2013/05/01 - 2013/05/03
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Tam-Kさん
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瀬戸の小島をめぐる旅、第2日目、豊島、
豊島は直島に比べると大きな島であり、何よりもアップダウンが結構あるとのこと、電動アシストのレンタサイクルを借り、荷物を預けてこの島をめぐることとしました。
直島では宮浦や本村など小さな町がかたち造られていましたが、豊島はこのフェリーが到着する家浦地区でさえ町というより、集落といった趣です。
ここでは、山や海、田園風景など、島の自然を楽しむとともに、その中に点在するアートをめぐってみたいと思います。
この旅全体と、直島については、以下の旅行記をご覧下さい。
http://4travel.jp/domestic/area/shikoku/kagawa/shodoshima/naoshima/travelogue/10771451/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 新幹線 徒歩
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-
朝、9:20宮浦発、豊島−犬島行き高速艇、 豊島に向け出発です。
高速艇は小さく、中は2列と3列のシートが両側に列びます。
船は定刻、満席で出発、
葉加瀬太郎の「Another Sky」
をiPod聞きながら気分を盛り上げていきます。
この曲、海外とか、飛行機で旅する時、離陸前にいつも聞くことにしています。ブルーの翼、ANA党としてはこれがひとつの楽しみです。
この曲は本当に旅情をかき立ててくれます。 -
この船では最初、客席に座っていたのですが、「アナザースカイ」を聴き終えたころから、窓の外に見える小島などの美しい景色が気になりだし、我慢しきれずカメラ片手に後方デッキへ、
さすが高速艇というだけあって結構な速度、風も相当強く吹きつけます。
写真は、直島の北岸、三菱マテリアルの精錬所がある地区です。 -
晴れた日の光を浴びた美しい瀬戸の島々です。
高速艇は約25分で家浦港に到着、港のすぐ横にある交流センターで電動アシストのレンタサイクルを借り、荷物もここに預けます。
家浦を出発し、先ずは島の東の端、唐櫃浜地区の外れにある「心臓音のアーカイブ」を目指します。 -
イチオシ
この島で自転車をこいで最初の上り坂を越えたあたりでしょうか、豊かな自然と田園風景の中、爽やかな風を感じます。いい感じの風が吹いています。
写真は「豊島美術館」バス亭付近、眼下に望む瀬戸内海の美しい光景が広がります。ここからの眺めが豊島で最高、一番じゃないでしょうか。 -
うつくしい棚田も広がります。
さぁ、唐櫃浜をめざしましょう、 -
唐櫃浜集落の公園でアートを発見、
イオペット&ポンズの「マルチ・バスケットボール」です。
バスケットボールのゴールがたくさんついた奇妙な形のゴールボード、
すぐ脇にバスケットボールが置いてあったのでチャレンジすることに、
ここに居合わせた人たちと一緒に一番高いゴールを目指してシュート、
これが決らないと帰れないぞぉー!!
このゴールボード、最初は香川県の形かとも思ったのですが、
よく見るとこれ、きっと豊島の形ですね。 -
唐櫃浜の浜辺も過ぎ、この鳥居の脇をすぎれば目的地、
-
豊島の東の端、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」に到着、
-
さあ、一体中はどうなっているのか、ワクワクしながらいざ入場です。
中に入ると白衣のスタッフさんがおられ、鑑賞料500円を支払い、チケットをゲット、
ここには「ハートルーム」、「リスニングルーム」、そして自分の心臓音を登録できる「レコーディングルーム」の3つの部屋があります。
なお、レコーディングは1500円でできるそうです。 -
「ハートルーム」
インスタレーション、つまり収蔵された心臓音とそれに合わせた電灯の明滅が鑑賞できます。ここで買った絵葉書のように真っ暗な部屋の中で、心臓音の脈動に合わせ、部屋の中心にぶら下げられた裸電球が明滅を繰り返します。
「リスニングルーム」
ここには、パソコンが何台か置いてあり、世界中の各都市で保管されている心臓音を試聴することができます。ロンドン、ニューヨーク、ヘルシンク、などなど、いろんな国の心臓音を聞いてみましたが、音質、音量ともに日本の心臓音が群を抜いていたように思います。これぞ、Japanese Technologyでしょうかね、などと関心しながら聞いていました。また、心臓音毎にメッセージも書かれており、これを読むのもおもしろいですね。 -
さて次は来た道を戻り、「豊島美術館」へ向かいます。
豊島美術館から唐櫃浜へ向かう道は相当長い下り、あれを登るのはさすがに電動アシストでも厳しいだろうなと心配しつつ「豊島美術館」へ向かいます。
気持ちよく自転車をこいでいたのですが、ふと来た道と違うことに気づきました。どうやら唐櫃浜集落で、右折して一旦港側にでなければならないところを直進してしまったようです。危うく迷子になるところでした。ここは気をつけないといけませんね。
ガイド本を後で見ると、ここは注意!とちゃんと書いてありました。勉強不足がこんなところで出てしまう。気をつけねば、、、 -
結局長い急坂も、息を切らすことなく無事「豊島美術館」に到着、
