2013/02/10 - 2013/02/10
25位(同エリア88件中)
ころっつさん
2月の3連休の中日、暖かい陽春の空気を感じたいと思い四国に。
徳島・阿南から高知・室戸~安芸と国道55号線に沿って、日帰り旅をしました。
最終弾は、小さな城下町・安芸を歩いた旅記です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 自家用車
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室戸から安芸市街地に入り、国道55号を逸れて北上。まず向かったのは安芸市のシンボル・野良時計です。
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野良時計は、その名のとおり明治時代に野良仕事をする人のために地主が手造りしたものだそうです。近くには観光駐車場があり、ちょうど多くの団体客がバスから降りてきて見学していました。
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野良時計の前には、半鐘の櫓が建つ歴史を感じさせる消防団の屯所がありました。
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野良時計から少し歩いていくと安芸市出身の童謡作曲家・弘田龍太郎の曲の石碑が置かれています。市内にはこうした曲碑がいくつかあるようです。
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さらに徒歩でしばらく北上していくと武家屋敷街が残っています。
ここ安芸は古くから豪族が本拠としていた地で、江戸時代には土佐一国を治めた山内氏の重臣である家老・五藤氏が治めた土佐東部の拠点となるまちでした。 -
土佐藩時代の武家屋敷街は「土居廓中」と呼ばれ、安芸城の西側に形成されています。特徴的な景観を造り出しているのは、屋敷を取り囲む竹やウバメガシの生垣で、土佐藩では武士の屋敷にのみ使用することが認められていたそうです。
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当時の風情を今に伝えるまちなみで、平成24年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
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土居廓中の古地図。江戸時代からの路地割が今にも残っています。
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小さいながら格子状に区切られており、まっすぐな道に沿って築かれた直線的な生垣が美しい景観を作り出しています。
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土用竹の生垣が続きます。訪れたのは土曜日の夕方でしたが、歩いている人はほとんどいませんでした。
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竹の生垣と水切り瓦の蔵。
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室戸・吉良川でも見たいしぐろ塀がここにもありました。位置的に近いので、家造りの手法も似ているのでしょうね。
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廓中はほとんどが個人の住家か空き家ですが、中心部に1軒だけ無料公開している屋敷があります。
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武家屋敷の玄関から内部をのぞきます。
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こちらは屋敷の縁側と庭園。縁側には冬らしくないぽかぽかした陽気のためか男性がひとり昼寝をしていました。
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野良時計と土居廓中の見学を終え、車で西へ5分ほど走り、次に向かったのは三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の生家です。弥太郎の曽祖父が建てた茅葺きの家です。
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母屋の前にある庭園には石組があり、日本列島の姿をあらわしているそうです。右側がどうも北海道のようです。
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母屋の奥にある土蔵には、三菱マークの原形となった岩崎家の家紋が付いていました。
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安芸市を後に、国道55号をさらに西進。香南市夜須町にある「Saori Sweets」という喫茶店に立ち寄りました。お店は国道を少し離れた田園地帯の中にある自宅併設の小さなスペースです。
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傾いた夕陽が射しこむ店内で、女性オーナーが作るオリジナルケーキと紅茶をいただきました。
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店の前から見える風景。土佐くろしお鉄道の高架橋の向こうに夕陽が太平洋に沈む時間が近づいてきたようです。
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美しい夕日が見れそうなので、芸西村の海岸まで急いで車で行きました。日没になんとか間に合いました!
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水平線に沈む夕日を期待していたのですが、残念ながら水平線近くには雲が広がっていました。それでも素晴らしい夕焼けを見ることができました。
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砂浜には何かの祭りか行事のためのものなのでしょうか、背の高いササが立てられていました。もう間もなく雲間に夕日が消えてしまいそうです。
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夕日が姿を消し、だんだん朱色の空が暗くなってきたので、帰ることとしました。素晴らしい夕日が見終え、高知から徳島市に戻り、徳島ラーメンを前週に続き晩ごはんに食べ、夜半過ぎに自宅へ戻りました。さすがに疲れた…。
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