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東広島市の西条町は、灘、伏見と並ぶ、日本三大銘醸地の一つと言われます。JR西条駅からすぐのところに、大きな蔵元が集まっていて、その中心が西条酒蔵通りです。酒蔵やレンガの煙突があちこちに見られ、酒の街といった雰囲気がむんむんしていました。

酒都西条を歩く~比較的限られたエリアにあって、酒蔵の数もけっこう多い。とっても歩きやすい街並みです~

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2013/12/21 - 2013/12/21

83位(同エリア210件中)

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たびたび

たびたびさん

東広島市の西条町は、灘、伏見と並ぶ、日本三大銘醸地の一つと言われます。JR西条駅からすぐのところに、大きな蔵元が集まっていて、その中心が西条酒蔵通りです。酒蔵やレンガの煙突があちこちに見られ、酒の街といった雰囲気がむんむんしていました。

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  • 西条の駅を降りて、駅前にあるのがさくらや。こちらは創業百年の老舗の和菓子屋さん。

    西条の駅を降りて、駅前にあるのがさくらや。こちらは創業百年の老舗の和菓子屋さん。

  • 看板商品の樽もなかをいただきました。黒餡と白餡の二種類は、いずれも酒粕を使った餡子です。<br />酒どころということで酒粕を使っているのですが、そんな時は、往々にして酒粕をどうやって違和感がないように合わせるのかといったことになるのでしょう。しかし、ここの白餡は、むしろ酒粕を入れることでさらにおいしくなっているような。感服いたしました。

    イチオシ

    看板商品の樽もなかをいただきました。黒餡と白餡の二種類は、いずれも酒粕を使った餡子です。
    酒どころということで酒粕を使っているのですが、そんな時は、往々にして酒粕をどうやって違和感がないように合わせるのかといったことになるのでしょう。しかし、ここの白餡は、むしろ酒粕を入れることでさらにおいしくなっているような。感服いたしました。

  • その並びの先にあるのが、東広島観光協会の西条駅前案内所。この角を曲がるとそれは山陽道。酒蔵通りは、ここから始まります。

    その並びの先にあるのが、東広島観光協会の西条駅前案内所。この角を曲がるとそれは山陽道。酒蔵通りは、ここから始まります。

  • マンホールのフタもいい感じです。

    イチオシ

    マンホールのフタもいい感じです。

  • まずは、白牡丹酒造。<br />

    まずは、白牡丹酒造。

  • 広島ではとてもポピュラーな銘柄の一つ。この名前は、五摂家の一つ、京都鷹司家当主、時の摂政関白、鷹司政通公より、家紋に因んで頂いたものだとか。

    広島ではとてもポピュラーな銘柄の一つ。この名前は、五摂家の一つ、京都鷹司家当主、時の摂政関白、鷹司政通公より、家紋に因んで頂いたものだとか。

  • 西条の酒蔵は、どこもこうした湧水があるようですが、こちらも、入り口の近くに、四日市冥加の水という湧水があって、これを汲んでいる人がいました。<br />

    西条の酒蔵は、どこもこうした湧水があるようですが、こちらも、入り口の近くに、四日市冥加の水という湧水があって、これを汲んでいる人がいました。

  • 入り口を入ったところのちょっとしたスペースでは、

    入り口を入ったところのちょっとしたスペースでは、

  • 土蔵の入り口が見えたり、

    土蔵の入り口が見えたり、

  • 棚には、角樽。<br />ささやかな展示ですが、それでも十分。最低限の蔵元の雰囲気が味わえて、なかなかいいですね。

    棚には、角樽。
    ささやかな展示ですが、それでも十分。最低限の蔵元の雰囲気が味わえて、なかなかいいですね。

  • 隣りは西條鶴。

    隣りは西條鶴。

  • レンガの煙突に

    レンガの煙突に

  • 蔵の扉も美しい。

    蔵の扉も美しい。

  • 入り口横に天保井水という湧水があって、ここも水を汲んでいるおじさんがいました。

    入り口横に天保井水という湧水があって、ここも水を汲んでいるおじさんがいました。

  • 入り口を入ると、

    入り口を入ると、

  • 歴史を刻んだ土間の壁には、

    歴史を刻んだ土間の壁には、

  • 酒造りの作業工程を

    酒造りの作業工程を

  • 順番にパネルで解説するコーナーがありました。<br />こちらもささやかですけど、いやあ、こんなんでいいんですよね。

    順番にパネルで解説するコーナーがありました。
    こちらもささやかですけど、いやあ、こんなんでいいんですよね。

  • これは事務所のドアのステンドグラス。渋いデザインで、歴史も感じる。とっても、いいじゃないですかあ。西条って、予想以上にいいところですね。

    イチオシ

    これは事務所のドアのステンドグラス。渋いデザインで、歴史も感じる。とっても、いいじゃないですかあ。西条って、予想以上にいいところですね。

  • 通りを北に折れて、さらに進みます。

    通りを北に折れて、さらに進みます。

  • 東広島の西条は、江戸時代には山陽道の宿場町として栄えた西条四日市の宿。ここには、御茶屋と呼ばれる広島藩の本陣がおかれ、参勤交代の大名や長崎奉行らの役人が往来の際、宿泊や休憩をしました。<br /><br />

