2012/07/27 - 2012/07/28
161位(同エリア766件中)
まゆままさん
念願だった下呂温泉にある「湯之島館」への旅がこの度実現!
ぷにょさんと建築講座のお仲間の方とご一緒してもらって過ごした湯之島館での一泊二日の夢のようなひととき!
湯之島館は下呂温泉の湯之島山の中腹、5万坪を越す敷地に昭和6年に創業した温泉旅館。
名古屋の実業家であった先代岩田武七の構想で、建築家丹羽英二氏により和と洋の融合をテーマに建築された。
趣のある本館にアールデコ装飾がちりばめられた洋館・・
そこには感嘆とため息の連続が待ち受けていた〜〜
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- JR特急
PR
-
駅前からの送迎バスに乗り、うねる山道を上ること数分、杉木立に囲まれた湯之島館に到着〜
-
登録有形文化財に指定されている入母屋造の玄関を入る。
-
囲炉裏のある落ち着いた雰囲気の玄関ロビー。
現在防火上、囲炉裏に火は入れられてないがロビーはほぼ建築当時と同じままだそう。
-
チェックイン後、浴衣を選んでお部屋へ。
-
宿泊した本館棟の廊下。
-
こちらは今回宿泊したお部屋。
3人には広いくらいのゆったりした造り。 -
夕方、湯之島館に到着した私たちはとりあえず暗くなるまでに館内を巡らねば〜と
見取り図を片手に迷路のような館内を探訪。
-
こちらは網代天井が美しい展望台。
-
湯之島館の和館には特徴のある特別室がいくつかあって、後ほど見学をお願いしてみると翌朝案内していただけることに。
-
本館から洋館への渡り廊下。
途中で分岐していてお茶室へも続く。 -
本館から洋館へ続く洋風の渡り廊下。
-
いろんな形、色合いのタイルがランダムに貼られていて楽しい〜
-
-
湯之島館にはもちろん露天風呂付きの大浴場もあるのだけど、私たちのお目当てはそれぞれに趣向が凝らされているという四つの家族風呂。
「家族湯」ののれんをくぐると、そこにはカラフルなモザイクタイルが敷き詰められていた。
期待が高まる〜〜 -
もちろん家族湯も源泉掛け流しの温泉。
-
-
モザイクタイルが敷き詰められたこの廊下に四つの家族湯が並ぶ。
-
-
廊下左右の壁面にもタイルが貼られ、アーチ状のニッチも数か所設けられている。
-
この日の夕食前は家族風呂には私たち以外にお客さんはおらず、お風呂は入りたい放題。
家族風呂を一人一風呂、貸切で贅沢に味わってみることに。 -
こちらは七宝泉。
中を覗くと、布目タイルに赤紫色の釉薬が美しい〜
-
-
脱衣所も素敵!
-
お隣の「玉ノ井泉」は岩風呂に。
-
「不老泉」の床のタイルはシックな茶系。
-
家族湯へ下りる階段もタイル尽くし・・
-
続いて洋館内を探索・・
-
階段踊り場のステンドグラス。
-
階段吹き抜けに吊るされる照明。
-
この廊下にはビリヤード場、カラオケルーム、そして卓球場が並ぶ。
-
館内でも興奮度の高かったのは卓球室のタイル!
洋館娯楽棟4階にある卓球場、もともとここは通路とされていたスペースだったそうだけど、
現在は卓球台が置かれて自由に卓球できるスペースになっている。 -
この床一面に貼られたタイル!
美しい〜〜
建築家丹羽英二が名古屋から取り寄せ、職人に一枚一枚手貼りさせたもの。
-
布目模様にかかるさまざまな色合いの釉薬。
どれ一つ同じものはない。
-
全体を眺めてみても
-
寄って1枚1枚のタイルを観察しても・・
ため息の出る美しさ。 -
-
この釉薬のたまり具合、釉薬の重ね掛けから生まれる風合い・・
ぷにょさんと共にタイルを愛でる至福のひととき〜
-
-
この至福の空間で、もちろん卓球もやった。
夕食後、浴衣にスリッパ履きで・・
難点は、この部屋にはクーラーがないということと、球が床に落ちたらタイルのおかげでイレギュラーするということ。
しかしラケットを握ると豹変?してしまう私は夢中になり、もう汗だくに〜
やってみて、この空間を卓球室として使うにはかなり無理があるような感じがしないでもなかったが・・
こんなタイル尽くしの部屋で卓球をすることができたなんて自分的には一生の思い出となったのだった。。
-
こちらはバー&喫茶室。
当初はダンスホールとして使われていたそうで客船を意識した造りになっているそう。 -
二階部分は「音楽室」となっていて、創業当初からのピアノが置かれている。
アールデコのフェンスも美しい。
-
ステンドグラス入りの丸窓
-
音楽室の壁周りも青緑色と赤茶色のいい感じのボーダータイルが貼られていた。
-
-
-
ビリヤードルーム。
-
-
-
ステンドグラス入りのアーチの扉のお部屋はリラクゼーションルーム。
うーん、中が気になる・・ -
-
湯之島館の中で、ああいいなぁ〜と思った場所の一つ、「山の足湯」。
もともとは噴水だったそうだけど、従業員が手造りしたという温泉が湧き出る足湯になっている。
-
足湯から眺める洋館部分の外観。
-
足湯のテラスからは階段状に重なるこんな複雑な屋根の景色も見られた。
山の斜面に建つ旅館を実感・・ -
-
館内にはあちらこちらに素敵なアールデコ照明も。
-
-
こちらの照明付きの階段を上がって行くと・・
-
読書室だったという部屋が。
現在は会議室として利用されているそう。
-
読書室には大谷石でできたマントルピースが存在感たっぷり。
-
会議室を取り囲む腰壁。
-
会議室の奥にはガラスに囲まれたサンルームがあった。
-
幾何学模様のステンドグラスも。
-
一通り散策を終え、タイル尽くしの家族風呂でひとっ風呂浴びて
夕食時間に。
夕食はお部屋食で超豪華!