但し、バッテリーはもう2/3を消費してしまった、、、
自転車をおいて、チケットセンターに向かいます。
チケット1500円を買ったら遊歩道を順路に沿い、美しい海を眺めながら歩きいていきます。 -
アートスペースは遊歩道をまわったところにあり、入口で布製の上履に履き替えます。
建物はコンクリートのドーム状で、とても広い空間、2箇所に楕円形の開口があり、スタジアムとはいえないまでも、草野球ぐらいなら充分な広さ、但し天井は少し低めです。
ここは、コンクリートの地面から時折誕生する「泉」、これによって形成された水滴、このことを母型というのでしょうか、
床面にはわずかながら傾斜があり、泉から湧き出した水滴がある程度の大きさになると流れ出す、小さな水滴が流れ、その先の小さな水溜まりに流れ着く、このように小さな水滴が少しずつ流れ込むことで水溜りは大きくなり、やがて一筋の流れとなって進み始める。天井に空いた2つの開口の下に大きな水溜りがあり、母型から始まった小さな水滴ひとつひとつが結合を繰り返して小さな水溜りへと成長し、やがて一筋の流れとなってここへ集まるようですね。
ふと耳を澄ましてみると、時折水が落下する音が微かながら響きます。その音のする方へ近づいてみます。すると2、3の泉の近くに小さな穴があり、この2、3の泉から湧き出た水滴が2箇所くらいの水たまりを経て、成長し、やがてこの小さな穴に向かって流れ込んで落ちていく。時折響く水の落下音はここからしていたようです。
ここにじっと立っていると、静かな空間で時折水の落ちるかすかな音が響くだけ、ほかは吹き抜ける風によってできる木立の葉音、静かです。
心穏やかに自然の中に身を置いていることにふと気づかせてくれる、そんな心地いよい空間です。爽やかな風と共に素敵な時間を過ごすことができました。 -
いつの間にかお昼も過ぎてしまっていることに気付き、この先の「島キッチン」に向かいます。ここでお昼にしょうと、勇んで中に入ってみると、、、
ショックです。今日はお休み、土、日、祝日と月曜日のみ営業とのこと、これには参りました。仕方ないのでお昼は家浦までおあずけ、とりあえずはこのあたりを巡ってみることに、 -
島キッチン、食事はできなかったけれど、なかを見て歩くことはできました。
実はこの裏にピピロッティ・リストの「あなたの最初の色」があります。ここもお休みだったのですが、木戸のした方に小さな穴がありました。もしや、覗けるのでは? つい覗いてしまいまいたが、、、
結局何も見えません。 風と共に去ぬ、、、いや去りましょう、、、 -
島キッチンの手拭い、
-
「島キッチン」を後にし、このあたりで見れるアートに向かいます。
「空の粒子」目指し、「清水霊泉」に到着、この神社の鳥居の横に「空の粒子」があります。 -
「空の粒子」
-
家浦に向かう途中で見つけた水田です。
水が張られた田んぼに青空と白い雲が浮かびます。
これぞ自然のアート、いいものを見つけ得したような気分です。
家浦まであとは下り、心配していた自転車のバッテリーもなんとかもってくれそうです。
最後の下り道、この豊島で常に並走してくれたうつくしい風と共に一気に駆け下りていきます。うーん、爽快ですねぇ〜、、、 -
家浦に到着、お腹ペコペコ!!
ここはやはり、島に来たのだからお魚でしょう!
家浦港、「豊島交流センター」入口にある「豊島鮮魚食堂」に入ることにしました。
おじいさんとおばあさんがコンテナハウスで調理、オープンデッキ?というか、テントの下で春の風を感じながらの昼食です。
おばあさんに「海鮮丼」、「煮魚定食」どっちにする?と聞かれ、「じゃあ、煮魚定食を」、するとおばあさんから「今日は舌平目やけどええかな?」との問い、「全然構いません!」、いや、むしろ大歓迎です。 -
煮魚定食!
ヒラメの煮付け、大きな器に入っお汁、何とここには大きな切り身が入ってます。更にポン酢のかかった白子の小鉢に大盛りのあったかご飯、
もう、見ているだけで幸せな気持になります。 -
お魚は、甘辛い煮汁と絡めていただきます。身が本当にしっかりとしており、また、煮汁の甘辛さとあいまってごはんがどんどん進みます。
うまい! これは結構なものです! 今風に言えば、「ヤバすぎ!?」、、、 -
お昼からこんな贅沢なものを食べてしまい、今夜の高松、一体何を食べたらよいやら、、、まぁ、先のことは気にせず、今を楽しみましょう。
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お味噌汁は、お出汁がしっかり効いた優しい味、一口、くちにした瞬間、「ホッ」としてしまう、そんな味です。大きな切り身も、身がしっかりしており、このお味噌汁だけでごはんを一杯平らげてしまいそう、、、
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ちょうどお隣にいた方が海鮮丼を注文されており、お互いに料理を撮りっこしてみました。神奈川からこられたとか、良い旅を!!
-
豊島のすてきな風ともここでお別れ、
では今夜の宿、高松に向け、本村経由の高速艇で高松へ向かいます。
豊島は自然が豊か、また景観も申し分ありません。
ここは、想像以上に魅力的な島でした。是非もう一度訪ねてみたいものです。
(その3、女木島、男木島、高松編へ)
http://4travel.jp/traveler/koichitamehira/album/10772134/
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