SaPa 少数民族の村々　2夜のハノイ駅からラオカイへ

2013/12/04 - 2013/12/10

２０１３年１２月、ベトナム北部のサパをベースに、少数民族の集落を巡る旅をしました。
往路ハノイ→ラオカイ間は夜行列車の利用です。

乗車した夜のハノイ駅とその周辺、終点ラオカイ駅での寸描です。

http://www.youtube.com/watch?v=fsQud50G9JE

エリア ハノイ(ベトナム)

• 航空会社: ベトナム航空

ハノイ駅はホアンキエム湖南端の西南西約１Kmに位置しています。
周辺は下町風の雰囲気、賑やかな路上市場や飲食店街もあれば、暗い路地もあります。

乗車待ちの時間、腹ごしらえはそこらじゅうで可能です。

ハノイ駅正面。

この建物はチケット売り場と待合室です。
しかし待合室は混んでいて騒がしく、落ち着きません。

こちらは道路から見て右側の建物。

待合室になっています。
チケット売り場の待合室よりすいていて落ち着けます。
売店もあります。

そしてこの建物の一番奥、茶色のドアが改札口です。
改札開始のタイミングもここで待てば、確実にわかります。

改札開始前の駅構内。
駅員しか歩いていません。

改札が始まりました。

ハノイ駅は、階段も跨線橋も高いプラットホームもない、
大変平面的な駅です。

赤いディーゼル機関車が、私が乗車する列車を引っ張ります。

このプラットホームです。
高さ２０Cmくらいです。

各車両の入り口に、案内の係員が立っています。

プラットホームの電光表示。
左側、９番線から２０：２５発ラオカイ行SP7列車です。

このコンパートメントです。
４人用、水道はありません。

チケット４人分で、シングルユーズします。

ミネラルウォータと簡易お手拭き、湯のみカップはついていました。
食堂車はありませんが、カップめんやスナック、コーヒーの物売りは来ます。

ハノイ駅は、１０線以上の大きな駅であるにもかかわらず・・・

プラットホームの端を離れると、何箇所ものポイントを通過し、
結局１００ｍ足らずで、
この１線に収斂しています。
意外です。

そしてこのゲートから出て行きます。

驚くべきことに、この単線は、モスクワまで通じているのです。
今回乗車する列車の終着駅ラオカイのひと駅先は中国国内で、
さらに中国を縦断し、シベリア鉄道経由でモスクワに至ります。

かつて北ベトナムがソビエトの友好国であった時代、
多くの留学生が、この鉄路で１週間かけて、
モスクワに行きました。

ところでハノイ駅のこのゲート、
出るとすぐに幹線道路です。
http://www.youtube.com/watch?v=SgFdGO7ikhI

交通量は非常に多いです。

慣れない日本人には横断が難しいほどです。

しかも、この幹線道路を通過すると、
すぐに密集した商店・住宅の軒をかすめるように走り、
また直ぐその先の幹線道路を横断します。

昼間はこんな感じです。

到着した朝のラオカイ駅です。
７：３０着、なんと１１時間かかりました。
途中、停止や最徐行を繰り返していました。

列車はラオカイまでの後半、山間地を走ります。
危うい崖地も多く、
工事中あるいは実際崖崩れが起こっている直ぐ際を通過することもあります。
そのため、徐行や長時間の停止も多く、ラオカイ到着時間は、３０分から２時間ずれることも珍しくないようです。

ラオカイ駅も非常に平面的な構成です。

階段がないのは非常に楽です。

この車両も見納めです。

牽引したディーゼル機関車。

[463]D12E-657 kéo tàu hàng-21.02.2016[HD1080] - YouTube

列車から直ぐに切り離されました。

D12E-657と表記されています。

鉄道に関心がありそうな若い男性グループが、
運転助手のような人に話しかけています。

けたたましく汽笛を鳴らし、
線路を横断して改札口に向かう乗客を威圧しながら、
遠ざかって行きました。

ラオカイ駅を出ました。

お決まりの、ガイドと旅行社の出迎えです。

改札口を振り返っています。
先ほどの若い男性グループも出てきました。

ラオカイ駅前です。
ミニホテルが林立しています。

実際はラオカイに観光ポイントはほとんどなく、
サパ等の入り口、
あるいは中越国境の町として機能しています。

これから車で、サパに向かいます。