2013/12/03 - 2013/12/06
1399位(同エリア1781件中)
まりも母さん
レトロ探して三都の旅3日目北野洋館とルミナリエ編5
http://4travel.jp/travelogue/10850188
(2013神戸ルミナリエ初日)の続きです。
最終日 4日目です。
帰宅もスカイマーク機で神戸空港出発ですが、出発時刻は夕方です。
16:10発の予定なので、14時位まではどこかに行かれます。
予備日として スケジュールは空けておいたので、特に行き先も決まっていなく。
前日まで、神戸の見損なった場所をおさらいするか?
京都にもう一度行くか??なんて大雑把に考えていました。
しかし、神戸は大体満足してしまった。
京都へ行くには往復の時間がもったいない・・・と
大阪へ行く事にしました。
と、言うのも 大阪にも古いビルが集まる場所があると判ったからです。
大阪は今回 全く予定に入れていなかったので、何も調べてありませんでした。
前日の夜になってから 神戸の旧居留地や横浜の日本大通りあたりのように レトロビルが中之島近辺に沢山あると知りました。
大阪なら京都より近いし 昼過ぎに戻るまでにざっとみる事ができるだろう と
最終日の行き先は「大阪・中之島あたりでレトロビル探し」になりました。
中之島・北浜あたりには沢山のレトロビルがありました。
見どころの多いすばらしいビルも多く
店舗に使われていて中も見ることのできる建物もありましたし
半日しか時間を取らなかった事を後悔する位 充実したスポットでした。
にぎやかで、ごちゃごちゃした 大阪ならではの楽しい場所とは趣が違いますが
おしゃれで洗練された大阪の一面がここにあるように思いました。
ランチに 大阪グルメも一応 味わえたし。
垣間見た大阪程度だったのですが、「大阪おもろ~」と思いましたよ。
大阪 中之島~御堂筋~北浜~中之島とぐるっと歩いた半日を
レトロ探して三都の旅4日目大阪編1
日本銀行大阪支店~綿業会館まで
レトロ探して三都の旅4日目大阪編2
船場ビルディング~難波橋まで
レトロ探して三都の旅4日目大阪編3
大阪市中央公会堂~帰宅へ
に記載いたします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス スカイマーク JRローカル 私鉄
PR
-
今日は阪神電車で大阪へ向かいます。
三宮駅から特急で梅田駅まで。
通勤時間帯は過ぎていたからそんなに混んでいなかった。 -
梅田駅で地下鉄御堂筋線に乗り換えて、淀屋橋を目指しますが、
今回 大阪の事を全く調べてこなかったので、
梅田駅で観光案内所へ寄る事にしました。
観光案内所を探して けっこう歩いちゃったよ・・・。
「大阪市ビジターズインフォメーションセンター・梅田」
案内板を探しながら歩いたら、JR駅の端っこの方で阪神梅田駅から遠かった・・・。
でも「中之島あたりのレトロなビルを見たいのですが。」と聞いたところ
奥から それ用の地図を持ってきてくださり 案内を聞かせてもらえました。
やっぱりガイドマップがあった方が便利です。
観光案内所に来てよかった。
(ちょこっと案内が必要な時は「OSAKAたびナビ」という?マークのコンビニ等 簡易案内所もあるそうです) -
淀屋橋は梅田のすぐお隣の駅。
梅田はデパートもある繁華街ですが、淀屋橋のあたりは会社のビルやお役所もある
東京だったら丸の内のような感じの所みたいですね。 -
淀屋橋駅で降りて地上へ。
頂いた「レトロ浪漫 中之島タイムトラベル」という町歩きマップに
スポットガイドの建物と おおよその順路が書かれているので、
それに従って歩く事にします。
スタートは”淀屋橋”を渡って ”大阪市役所”あたりから。
”淀屋橋” 昭和10年(1935)竣工
平成20年に国指定重要文化財になりました。 -
”淀屋橋”はフランスのセーヌ川にかかる橋を参考に景観と橋のデザインが考慮されたものだそうです。