    東広島の西条は、江戸時代には山陽道の宿場町として栄えた西条四日市の宿。ここには、御茶屋と呼ばれる広島藩の本陣がおかれ、参勤交代の大名や長崎奉行らの役人が往来の際、宿泊や休憩をしました。

  • 明治には、賀茂郡役所、賀茂地方事務所として使われたのですが、今は復元されたこの表御門を残すのみです。外観のみの見学となります。<br />

    明治には、賀茂郡役所、賀茂地方事務所として使われたのですが、今は復元されたこの表御門を残すのみです。外観のみの見学となります。

  • 本陣は、賀茂鶴の敷地内です。<br /><br />

    本陣は、賀茂鶴の敷地内です。

  • ところで、賀茂鶴は、<br />

    ところで、賀茂鶴は、

  • 広島の酒造メーカーにおいてはトップブランド。

    イチオシ

    広島の酒造メーカーにおいてはトップブランド。

  • 西条の酒蔵が集まる地域でも、

    西条の酒蔵が集まる地域でも、

  • ここの施設は、煉瓦の煙突やなまこ塀の美しい倉庫など、

    イチオシ

    ここの施設は、煉瓦の煙突やなまこ塀の美しい倉庫など、

  • ひと際規模が大きいです。

    ひと際規模が大きいです。

  • 見学施設も

    見学施設も

  • 充実していまして、

    充実していまして、

  • 樽を椅子にして

    樽を椅子にして

  • 酒造りのビデオが見れる会場があって、こうした遊び心も面白いです。

    酒造りのビデオが見れる会場があって、こうした遊び心も面白いです。

  • 傍らの試飲コーナーに、

    傍らの試飲コーナーに、

  • ラベルの展示は年代物ですね。

    ラベルの展示は年代物ですね。

  • 賀茂鶴の湧水は、ちょっと離れた場所でしたが、

    賀茂鶴の湧水は、ちょっと離れた場所でしたが、

  • こちらにもちゃんと水を汲み来た人がいるんです。それぞれ縄張りでもあるんでしょうか。これだけどこにでも水汲みの人がいると、そんな感じさえするしてしまいます。

    こちらにもちゃんと水を汲み来た人がいるんです。それぞれ縄張りでもあるんでしょうか。これだけどこにでも水汲みの人がいると、そんな感じさえするしてしまいます。

  • 亀齢酒造は、「キレイシュゾウ」と読みます。

    亀齢酒造は、「キレイシュゾウ」と読みます。

  • 煙突に、「キレイ」という文字が入っていて、始めはなんだろうと思ってしまいましたが。<br />

    煙突に、「キレイ」という文字が入っていて、始めはなんだろうと思ってしまいましたが。

  • 入り口の湧水を抜けて奥に入ります。

    入り口の湧水を抜けて奥に入ります。

  • 敷地内にある販売コーナーがけっこう充実していて、

    敷地内にある販売コーナーがけっこう充実していて、

  • 酒類のほかにうどんや豆菓子のようなものまであって、

    酒類のほかにうどんや豆菓子のようなものまであって、

  • ちょっと面白いと思いました。

    ちょっと面白いと思いました。

  • こちらの福美人も、西条の酒蔵通りの北側にありました。

    イチオシ

    こちらの福美人も、西条の酒蔵通りの北側にありました。

  • 門を入って

    門を入って

  • 奥が商品の展示場。

    奥が商品の展示場。

  • かつてカープへの寄付金を集めた樽もあったりして、広島に根付いた酒蔵であることを窺わせる大切な記念物だと思います。<br />

    かつてカープへの寄付金を集めた樽もあったりして、広島に根付いた酒蔵であることを窺わせる大切な記念物だと思います。

  • 湧水は、

    湧水は、

  • その展示場の中です。

    その展示場の中です。

  • 少し移動して、酒泉館は、酒蔵通りの一番奥。

    少し移動して、酒泉館は、酒蔵通りの一番奥。

  • 玄関の脇には、例によって賀茂泉の湧水もあって、なかなかいい感じ。

    玄関の脇には、例によって賀茂泉の湧水もあって、なかなかいい感じ。

  • レトロな建物には、賀茂泉酒造が経営する20種類以上酒がの飲み比べができる喫茶コーナーや

    レトロな建物には、賀茂泉酒造が経営する20種類以上酒がの飲み比べができる喫茶コーナーや

  • お酒図書室も併設されています。

    お酒図書室も併設されています。

  • 裏に回ると、こちらにも煙突。この白い煙突もきれいです。

    裏に回ると、こちらにも煙突。この白い煙突もきれいです。

  • 藍泉館は、旧広島県西条清酒酒造支場であった建物を利用した、天然灰汁醗酵建てによる日本古来の藍染め体験ができる施設。賀茂泉酒造の敷地内に、酒泉館と並んで建っています。<br />

