2013/03/03 - 2013/03/03
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気まぐれなデジカメ館さん
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3月3日は桃の節句、ひなまつり。
美しいお雛様を求めて、2月10日につづいて、また城下町杵築へ。
今回は、前回に買ったチケットの残り、重光葵生家と杵築城に入場します。
そして、着物がよくマッチする町、城下町杵築を散策しました。
なお、江戸時代の雛を時系列で整理すると次のとおりでした。
享保雛 享保期 1716-1736
有職ゆうそく雛(公家雛) 宝暦期 1751-1763
次郎左衛門雛(江戸) 宝暦期 1751-1763
古今雛(町雛) 安永期 1772-1781
文化文政期雛 文化文政 1804-1840
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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まず、杵築駅と市街地の中間にある重光葵(まもる)の生家「無迹庵(むせきあん」へ寄ります。
重光葵は、昭和の動乱期に外務大臣を務め、終戦後、アメリカ戦艦ミズーリ号船上で『ポツダム宣言』受諾の降伏文書に調印した人です。 -
重光葵は努力家であり、蔵の2階で勉強に励んだという屋敷が残っています。
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蔵の二階です。
重光葵は、杵築高等小学校、首席で卒業した旧制杵築中学と少年期のほとんどを杵築で過ごした。このの2階で勉学に励みました。 -
蔵の二階、当時の火鉢が残っています。
その後熊本の第五高等学校から東京帝国大学独法科を卒業、外務省へ。 -
生家の母屋、記念品などが展示されています。
「無迹庵(むせきあん)」と名付けられ、遺品や写真の数々が展示されています。。名前の「誇れるような足跡や実績がない」というその意味には、重光の謙虚な思いが込められています。 -
ドイツ、イギリス、アメリカなど主要国の外交官として活躍し、戦後は鳩山内閣の副総理と外務大臣を兼任するほどの国策においても外交においても要となる重責を負いました。
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駐華公使のとき第一次上海事変終結後の天長節式典で爆弾テロによって右脚を失い、以降公式の場においては重さ10kgの義足をつけるようになったそうです。
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重光葵は69歳で神奈川県湯河原の自宅でなくなりましたが、生涯、故郷杵築を大切にしたそうです。
以上 重光葵「無迹庵(むせきあん)」でした。 -
つづいて杵築城です。
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本丸の庭には国東塔など無数の石塔が並んでします。
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六郷満山国東半島の覆う残っている国東塔です。
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杵築城
1393年の築城以来、600年もの間この町を見下ろしてきた杵築城です。城跡にそびえる三層の天守閣です。 -
室町時代初期、木付氏によって八坂川の河口にある台山の上に築かれたこの城は、北は高山川、東は守江湾といった天然の要害に囲まれた城でした。
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現在では城山公園として整備され一般にも開放(有料)されています。
築城当時“木付城”と命名されながら幕府朱印状に誤って“杵築城”と記されて以来「杵築城」となりました。礎石には木付城と刻まれています。 -
杵築城にもひな人形は展示されています。
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杵築城の御殿雛です。
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伊藤家の文化文政期の雛です。
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豪華絢爛な文化文政期の雛です。
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天守閣展望台から崖上に建つ南台武家屋敷です。
中央が一松邸です。 -
八坂川と町家です。
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北の方向にはミカン畑が広がります。
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西の方角には、八坂川に架かる錦江橋、その後ろには鶴見岳、由布岳が聳えます。
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杵築城にも杵築が生んだ偉人、重光葵の遺品が陳列されています。
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天守前の石垣の上ある展望台です。東の方角です。
住吉浜や守江湾を望みます。 -
本丸庭園です。
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杵築はきものがよく似合う城下町です。
この日は、特に多くの女性が和服を着て散策していました。
着物から草履のレンタルと着付けで、2000円です。
着物を着ていれば有料施設の入場がタダです。 -
お茶のとまやさんです。
お茶の老舗です。
幕末期の雛、裃雛を展示しています。 -
お茶のとまや、京都鳩居堂代理の看板もありました。
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お茶のとまや
天井から人形を釣るすスタイルの“さげもん”もあります、 -
お茶のとまや
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お茶のとまや
ひいな飾りを無料で開放しています。
和服の女性も鑑賞に来ました。 -
燃料(炭)の清成
主人は写真家、受賞作品がずらり。
定年後の道楽とか、炭も道楽で飾っているとか。 -
清成さん、
享保雛が飾っています。
ケースに入っていません。 -
清成さん
享保雛、歴史を感じます。 -
清成さん、これは座敷雛でしょうか -
清成さん、道楽の写真がズラリ!