建物見学だけでも十分満足していた私たちなのに、こんな贅沢していいのか〜!?
と、ちょっと戸惑ってしまったが;
有り難〜く頂くことに。 -
一品一品手が込んでそうな料理の数々。
数は多いのだけど、少量ずつなので最後まで美味しく食べれた -
飛騨牛のしゃぶしゃぶも。
-
珍しかったのは三種類の葉に包まれた焼き?寿司。
火であぶって温めてから食べる。
-
夕食後は例のタイル尽くしの卓球室で温泉卓球。
夜のバーも雰囲気があって素敵。
誰も利用してなかったのがもったいなかったなあ。。
更に夜の露天風呂へ行って就寝。 -
一夜明け、皆より一足早く起きた私は散歩と朝風呂を浴びに行くことに。
山の斜面に建っている湯之島館の散策道は9階の出口から出て1階の玄関まで続く。 -
朝の空気が気持ちいい〜、緑が気持ちいい〜散策道。
-
そして朝の露天風呂。
露天風呂は二か所あって、男女日替わりで交代。 -
露天風呂だけでなくもちろん家族風呂も入りに来た。
前日入ってなかった「銀嶺泉」へ。
-
浴室窓の上部にはアールデコ調のステンドグラスが。
-
浴室のタイルはベージュと青緑でまとめられていた。
-
-
そして朝食。
御飯がすすむおかずが盛りだくさんで朝から軽く3杯食べてしまった;
朝食後はサービスの珈琲を飲みながら皆でこの日のスケジュールを練った。 -
朝食の後、足湯へ。
緑の木々、斜面に建つ湯之島館の複雑な建物を眺めながらゆったり浸かる足湯は至福。。
-
-
そして前日にお願いしていた特別室を数室、見学させていただくことに。
雲井の間。 -
-
床柱にはこんなかわいいリスがくっついていたり、
-
蝉が彫り込んであったり・・大工さんの遊び心がうかがえる。
-
廊下の窓から見えた巨大な杉の木。
なるべく自然のものをそのまま生かし、建物が木を避ける感じで建てられている。 -
こちらは七重八重の間。
16畳の本間に15畳の控えの間がつく広々としたお部屋。
昭和天皇・皇后両陛下も泊まられたとか。
-
湯之島館の中でも最も見晴らしがよい場所に建てられた部屋だそう。
-
う〜ん、絶景。。
-
廊下の窓から見えるこの奥の茅葺屋根の建物、「春慶荘」へも。
宿泊客がおられたので無理と言われていたけど、私たちが見学に回っているころ、ちょうどチェックアウトされたというので見せていただくことができた。 -
「春慶荘」は客室の梁、柱、襖まで飛騨の伝統工芸である春慶塗で統一された部屋。
-
司馬遼太郎の「街道をゆく」でも紹介された部屋だそう。
-
-
驚いたのはこの部屋に付く内湯。
まず部屋からお風呂へと続く専用の長い廊下を行くとあった脱衣所はなんと床の間付き。
もちろん脱衣所も春慶塗が施されている。
-
脱衣室に備え付けの足洗い場。
-
そしてこれまた素敵だったのはお風呂。
檜造りの湯船の周りに張り巡らされたタイル。
これが今まで見たことのないような味わいのもので、ぷにょさんと共に思わず唸ってしまった・・ -
-
亀甲型のタイルの表面にはクロコダイル調?の型押し模様が入ってる〜
-
床のタイルも渋い!
天井は朱塗りのドーム状になっていたのだけど、これらのタイルが映えてとっても素敵なお風呂だった。
湯之島館では思う存分建物探訪して、貴重なお部屋も見学させていただき、タイル尽くしの風呂へ入り放題、タイル尽くしの部屋で卓球大会、などなど至福のひと時を過ごしせたのだった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 旅は人生の友さん 2013/02/21 01:05:42
- さすが〜素敵なタイルとコメント
- ここにもこんな素敵な建物とタイル、
まゆままさんの行く所は、私も感激する所なので、見ていて楽しいわ〜
22日から佐賀に行って唐津を見てきます。
まゆままさんの日記が大いに役立っているので楽しみ〜
又、寄ってみますね。
- まゆままさん からの返信 2013/02/21 21:06:12
- RE: さすが〜素敵なタイルとコメント
- 旅は人生の友さん
私も他の方のブログで初めて湯之島館のことを知り、
今回念願かなって行くことができてよかったです。
ぜひこちらもまた機会がありましたら宿泊してみてください〜
佐賀へ行かれるんですね、旅行記、参考になりましたらうれしいです。
楽しんでいらしてください。
-
- nakamasananiwaさん 2013/02/19 10:15:56
- ♪
- おはようございますw
いやぁ朝からええもん魅させていただきました、おおきにm
シェアさせてくださいね。
- まゆままさん からの返信 2013/02/19 22:34:38
- RE: ♪
- こんばんは。
朝から見て頂きありがとうございます。
朝から見るには濃すぎる(くどすぎる?)旅行記だったかもしれませんが・・
お楽しみいただけましたなら幸いです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
95