    藍泉館は、旧広島県西条清酒酒造支場であった建物を利用した、天然灰汁醗酵建てによる日本古来の藍染め体験ができる施設。賀茂泉酒造の敷地内に、酒泉館と並んで建っています。

  • 閑散としていて、係の人も誰もいないので、藍染めの作品など勝手に見学させてもらいました。<br />

    閑散としていて、係の人も誰もいないので、藍染めの作品など勝手に見学させてもらいました。

  • 賀茂泉酒造は、酒心館から少し離れたところ。

    賀茂泉酒造は、酒心館から少し離れたところ。

  • 入り口を入ると、

    入り口を入ると、

  • 土間に置いたガラス棚に

    土間に置いたガラス棚に

  • 昔使われていたであろう

    昔使われていたであろう

  • 様々な酒器が飾ってありました。

    様々な酒器が飾ってありました。

  • では、せっかくなので、国分寺まで行ってみましょう。<br />安芸国分寺は、奈良時代、聖武天皇の勅命によって、全国60余ヵ国に建立された国分寺の一つ。

    では、せっかくなので、国分寺まで行ってみましょう。
    安芸国分寺は、奈良時代、聖武天皇の勅命によって、全国60余ヵ国に建立された国分寺の一つ。

  • 安芸国では西条に建立されたんですね。

    安芸国では西条に建立されたんですね。

  • ただし、現在の本堂とかは新しい感じ。今では、広島新四国第38番霊場となっています。<br />

    ただし、現在の本堂とかは新しい感じ。今では、広島新四国第38番霊場となっています。

  • その国分寺を抜けた裏に、奈良時代に建てられた国分寺にかかる史跡、「史跡安芸国分寺跡」がありました。<br />

    その国分寺を抜けた裏に、奈良時代に建てられた国分寺にかかる史跡、「史跡安芸国分寺跡」がありました。

  • この遺構では、門、金堂、講堂、僧坊が南北の伽藍中軸線上に配置されており、かなりの規模であったことが窺われています。<br />大内氏が安芸に進出した際も、この辺りに鏡山城を築き、安芸国を支配したということ。広島の中心は、長くはこの辺りにあったことが分かります。<br />

    この遺構では、門、金堂、講堂、僧坊が南北の伽藍中軸線上に配置されており、かなりの規模であったことが窺われています。
    大内氏が安芸に進出した際も、この辺りに鏡山城を築き、安芸国を支配したということ。広島の中心は、長くはこの辺りにあったことが分かります。

  • 再び、酒蔵通りに

    再び、酒蔵通りに

  • 帰ってきました。

    帰ってきました。

  • 路地を抜けると、

    路地を抜けると、

  • これは寿福院。山陽花の寺24か寺の23番という寺です。

    これは寿福院。山陽花の寺24か寺の23番という寺です。

  • 白壁の

    白壁の

  • 倉庫は、賀茂鶴です。

    倉庫は、賀茂鶴です。

  • 予定より、ちょっと、遅くなってしまいまして、

    予定より、ちょっと、遅くなってしまいまして、

  • 西条駅まで急ぎます。

    イチオシ

    西条駅まで急ぎます。

  • 最後は平田屋。このお店は、樽せんべいが看板商品で、それをお土産にします。

    最後は平田屋。このお店は、樽せんべいが看板商品で、それをお土産にします。

  • 包装はこんな感じ。老舗っぽくて、いいですねえ。

    包装はこんな感じ。老舗っぽくて、いいですねえ。

  • そして、せんべいは、小麦粉の甘い系の小さなせんべいなんですが。。<br />何と、よく見ると、賀茂鶴、賀茂泉、福美人、亀齢、白牡丹といった西条の蔵元をかたどったせんべいなんですね。これは参りました。思わず、にっこりしてしまうせんべいです。<br />さっきまで歩いた西条の景色を思い出しながら食べると、とっても楽しい。これは、お土産には最適です。

    イチオシ

    そして、せんべいは、小麦粉の甘い系の小さなせんべいなんですが。。
    何と、よく見ると、賀茂鶴、賀茂泉、福美人、亀齢、白牡丹といった西条の蔵元をかたどったせんべいなんですね。これは参りました。思わず、にっこりしてしまうせんべいです。
    さっきまで歩いた西条の景色を思い出しながら食べると、とっても楽しい。これは、お土産には最適です。

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