中之島って、土佐堀川の中に浮かぶ細長い島で、セーヌ川のシテ島みたいって言えば~そうですよねぇ -
”大阪市役所”
現在の建物は昭和60年(1985)年に建てられたものです。
入り口前で、お向かいの日銀をスケッチしてる方たちがいましたね。 -
よく、ここで橋下市長の囲み取材している所テレビで見ますよね。
ロビーに大正10年に建てられた、旧庁舎の彫刻などが展示されています。 -
”日本銀行大阪支店旧館” 明治36年(1903)
辰野金吾、葛西万司、長野宇平治 設計
内部は改装されているそうですが、外観が花崗岩で、威風堂々としています。
さすがは、東京駅(中央停車場)や日銀本店など明治期の沢山の名建築を設計した辰野金吾の作品。 -
ドームがありますね。
ベルギーの国立銀行をモデルにしたものだそうです。 -
”日銀大阪支店”の土佐堀川側
イオニア式オーダーがりっぱです。 -
”錦橋” 昭和6年(1931)
土佐堀川にかかる どの橋も橋脚のデザインが素敵なのです。 -
”淀屋橋”を渡り、川沿いを錦橋方面に歩きます。
一応、「中之島タイムトラベルコース」に従って歩いてみる訳です。
次に目指すのはSMBCとロゴの見える、住友ビルディング。
この角度から見ると、石造りで、頑丈そうながら、装飾の少ない、質実剛健って感じの建物に見えました。 -
もう少し進むと、すごいエントランスが見えて来ました!
門は閉ざされていますが、
高い天井。石に彫られた装飾。 -
”住友ビルディング”1期大正15年(1926)2期昭和5年(1930)
住友合資会社工作部設計
建設途中に関東大震災が発生した為、7階建てだった計画が縮小され5階建てとなったそうです。
しかし~こうして外から見ると、1階部分相当天井高そうです・・・。
大きなイオニア式の石柱とその上に刻まれた社名がものすごい迫力。 -
竜山石の壁面につけられた樋がブロンズ製!しかも雨水が上の虎の口から出て、ロウト状の部分で受けるようになってる~~。
ダンナと二人で、「ゲロゲロチェンバー形式か?」と勝手に命名・・・。 -
ビルの角を曲がります。
その先にも入り口がありました。
こちらは門が無いので、ドアの前まで入ってみます。
天井高のあるエントランスの空間は重厚感を強く感じます。
こちらにもイオニア式の大オーダーがあります。 -
上を見上げた所です。
石に刻まれたレリーフがすばらしいです。
銀行の格を感じますね。 -
下の方に変な顔がついています。
ブロンズのもので、これは、ガーゴイルのような魔よけでしょうか?
どうも、河童の顔のようにも見えるのですが・・・。
このビル、見学は外観だけで、中に入ることはできませんが、
表の重厚な感じに対して、内部は豪華絢爛な洋式と装飾が施されているらしいのです。
マップの解説には「史上の傑作」とも書かれていて、見たいですよねぇ~。 -
次にマップに従って、大阪倶楽部の建物を探し歩きます。その手前にこの建物が。
マップには記載もありませんが、
ANTICA OSTERIA Dal POMPIERE(アンティカ・オステリア・ダル・ポンピエーレ)
肥後橋本店
旧今橋消防署 大正14年(1925年)をリノベーションしたイタリアンレストラン。
登録有形文化財
1966年まで消防署として使われていました。2006年にレストランが開業。 -
内装は すっかり消防署の面影無くレストランに変えられているそうですが、
消防車のミニカーが飾ってあったりもするようです。
看板の上に赤色灯があるのが、唯一消防署っぽい所です。 -
そして、すぐ近くに
”大阪倶楽部” 大正13年(1924)安井武雄設計
登録有形文化財
社交倶楽部 大阪倶楽部の会員制会館として使われている建物です。 -
ステンドグラスのはまった素敵な飾りの窓。階段の途中の飾り窓らしいのですが、中に入れないから見れないですね・・・。
-
欧米でよく見かける、マーキーのついたエントランス。
アーチ型のデザインがヨーロッパ風です。 -
ドアの脇のアーチの部分です。
