2013/05/17 - 2013/05/17
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こあひるさん
仙台市指定天然記念物である「子平町(しへいまち)の藤」と呼ばれる、由緒ある藤棚のあるお庭が、毎年1週間だけ開放される。
この藤は、1593年、伊達政宗が朝鮮出兵した際、朝鮮から鉢植として持ち帰ったものを、仙台藩に代々御大工棟梁等として仕えた家柄の千田家が拝領したと伝えられるものである。
仙台駅から、路線バスで20分ほどのところにある住宅街の中、千田家の古いお家の広いお庭には、個人の住宅のお庭にあるとは思えないほど予想以上に大きな藤棚に、すばらしい香りを放つ薄紫の藤が見事に広がっていた。
今年は開花が遅く、花は全体でまだ5分咲きほど・・花房もたぶん例年よりも短め(説明文には、1mを越える長さになる・・とある)のようであったが、カーテンのように垂れ下がる花房の間を散策し、藤の上品な香りを楽しみ、ほ〜っと癒されたのである。
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
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仙台駅西口バスプール、24か25番乗り場から市バスに乗り、20分ほどのところにある子平町・壽徳寺前で降ります。
行きのバスは、10分毎くらいに出ています。
バスを降りたら、道路沿いを右へ、1つ目の交差点を左へ曲がったところです。
行きのバスの右側窓から、到着前にこんな黒っぽい長〜い塀が見えるので、わかりやすいです。 -
今年は、13日から19日まで(9時半〜17時)の開庭ですが、年によって時期は異なるようです。
たぶんお花がちょうど満開になるような時期に合わせて、千田さんが決めるのでしょうけれど、今年は開花が遅いので、今日の時点で、全体でまだ5分咲きくらい・・だったでしょうか・・。
週末は都合が悪いのと、今日は、久々に快晴で雨の心配も全くない・・ということだったので、でかけてみることにしました。 -
藤を見に来る人が、時々門を出入りしています。
無料で見せていただけます。
さ〜、私も入ってみましょ〜! -
中にもうひとつ小さな門があり、その向こうに藤棚がちょっと見えてきました。
藤棚をめぐる通路の歩く方向は決められており、一方通行で見学するようになっています。 -
藤棚全体300?のうち、政宗からの拝領と伝えられる1株とその枝が広がる藤棚の範囲が、仙台市指定天然記念物になっています。
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仙台市指定天然記念物であると同時に、仙台市指定保存樹木にも指定されています。
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お庭の入口から入って目に入った藤棚は、やはりまだ蕾が多くて、まだまだスカスカな感じ・・。
なので最初は、ちょっとだけがっかりかなぁ・・なんて思いました。
でも、藤の上品ない〜い香りはすごく感じます。 -
ほとんどがまだ開いていない状態ですね・・。
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お庭には、藤棚のほかにも、色々な木々や花が植えられています。
今日は、お天気もよく暖かくなると予報されていたので、11時過ぎに家を出る時、上着なしで外に出たら、少し寒かったので、うすいスプリングコートを着てきましたが、この時間になったら、コートはいらないくらい暑くなってきました。 -
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キレイな青空にも恵まれてよかった〜!
満開ならば、下からこんなに青空は見えないんだろうにな・・・。 -
藤棚全体は、入口に立ててある説明文の図のように、だいたいT字型になっています。
その周りをぐるりとまわるような通路となっています。
入口に近いこのあたりは、花房がそんなに長くなく、お花もまだ少ないですね。 -
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T字型のカーブを曲がって、少し奥の方に来ました。
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奥の方が陽当たりがよいのでしょう・・・入口あたりよりも、ずいぶん花がたくさん開いており、かなりのキレイさです。
入口から入った時には、ちょっとがっかりしたけれど、これなら・・ね!!もう満足だわ〜!!
香りもとても強くて、蜂も飛んでいます。
千田家の人のお話では、蜂は人を刺さないのよ・・今まで刺されたことないから・・とおっしゃっていましたが、やっぱり飛んでくるとビクビクしちゃう・・。 -
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あそこの花房は、すごいふさふさだ〜〜!
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花房は、1mほどになるということらしく、それに近い長さのところもありますが、全体的には、今年は短めなのかな・・。
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赤いつつじが、華やかに満開になっていました。
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白いつつじは、満開にはもうしばらくかな・・・。たくさんの蕾が、間もなく開きそうですね。
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シャガもキレイです〜〜!
