと、朝食のパンも、空いていた電車の中と、日ノ出町駅から野毛山動物園に向かう途中で歩きながら食べました@

たくさんいたアカエリマキキツネザル

午後12時半すぎ、レッサーパンダ舎をいったん離れて、日本の動物園ではここでしか飼育されていなかった貴重なアカエリマキキツネザルに会いに行きました。
（現在、野毛山動物園からペアを借り受けて、埼玉こども動物自然公園でも繁殖目的で飼育されています。）

鋭い目つきと、すっと通った白い鼻筋

柵越しで写真が撮りにくかったですが。

上目遣いでヘの字の口が見えてキュート

目を細めた顔もますますキュート！

頭のてっぺんに白いワタボウシ@

そして尻尾が長いのですが、長い尻尾も入った写真はうまく撮れませんでした。

もの思いするかのようなアビシニアコロブス

アビシニアコロブスは、背中と尻尾の毛がふさふさで見事だったのですが、柵越しでは、じっとしていたこの子しか撮影できませんでした。

飼育員さんの手書きと思われる、可愛らしいアビシニアコロブスの紹介看板

屋内でへたっていた子

だいじょうぶ？
眠いだけならいいんだけど。
でも、体調が悪かったら、いくら屋内でも展示されないですよね。

茶色くて毛深い、見慣れぬこの子は……

南米北東部で生息するフサオマキザル

ぱっちりなおめめです。
エサを食べているところだったので、口がひん曲がって撮れました。

すごく人間らしい顔つきのフサオマキザル

ユニークなイラスト入りのフサオマキザルの紹介看板

ふと見上げると、満開の梅がさんさんと……

光を浴びて透けるような白い花

光の中で凜と咲く白梅

去年はじめて野毛山動物園にやって来たのは２月でしかたら、まだまだ春らしさはなかったです。

まぶしい姿にしばし見とれる

あたりを春に塗り替える満開の梅

プレーンのブルガリアヨーグルトを食べるチンパンジーたち

チンパンジーだけは、野生でも飼育下でも、強いものが弱いものの食べ物をうばったりせず、他の子が手にした食べ物を争ったりすることなく、行儀良く順番を待って自分の分だけを食べることができるそうです。

ヨーグルトが来る順番をおとなしく待っていた３匹。

スプーンでヨーグルトを食べさせてもらう

次はおチビさんの番

奥の大人のチンパンジーも、あーん@

レッサーパンダのお食事タイムの次は、小さな広場をはさんだ隣のチンパンジーのお食事タイムでした。
それで、ガイドさんの話が聞こえてきて、面白そうだったので、ヨーグルトを食べている姿だけちょっと見に来たわけです。
野毛山動物園では、チンパンジーたちに、たしか20種類くらいいろんな食べ物をあげているようです。
野生のチンパンジーは肉も食べるので、タンパク質の補給のためにヨーグルトをあげているようでした。

「初春の神奈川レッサーパンダ詣（２）１年ぶりの野毛山っ子たち：鼻の上の茶毛がそばかすみたいでチャーミングな賢健くん、精悍な顔の海くんはキンタちゃんに邪険にされてしょんぼり＆おめめくりくりの可愛いキンタちゃん、尻尾はあいかわらずしょんぼり」へとつづく。
http://4travel.jp/travelogue/10866296