大賞を受賞した秀品ばかりです。2Aのサイズです。 -
そのとなりに町屋を意識した柳に橋、カワセミがいそうな雰囲気です。
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この坂は天神坂です。
この坂を超えると大きな寺が並んでいます。 -
つづいて土屋商店、商工会女性部の基地です。
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土屋商店、幕末から平成までの雛を展示しています。
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土屋商店 さげもんの奥にズラリ展示していました。
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土屋商店
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土屋商店
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きつき衆楽館
江戸大衆娯楽を現代に伝えています。 -
きつき衆楽館
大正期の酒蔵を改修した劇場です。 -
きつき衆楽館
土産品店と食事処を常設しています。 -
きつき衆楽館
酒蔵を改修した劇場です。 -
きつき衆楽館
入口には雛も展示しています。 -
杵築市役所です。
城下町に相応しい建物でした。 -
押し花・古布小物「彩」
手作りアートの店です。
センスが違います。 -
押し花・古布小物「彩」
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押し花・古布小物「彩」
ひな人形づくり教室もあるそうです。 -
押し花・古布小物「彩」
目の保養になりました。 -
商家街を散策する和服の女性
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神田米穀店の前にも和服の女性
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人力車ならぬ人力自転車、
和服の女性を乗せて観光案内です。
坂の町杵築、うまく登れるかな?心配だな! -
酢屋の坂を下る着物女性
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志保屋(塩屋)の坂を登る着物の団体さん
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志保屋の坂を登ってきた和服の女性
杵築は着物がよく合います。 -
酢屋の坂を下る和服の女性
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着物着付けの和楽庵前、
着物感謝祭(月1回)はプロのカメラマンによる記念写真を贈呈するそうです。3月3日も特別に感謝デーでした。
早速、傍にいたプロに聞いてみました。「サイズ2L,1人1枚」で、プリンターを持参しており1時間後に渡す、そうです。
僕もA4からA3まで自分でプリントしているのでお手ものもです。
若い着物女性に気を取られ、手を上げようかなととつい色気を出したnebokeでした。 -
ここからの景色がいい、一松邸まで来ました。
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豊後梅も咲いていました。
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そこへ先ほどの団体さんが来ました。
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また志保屋の坂にもどりました。
後姿がすてきです。
前を見せれないのが残念です。
やはり動くおひな様はいいですね。 -
枝垂れ梅も青い空に咲き誇っています。
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対面の酢屋の坂では、記念撮影も!
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早速酢屋の坂を登ることにしました。
酢屋の坂を下ってきた和服の女性。
青い空に抜けるような和服でした。 -
後姿も絵になります。
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坂の上には人力自転車のボランティアさん。
記念写真も手伝っているようでした。 -
酢屋の坂のシンボル燈籠、和服がよく合います。
早速翌日、A4にプリントして、プレゼントしました。
ここでバッテリーが切れました。
常に二つは準備しているバッテリー、装着して違うバッテリを持参したことに気付き、やむなく退散することに。
お後がよろしいようで!おわり!
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この旅行記へのコメント (8)
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- こあひるさん 2013/03/07 17:26:40
- 江戸時代のおひなさまは・・
- nebokeさん、こんにちは。
自分では行けない地域のひなまつりを見せていただき、楽しませてもらっています。
私も真壁のひなまつりの時に、江戸時代のおひなさまを初めて見て感じたのですが・・・nebokeさんの旅行記でも、やっぱり独特のオーラを発していますね・・。PCとかでアップになると、うわ〜っ!(怖い・・不気味・・は一部であって、何と表現したらいいのか・・・)と思ってしまいます。
新しいおひなさまは、キレイな顔や豪華な着物の柄だったりしますが、あのオーラは全く感じられません。
今年初めて見て、すっかり取りこまれてしまいました。
こあひる
- 気まぐれなデジカメ館さん からの返信 2013/03/07 23:35:54
- RE: 江戸時代のおひなさまは・・
- こあひるさん、こんばんは!