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藤棚の、天然記念物指定の部分と、そうでない部分との境目のところは、花房の下を通路が通っていて、カーテンのようになった花房の下をくぐって歩けるようになっていました。
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花房の下をくぐる通路あたりでは、ほぼ1m近くまで長くなっているものも多かったように見えました。
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花房に触ると成長が止まってしまうので触らないでくださいと、あちこちに貼ってありますが、ここをくぐるときには、頭や肩に、ちょっと当たってしまいます〜。
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同じ株からなのに、これだけ大きく枝々が広がっていると、花房の長さやお花のつき方や成長具合に、ずいぶんと差が出てくるものですね〜。
もし全体が均一で5分咲きだとかなり寂しい感じだったでしょうけれど、場所によって咲き具合が違うので、よかったです。 -
あのぐしゃぐしゃしたところが、株ですね。
あそこから、300?にわたって枝が一杯に広がっているんですね〜。 -
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天然記念物の藤とは別に、お庭のずっと奥に、まだ棚にしていない背の低い藤の株がありました。
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この通路を抜けたところで、藤棚を一周したことになり、入口のところに戻ることになります。
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この通路あたりの花房が、一番長く成長していました。
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樹齢400余年の古木・・・。
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藤は、お花だけでももちろん美しいですけれど、あの気品ある強い香りによって、さらに華麗さを増しているような気がします。
もし香りがなかったら・・・ずいぶん印象が変わってくるのでは・・。 -
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ここの通路のあたりは、ほんとうにキレイで、同じような写真を何枚もしつこく撮ってしまいました・・。
三脚デジイチのおじさんと、場所を競って(ってほどでもないけど)撮りまくりました(笑)。 -
こうして、毎年ちゃんとお花が咲くように手入れしたり、枯れないように保存・維持していくのは、大変なことだと思います。
お家の人が、今年も無事に咲いて、ほっとしている・・みたいなことを言っているのが聞こえました。 -
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最後にもう一度、入口側正面から藤棚を撮って・・・
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ありがとうございました〜〜!
予想以上に大きな藤棚で、見ごたえあって、香りもよくて、本当に癒されました!!
いつのまにか来てから1時間近くもたっていました。 -
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帰りのバス(仙台駅方向)は、千田家から出て、道沿いに右側に少し行ったところです。
帰りのバスは、行きに比べると(たぶん経路の違いで)本数は少ないです。20分に1本くらい・・でしょうか・・。 -
仙台駅で降りると、もう14時近くになっていて、お腹も空いたしノドも乾いたし・・・どこかでランチでも・・と思い、どこにしようかなぁ・・と歩いていると・・・。
青葉通りと南町通りとの間あたりにあるVINDOME(ヴァンドーム)という、ヨーロッパ大衆食堂と称するお店が目に入り、そこでランチすることにしました。青葉通り 名所・史跡
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今日は、お天気もいいし暖かいので、オープンカフェになっています。
最初は、外に一番近い席に案内されて座っていたのですが、仙台じゃ・・・まだ寒い・・と思うよ・・オープンカフェ・・・。
というか・・・この時間になってくると、さきほどの暑さはなくなって、スプリングコートを着てもいいほど、だんだん寒くなってきたんです。 -
結局、寒いので、中の方の席に変えてもらいました。
もうひとりのおばさまも、寒いから・・と言って席を変えてもらってましたから、私だけ寒いわけでもなかったんですよ。 -
一応、ひざ掛けなんかも用意してあるみたいですが・・・。あるんなら・・・貸してほしいわ・・。
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ランチメニューから、ズッキーニとエビのパスタにしました。
これにドリンクもついて、800円でした。安いです。 -
入口そばには、スタンディング・カウンター・バー。
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お腹も満ちたし、そろそろ帰ろう・・と思って、裏路地を通って仙台駅へ向かうと、こんな飲み屋街を見つけて、通ってみました(名掛丁センター街というところらしいです)。
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そんな飲み屋やラーメン屋の合い間に・・・全然雰囲気の異なる場違いな感じのお店が・・・ん・・?なに〜っ!?手作りのどら焼きと書いてあるぞ・・・。
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ちょっとのぞいてみたら、四角っぽくて、パンパンにふくらんだおいしそうな・・・どら焼きらしからぬ形のどら焼きが・・・!
