2014/02/14 - 2014/02/15
42位(同エリア149件中)
マプトさん
2014年5月11日の運転を最後に、江差線の木古内〜江差がバス転換されます。廃止の知らせに「江差に行きたい」という思いが募り、とんぼがえりでしたが行くことができました。鉄道だけではなく、江差と上ノ国の街も歩いて回りました。その時の様子です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
PR
-
夜の大通公園です。先週は雪まつりであんなに賑わっていたのに、今は跡方ありません。2月はガンガラガンにしばれるので、固い雪です。
-
北海道バスの夜行便で札幌から函館へ。夜行バスに乗るのは1999年秋の東京〜岩沼以来ですから、かれこれ10何年ぶりです。札幌を出たら、高速に入り、樽前SAと噴火湾PAに停車した記憶があります。後は大沼公園ICで高速を降りるまで記憶がありません。ということは、しっかり眠れたということですね。快適に過ごすことができました。
-
途中3か所で休憩をとり、翌朝5時過ぎ、函館駅前に到着しました。函館駅に行くと、上野からの「カシオペア」が遅れて入ってくるところでした。
-
駅の隣・函館朝市は開店の準備をしていました。ちょっと見ただけですが、店の商品は、蟹がほとんどだったように思います。すっかり観光化されてしまったように思います。
-
どんぶり横丁の様子です。水槽にイカが泳いでいます。こちらも営業の準備中でした。今の旬は、ゴッコやカジカ。共にみったくない魚ですが、体があったまる汁物で味わってほしいと思います。いいだしが出て美味いです。
-
メニューです。何かの参考になれば。
-
函館駅で「ありがとう江差線フリーパス」(3,900円也)を買って、江差線の旅へ。上磯駅から徒歩5分で海岸に出ます。そこでは、函館山が真っ正面に見えます。
函館山が、どんぶらこ・どんぶらこと流れてきた椰子の実のように思えてなりません。♪名も知らぬ遠き島より…。 -
上磯駅から1両の江差行きに乗り、木古内駅に来ました。新幹線駅が姿を見せています。木古内を過ぎれば、鉄道ファンばかりになりました。湯ノ岱駅では、タブレット渡しを撮影しようとファンが集まっていました。
-
木古内新幹線駅の函館方向です。
-
江差線の線路の行き止まりです。奥に見える団地は、江戸時代風の蔵をイメージしたのでしょうか。
-
終点の江差駅です。かつて江差は、「江差の五月は江戸にもない」というほど、鰊漁や北前船で栄えた町です。そういわれた五月に江差から鉄道が消えるとは、皮肉なものですね。今は檜山振興局が江差にあり、檜山管内の中心地ですが、人口は1万を切ってしまいました。
「あれっ、雪無いでや…。」
道北から道南さ来れば、雪がないことにびっくらこしました。内地の人が見れば雪あるように見えますが、こんなのあるうちに入りません。 -
江差駅からとことこ歩いて20分。かもめ島に着きました。汽車からかもめ島を見ると、江差の街をガードしているかのように見えます。
“鯡”と書いて「にしん」と読みます。松前藩では米がとれなかったため、鰊は米と同等に扱われていたそうです。ですから、「鰊は魚に非ず」という意味で鯡の字が使われたそうです。 -
江差のシンボル的な存在である瓶子岩です。徳利を逆さにしたような形でユーモラスです。かもめ島のたもとにあります。
そうそう、江差に来たのは24年ぶり3回目です。24年前は、山形まで買いに行った「北海道ワイド周遊券」を片手に、チャレンジ2万キロで、江差線を踏破すべく来ました。あの時、瓶子岩、横山家などを見て回りました。江差って道が随分狭いなあという印象でした。 -
江差駅に戻る途中、整備された「いにしえ街道」を通りました。ちょっときれいに整備しすぎなんでないかい!?