窓がありますが、装飾の多いアーチを廻りにデザインした凝った造りです。
大人の社交クラブ・・・まりも母には縁の無い世界だわ。 -
御堂筋に出ます。
次にこれも古そうだ、と、気がついたのは
”日本生命本店本館” 昭和13年(1938)第1期 戦争をはさんで昭和37年(1962)完成
長谷部竹腰設計事務所長谷部鋭吉・竹腰健造設計
あまり装飾のない簡素なデザインのビルですが、最上階の軒まわりの装飾が、古い建物だと見て取れました。
この建物も マップに紹介は無く 自分できょろきょろして見つけました。
紹介マップと言えども 全部が掲載されている訳ではないので、できるだけ自分の足でくまなく歩くと もっと沢山見つかるものですねぇ。 -
街路樹に紫色のリボンが飾られています。
虫避けのコモじゃないですよ・・・。
「大阪・光の饗宴」のイベントの一部として
2013/12/1〜 2014/1/19御堂筋イルミネーション2013が開催されていました。
夜まで居られないから、イルミは見られませんが、
大阪も楽しいイベント期間なのですね。 -
御堂筋をさらに進んで、
”大阪瓦斯ビルヂング” 昭和8年(1933)安井武雄設計
登録有形文化財
アールデコっぽいモダニズム洋式
御堂筋が広くて 信号を渡らないと反対側に行かれない(写真を撮るのに道路を渡らないと全景が入りません)
さすがに旅行も四日目で、気がつかぬ疲れがあるのか
近くでよく見て、離れて写真撮って・・・という集中力が欠けていました・・・。
帰宅後、こうして写真を整理すると、入り口入った所位までは行けばよかった・・・という後悔が。
8階には大阪の欧風料理の草分け的なガスビル食堂が今も営業しているそうです。
大阪ガスのwebサイトにこのビルや食堂の事が掲載されています。
http://www.osakagas.co.jp/gasbuil/index.htm -
御堂筋あたりはほとんどが大きなビルですが、たまに、このような和風建築も。
これは古い建物をリノベーションした飲食店のようです。
”かんてきや 要”築100年の日本家屋を改装した 炭火焼BARだそうです。
この建物、屋根がむくり屋根。
蔵のような建物が二つあるところからも、商家の建物ではないかと思います。
関東ではむくり屋根の建物はあまり見かけません。
古い見世蔵の屋根はたいてい普通で、こんな風に膨らんでいないです。 -
御堂筋から三休筋へ向かい、
”綿業会館”昭和6年(1931)渡辺節建築事務所 渡辺節・村野藤吾設計
国指定重要文化財
日本綿業倶楽部webサイト
http://www.mengyo-club.or.jp/ -
この建物の写真を撮っていたら、通行人のおばちゃんに声をかけられました。
「なに撮ってはるの?」「この建物なんですよ。重要文化財なんですってね」と答えると、
「このあたり、繊維の会社が多いからね」と教えてくれました。
実は 内部がすばらしい建物のようですが、見学は予約制で月に一度だけ。
会員用の食堂は、昔のままのすばらしいお部屋みたい。
その食堂のランチ付きの見学ってのも大人気で すぐに定員になるらしいが、そんなのもあるんだ~。
なにも調べずにやってきた大阪 かなりディープなスポットがあるようです -
扉もすばらしい。入ってみたかった。
いつか、再訪したいです。 -
近くのビストロの店頭で。
今日歩いてきたあたり おしゃれなレストランや会員倶楽部などがいくつもあって、
にぎやかでごちゃごちゃした大阪のイメージとは全然違う所。
こんな大阪もあるんだなぁ と 驚きつつ
さらにレトロビルを探す町歩きは続きます。
この続きは
レトロ探して三都の旅4日目大阪編2
船場ビルディング~難波橋まで
https://4travel.jp/travelogue/10852846
に掲載致します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 建物見物大阪府1
0
32