連れ合いがどら焼き大好物だし、これは買わずにはいられませんっ!
ankoyaというどら焼き専門のお店。地下鉄の北四番丁駅・・東北大学病院の前あたりにもお店があるらしいですが、どちらが本店なのかはよくわかりません・・・。北四番丁駅 駅
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こんな感じで、大きさは6cm四方くらいで、手のひらに乗っちゃうくらいなのですが、あんこがやけにずっしりと・・・。
重さが130g近くあります。
甘さはわりと控えめな感じですが、私好みのあんこたっぷ〜りなタイプ!粒あんとこしあんの中間くらいのつぶしあんです。ひとつひとつ手作りなのだそうです。
皮は、ふんわりとした薄いタイプなので、むっちりとしてほんのり甘いような厚めの皮が好きな人には物足りない感じかもしれませんが・・・。
今日は、藤の花と・・・とりわけ香りに酔いしれました!
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この旅行記へのコメント (15)
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- わんぱく大将さん 2013/05/30 09:03:30
- 雪ですよ
- こあひるさん
花は見るのですが、こちらでは藤、見なかったなあ。
5月は変な天気で、昨日は隣の州なんて、雪ですよ。 大将
- こあひるさん からの返信 2013/05/31 17:54:48
- RE: 雪ですよ
- 大将さん、まいど!
雪・・ですか・・・???異常な天候ですね〜。もし旅行に行くとなったら、服装に困ってしまいそうですね。
こあひる
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- chikuouさん 2013/05/23 13:59:00
- 見事な藤ですね
- 見事な藤ですね。樹齢400年とはさすがです。何年か前、時期外れにツアーでこの千田家へ行ったような気がします。きれいなたくさんの画像をありがとうございました。
- こあひるさん からの返信 2013/05/25 00:33:55
- RE: 見事な藤ですね
- chikuouさん、こんばんは。
ツアーで行かれたのですか。ずいぶんマニアックなところを巡るツアーだったのですね。
今年の藤は、花房が短めで、お花も全部がちゃんと咲き切るかわからないようでしたので、ちょっとだけ残念でしたが、下手な公園などより、立派で素敵な藤棚でした。
chikouさんの藤の旅行記の藤棚は、なんともすごい藤棚ですね〜。美しいです〜。
こあひる
- chikuouさん からの返信 2013/05/28 11:59:15
- RE: RE: 見事な藤ですね
- > chikuouさん、こんばんは。
>
> ツアーで行かれたのですか。ずいぶんマニアックなところを巡るツアーだったのですね。
>
> 今年の藤は、花房が短めで、お花も全部がちゃんと咲き切るかわからないようでしたので、ちょっとだけ残念でしたが、下手な公園などより、立派で素敵な藤棚でした。
>
> chikouさんの藤の旅行記の藤棚は、なんともすごい藤棚ですね〜。美しいです〜。
>
> こあひる
申し訳ありません。月山温泉近くの「伊藤家」でした。ちょうど冬で、立派な藤棚を見ただけでした。藤棚の立派なのはいいのですが、山の木に藤が巻きついて、きれいに咲いているのは寂しいものです。ここが限界集落だと言っているようなものですから。こんな藤の場面が増えています。
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- 唐辛子婆さん 2013/05/23 02:26:56
- すばらしい!
- こあひるさん
わがマンションの敷地内に藤棚がありますけど花が少ししかつかないの。
こんなにたくさん美しく咲かせるにはどうやったらいいのか
ここに聞きにきたいわん。
って、何百年も待たなくちゃというご返事がかえってきそう。
無料開放がうれしいですね。
唐辛子婆
- こあひるさん からの返信 2013/05/24 22:44:19
- RE: すばらしい!
- 唐辛子姉さま、再びこんばんは〜。
あら、マンション敷地内に藤棚・・だなんて、うまく咲かせることができればステキなのにね・・・。
藤は山の中に野生でも咲いているけど、藤棚にして、キレイに整えて咲かせるのはやっぱり技術がいるのかしらね・・・。
花房にさわると、成長がとまりますので・・・とかも貼ってあったし・・・。
こあひる
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- たらよろさん 2013/05/20 19:31:45
- 仙台でも歩いてますね♪
- こんばんは、こあひるさん。
個人のお宅を無料で公開して素晴らしい藤の花を見せてくれるなんて!!
千田さん、素晴らしいお方!!