毎度ご訪問ありがとうございます。
> 私も真壁のひなまつりの時に、江戸時代のおひなさまを初めて見て感じたのですが・・・nebokeさんの旅行記でも、やっぱり独特のオーラを発していますね・・。PCとかでアップになると、うわ〜っ!(怖い・・不気味・・は一部であって、何と表現したらいいのか・・・)と思ってしまいます。
全く同様の意見です。
古今雛は、造られた歴史背景か独特の形相か、
その周囲にオーラを発していますね。
今年初めて雛めぐりをしていますが、
古い雛の魅力にすっかり憑りつかれています。
neboke
-
- ウェンディさん 2013/03/06 20:57:37
- そこはかとない妖艶さ
- neboke様。こんばんは。
お雛様の旅行記を拝見しています。
今回のお雛様からは、人形から滲み出てくる歴史と、そこはかとない妖艶さを感じました。
私も彼らを見てみたくなりました。
ウェンディ
- 気まぐれなデジカメ館さん からの返信 2013/03/07 11:50:16
- RE: そこはかとない妖艶さ
- ウェンディさんおはようございます。
> お雛様の旅行記を拝見しています。
> 今回のお雛様からは、人形から滲み出てくる歴史と、そこはかとない妖艶さを感じました。
おっっしゃっるとおりですね。
ひまに任せて、今年初めてじっくりと雛めぐりしています。
現代雛は、どんなに豪華でもきれいでも、「賑やかだね」で終わります。
古い雛のところに行くと、オーラを感じます。
年に一度だけ蔵から出される喜びと美しさ、
造られた歴史背景に味わいが感じられるますね。
自然と足が止まります。
雛めぐりもいいものです。
neboke
-
- みっちゃんさん 2013/03/06 07:36:24
- いつもありがとうございます!(^^)
- nebokeさんの雛旅行記・勉強になりますね〜〜・・。
九州の地名はあまり分かりませんが、地名の読み方を含め関西と
違う部分が良かったり、新鮮だったりしますね・・。
いつも旅行記楽しみにしています・・。
みっちゃんm^^m
- 気まぐれなデジカメ館さん からの返信 2013/03/06 10:07:03
- RE: いつもありがとうございます!(^^)
- みっちゃんさん、おはようございます。
>nebokeさんの雛旅行記・勉強になりますね〜〜・・。
初めてゆくり過ごす九州の冬です。
この時期、梅も咲かず、多くの城下町で雛祭を開催しているので、
ドライブがてら、見に行っています。
そこで、いろな雛があることを知りました。
> 九州の地名はあまり分かりませんが、地名の読み方を含め関西と
> 違う部分が良かったり、新鮮だったりしますね・・。
関西にも9年住んでいましたが、関西は歴史もあり、いい町が多いですね。
九州は、武士の世界が重んじられ、関西とは一線画す部分もありますね。
でも、生活や文化は関西に影響受けています。
いい温泉も自然もあります。
是非ゆっくりと骨休みに来てください。
neboke
-
- まほうのべるさん 2013/03/04 22:12:01
- 今日もお勉強「さげもん」?
- 今晩は、nebokeさん。
「さげもん」?
お雛様ってこんなにいろいろあるのでビックリ!
「さげもん」じゃなくて「さげびな」の方が良い気が
するんだけど、当たり前すぎるかな>?
どうして「さげもん」って名前なの?
文化文政のお雛様は口がひょっとこみたいで面白いで
すね。口を開けているお雛様も初めてみました。
byまほうのべる
- 気まぐれなデジカメ館さん からの返信 2013/03/05 11:05:56
- RE: 今日もお勉強「さげもん」?
- ベルさん、おはようございます。
毎度ありがとうございます。
> 「さげもん」?
> お雛様ってこんなにいろいろあるのでビックリ!
> 「さげもん」じゃなくて「さげびな」の方が良い気が
> するんだけど、当たり前すぎるかな>?
> どうして「さげもん」って名前なの?
吊るし雛のことを、福岡の八女とか柳川の筑後地方では「さげもん」と呼んでいるようで、それが九州一体に広がっているようです。
特に柳川では、初節句に、大きな鞠ついた紐2本、鞠や小物が7個ついた紐7本、計51個で1対となる「さげもん」を飾ります。
ということで単に雛だけでないので、「さげもん」というのでしょうか?
> 文化文政のお雛様は口がひょっとこみたいで面白いで
> すね。口を開けているお雛様も初めてみました。
初めて、各地の雛めぐりをしました。行った先々で、色んな雛が並んでいるので、その由来だけでもと調べてみました。ひとつわかったのは、年号で読んでいることでした。それぞれ特徴もあるようですが、一概には言えないので割愛します。
でも、こんなことを知って雛めぐりすると一層興味深く、愛おしく見れるものですね。
neboke
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