余談ですが、道内に「えさし」という町は、江差町(檜山)と枝幸町(宗谷)の二つがあります。道内のラジオやテレビでは、前者を「道南江差」、後者を「北見枝幸」と呼んでいます。私は、「檜山江差」と呼んじゃいますが…。 -
江差駅に戻ってきました。駅の一角では、駅弁や鰊の甘露煮など、江差の特産品を売っていました。一緒に乗ってきた鉄道ファンは、折り返し列車までの1時間10分をどう過ごしたのでしょうか?誰もかもめ島やいにしえ街道をぶらぶらした人はいなかったようです。折角江差に来たのだから、ちょっと観光でもすればいいのにと思うのですが…。
-
江差の駅弁がこれ。新・江差駅弁当(870円)です。まさか、今も売っているとは思ってもみませんでしたので、儲けものでした。
ご飯の上に寒海苔がのっており、プ〜ンと磯の香りがしてたまりませんでした。おかずは、焼き魚、帆立、鰊の甘露煮などが入っていました。卵焼きは手作りという感じです。この駅弁、限定販売だそうなので、興味がある方は電話などで確認をした方がいいと思います。連絡先などの詳細は 、口コミ「れすとらん 津花館」をご覧ください。 -
私は上ノ国駅で下車。写真は上ノ国駅です。駅とはいえど、左が商工会(観光案内所)が入っており、駅自体は右側のほんの一角です。建物は、寺というか、民家というか、そんな感じの建物です。
-
上ノ国駅で汽車を降りた理由の一つは、道の駅上ノ国もんじゅに行き、道の駅スタンプラリーのスタンプを押すことでした。駅から3.5?、40分程歩きました。
-
道の駅から海を眺めると、うっすら奥尻島が見えました。だんだん風が強くなってきました。
-
帰りは、タクシーで上ノ国の消防の裏にある花沢温泉簡易浴場へ。目的の二つ目です。200円の入浴料ですが、露天風呂がついていました。温泉分析表によると、重曹泉でpH7.72とのこと。すべすべした無色透明のお湯で、冷えた体があったまりました。
江差線で温泉といえば、湯ノ岱温泉が知られていますが、花沢温泉は穴場だと思います。上ノ国駅とは、歩いて10分強の距離です。 -
上ノ国町内を流れる天野川です。きれいな水が流れていました。日本海に注ぎます。
-
上ノ国駅のホームです。線路の向こう側は江差方面です。偶然にも商工会で仕事をしていた方がいて、上ノ国駅のスタンプを押すことができました。スタンプには「北海道発祥の地」と書いてありました。上ノ国は、江差や松前よりも歴史がある街とのことです。
-
上ノ国駅は、現時点では道内最西端の駅だとか。看板は、強風のせいなのでしょうか、かなりくたびれています。
-
今回利用したフリーパスです。昔あった周遊券のように、地図が描いている常備券です。江差に来る途中、わずかな停車時間でしたが、湯ノ岱で途中下車印がもらえたのは嬉しかったです。私は、今も青春18や一日散歩などのフリー切符には、旅の記念として途中下車印を押してもらいます。
函館〜江差は、厚沢部経由のバスがあり、それを利用する人が多いようです。鉄道の利用は、湯ノ岱と上ノ国の間で、お年寄りや学生といった地元の人が汽車に乗ってくる姿を見ました。そんな住民の足も奪われてしまうのか…と思うと、すごく切ない気持ちになりました。 -
木古内から「スーパー白鳥」で函館へ。函館駅のカーブしたホームは風格があります。札幌行き「スーパー北斗」の発車までの20分で、駅弁「北の家族」とトラピストクッキーのお土産を買って帰ります。
「江差の駅弁を食べることができたでや。」
「湯ノ岱駅の下車印ももらうことができたでや。」
「道の駅上ノ国もんじゅのスタンプを押すことができたでや。」
「花沢温泉に入ることもできたでや。」
「何よりも江差線に乗ることができたでや。」
これらのことが実現でき、ありがたい気持ちで帰ってきました。
途中、妻から「自宅近辺は強風で地吹雪がすごい!」という連絡を受けました。自宅まであと500mという場所で、吹き溜まりに車が突っ込み、車の底がつっかえて前にも後ろにも進むことができなくりました。ロープで引っ張って救出してもらい、おかげさんで無事に帰宅することができました。 -
今回の江差線の旅には関係ありませんが、廃止が近い寝台特急「あけぼの」について。
上野発の夜行列車は、東北の人たちだけでなく、我々道民もお世話になった列車です。高校の修学旅行で、函館から十和田丸で青森に渡り、上野行き「ゆうづる」に乗り継ぎました。これが私にとって初めて道外に行った旅でした。起きたら東京ということで、夢がありました。
「あけぼの」は一昨年の夏、御殿場に研修に行く時、利用しました。ビール片手に駅弁を頬張りながら、車窓と情緒を楽しんだり、ボーッとして過ごしました。速さでは新幹線にかないませんが、ゆったりした時間を過ごしました。こののんびり感がいいですね。それがまた一つ消えるとは、寂しい限りです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- キラキラcmさん 2014/02/17 20:03:40
- こんばんは。
- マプトさん、早速 私の拙い旅行記に1票頂きましてありがとうございます。
暖かい沖縄から帰ってきたらまた東京は雪で、最初は結構楽しんで雪だるまなんか作ったりしてたんですが。今回は結構あちこちで被害が出ています。
江差の旅行記拝見しました。
駅弁美味しそうですね。
しっかし寒そうです。温泉に入ってホッとしそうな雪ですね。
ご自宅近くで地吹雪とは…。無事にご帰宅されて何よりです。
1度は寒い時期に北海道に行ってみたいと思ってますが、かなりの重装備で行かないと思ってしまった寒がりの私です。
ではでは。
- マプトさん からの返信 2014/02/17 20:47:47
- RE: こんばんは。
- お晩でございます。返信、ありがとうございます。今、富良野は物凄い強風です。犬の散歩で2.5?を歩いてきましたが、家の周囲に吹き溜まりができていました。ひどいところは階段を一歩あがるくらいの段差ができていました。
江差編を読んでいただき、更に1票、ありがとうございました。遠かったです。函館だったら、年に1回は行くのですが、江差となると、遠いなあと思いました。
道北と道南では歴史も違いますし、第一、言葉が違うんです。道南は津軽に近い感じがします。同じ道民でも一瞬、言葉が分かんないこともあります。
沖縄、すごく楽しく読ませていただきました。食べ物、風景、植物…。やっぱりあったかいとこがいいですね。「オラも行きたいでや」と思いました。
- マプトさん からの返信 2014/02/17 20:50:52
- RE: こんばんは。
- 書くのを忘れました。江差は道内でも雪が少なく、あったかい場所です。今朝、NHKの天気予報で、+1℃と言っていましたよ。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
26