太陽まで、こあひるさんの味方してくれて、
本当に青空が美しいね。
ちょっぴり透けていた方が、この日差しがクローズアップされてマジで綺麗だよ。
藤の芳香も素晴らしく、
仙台の春、楽しまれたのねー
たらよろ
- こあひるさん からの返信 2013/05/22 11:02:51
- RE: 仙台でも歩いてますね♪
- たらよろさん、こんにちは。
かなりお世話が大変・・と思うのに、無料っていうのは、太っ腹です・・。
ヘタな公園などの藤棚よりも、大きくて立派で、また来年見に行きたいです。
仙台の春・・・まだまだ楽しみは続きそうです。
こあひる
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- 大目付さん 2013/05/18 23:58:07
- こあひるさん、今晩は〜。
- 藤の花が綺麗ですね。奈良の春日大社には「砂ずりの藤」という有名な藤の木があります。近畿の平地ではもう終わってしまった藤の花も仙台では綺麗ですね。
〜大目付〜
- こあひるさん からの返信 2013/05/22 10:43:49
- RE: こあひるさん、今晩は〜。
- 大目付さん、こんにちは。
このあたりでは、藤がちょうど見ごろを迎えているようです。
藤の花も、写すのがけっこう難しいのですが・・・それでも懲りずにまた昨日も、藤と牡丹を見におでかけしてきました!
今週は、こちらはお天気続きです!!夜はぐっと気温が下がりますが・・・。
こあひる
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- fujickeyさん 2013/05/18 23:56:24
- 藤が気になっていました。
- こあひるさん。
こんばんわ。
こあひるさんの旅行記に「藤」が登場してから、
なんとなく「藤」が気になってきて
景色の中で紫色を見かけると「藤の花かな」と見てしまいます。
つい先日、群馬の方へ行ったのですが、
(近日中に旅行記もUPできるはず)
山のあちこちで藤の花が咲いていました。
山の緑に紫のコントラストも結構きれいでしたよ。
藤の花の香りってどんな香りなのでしょうか…
幼少のころ藤棚の下を通ってカブレた記憶があるので
ちょっと怖くて近寄れません(T-T)
上の名前に「藤」の字が含まれているので、
もっと身近に感じたいんですけどね。。。
あんこぎっしりのどら焼き、魅力的です〜
いつか行くことがあったら是非食べてみたいです!
仙台って美味しいものがたくさんあってうらやましい!
fujickey
- こあひるさん からの返信 2013/05/22 10:41:11
- RE: 藤が気になっていました。
- fujickeyさん、こんにちは。
山に藤・・・公園やお庭などの人工的な藤棚とは違って、自然な感じで、美しいことでしょうね〜。
藤の香り・・・甘くて華やかで上品な和風の香りです。でも、けっこう匂いは強いので、アレルギーの方は、匂いだけでも、むずむずしちゃうかもしれません。
藤の花は、母が藤色が好きだ・・と昔言っていたので、なんか気になってしまうんですね〜。
昨日もまた藤の花を見に行ってきたので、よろしかったら遊びに来てくださいね(まだアップしてませんが・・・)。写真なら安心です・・。
こあひる
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- aoitomoさん 2013/05/18 10:05:21
- 伊達政宗の藤 樹齢400年?
- こあひるさん こんにちは〜
個人の住宅の庭でこれだけ見事な藤棚があることも凄いすが、毎年無料で公開してくれるのも素晴らしい。
「子平町の藤」が仙台市指定天然記念物&仙台市指定保存樹木というのもうなずけますね。
かなり広い庭で、庭の管理も大変ですよね。きっと。
お家の方も天然記念物にまでなったら嬉しい反面、確かにプレッシャーもありますよね。
同じ株でも場所により咲き具合が違うというのがあるんですね。
今まで、意識していなかったことでした。
そのため、奥の方が陽当たりがよいところは十分に咲いているんですね。
蜂が飛んでいるのは、当然元気な花があって蜜があるからでしょう。
千田家の人のお話で、今まで刺されたことないというのは、あれだけ花が咲いていれば、人を威嚇する理由もないですからね。と私が勝手に思ってますが・・
仙台、気候は夏はきっと関東より過ごしやすいでしょうから、たっぷり散策できて色々な発見があるかもしれませんね。
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2013/05/20 13:30:31
- RE: 伊達政宗の藤 樹齢400年?
- aoitomoさん、こんにちは〜。
いつもありがとうございます。
そうなんですよ、無料で・・・っていうのがすごいです。一週間だけとはいえ、お花をきれいに咲かせたところで公開するために、毎年かなりのご苦労されていると思うのに・・・。
お庭を開放・・・っていうこと自体も、大変ですよね。私が訪れた時には、ほうきを持って、お家の前などをお掃除されていました。
私も、蜂については、お腹がいっぱいだからかな・・と思いました〜(笑)。でも、やっぱり怖いです・・・。
仙台は、朝晩と日中の気温差が大きくて、当惑していますが(ヨーロッパ風・・)、だいぶ慣れて、いつも上着を持って歩くようになりました。
お祭りのあとは、またお花・・・どこに行こうか・・・調べるのもなかなか楽しいです。
こあひる
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