2013/09/27 - 2013/09/28
46位(同エリア116件中)
おしどりさん
9月27日、28日に有馬温泉1泊で西国33カ所めぐり 第25番札所 御嶽山 清水寺、第26番札所 法華山 一乗寺、番外東光山
花山院を参拝しご朱印をいただきました。
27日朝7時東大阪市を出発近畿自動車道から中国自動車道へ、西宮北を過ぎ神戸JCTで山陽道へ入り加古川北ICで一般道へ。最初の訪問地第26番札所法華山 一乗寺を目指します。
一乗寺の開祖は、花山院、清水寺と同じ法道仙人です。インドから来られた仙人は飛行自在の能力と限りない寿命を得ていたと言われていました。来日して播磨山中に蓮華の形をした霊峰を見つけ、この山にとどまり鉄鉢を遠くへ飛ばして米や金を集める”千手飛鉢の法”で多くの貧しい人を救ったことから”空鉢仙人”と呼ばれていたそうです。やがて仙人の法力は都にも伝わり649年に時の帝、孝徳天皇の病気を治す祈願を17日間行いました。その功績として本堂建立の勅があり”一乗寺”の寺号を与えられました。162段の石段を上がると1174年建立で昭和27年に国宝に指定された三重塔が目の前に現れます。そこから少し上がると大悲閣とも呼ばれる舞台造りの本堂(金堂)です。本堂は信長の山焼きで大きなダメージを受けましたが姫路藩主 本多忠政により1628年再建されまして国の重要文化財に指定されています。本尊は聖観世音菩薩像は秘仏で白鳳期に製作され同じく国の重要文化財に指定されています。平成20年に本堂の修理が行われましたが使用されている木材は松と言うことでこれだけ大きな太い松を探すのに大変な苦労が有ったと教えていただきました。それと天井には無数の納札が打ち付けてあり、柱にも納札を止めたであろう釘穴が数千個空いています。約900年間人々の信仰の支えとしての一乗寺と西国33ヵ寺の存在の大きさを目の当たりにして改めて西国33カ所をお参りする事の意義を考えさせられました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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一乗寺の駐車場に到着です。1台300円でした。
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駐車場の横には水子供養の地蔵尊がありまう。
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水子供養の小さなお地蔵さんが沢山並んでいます。色んな理由があったと思います、ただただ手を合わせるしか有りません。
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一つひとつのお地蔵さんにそれぞれの思いが一杯込められているようです。
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水かけ地蔵菩薩様です。
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南無眼地蔵菩薩様です。眼が良くなるそうです。高砂市にお住いの岡元さんは水子霊のため自宅で地蔵菩薩をお祀りされ日々供養されていましたが、ある日凍った道で転ばれ眼光を失い失明寸前になられたそうです。種々手を尽くされましたが良くならないので、最後の手段として地蔵菩薩に祈願されたところ眼光を取り戻されたそうです。感激されこのご利益を多くの人々に受けていただけますようにと奉納されました。
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お寺への参道
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道路の向かいにあるトイレ
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彼岸花です。
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趣があります。
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入場料 大人1名 400円
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県の重要文化財 石造笠塔婆
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さあ162段、大した事ないですね。
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9月末ですがまだまだ夏の日差しです。
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もう少しです。
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常行堂が見えてきました。
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三重塔も見えてきました。
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お地蔵様 六萬番と書かれています。
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子供を抱いています。
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聖武天皇勅願建立と伝えられますが嘉吉の乱で焼失、天文二年再建するも又焼失し、明治元年現在の姿になりました。阿弥陀如来を本尊とし不断念仏の道場であり、止観(座禅)道場としても使用しています。
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国宝の三重塔です。
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伏鉢(屋根上、相輪の下部にある半球状の部材)の銘から、承安元年(1171年)に長吏法印隆西の一和尚 仁西の勧進により造立。承安四年(1174)仁増の勧進、額田部武末の屋根瓦寄進によって完成。平安時代にさかのぼり、建立年代の明らかな塔として日本でも稀有のものであり藤原様式の秀作として日本建築史上名高い。塔身部の逓減率(初重から三重に向かって小さくなる率)の大きいことが特色です。
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石段を上り少し上から見ました。
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本堂が見えてきました。
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大悲閣と書かれています。
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昭和58年国の重要文化財に指定されました。
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一乗寺の鐘楼です。
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本堂です。
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手水舎で手と口を清めます。
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本堂の内部、この中にご本尊がおられます。
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賓頭盧さんです。
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御詠歌に 春は花、夏は橘、秋は菊、いつも妙なる 法の崋山
と言うのがあります。 -
社務所、ここで納経、ご朱印をいただきます。
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本堂から見た三重塔、素晴らしいの一言です。
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本堂の廻り廊下です。
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頑丈な金具ですね。
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右の虎の絵には道元禅師と書かれてあります。
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和尚様(?)に色々一乗寺の歴史や西国33カ所寺のお話をしていただきました。約1000年前から多くの信者の方々が33カ所寺を回られ納札を天井や柱に留められたのがそのまま残っています。いろんな思いが詰まった納札です。
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よく見ると一枚ずつ小さい字で文字が書かれています。
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梁にも字が一杯書かれています。天井も柱、梁、大黒柱全部松です。
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この柱も松です。小さく黒く見えるのは全部納札を留めた釘の跡です。
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親切丁寧に歴史を教えて下さったお坊さんです。有難うございました。
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賽の河原に行こうと思いましたが昨年の台風12号で崩れたままでまだ復旧していないそうです。
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鶏頭が咲いていました。
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お寺の前の売店です。
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ご朱印です。
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前回は平成22年4月17日でした。
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